―――ホフノーグ王国。 そこは【クライノート】と呼ばれる石に宿る【魔法】と【固有の能力】をもった人々が生きる5つの島からなる小国。 小さな魔法の島国はのちにマイレンシュタインの日と呼ばれる時を境にゲシュペンストなる異形の者達が国中に蔓延り、人々はある限られた条件下でしか生きられなくなった。 彼らに対抗するため、そしていつかの平和を願い魔法を司る王直属の政府機関widdeRにより発足された公認組織・プロタクトのもとへ光の導きによりやってきたのは、 ―――特異なことはなにひとつない、いたって普通の女子高生だった。