殺人の構図

殺人の構図

杉山 実

再会

 集 合 の 構 図

                       作    杉 山  実

                   1
「嬉しいですね、休暇貰って、蟹ですよ、蟹、佐山さん本物食べた事無いでしょう?」
「野平、少しは静かに出来ないのか?」
山陰本線の特急「きのさき」の車内で静岡県警の佐山次郎と野平一平は、はしゃいでいた。
新田美優に招待されて「お世話に成ったので、山陰の味覚を堪能して頂きたいのです」の誘いに二人は久々の休暇を貰って山陰までやって来た。
「美優さんに会うのは、一年半振りですね」
「そうだな、声は元気だったな」と佐山が言う、続けて「綺麗に成っただろうね」
「前から可愛かったから、ボブの髪が素敵だったです、僕惚れちゃいましたから」
「お前は誰にでも惚れるじゃないか」
「そうでしたか?」と惚ける一平だった。
「佐山さん、雪ですよ、雪」
「静岡では降らんからな、富士山の雪位だから、一面の銀世界は格別だな」
「スキーしたく成りますね」
「一平は滑るのか?」
「僕はこう見えても、滑れません」と笑った。
「滑る様には見えん、わ」
相変わらずの漫才トークをしていると、電車は豊岡駅に到着した。
迎えに行くから待っていてとメールが着ていたから、二人は改札に向かった。
「田舎ですね」
「そうだな」
空は曇りで暗いのだが雪の影響で結構明るく思えた。
改札の向こうで手を振る女性がいた。
「あれ?美優さん?」一平が言ったら「新田さんだよ」と佐山が言った。
「こんにちは、ご無沙汰しています」と美優が微笑みながら会釈をした。
「今回はお招き有難うございます」と佐山が言うと「こんにちは、美優さんって一瞬判りませんでした」美優のボブの綺麗な髪を想像していた。
二人にはセミロングの美優は想像外だったのだ。
可愛さから綺麗に変わっていたから「綺麗に成られましたね」と佐山が言うと「恥ずかしいです、綺麗だなんて言われると」
「でも綺麗ですよ」と一平が言った。
「行きましょうか、車あれです、」と指を差した。
ワンボックスの車の側面には「民宿 新田」と大きく書いて有った。
車に乗り込む時に一平が佐山に耳打ちで「今度は、本当に惚れそうです」と言った。
佐山は一平のお尻を叩いたのだった。
「寒いでしょう」美優が心配そうに言った。
「静岡は暖かいですからね」
「お兄さん達も元気ですか?」
「はい、子供も出来て東京の貿易会社に勤めています」
「海外にも行かれるのですか?」
「殆ど国内みたいですよ」
話を少ししていたら雪道を車は久美浜の民宿に到着した。
「もう二年以上前に成ります、兄が由佳里さんを連れて来たのは、早いですね」
二人が到着すると美優の両親が玄関に来て、お世話に成ったお礼を述べて深々とお辞儀をした。
しばらくしt、二人がお風呂にはいって上がって来ると机一杯の蟹料理が並べられて「佐山さん凄いです」
「本当、食べきれない量だね」
そこに美優がビールの瓶を三本とグラスを三個持って入って来た。
「さあ、お風呂あがりに一杯どうぞ」とグラスを差し出した。
「私も今夜は此処で飲みますからね」
「そりゃ、良いですね、美優さんの様な美人と一緒だと酒も旨いからね、佐山ちゃん」
「調子に乗るな、何が佐山ちゃんだ」三人のグラスにビールが注がれて「再会を祝して乾杯」
「乾杯」
「乾杯」と言って三人は一気にグラスのビールを飲み干したのだった。
蟹味噌を一口食べて、佐山が「こりゃ、日本酒だね」と言ったので美優が、インターホンで注文するのだった。
しばらくたって美優が「私ね、来月浜松に行くのよ」
「旅行ですか?」
「違うわ」
「去年この民宿に泊まったお客さんに頼まれたのよ」
「何を?」
「浜松でね、カリスマ美容師と云うか、美容師の大会が有るのですね、モデルを頼まれたのよ」
「えー、それで髪、長いのですか?」
料理を食べながら話が進む「そうそう、その人西山俊樹って云うのだけれど、勤めているのは品川のお店なのだけれど、優秀な成績なら、有名に成るから、独立しょうとしているのね」
「そうなのですね」
「モデルは自由に連れていけるの?」
「そのようですよ、だから髪の綺麗な人とかをスカウトするみたいですよ」
「それを頼まれたの?」
「そんな大会、美人を捜せば勝ちみたいじゃないですか」
「そうだな」と佐山が言う
「大会が三日間有って、モデル三人必要か?同じモデルならロングがショートに成っちゃいますね」そういって美優は笑った。
「変わった催しだな」
「今年で六年目らしいですよ」
鍋が湯気を出して、次々と蟹の殻の山が出来てしまった。
「西山さんって美優さんの彼氏とか?」と一平が言うと「違いますよ、私の友達で神田恭子さんの彼氏です」
「神田さんはモデルしないの?」
「去年から西山さん出場しているのだけれど、去年は恭子髪短くて、一度しかモデル出来なくてね、他のモデルが悪かったと悔しがっていたわ」
「でもそんな大会で優勝して店が簡単に持てるものなの?」
「持てると云うか、貰えるの、じゃないかな」
「じゃあ、来月楽しみですね、また会えますね」
「西山さん優秀らしいから、私ショートに変身かもです」
「あらら」と笑った。

