この「黄金」を通して、自己の文学の創造による芸術活動の盛んを願います。 私たち藤光憂美也、明日彼方、苔石俊の三人で、作品の形式は問わずに美しい言の葉を積み重ね、この「黄金」を一つの最高芸術品にするように日々励みます。 皆さま、どうか私たちの作品をお楽しみ下さい。
宝石の様に輝くサファイアの瞳、過去、現在、全ての王様が愛した金色の髪、雪の結晶で彫刻された白くて美しい肌。そして君の人柄。僕は初めて君と出会った時から君に虜なんだよ。
絆・成長・葛藤・利己vs利他・宿命などなどをテーマに、一人の等身大の人間を描くダーク&シリアスなファンタジーです。 最初の出会いは、険しい山中の山道にて……物語は、ただの通りすがりに挨拶を交わした事から始まります。 一人世界を旅する女傭兵が出会ったのは、老学者とその弟子。 三人は何の因果の糸の所為か、やがてクルクルと絡め取られながらこの異世界で蠢く悪意に呑み込まれていきます。 女傭兵-彼女は何の目的で世界を巡るのか、老学者とその弟子はこの世界の悪意にどう立ち向かうのか…… その展開は、この物語の中にて!
車掌は振り返って言った「おやおや?またこのステーションに人が来るとは珍しい、先程もある若いお嬢さんを見送った所なんですよ。ようこそ、人と人の人生を繋ぐエニグマ・ステーションへ」
姫は死期を待っていた。けれども、同時に生きたい思いも捨てられなかった。 「姫の病、治せるよ。だって、姫がそう願ったから。」 ある日、そう言って彼がやってきた。