・ISM/秘密/命を賭けたアソビ/ノンストップサイコホラーミステリ ・ISMの開発者、顔のみえない男、クワ・ハルの正体を追って捜査を進めていく薫とマヤ。二人の前に立ちはだかるのは武装した四人の男たち、そして広域暴力団泰山会の武等派、石原。多くの秘密を撒き散らし、数え切れない人間を闇に葬りながら、・ISMは目的を遂げるべく、静かに稼動していきます。さて、生き残るのは誰か?・・・と言うお話はますます緊迫感をましていく後編です。どうぞじっくりとお楽しみ下さい。
・ISM/秘密/命をかけたアソビ/ノンストップ・サイコホラーミステリ。ゲームの名前は「・ISM」。携帯裏サイトに氾濫するこのゲームは自分で計画した犯罪の成功を条件に、世の中のあらゆる秘密を取得することが出来ると言うものだった。ゲームの敗者は自分のすべての個人情報を、あらゆる犯罪裏サイトで公開される。惨殺された女子高生を追う女性刑事、水越薫。サイトを追う彼女が出会ったのは・・・。タートルランズ・エスケイプ、日本版です。お話は微妙にコンバートされてはいますが、独立したお話としても楽しめます。ちなみに薫のパートナーになるのは、アメリカから来たあの子です。かなり長いので上下巻の発表になります。よろしければ最後までじっくりとお楽しみ下さい。
「和子」は、愛した「今井」とは結局父の反対で結婚出来なかった。しかし、一人っ子の和子は、子供が出来れば初孫で、父も結婚に賛成してくれると思ったが、和子と今井の間には子供が出来ることはなかった。ちょうどそんなとき、和子にお見合いの話があり、和子の父も乗り気であった。しかし、和子にとっては今井を忘れるには良い機会と思い、お見合いの相手と結婚した。 結婚した夫の名は「斉藤佑治」エリート社員で転勤も多い。そして生まれた子供が「裕也」 夫は裕也をとても可愛がっていたが、ある日から和子と裕也に冷たくなり、相手をしなくなった。 和子と裕也はなぜなのか不思議に思い、不安な生活を送ってく。そしてある日、佑治は和子に言った。「裕也は僕の子供ではない。DNA鑑定をした。今井の子供なんだろう!」と。しかし、今井との間には子供は出来ることはなかった。裕也は誰の子なのか。そして最後にどんでん返しが。
前作LITTLEから七年。 それは、――――の死から七年が経過したという事を意味していた。 都心の高等学校へ進学した麗太は、新しい仲間に囲まれ、どこか物足りなくも平々凡々な日々を過ごしていた。 一方、麗太が小学生時代を過ごした地方の街。 そこの高校進学を自ら拒否し、バイトに明け暮れる綾瀬も、麗太と同様に日々を過ごしていた。 しかし、過去の記憶は二人を離さない。 過去に囚われた少年二人の物語が始まる。 主人公達の高校生時代を描く「LITTLE」第2作目。
西暦1999年7月…兵庫県神戸市にある県立高校で特別授業が行われようとしていた。 それはブラフマンと言う男の暗示によってアルカナと呼ばれる超能力を与えられた生徒同士が神の座を賭けて戦うトーナメントだった。 何の力も持たない少年「走馬竜斗」は武術の達人である謎のゴスロリ少女「香夜姫」に誘われ、本当の強さを求めてその戦いへと挑んで行く。 だが、それは神となる事を仕組まれた少年「青海奏真」との対決を意味していた。 当時流行した世紀末的で謎に満ちた雰囲気。 初代のiMacやi-Mode、ポストペットやICQ等のガジェット。 初代ロードスターやインテR等のスポーツカー。 風見鶏の館、海岸ビル、有馬温泉等の名所。 AOIAや長田区等の地震の傷跡を残す廃墟。 そば飯やぼっかけ、神戸たこ焼き、高坂養鶏所の卵等のご当地グルメ。 舞台設定を活かす様々な要素が登場します。
家族みんなから望まれて生まれた、一人の女の子。彼女はちょっと不思議な力を持っていて、とにかく勉強が大大大嫌いでした。それなのに、何故か東京大学を受験することに――。興味も知識も経験も偏った一人の女の子の奮闘記。
すべての個人情報を消去してしまうタートルランズエスケイプ。それは、まったく完全に自由な新たなる存在になるために天才学者が遺した狂気のシステムだった。自由の女神のリバティー島で、ついに真相への第一歩が開きます。そして最後にはもう一つ、最大の急展開(!)を残しているのですが・・・・それは最後まで読んで頂いた方のお楽しみ、と言うことで。ニューヨークを舞台にしたサイコミステリ、完結の下巻です。
