酒井次郎と、恭子は超高層ビルのペントハウスに招かれた。 その豪華な建物の窓からは赤く輝く夕日がユックリと沈んでいくのが見える。始めてみる、美しい夕日に感動しながら涙する二人。この先二人の未来は順風満帆に見えた。しかし二人に起きる突然の不幸は、この物語の終わりの始まり、そして幕開けとなる。
悪い事をして指名手配をされる犯罪者たちの中でも、抜群に悪く、抜群に強い連中――S級犯罪者 その中の一人に数えられる、通称『イェドの双子』の片割――プリオル 突如としてロイドくんの前に現れた彼が話すことは意外に重要な事だったり…… そして同時刻、マリーゴールドの家に現れたのはこれまた『イェドの双子』の片割――ポステリオール 夏休みを楽しむ学生の前に姿を見せた世界最悪の犯罪者たち――彼らの目的とは?
やあ!ぼくはアヤタカだよ! そろそろ夏が近づいてきたみたいだね、 そろそろ制服が熱いや。 この学校の制服は指定シャツの上に制服の真っ赤なローブを羽織っていてね、 ズボンやスカートは個人の自由なんだ! ローブが……なんだろう、 うまく言えないんだけど格好良くてね、 騎士の服に付いているような使いどころのない布とかが垂れ下がっててね、 とにかく格好良いんだ! 口下手でごめんね!
やあ!僕はサイオウ!みんな、僕の名前の読み方は覚えてくれたかな?アヤタカじゃないよ?今回は説明も無いし短めだから読みやすいと思うよ!ところでまえがきって何なのかな?分からないうちはうかつに手を出せないや!ははっ!