育てたように、育つもの

これは一は全、全は一と言う話。

さて今日は、どんな話をしようか。

さて、前に五徳の話を書いたと思うが、今日の話も似たようなものだ。

「またつまらないこと書きやがって」と思うなら読まなくていいし、「ためになるので読みたまえよ」とも一応言っておく。
今日の話は、社会全体に向けた言葉だ。

心して聞くように。

育てたように子は育つとあるが、これは何も親だけを指して言った言葉ではないということにお気づきだろうか。
親とは、いわゆる出会う物、人、動物、植物、あらゆるもの全てだ。

一は全、全は一とハガレンでも言われているだろう。
一を裏切るようになれば、同じようにその物、人、動物、植物ら全ては君を裏切るだろう。
物は壊れ、人は裏切り、動物は君を嫌い、植物は枯れる。ある例で言えば、うちのメダカの世話を最近忘れやすくなったのだけど、これも裏切りの一つだ。やがて彼らは死に、あるいはお互いを食べあうだろう。

私は大急ぎで餌をやった。幸い水草を食べて生き延びてくれていた。

そう、生き物とは簡単には死なないのだ。だからこそ、大切に扱わなくてはならない
一度裏切れば、メダカが命の危機を感じたように、君やあるいは他の誰かに復讐するようになるだろう。裏切りの連鎖だ。

駄目だよ、と思う。

復讐は、駄目だよ。裏切られた君に言う。
ねずみ講を、君で止めたまえ。光の帝国と言う映画を知っているか。善意の波紋を産めとは難しくてあまり人に言わないが、これを読んだなら、せめて君の目の前の全てに誠実であってほしい。

どうしても離れなければいけないときは、正直に理由を話して、謝ることだよ。
裏切りは、怖いんだ。あるときは死を持って償うことになる。君だけの話じゃない、君が罪人を産むことも、罪を背負うこともある。
相手はね、君の真心を知らないだけなんだよ。だから言うんだ、五徳を尽くせよと。裏切るんじゃないぞと。

傷つけるのは誰にだって知らずある。生活圏の違いや性格、美的感覚や趣味の違いなど、全ては無理解から生まれる。
君は相手を深く知るために、気を長く持って相手を見極める必要がある。
ちょっと気に入らないと手を切っていると、限られた世界しか知れなくなるし、あるいは一人になってしまう。一人とは怖いもんだ。

君に何か夢中になれるものがあって、それを相手と語らいあえたら、それは素敵なことじゃないか?

タイプの全然違う二人が、それから友達になったり、恋人になったり、色んな出会いが待っている。

まあ私が言わなくても、今の世の中はマイノリティを超越したところにあると思うけど、要するに好き嫌いもいいけど、自分の好きな人は裏切るなよと言う話。
大事なものは守れ。

ただそんだけ。
今日の話はこれまで。

育てたように、育つもの

なんか思ったので。

育てたように、育つもの

今の社会には必要ない言葉かもね。そんだけ若い子たちには期待してる。

  • 小説
  • 掌編
  • 青春
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2016-09-10

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