『綺麗な別れ方 』

麻真潤

どんな風に愛し合うの
貴方の後ろに誰かの影


『綺麗な別れ方』


後ろめたくないと恋じゃない
そんなアタシを冷たく見てたくせに
誰だって蜜の味が知りたいのね
分かってるつもりだったけど笑える

どんなに可愛いブラを着けたって
結局見てもくれてないでしょ
明るい部屋で抱き合っても
覚えてないってほんと

我儘を言わないのは従順だからじゃない
叶わない望みを口にしたくないだけ
無駄なことは省きたいのに
無駄なことほど愛しいの

貴方と無駄なことがしたかった
誰に笑われたって笑い合いたかった
愛してるって首に抱きつきたかった
行かないでって背中に縋りたかった

今じゃ夢でしか愛されないなんて
実際愛されてたかも分からないのに
物わかりのいい女という称号は
最高に無駄で最高に馬鹿げてる


「それでも好きだったから、さよなら」

『綺麗な別れ方 』

『綺麗な別れ方 』

  • 自由詩
  • 掌編
  • 恋愛
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2019-04-06

Copyrighted
著作権法内での利用のみを許可します。

Copyrighted