梅雨晴れとまではいかなくても、 太陽のポカポカ陽気というのは気持ちの良いものですね。 今回はちょっと路線変更してほんのり系を書いてみました。 ほんとはキライなんですけどね、日光(^^;;
作者の習作の一つです。 描写と説明の使い方がわかっておらず、調子に乗って書きまくっていたところに 友人からありがたく指摘されました。 今作は描写を意識して書きました。
小学5年生の時、転校生の山口さんに恋をした。でも、内気な僕はまったく話しかけることができなかった。自分に自信が持てない僕が唯一、誇れるのが音楽の授業で演奏するリコーダーだった。大好きな曲『スカボローフェア』その曲とともに僕の思い出がよみがえる。
生まれつきの障碍があり、人見知りで奥手の性格の美緒。両親とひっそりと暮らしてきたが、ある日実家の火事で、家も両親も失ってしまう。そんな美緒にプロポーズしてきたのは、伯父の部下である直樹。直樹もまた、心の底に癒えない傷を抱えていた。互いの事を何も知らずに結婚した二人。けれど、一緒に暮らすうちに少しずつ二人の間に温かいものが生まれていた。ある日とうとう、直樹の過去が美緒に伝わってしまう。その時に美緒が取った行動は…。