何から話しましょうか。まずは俺のことでしょうか。 俺は百田糸。26歳。メモリーブレインである。 メモリーブレインとは、故人が思い残した記憶を 受取ることのできる人間のことである。
虎が出たと警察に沢山の電話がなった。だがどれもトラ猫を見間違いしたものだった。それからおかしなことが起きる。
俳句か川柳かということにはこだわらず、破調も有りの短詩作品集とちょっとした小文による、個人誌のようなものです。
鹿のような馬のような山羊のような姿をした<ミラ>と旅人が世界の果てを目指す物語 彼らはなぜ世界の果てを目指すのか、世界の果てとはどこなのか 永久凍土、凍った湖、吹雪、短い夏、雪と氷の世界を舞台にした静かなファンタジーです。