母親の死が原因で声を失ってしまった少年、沙耶原麗太。 父親の単身赴任を機に、母親と二人暮らしをしている少女、平井優子。 僅か小学五年生ながらも孤独に堕ちた少年と、同じく小学五年生の極々平凡な孤独を知らない少女。 相対する二人を軸に、物語が動き出す。 主人公達の小学生時代を描く「Remember me?」第1作目。
ある放課後の夕暮れ時、一人の女子生徒の飛び降り自殺の瞬間を、隼人は目撃してしまいます。 彼は知るのでした。 飛び降りた者が、自分にとって最も大切な人だったという事を……。 大切な人を守れなかった。 そんな主人公の、苦悩する姿や、個性豊かな人達との出会いによる成長を描いた。 そんな物語です。
「わたしを奴隷にしてください」 この一言がアキホの人生を変えた。 依存女子カリン。化物山男トウマ。冷徹美女サキ。世界存在ヒルコ。カリンに巻き込まれたことで、アキホの人生は一変した。 世界はそれほど退屈ではじゃないらしい。
赤い瞳――――― これは前世での血の色なのか、それとも前世の記憶を宿す大輪の華なのか。 日常に憧れ、非日常の暮らしを一部に持つ榊命。 高2の夏、同じ秘密を持った二人と秘密を共有する。 太陽のように眩しい高校教師、蓮見陽杜。月のようにどこか冷たい美しさを持つ藤家月音。 神社の失われた二体の狛犬 命たちに襲いかかる魔の手 そして現れた謎の男 全ては前世での愛に結びついていく―――――― 謎の深まる第二章です。
「明日、大事な話があるから」 告白を匂わせる一言とともに、ミナと別れたケン。しかし、翌朝教室に現れたケンは、黄金の鎧に身を包み、ミナのことを『姫』と呼ぶ。ケンの運命は、そして、二人の恋の行方は。二つの世界をまたぐ、剣と魔法のファンタジー。
主人公・煉人は、七夕の夜に出会った少女・まひめに身体を乗っ取られる。そのせいで煉人は刺激を受けることで振るった相手が欲するモノを体から産み出すという、打ち出の小槌そっくりの体質になってしまった。まひめを奪い返そうとする少女・御伽の暴力や、まひめの父親を名乗る男・蒼弥のつきまといをはじめ、さまざまな騒動に巻き込まれる煉人。トラブルは次第にエスカレートしていき、まひめに纏わる大事件へと発展していく――
幕末最大の暗殺事件、坂本竜馬暗殺事件をテーマにしています。 この事件にまつわる謎を土方歳三と陸奥陽之助(のちの外務大臣陸奥宗光)の二人が、敵同士ながら追うお話です。陸奥は事件当夜、現場から逃げ去った不審な女性を目撃します。それはある夜の偶然の出会いから土方が思いをかけた、深町小夜(ふかまち・さよ)と言う女性でした。彼女には秘密があり、それは当時の幕府機構の根幹を揺るがす大きな陰謀につながっていくのですが・・・・・ところでタイトル中にある「ソコワレ」の謎は、作中で小夜の正体から明らかになっていきます。なのでここでは「なんか変なタイトルだなー・・・」って程度に思ってもらえれば幸いです。もしよろしければ、幕末事件史を彩る最大の事件、その舞台裏にお付き合いください。
現代日本の地方都市で猟奇殺人事件が続く。松江公昭は犯人が実の父親であることを突き止める。松江家はみずからの寿命を削ることで術を使う。父の公則はあろうことか守るべき街の住人を食らうことで延命を図っていた。その事実を知って公昭は父を討つ。一ノ瀬雫那(いちのせ・しずな)という少女の手を借りて。彼女は松江家とは正反対に他人の命を奪って術と刀を使うのだった。二人は反目しながらも、それぞれの日常を守るために新たな事件を追う。 月は古くから不老不死を司ってきた。その月に願いが届けば不老不死をもたらす変若水(おちみず)が手に入る。それは天からの恵み。ただし天恵と天災は常につり合いが取れており、誰かが人為的に天恵をこえば同じ程度の天災が別の誰かに降りかかる。変若水が生成されれば大災害につながりかねない。
全国的に有名な自殺名所の崖「朝ヶ丘」。その崖の側にある土産屋の息子、和広。彼は画家を目指し高校生活を送っていたが、将来の不安で揺れていた。そんな高校三年生の夏休みの朝、彼は不思議な少女「美空」に出会う。その出会いは、過去と今の時計の歯車をかみ合わせるものだった。