天使

天使

いとおしくそっと手を上げてみる。私の手に精霊が舞い降りてきて神の存在を教える。
これは美しく輝やく青き精霊の創造性が深遠に広がっていく精神の距離性。
私だけの天使はその不可思議な場所を教えてくれたのです。
私にもなんとなくわかる、その気高く厳しい神へと変身させる為の材料を啓示しようとしていた。
私にもそんなことくらいわかっています。
そこかしらに広がる無限の可能性があった。
私にいとおしくこの生命の根元の場所を教えたというのか。
そんな神の万象の創造性を信じることは、何て心をうきうきさせるのでしょう。
全くもって神は人間と同じ日常の次元に啓示の材料を用意していた。
「天使よ、来てください。」
私にはわかる。そうなのです。わかる必然性があるから、私にはそれがわかるのです。
ほらっ、私にも神の啓示の必然性が、不可解な方程式と共にこの地上に降臨するのです。
それが私にはわかる。あなたにもわかる。
何が、そう、天使がそこにたった今存在しているということを。
それが事実だとしたら、神による進化させる媒体は、御心のままで何の計らいもなくただそこにあるのです。
義理と人情の精神の道に、人間の完成への修業があった。
人間性が清らかに改心されていくなんて、若い精神の煌めきが爽やかに無心で発散していく。
そうした流れに、そうした美しい流動性にただただ感謝する。
私の若い細胞が何のこだわりもなく天空を自由に翔ける天性を持ち合わせる。
天使は私を不思議な旅に連れて行こうとしている。
光輝く天使と隣同士に並んで広大な宇宙をランデブー飛行している。
こんな事をして宇宙真理の核の中で遊び戯れたのです。
それを許したまえ。さあ、許したもう。
それが人間として悔い改めて反省する修道士なのだから。それが私の存在する意味なのです。

人を好きになることは何て不思議なのでしょう。人は不思議になってはいけないのですか。人を不思議にしてはいけないのかしら。
天使の次に不思議な人とは一体誰なのですか。それは私が好きになった人なのです。

私だけの天使、天使。その天使の慈悲深き愛が私を救ったというのか。
ええ、そんなことも確かにあるのかもしれません。
この救われた出来事は何もいつわりもなかった。天使が救済した心の許容性があった。
さあ、天使の奇跡に感謝します。ああ、感動します。
世界に1つの真実がありました。その真実がほらっ、ここにもう1つ、もう1つ。
そう、それは人間の世界には一人の天使がいる奇跡なのです。
そんなささやかな癒しが救済の物語になった。
私のほんの少しの努力で、この人生は全てが報われていくのです。

私は何に憧れていたのですか。何にも、人生に筋道なんてなかった。
ただただ天使という救い主に憧れていただけ。私にはまだそれをわからないの。本当にわからないとしたら、なぜなのですか。
天空にそびえ立つ山に棲む天使は美しき孤高でした。
青空に天使をそっと浮かべ、不思議、人生には未知なる憧れが、そこに、何かしらあるのです。
天使は未知なる知性で宇宙の外側への探検をしようする。
天使がときめきを、私に教えてくれていたなら。
地球を自転させた天使に感謝します。地球を自転させたのは、人間の姿をした天使なのではないかしら。
天使と私の問い掛けは地球の自転の優雅さにはなやいだ。
天使は地球の地軸に一筋の生命エキスを力強く与えたのです。
まさに天使は生命のエキスで地球の地軸を正常にして回転させ、人々を復活させようとしています。
人間により地球を俗物化してはなりません。
宇宙には何かしらの未知なる、奥深くから起動させようとする生命のスイッチがあった。
さあ、この大きな試練に打ち克つのです。
天使により地球の人々は見事に復活していく。
人間には様々な試練が起こるが、その度に天使は救ってくれるんだ。
救おうとする慈悲深い天使に見守られて、私は全人生を尽くしても絶対死なないのです。

私は、私の素粒子の核に近寄っていく。素粒子には何が起こっているのか。
ああ、私は天使に聞きました。そうなのです、私の中の素粒子にいきつくのではないか。
私は、自然の物質からできている。
私は、原素の記号からできているのです。
そして私は、原素と対話できるのです。
細部に神宿る私は、素粒子からできている。
私は、なんて不思議なのでしょうか。私は聞こえるか、神の声を。
私を愛しているのか。私はどんどん素粒子になっていく。余分なものを全てなくして軽やかになっていくのです。
天使に感謝していますわ。

天使

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  • 小説
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2018-08-25

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