【生きる理由。教えてくれたのは、あいつでした】 親に捨てられ、施設で育った主人公は大人になり自由になっても、生きる目的を見出せずにいた。無為に日々を過ごしていたが、あることをきっかけに世界は色を帯びはじめる。
【少年は怒りを日記に綴り、何を思うのか。】 少年はごく普通の小学校三年生。だが、ある時から隣の席の男子に嫌なことをされるようになった。あまりにも理不尽な仕打ちに少年は激しい怒りを覚えながらも、力不足により反撃が通用せず、もどかしい気持ちでいっぱいだった。それならば、せめて隣の席の男子が少年に対して行った数々の悪行を書き残してやろう、ということで、少年は日記を書き始めた。しかし、そうしているうちにも、少年を取り巻く状況はどんどん悪くなり、ついに彼はある決断をすることになる。
【紅の恋歌】 生きること、そして命の無常さを自分なりの言葉で表現してみました。 短いですが、読んでいただければ幸いです。
『君はただ、君だけを肯定しさえすればいい』 「運命愛、ニーチェの受け売り?」 「いいや、違うさ。ただ、知ってほしくて。運命の人も、親も、親友も、子どもも、君のことをどこまで行っても完全には理解できない。人は人。でもね、君は君なんだ」
人生は冒険か。真理を求める冒険か。意味を求める冒険か。幸せ求める冒険か。果てには死だというのにも、人は生きてく考えもせず。 何故生きる? 死ぬ理由がないからか? 金がほしいか、腹が減ったか、女は欲しいか、権力欲しいか。眠れ、寝たい時に、認められて、有名になり、自己の存在意義を噛み締めて。 それで本当に満足か? それがお前の生まれた意味か?
高校1年生になった高遠伊織は入学式で留年した1つ上の先輩・佐倉那穂と再開する。中学時代からの顔見知りで、伊織は那穂に密かに想いを寄せていた。想定外の再開から同じクラスになった2人は流れで行動を共にするようになった。普段の生活の中で見え隠れする那穂の留年の秘密を知りたくて伊織は那穂の周りの人物から情報を集める。《完結作品》