『ヒーローごっこ』

麻真潤

運命をぶち壊して
アタシの全部あげるから


『ヒーローごっこ』


こんなに誰かを好きになるのは
もう二度とないなんて戯言
どうしても好きだけど
どうしても無理だった

貴方の日常にアタシは居なくて
アタシの日常は貴方に侵されて
助け出してくれる誰かは
きっと願う人じゃないから

アタシが悪役だってこと
いつまでも気付かないふりしてね
そうじゃないと本当に
悪いことしちゃいそう

誰かのヒーローは決して
アタシのヒーローにはならない
ヒロインの座には彼女が居て
アタシは枠の外で悪ぶるの

奪う奪わないなんてもう
そんな次元の話じゃないから
ひたすら好きと繰り返して
慈悲を求めるだけなのです



『奪う側が奪って欲しかったなんて喜劇ね』

『ヒーローごっこ』

『ヒーローごっこ』

  • 自由詩
  • 掌編
  • 恋愛
  • 全年齢対象
更新日
登録日 2019-07-26

Copyrighted
著作権法内での利用のみを許可します。

Copyrighted