実の父に身体を売る姉と、実の母に「バケモノ」と呼ばれ監禁される弟。私たち家族は、壊れていた。――よるはひとりでいなきゃいけないの。かみさまがくるから。
国立大学の医学研究所に一通の申立書が届いた。それは産婦人科村上研究室にて人道から外れた実験をしているという密告書だった。――村上室長は天使を創ろうとしている。村上室長を止められるのは私しか、裁けるのは私しかいない。私は村上室長のことを愛しているから……。
「大体、ロープ持って行ったって真琴は縛り方知らんだろ?」 「ううん、僕が縛る方」 「真琴もとんでもないのに惚れちまったな」
緑の香りというものがこんなに芳しいのだとシャルと呼ばれた少年、愛実は知った 部屋の窓を開け放つと麗らかな陽気に照らされた庭の草木が輝いている
続編です。 みなみとあかねが妹になり、一緒に暮らしてからの後日談になります。 その後、どうなったのか楽しみながら読んでください。
酔っ払いが起こした茶番劇!主人公の酔っ払いは間違ってCDプレイヤーを大音量で流してしまったからさぁ大変!外にまで聞こえて滅茶苦茶のカオス状態。しかし、そこには嬉しい出会いもあるようで。 読者の皆さんへ。お酒は二十歳になってから!!飲酒運転もしないように!!
夜の街をなんとなく歩いていた男、荒井悠大。チンピラたちに絡まれながらも何とか撃退し一件落着。しかし、この件をきっかけに大きな争いが起ころうとは、まだ誰も知らなかった。 アクションシーンあり、ドキドキシーンあり、恋愛あり(?)の物語。是非お楽しみください!
昭和8年から始まる物語で、軍人が日本を掌握していた時代、神戸の遊郭を営む尾山晋太郎。 地元の基地の軍人合田重吉と丸菱銀行の頭取金子の二人は、サドの仲間で大阪の老舗の材木問屋檜屋の美人姉妹に、目を付けて自分たちの 遊びの道具として、自由にしようと色々な手立てを講じて、華と幸を手に入れる策謀を巡らせる。