パリの惨事。どうしてよいかわからなくなりつつあるみたいですが、必ず解決の方法があると思いたい。
第14回 江古田文学賞落選作。亡父が遺したメモをもとに、想像(妄想?)で戦後から現代までを短編に押し込み、その時代を生きた人物(父)を描こうとした作品になります。
「ねえねえ、六平太、また忍術見せてよ」そうせがんできたのは近所に住む御家人の長男坊、松之介だった。六平太は一瞬自尊心をくすぐられたが、思い直してかぶりを振った。「だめだ、だめだ。忍術は見世物じゃない。それより剣術の稽古をつけてやろう…
寒い日には、紅茶が飲みたくなります。
ものが死んでいく虚しさに苛まれた男の、独白と再生を書いた短編。