2022年8月ぺらっとふぇす夏へ参加した作品の再録です。 猫宮ゆりの一次創作小説新作『はまなす記』の番外編で、不登校の少女がオホーツク海沿岸の曾祖母の家で過ごす夏休みのひとこま。『はまなす記』は現代もの短編小説・2022年11月5日第四回紙本祭(オンライン同人誌即売会)にて発行予定です。掌編『海鳴るまちへ』も関連作です。
2021年11月ペーパーウェル07へ参加した作品の再録です。 猫宮ゆりの一次創作小説新作『はまなす記』の番外編で、不登校の少女がオホーツク海沿岸の曾祖母の家へ向かうひとこま。『はまなす記』は現代もの短編小説・2022年11月5日第四回紙本祭(オンライン同人誌即売会)にて発行予定です。掌編『クリームサマー』も関連作です。
「家族を助けてくだされば、この身を捧げます」 桜降る、とある春の日。 凶賊の総帥であるルイフォンの父のもとに、貴族の少女メイシアが訪ねてきた。 凶賊でありながら、刀を振るうより『情報』を武器とするほうが得意の、クラッカー(ハッカー)ルイフォン。 そんな彼の前に立ちふさがる、死んだはずのかつての血族。 やがて、彼は知ることになる。 天と地が手を繋ぎ合うような奇跡の出逢いは、『di;vine+sin;fonia デヴァイン・シンフォニア計画(プログラム)』によって仕組まれたものであると。 出逢いと信頼、裏切りと決断。 『記憶の保存』と『肉体の再生』で死者は蘇り、絡み合う思いが、人の絆と罪を紡ぐ――。 近現代の東洋、架空の王国を舞台に繰り広げられる運命のボーイミーツガール――権謀渦巻くSFアクション・ファンタジー。