共生
苦しみを克服した先に光がなかったら
そんなどうしようもないことを考える
第一、苦しみは克服できるものなのか
克服ではなく、共生するものではないのか
俺は苦しみと共生している
何のために?
何のためでもない
苦しみに意味を求める人間がいる
だが俺はそんなものは求めない
俺は意味もなく苦しむ
そこに苦しみがあるから苦しむ
ただそれだけだ
克服できたのなら、それは大した苦しみではなかったのだ
意味もなく苦しむなんて馬鹿だ
そうだとしても、そんなことは俺にはどうでもいい
俺とこいつは腐れ縁なんだ
共生