舞台は、現代社会に似て否なる魔法社会です。 登場人物は、そんな世界で学生生活を送っている男女。 王国主神である光明神神官の男と転生を繰り返す女。 二人は和神神官の男と出逢います。 大学に咲いた桜の樹の下で。 話は、そんな三人が大学に入学したところから始まります。 それぞれとの係わり合いの中で、自分を認め、他人を認めるようになります。 一人ひとりの夢や目標、友情や愛情、親子や兄弟。 そして、音楽や文学。 とりとめない話をしながらお互いの関係を深めていきます。 神殿と学校を舞台にした彼らの日常と非日常。 その成長を見守る桜の樹が表題となっています。
都心の大学に通う切太(きりた)は、元同級生が自殺したと聞いて仲間たちと故郷へ帰る。故郷の退屈な町には当分帰る予定もなかったが、その同級生は薄情な主人公でもよく憶えている自信家の秀才で、自殺をするような人間ではなかった。どうしても引っ掛かる切太はどうでもいいはずだった故郷の町を調べ始める。
この小説は主人公華那(はな)が不幸な境遇に負けず頑張って子育てする姿を、華那に関わる人々の生き様を織り込み親子や家族のありようを交えながら書き綴られたものである。 幼児の頃親に捨てられた華那がやがて成人になった時引き起こしたちょっとした自転車事故から話は始まるが苦労のどん底で偶然に出会った縁がやがて華那の人生を変えていく。
希望の会社に就職をしたが、今と将来のことに悩み、学生の頃に 働いていたカフェに行き、そのころを回想するところからこの物語 が始まります。 早春のある日、『白い家』と「白いカフェ」そして、そこで働く 個性豊かな従業員たちとの出会いから始まり、それらから、様々な コトを学び始めます。 特に、この家に宿っている“霊”的なモノたちや建物そのものと のふれあいが、この主人公である学生に大きな影響を及ぼし、刺激 を受けながら少しずつ成長して行きます。勿論、このカフェの従業 員との出会いも彼に少なからず影響を与える。その中には、ほのか な恋もあるのかも。 お話は、1話から21話ですが、1話毎にタイトルを設けていま すので、1話に対しては15分前後でお読み頂けるかと思います。
夢を見ていたハズなのに起きたら忘れてしまった。そんな経験有りませんか? あなたが眠り、夢を見ている間に、あなたの夢をひっそりと守ってくれている者たちが居ます。この物語は、そんな護り人=【夢防人】たちのお話です。 毎夜、人間が眠りに落ち、夢を見ると形成される【夢珠】を夢防人のレンとジンが守護をしていた。ある時、仲間がやられたという報告と共に、都会から別の夢防人がやって来る。圧倒的な力の差に驚く二人はより強くなるため立ち上がる。 原作:夢☆来渡(1978生/三重県) イラストレーション:緋川和臣 (1979生/ 伊勢志摩・伊賀のイメージキャラのデザイン等を手掛ける)
絆・成長・葛藤・利己vs利他・宿命などなどをテーマに、一人の等身大の人間を描くダーク&シリアスなファンタジーです。 最初の出会いは、険しい山中の山道にて……物語は、ただの通りすがりに挨拶を交わした事から始まります。 一人世界を旅する女傭兵が出会ったのは、老学者とその弟子。 三人は何の因果の糸の所為か、やがてクルクルと絡め取られながらこの異世界で蠢く悪意に呑み込まれていきます。 女傭兵-彼女は何の目的で世界を巡るのか、老学者とその弟子はこの世界の悪意にどう立ち向かうのか…… その展開は、この物語の中にて!
S級犯罪者とでくわす夏休みを終え、学院は新学期早々にランク戦に突入! 強大な敵との戦闘をキッカケに強くなった『ビックリ箱騎士団』だったが、セイリオス学院にはすごい生徒がたくさんいた! 加えて勃発するのはロイドを中心に始まる女の戦い! 騎士の学院のバトルトーナメントと田舎者をめぐる女の子たち物語……です。 ※「章」ごとにバラバラにあげていたお話しを「第○話」でまとめたモノです。
時は西暦234年、諸葛亮は五度目の北伐を敢行し、司馬懿率いる魏軍がそれを迎え撃った。蜀軍は初手で馬冢原を確保するも司馬懿は息子の司馬師を使者に差し向けそれを取り返し、両軍は武功の平野で相対することとなる。互いに守りを固め睨み合いが続く中、諸葛亮は武功の麦を奪い、司馬懿は二万の援軍を得ることに成功する。兵力差で不利となった蜀軍は武功水を渡って後退し五丈原に陣取り、次の一手を模索する。秋風吹く戦場に、二人の名将が智謀を繰り広げる。
国立有川高校の今年の修学旅行は、なんと月に建造中の宇宙ステーションだった。 ちょっとだけ未来の世界で繰り広げられる、高校生たちの冒険と青春。ライトミステリーの青春SF風味、みたいな感じです。
その可憐な容姿にかかわらず、どうにもこうにも『アク』が強い変人である高校二年生、狸宝田優(たんぽう・たゆ)はある日、父が起こしてしまった自動車事故から、これまで続いてきた退屈であるものの、穏やかで平穏だった生活が一転し、地獄の苦しみを味わっていくことになる。 そんな彼女に、『ビック・チャンス』が現れ、運命の神様はいるのだと思ったあとに、実はそれまでの事件と彼女が起こした行動というのが、すべて、『対象者に、これは運命であり、これは私が進むべき道なのである』、と思い込ませるのを生業(なりわい)としている非合法集団、『FATE/FAKER』(フェイト・フェイカー)によるものだということがわかる。田優にその呪われた運命を押し付けた彼らを逆に雇うことにより、彼女は復讐を依頼することになる。実はそれは、彼女の母の死にもつながる『事件』でありーー。
生まれて初めて書き上げた長編小説です。 書いた当時は格闘技ブーム、自分も大好きでしてプロ・アマ問わず様々見ておりました。 なので選んだ題材は当然格闘技、できる限りリアル路線……ということで書いた作品になります。 至って普通の高校生の男の子が主役なので、血飛沫が飛ぶようなことはございません。 ご家族揃って読める爽やかな作品になっております。 ちなみに、どうせ書き上げたなら新人賞に応募してみようとライトノベル新人賞に投稿してみましたが、1次通過はしたもののその後落選致しました。 格闘技が題材は難しい、だとしても必殺技とか無いし地味、試合の描写多すぎ、 などと色々講評を頂き、その通りだなあと思ったものです。