白と赤のTシャツ

 会社に向かうため最寄りの駅まで路地を歩いていると、目の前から白いTシャツの男性が歩いてくる。

手にはトートバッグを提げていだ。

この当たりに住んでいる人かな、見知らぬ人が歩いているのはそう珍しくないが、白いTシャツが目についた。

そして、僕はその男性とすれ違い、駅に向かった。


 残業で夜遅くなり駅から家までの路地は外灯が少なく、暗かった。暗い路地を歩いていると、目の前から男性が歩いてきた。

それは今朝すれ違った男性だ。

仕事帰りかな、ふと僕は男性のシャツを見ると赤色になっていた。

着替えたのかなと僕は思った。

そして、僕はその男性とすれ違い、家に向かった。すれ違いにざまに生臭い匂いがした。

白と赤のTシャツ

白と赤のTシャツ

すれ違う男性が朝と夜とでTシャツの色が変わるが…

  • 小説
  • 掌編
  • ホラー
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2016-09-10

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