近未来小説「 Neo Border - The near future -」

近未来小説「 Neo Border - The near future -」

The near future <仮想地球とラグナロク>002

Markは周りには珍しく、宗教や国籍、民族に固執しない、Capacity(キャパシティ)の大きな考え方をもっています。
おおらか、適当ともいえます。
ただ、人々がこの地球で、他の生き物と共に幸せに生きていくにはどうすればいいのかいつも考えていました。

「どんな国に生まれていたら彼女の夢はかなったのだろう」

彼はいくつかのSNSやブログ、ツイッターにかかわっていて、サイトもありました。
そこで今回の事件をきっかけに "あなたが国を創るなら" という小さなコミュニティをつくってみました。
パソコンの傍らで中東の少女の写真が微笑んでいます。(もちろん彼女のEmma Norbel (エマ)の写真もありますよ)

自分が今まで訪れた地域の人や、習慣、文化を紹介しつつ、多くの実体験から、 「こんな国だったらみんなが幸せに生活できる社会ができると思う」そんな夢を語り始めました。
それは実際いろいろな国をめぐった彼だからこそ、多くの人々の気持ちをつかんでいくこととなります。
そして国内はもとより、いろいろな国から少しずつメンバーがふえていきました。

やがてメンバーの中の、3DCG(3次元コンピュータグラフィックス)などに秀でたJohn Reeves(ジョン)が、
「せっかく理想の国を考えるなら、この地球自体を仮想空間に作り、そこに具体的に国を創っていくと、もりあがるんじゃないか」
そんな提案をこのコミュニティで紹介するとたちまち話が弾み、意外に多いネット、 コンピューター関係に精通しているメンバーたちが集まり、議論、プログラミングがおこなわれ、 簡易ではあるがコミュニティサイトのベータ版として "仮想地球(Globe of Virtual Reality)" がつくられました。

近未来小説「 Neo Border - The near future -」

近未来小説「 Neo Border - The near future -」

  • 小説
  • 掌編
  • ファンタジー
  • アクション
  • SF
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2015-03-18

Copyrighted
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