とある少女が辿り着いたのは、白い世界。 何もかも失った少女は、白い世界を理解する為に、前へ進む。 「追憶の日々<暁の巻>」始動。 . どうも、はじめまして。 Unknownです。 今回はデビュー作。 不思議な世界を、緩やかに、鋭く描けたらいいなと思います。 では、はじまりはじまり。
例えばこの手を振りかざした瞬間に世界の何処かで僕の知らない誰かが死んだかもしれない。 例えば僕が「消えろ」と言った瞬間に世界の何処かで誰にも知られずそこにあった何かが消し飛んだかもしれない。 例えを言えばキリがないけれど、キリがないほどに可能性があるから。 だから僕は『神様』だと思った。 きっと僕は『神様』なんだと確信した。
拓海は、かつて母親が自分の愛する女性を殺してしまうという、恐ろしい過去があった。一緒に住む結城は、拓海のためにかつて自殺未遂をしたという過去があった。拓海は過去にとらわれながらも、ゆきと出会い生きて行こうと決心する。拓海の幸せを願う結城は、自分がもう拓海に執着していないことを証明するため、恋愛経験の少ない奈々子に声をかけ、恋をしているように拓海に見せるが、次第に奈々子に惹かれて行く。二人が自分の人生を生きるために、戸惑いながらも人を愛するストーリー。
2007年――榊原市で連続殺人事件が発生 全ての現況はとある男が成した60年も前の事から 大事な人を失い事件へと足を踏み入れた方丈緋真が見たものは一体なんだったのか