あな恐ろしや 春消えて すでに暑き夏の始まり/新作俳句

〔春夏秋冬〕でなくて、この頃は〔冬夏冬夏〕の二季になるのではないかと心配。

 冬蛙 目覚めてみれば 夏の池

 冬桜 散り舞合わす 春の雪

 哀れなり 人の命の 短き春は

 春風に 誘われ開く 乙女花

 誘われど 蕾も難き 遅咲きの花

 知らぬ間に 梅を枯らすは 赤首の虫

 咲き誇る 桜と見紛う 枝垂れ梅

 寒暖差 咲くに迷うや 梅の花

 慌てずとも 咲けや桜よ 旅立ちの時期に

 山茶花の 散るのも待たず 梅は開いて


 ❁今年も早く咲きそうな桜さん、カミキリ虫に注意してね。
  (いずみ)

あな恐ろしや 春消えて すでに暑き夏の始まり/新作俳句

あな恐ろしや 春消えて すでに暑き夏の始まり/新作俳句

  • 自由詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2024-02-17

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