──日本全国の美術部がこぞって参加する美術の祭典・全国中学校美術部作品展にて、三年連続大賞入選を果たした少年がいた。 『文化の強豪』という異名を持つ、伝統ある城尾中学校。 その美術部で作品展三年連覇という輝かしい偉業を為し遂げた少年に憧れて、転入先の高校で美術部に入部した高坂夏美。 彼女は微かな絵の具の匂いが漂う静かな美術室で一人の男子生徒と出会う。 彼は圧倒的な才能に恵まれていたが、興奮する夏美を他所に虚ろな瞳で無関心に呟く。 「俺は自分の絵を公に晒せたりはしない」 傷付きやすい青春を駆け抜け、真っ白な心のキャンパスを彩っていく美術部青春コメディ、開幕。
ひとつ ふたつ。――それは、遠く、だれかと遊んだ童歌。遥かから聞こえる幼い声に、私は振り返った。 ……一匹の獣に誘われるように、少女はあの夜へと過去を遡る。
逆転裁判より成歩堂くんと真宵ちゃんのお話。本当はほのぼのした二人が好きなのですが、現実はこうなんじゃないかなって思います。 5までやっていること推奨です。もちろん、まだって方にもおすすめですし、これがきっかけで4とかやってくださったらうれしいかなと。
引きこもりニートの兼見耕也、23歳。一年ぶりに心機一転仕事を探しに外出したとたん交通事故に。目覚めると神様がいて、話を聞くとどうやらコーヤは手違いで死んだらしい。お詫びにチート能力を授かり、異世界へ行く事になる。その世界では奴隷もいるとの事なので、奴隷ハーレムを作りたいコーヤは喜んで異世界へ旅立つ。
(作者註:50作目を記念して、いつもより長めのお話です。ご用とお急ぎのないときにお読みください) いつの時代も外交官は危険と隣り合わせの職業である。まして、この宇宙大航海時代にあっては尚更だ。交渉する相手は生命形態からして我々と異なっており、爬虫類型、昆虫型、植物型、果ては何型に分類したらいいのかわからない場合すらある。 いや、どんな…
夜中にピチャピチャ音がする。驚いてキッチンに目をやると冷蔵庫から淡い光がでていた。近づいてみると幼女が手づかみで豆腐をむさぼっていた。そして俺に気がつくと「ワタシ、ホタル。アナタガタヲ タスケルノガ ワタシノシメイ」そう言い放った。 やがて、彼女は成長し……彼女の言葉の意味を俺は知ることになる。 ホラー企画『Town of the Dead』のトラキチ3版。
彼の1番になりたいが為に他人を押し退け消してゆく。 手に入れたものと失ったもの、そして彼女の最期とは…。 *失ってから気付くことってあるよなーって思い付きから書いてみました ありがち感ハンパないですが読んで頂けると嬉しいです。