拒絶
いくつもの目
いくつもの手
いくつもの脚
それらはみな私のものであり
私のものではない
私は見放されている、誰に?
私に、あるいは誰もかもに。
それというのも私は誰もかもなのだから。
私は本当は何も失ったことなどないのかもしれない私は何も得たことなどないのだから私は何かの残滓ですらなくただ無目的に広がりつづける虚無
万物万象には価値があり意味がある、ありすぎている、だから虚しいのだ、と私は私に説く、私はなかなか理解してくれない、私はやはり見捨てられている、私に見捨てられている、だがその私は分かっているのだろうか、すべては拒絶から生じたということを
すべてを拒絶するあなたは、愛そのものだ
拒絶