あらすじ:勅命により一度は撤退したものの、八津代に再び侵攻する刈奈羅の軍。それに対抗するため、八津代の主、出海浪親は先の戦で両親と片目を失った少女の絵を配り、民の義憤を煽ります。両国の戦に乗じて刈奈羅を攻めようとする喜林義郎の軍にも、怒れる民が志願兵として参加していました。しかし・・・。
あらすじ:別所の侵略に対抗しようと、出海浪親は花村清道に戦で負傷した少女の絵を依頼しました。彼の絵は近隣国にまで配られ、それに心動かされた十三歳の少年、園までが志願兵に名乗り出ます。今回は、絵の作者である花村清道にスポットライトを当てました。
あらずじ:再び八津代への侵攻を始めた刈奈羅の別所沓塵。八津代の主、出海浪親は隣国の喜林義郎との同盟によって対抗しようとしますが、断られてしまいます。そこで戦でケガをした少女の絵を撒いて、人々の心に訴えることにしたのでした。
あらすじ:出海浪親の作ったビラに呼応して兵に志願した少年、園。彼はその生まれの良さ故に最前線に送られてしまいます。
出海浪親の送った同盟の使者は、古実鳴の喜林義郎のもとに到着しました。一方八津代では、浪親の執事である川照見盛継が志願してきた園の処遇を考えています。
大国、刈奈羅の侵攻に備えるため、八津代国の主である出海浪親は、刈奈羅との戦で犠牲になった少女の絵を刷って国中に配りました。その絵を見たことが、村に住む二人の少年の運命を大きく変えることになります。今回登場するさちと冬彦は、20と22でも登場しています。
あらすじ:別所に対抗するため、出海浪親は同盟の使者を古実鳴に送りました。使者の帰りを待つあいだ城下を歩いていた彼は、戦で親を亡くし片目を失った少女を見つけます。
あらすじ:一度は帝を立てて兵を退いた刈奈羅の別所でしたが、八津代に対する野心は消えていませんでした。まだ戦の爪痕の残る町を、出海浪親は歩いています。