自分の妄想をやっと小説にすることができました! 異世界系が好きな私が、主人公を異世界に転送させて様々な事を経験し成長させていく内容となっています。 おかしな表現などあるかと思いますが、沢山の方々に見ていただけたら幸いです。
息子が誕生日に車に轢かれた。夫婦のもとには追い打ちをかけるようにいたずら電話がかかってくる。電話の主は誕生日のケーキを予約したパン屋だった。彼は悪気があって夫婦を追い詰めたわけではなかった。だが、彼の思いもしないところで、夫婦を深く傷つけてしまった。
家庭を失った男が酔っぱらって、家財道具を一切売り払おうと思いついて庭にあらゆるものを並べてヤード・セールを一人で開く。客は誰も来ない。男はそれを何時間も眺めていた。そこへ一組の若いカップルがやってくる。
「僕」は退屈な街に生まれ、崩壊した家庭で育った。 嫌なことはたくさんあったし、少年時代の思い出はといえばほとんどが忘れたい思い出ばかりだった。大人になった「僕」が街へ帰り、ある「友達」と過ごした小屋を巡る。そこでの思い出は忘れたいものではなかった。でも楽しいものでもなかった。ただ「僕」にとってはとても大事なものだった。
「ついこの間まで、寒い寒いと思ってたのに、急に暑くなってきたな」「そうですね。特に課長なんか、直火焼きですもんね」「そうそう。直射日光が地肌に直接って、おいっ!」「すいませーん」「まったく、今時の若い者は…
小娘のエミラは大陸から遠く離れた小さな島国、ランバラルド王国で生まれ育った。幼馴染の王女ビーチェと共に平穏な日々を送っていたが、大陸で勃発した二国間の戦争が二人の日常を引き裂いた。東のアグレアか、西のジントラダか。諸国が両国の傘下に入る中、ランバラルドも選択を迫られる。国王は西のジントラダと共に東のアグレアと戦うことを宣言。ほどなくしてジントラダの政府から派遣された役人達が、国王へジントラダ王からの書状を突き出す。 『我々と共に戦うならば、その証として王女をジントラダへ引き渡すこと』 エミラはビーチェのお付きの侍女として、彼女と共にジントラダの王都、パルバタンへと向かうが…