七五調の文体で書かれたお皿が主人公の短編の童話。童話風の作品ではなく純正の童話です。歴史も踏まえて書かれていますが、特に時代物という要素はなく伝奇性はありません。読後感の温かくなる様なハッピーエンドの作品です。
お化けが出ると噂の廃校に友達と探検しに行くと、謎の男と出会い、そして、悲劇にあう。生きるために強くあろうと藻掻く少年の話し
学院のイベントとして火の国にやって来たロイドたちは、もう一つの目的――ベルナークの武器の回収に向けてに準備を始める。 協力の為に夜の国からやってきた魔人族と合流して下調べを始めるが、武器を隠した場所についてマトリアから驚くべきことが伝えられる。 一方、アンジュの師匠であるフェンネルが弟子を思ってあることを仕掛け、ロイドは再び理性と欲望の戦いに臨む。
僕は今、どこにいるのだろう? カプセルのような狭いところに、手足を折り曲げてじっとしている。ほとんど身動きはできない。不思議と息苦しさはないけれど、光がないので今が昼なのか夜なのかもわからない。ただ、ぼんやりと暖かくて、なんとなく安心できる。 でも、僕はなぜこんなところに閉じこもっているのだろう?
短編です。通学・通勤時間にちょうどよいです。 光を当て続けないと死ぬ女の子と遭難しちゃってさぁ大変。見捨てて助けを呼ぶか、このまま二人で凍えるか。
真冬真っ直中に真夏の話ですみません。暖かいお部屋で夏に想いを馳せながらお読みください。楽しんでいただけたら幸いです。
私の名前は萩原喜美。いま三十五歳で、チェロの教師をもう十一年以上やっています。「ヨシミ」という名前は、確かに男には少し珍しいかもしれませんね。私の母は、生まれてくる子供が、女の子だと信じて疑わなかったそうです。男の名前は用意していなかったので、そのまま女の子に付けるつもりだった、喜美という名前を私に与えたそうです。……