茸の絵師茸酔は、木野がお城で知り合ったおばあさんから、蛇を嫁のようにかわいがる男の話をきいた。
江戸の町を「茸を暗いてそうろう」と旗を立て、茸の佃煮を売り歩く男がいた。
めまいを起こした茸。絵師、茸酔(じすい)が治してやるがーー
絵師の茸酔(じすい)は佐渡の医師にたのまれ、薬の本に載せる茸、植物、魚、鉱物などの絵を描きにでかける。そこで珍しい茸に出会う。
江戸時代、茸の絵師として活躍した男、茸酔(じすい)は、夜になると歩きまわる茸に出会う。全7回の読切短編第一回。
タワーマンションの最上階、66階に住むじいさんの家には茸部屋がある。