舗装の悪い田舎道を、そのバスは走っていた。乗客はカニ・栗・ハチ・石臼である。今しも、バスガイドの格好をしたサルが、マイクを片手に案内を始めた。「え、みなさまぁ。本日はぁ、おとぎ観光バスをぉ、ご利用いただきぃ、まことにありがとぅざぃまぁす…
以前、友人よりこのタイトルでなにか話を作ってくれということで書いたものです。どうぞ読んでやってください。 なお、この作品は小説家になろう様でも掲載させていただいています。
宮野翔吾は果たされない約束を胸に満たされない日々を過ごしていた。そんなある時、友人の誘いで参加した飲み会でかつての友人、長谷川紗季と再会を果たす。当時、翔吾は紗季に淡い恋心を抱いていた。しかし、その想いも約束も叶うことはなかった。紗季と再会を果たした翔吾は、再び紗季への想いを募らせていくが、幼馴染の真衣奈の気持ちを知り、彼の想いは揺れ動く。 移りゆく季節の中で繰り広げられるふたりの物語。その先にある紗季の秘密と果たされなかった約束。全てが結末へと動いていく中で翔吾がとった行動とは……? これは約束をテーマにしたある青年のひとなつの物語。 この作品は僕の地元、富山を舞台にしています。これを読んだ方に富山を知ってもらいたいという思いを込めて書き上げました。拙い作品ですが、読み終えた方に読んで良かったと思っていただければ幸いです。 なお、この作品は小説家になろう様でも掲載しています。