自分でも気が付かないうちに、見えない力に流され翻弄される青年を描いたSF大河、第ニ部。人と宇宙と意識がある1点で交わる時、新たな扉が開かれる。
あっち側とこっち側2つの世界で少年は何度も死の体験をする。徐々に蝕まれていく少年の日常と【こっち側】。 孤独でどうしようもない、運命に少年は抗うことを決意した。
今夜も小気味よいディスクジョッキーのトークが炸裂し、電波をキャッチしたリスナーたちの笑い声が深夜の街にこだまする。十年以上深夜のラジオでカリスマ的存在を続けてきたパーソナリティ。今日は旅に行った話をしているようです。
死ぬ意味とは? 生きる価値とは? 自殺しようとする少女が命に危機に陥った時、彼は現れる。否定も肯定もしない彼の言葉に、少女の心はどんな決断を下すのか。