王位を継承した「ぼく」は王家の慣習と仕組みに辟易した毎日を送っていた。そんなある日、自分と瓜二つの「影武者」がやってきた。それを見た「ぼく」は悪巧みを思い付く。だがそこには別の企みがあった。
梅雨入りのころ。剣護はある人物を待っていた。一方、同級生の言葉により、傷ついた真白は――――――。
一応、韻文に分類していますが、自信はありません。自分的には韻文よりの散文ぐらいに思っています。不出来ですが、風呂に入っている時に思いついたので書いてみました。
朝の日差しは夜との決別。 それは新しい命の誕生に似た、恐怖感。 重い宿命と罪を背負う「紅い魔女」紅我 煽(こうが せん)と、 その使い魔となり「無人の境眼」を通して繋がる影平 流(かげひら ながれ)の戦いや『無人=独り』と言う恐怖からの『二人の愛』の行く末の物語。 人々の情動を揺るがす、奇術師――――。白い感情と、黒い予知。 二人は日常の倦怠を非日常的スリルで融解する。