これは大事件なのです!
大変ですよ!
「大事件なのです!呈朔!!」
「何だ、殺人か」
「んー。そーゆーのじゃないけど大事件!!」
「うっせーな、ちっとは黙って飯食え、メシを」
「はぁーい」
あ、はじめまして!僕は小太郎と申します!もしかしたら小太郎を知ってるよっ、って方もいらっしゃるかと思われます!
「居るわけねーだろ。俺ら初出だぞ」
ぽかっ
「いったいじゃないですか!!」
すまねぇ、俺んとこの小坊主が、ん、ああそうだったな。
「大事件について、」
だったな。小太郎が言うに・・・まぁ、んの前にここの世界の話をしとくか。
ここは150位の国からなっていて、もちろん人も動物もいる。
「が、しかし」
『そうゆうのじゃ無いものも居る』
「居るーっ!!」
ったく・・・。そいつらは人や動物、要するに自分たち以外すべての生物を主食としていてな、実際に現在の人類はそいつらのおかげで衰退の一兎を辿っているんだ。
そいつらの名前?
奴らは
「アビス」
まぁ色んな名前で呼ばれているがな、俺んとこはこうだ。
すまない、はなしを戻そうか。
そうして日に日に人類が減って行く中奴らは突然現れた。
奴らはアビスをどんどん浄化していき、等々人類の方がアビスよりも多くなる日がやってきたんだ。
が、
「しかし」
「アビスは進化しはじめる。」
突然現れた奴らはどんどん数を減らし、対には一人としていなくなった。
『フフッ、アハハハッヒーッ!!面白いね、ねぇ?ウェルミス?』
『はぁ、左様でございますか。』
『ウェルミスったら相変わらず無愛想っ』
『いえいえ、決してそのようなことはございません。私は貴方様が喜ばれる時、貴方様が 悲しみにくれているとき、常に同様の感情を持ち合わせて下りますよ。』
『ウェルミス、、、そうか、、、、、』
『・・・。でもきもい』
『承知しております』
『自覚積みとかっ・・・まぁいっかー。僕は僕のお友達を使ってこの世界を貰うためにや
ってきたんだものね。』
『此処からは壮絶な戦いが待っているとご覚悟なさいませ』
『わかっている。僕は勝つから。絶対にね、』
日を追う事にどんどん増加、繁殖していくアビスに等々世界各国の軍も力を奪われ、もう誰一人アビスと対等に戦おうとする者は居なくなった。
そしてまた、奇跡が起こった。
奴らの組織名
::クルセイダー::
十字軍と名乗る者達が現れたんだ。
そのもの達はたった10人で世界中に5兆匹いると推測されていたアビスを三日で四兆、五日で3兆匹にまで減らした。
一人は雷を司る者
一人は祝福を司る者
一人は死を司る者
一人は海を司る者
一人は争いを司る者
一人は風、導きを司る者
一人は予言を司る者
一人は知恵を司る者
一人は愛と豊饒を司る者
一人は時を司る者。
そいつらはどんどんとアビスを浄化し、それから200年余りの安定が保たれた。
「おーい!呈朔ー!!そんな昔話置いといて早く行かなきゃまにあわないよー!!」
「おお、もうそんな時間か、小太郎先行ってろ、俺は戸締まりしてから行く」
「しっかたないなぁ~!じゃあさきいってるからねー!」
「うーっす、」
「あーっ!もうやっと来た呈朔ー!!」
「遅いですよリーダー」
「あら、今日も良いオ・ト・コ❤」
「リーダー、お手合わせ願いたい。」
「おにーちゃん遊んでー」
「あ、ていさーこの書類目を通しておいてね」
「おい、ていさ。肩揉めや」
「てっちゃぁん、今夜私空いてるけど、どう?」
「ダメですよ公共の場で、貴女は一体何を考えているですか」
ガヤガヤガヤガヤ、ガヤガヤガヤガヤガヤガヤガヤガヤ
あぁー賑やか。
あ、言い忘れていたが、俺はクルセイダーの
「リーダーをやっている。」
どうか俺達が護れなかった地球の破滅までの話を聴いてほしい。
雨が、、雨が降っているよ。
「ねぇ、クロイツ。私また貴方に会えるかな。輪廻の時を幾度か廻ってまた、」
逢えるかな。
ねぇ、クロイツ。貴方も同じ気持ちだったら、
「嬉しいなぁ」
これは大事件なのです!