吾はとうとう家の柿の木にたどりついて、実の中に閉じ込められた。その柿の実がもがれ、どうも干し柿にされそうだ。吾の運命やいかに。
吾は昔住んでいた家の近くで、屋台のおでん屋でこんにゃくを食べていた。モンサンミッシェルで採れたコンニャクイモからつくったそうだ。隣に座ったのは昔飼っていた猫だった。
厄神の少女ルルとTOKIの世界の使いらしい男、逢夜が何らかの原因で世界にあふれてしまった厄の究明をするSFが混ざるお話。 そしてルルは逢夜に恋をする。 逢夜に近づきつつ、電子化された世界のシステムエラーを見つける事ができるのか?
禁断の果実は無花果だった。カエルとナメクジと蛇が守る無花果の木、そこは妖精たちの生まれる世界。その世界に足を踏み入れた吾。
酒を飲んでいると、女やもりと男いもりが天井から落ちてきた。女やもりの亭主は、カマキリに惚れて家をでて、隣に住んでいるという。