11歳になった園は、奥嚙登山に挑戦します。5、20、22に登場した男の子です。少年の憧れと友情は、この先彼をどのような場所に導くのでしょうか。
上嚙島城を奪った盗賊・出海浪親は、いずれ天下を取ると宣言する。そんな浪親に、強敵・別所の軍が襲いかかろうとしている。
あらすじ:蟻螂はさらわれた妻を探すため、侍となっていました。力をつけ手柄を立てて、とうとう君主の娘婿となり、名を喜林義郎と改めました。そして今日、初めての軍議に臨みます。
前回までのあらすじ:蟻螂から穂乃を奪い去った出海浪親は、その後上噛島城の主となり、穂乃と夫婦になりました。一方、蟻螂は侍となり、大きな手柄を立てて、君主に気に入られたのでした。
前回までのあらすじ:荒和二年十二月、出海浪親は穂乃という女を蟻螂から奪い去った。穂乃を探すため侍になった蟻螂は、上噛島の城主を討ち取る。一方、浪親はその隙に城を奪い、城主となっていた。
登場人物が増えて人間関係も複雑になってきたので、相関図を作成いたしました。今まで読んできて混乱してきている方も、これからという方も、これをご覧になっていただければなんとなく分かるのではないでしょうか。
さらわれた穂乃を探すため侍になった蟻螂。初陣で友を失いながらも大手柄をたて、君主・喜林臥人の酒宴に招かれます。直接的には、(17)のエピソードの続きです。
あらすじ:出海浪親にさらわれた穂乃は、盗賊達の村で生活していた。ある日、浪親は村に近づく兵隊を追い払うために出陣するが、ひとり残された穂乃に魔の手が忍び寄っていた。 直接的には、(19)の続きのエピソードです。