空色凪

空色凪

フリーズ51 シ小説『ミナしゴくう』

フリーズ51 シ小説『ミナしゴくう』

死ぬのが怖い。帰るのがコンナニモ怖いだなんて

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  • ホラー
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フリーズ52 Last First Cry

フリーズ52 Last First Cry

命なんてこんなものだ。研究室に沈黙が訪れ、装置が起動した。 『終末プログラム起動』 私を閉じ込める装置にはその文字が表示されていた。…………旧人類の残した禁足地へ。政府が入ったら死ぬと告げたその地へと歩む少年に世界の真実が立ちはだかる。

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  • 全年齢対象
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フリーズ53 フィニスの先へ

フリーズ53 フィニスの先へ

人類は確かにここ、東の果てに楽園を創ったようだ。 扉の先には、美しい園が広がっていた。その絵はまさにミレーの『春』のような輝かしき絢爛だった。遠く、樹の木陰で本を読む少年。花が咲き誇る庭を散歩する乙女たち。彼らは僕と同じなのだ。彼らは僕がやってきたことに気づいていたようだ。少年は本を閉じ、乙女たちは手を振ってきた。…………涅槃脳。私を僕を、神や仏にしないで、悟らせないで。

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フリーズ54 零という確率の丘を越えて

フリーズ54 零という確率の丘を越えて

FF零式、永劫回帰

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フリーズ55 失楽園

フリーズ55 失楽園

彼らの姉も弟も、最後から3番目の天使だということを、まだ知らないのだ。/// 花が散る。全称は神の夢にも映されることなく、花が季節を彩るように、枯れ葉のように散っていく。

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  • 掌編
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フリーズ56 二人目の僕へ

フリーズ56 二人目の僕へ

シリウスは一等星だ。眩しい青い光を煌めかせて夜空に咲くシリウスを見る度に、その星に纏わる君という神話を想って僕は泣く。冬日、夜の公園で見上げる満天の夜空から来る孤独でさえも、君の愛が僕を温めて、生かしてくれるから。

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フリーズ57 ヴェーダの地とを繋ぐ者

フリーズ57 ヴェーダの地とを繋ぐ者

死は詩より出でる。アスラに殺されかけた日より、諦めてたまるか。私は今ここにいるのだ。

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フリーズ58 散文詩『病花』

フリーズ58 散文詩『病花』

散文詩の求める色香や音調のために、流離う離縁の求道者らは、せめて手向けに奏でるその心臓の音を止めずに、さぁと合図して海底へと身を投げ打つのです。 狂えるほどに、Cruel。

  • 自由詩
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フリーズ59 BYOUKA

フリーズ59 BYOUKA

忘我の日、否、この言葉ではない。我(アートマン)を忘れ、宇宙(ブラフマン)と一つになった日を言い表すべき言葉は他にある。終末日、世界創造前夜、涅槃。これではない。そうだな。ニブルヘイムへと遊泳する天上楽園の乙女らのように柔らかく、輪転する火がすべて搔き消えるが如く静かで、凪いだ渚に時流の断絶が映るように虚しく幸せだったその日に抱いたクオリアを伝えることのできる言の葉など、記号などもはやない。だが、我らの永遠神話を語ることはできよう。 これは終末と永遠の物語。

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フリーズ60 歌集『病花』(入院中に作曲した歌)

フリーズ60 歌集『病花』(入院中に作曲した歌)

  • 自由詩
  • 掌編
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