世界が感染病でゆれています。そんなときまたあらたに人ってなんなんだろう?と考えてしまいます。前方には急カーブがせまるのに、猛スピードで走ってきたのかなって。スピードを落としてゆっくり行けばいいものを。
東京都宇土川区を舞台に老人たちの果てなき冒険を描いた野獣派リアル小説。
普通の人たちが普通のことをしている、そんなお話をたくさん書きました。奇をてらったお話は一切ございません。刺激もスリルもございません。 懐古、親近感、そういったものを感じていただけたら作者冥利に尽きます。