声
時間の停まった世界で、誰かがぼくを呼んだんだ。
呼吸することをおそれて
痛みに慣れることを覚えて
動かない時計の針を追いかけて
やまない雨のしずくを数えた
指先のぬくもりを忘れて
触れていた記憶を閉じ込めて
ガラクタの宝箱に手を伸ばして
消えてしまった鍵をさがした
見つからないことを願って
誰に願ったのかも忘れて
追いかけてきた誰かの声をきいて
はねる心臓が涙した
声
呼吸することをおそれて
痛みに慣れることを覚えて
動かない時計の針を追いかけて
やまない雨のしずくを数えた
指先のぬくもりを忘れて
触れていた記憶を閉じ込めて
ガラクタの宝箱に手を伸ばして
消えてしまった鍵をさがした
見つからないことを願って
誰に願ったのかも忘れて
追いかけてきた誰かの声をきいて
はねる心臓が涙した
声