「私」は彼女と一緒にいるのが当たり前だと思っていた
「だからぼくは、ありがとうを言わなくちゃいけないんです」
「ぼくは落ちていない。落ちたのは……」
「それから先輩は、オレの目標になったんス」
「あとで先生にこっぴどく叱られた。なんでだろうな」
ある日、転校してきた少女は吸血鬼だった。五 夏祭りの八月