変な大会だなとその時、佐山は思ったがそれ以上の事は考えなかった。
焼き蟹、蒸し蟹と身を取るのに時間が掛かって、三人とも無口に成ってしまった。
美優は民宿の娘だから、上手に蟹の身を取って次々と二人の器に入れてゆく、二人は食べるのが追いつかない位だった。
「でも美味しかったな、蟹」
「もう食べられませんよ」と二人は酒も飲まなく成った。
「ごちそうさま」佐山はお腹を摩っていう、
「腹ごなしに歌でも歌いに行きますか?」
「良いですね」
「田舎のカラオケ店ですから、期待しないで下さい」
「僕の歌を聴いて惚れないで下さい」
「お二人には私の総てを見られていますから、私が断られますわ」と笑ったが、二人は笑えなかった。
あの情景が蘇ったから、二人は作り笑いをするのだった。
民宿の直ぐ近くに、カラオケ喫茶の看板が(すずめの学校)と書いてある。
「あそこですよ」
「変わった名前ですね、寒い」と丹前の前を押さえた。
「佐山さん年寄りだからな、寒いのだ、僕は若い」そう言って美優に付いて歩いた。
扉を開けると細長い店内のカウンターで5~6人の客が歌っていた。
奥のボックスに三人座って男性二人に女性が一人だった。
「ママ、此処で良い?」と美優がカウンターの椅子を指さすと、ボックス席に居た女性が振り返って「美優こちらにおいでよ」と言った。
「真弓、お客さんと?」
「貴女も?」
「向こうに座りましょうか?」そう言って相席のボックスに三人は座った。
40代の男性客は吉田と橋本と紹介された。
美優が二人を紹介して、本村真弓は美優と同業で今夜は客がカラオケに行きたいと言ったので案内してきたのだ。
真弓は美優の姉美希の同級生で子供の頃からよく遊んだ中だった。
真弓の客が奥の小さなステージで男性デュエットを歌い始めた。
小さくてもステージに出ると緊張するのか、二人は咳払いをして歌い始めていた。
「上手いですね」一平が一節聞いて言った。
「一平判るのか、上手いか下手が」と佐山が笑った。
「美優来月ね、髪伸びたね」
「折角だから優勝して欲しいわね」
「でも事前にモデルの審査が有るのって変わっているわよね」
「何でも、元が綺麗で綺麗なのは当たり前でしょう、だから主催側が審査してハンディを考えるのじゃ」
「モデル選びは自由だからね」
「交通費とか宿泊代掛かるでしょうが」
「事前に履歴書と写真送って合格すれば交通費が出るのよ、ホテルは借り切りらしいわよ」
「お金持ちね、主催者」
「何百って店持っているらしいわよ」
「それじゃ、宣伝効果期待って事ね」
歌が終わって四人が拍手で二人を出迎えた。
「美優さん、僕とデュエットお願いします」
「私と、ですか?何歌いますか?」
「これに、しましょう」と有名な曲を選んだ。
「この曲の次ね」
「佐山さんも何か歌って下さいよ」
「俺も、か?」
「そうですよ」
「真弓がじゃあ、来月何日に行く?」
「三日かな?本選まで居たら月末まで帰れないわ」
「遠いからね、交通費貰えなかったら往復出来ないよね」
「申請すれば貰えるみたいよ」
「履歴書と写真審査は通過したのだ」
「遠方の人もいるみたいよ」
「頑張って優勝してね」
ガッツポーズで一平とステージに向かった。
カウンターから「美人とデュエットで上がるなよ」と野次が出たのだった。
     
        注釈      
この物語には私の作品に過去に登場した人物が
物語の終了後の設定で登場致します、
中心は「冬の雷」ですが、
人物等は「デリヘル」
「居酒屋の親父」を参考に、お読み頂ければ幸いです。

髪切り魔

 2
「楽しかったですね」翌朝一平が言った。
「蟹も美味しかったし久しぶりに命の洗濯が出来た気分だ」
「もう少し楽しみたかったのに、帰れと課長の一声で終わりだな」
「事件だの一言で、朝飯食べたら直ぐなのだから」
「しかし、昨晩の一平の歌は聴きたくなかった。美優さんが困っていたよ」
「俺が上手で付いて来られなかった」
「お前の音感異常だ」
「でも美優さん綺麗でしたね、美優さんモデルなら僕は迷わず一票ですよ」
帰りの特急でいつもの漫才トークをしていた。
その時携帯が、着信画面を見て「課長だ」と佐山が呟いた。
「はい、佐山ですが」
「今、何処だ?」の課長の声
外を見て「どの辺りだ?」と尋ねる佐山
「先程、園部って駅でしたよ」と一平が答えた。
「課長、園部を過ぎた処です」
「そうか、戻ってくれ」
「戻っていますが?」
「違う久美浜に、だ」
「どうして?」
「被害者が久美浜の女だ」
「そうなのですか?」
「豊岡の警察に資料を送るから読んでくれ、読んだら連絡を」で電話が切れた。
「久美浜に戻るらしい」
「えー」
「事件の被害者が久美浜の女らしい」
「亀岡で降りましょう」
二人は荷物を持ってホームに降りた亀岡を過ぎたらもう京都だったから、慌てたのだ。
「今、特急、いっちゃいましたね」
「次は何時だ?」
「一時間後ですね」
ホームのベンチに座って待つしかなかった。
「時間が有るから、課長に聞いてみるか」佐山は電話を掛けた。
課長は若い女性が長い髪をハサミで切られて暴行されてさまよっていたのを保護した。
その女性の出身が久美浜だと云う、話の内容を一平に話すと「その女性は神田恭子でしょう、当たりでしょう、私達の昨晩聞いた話で、ばっちり解決です」
「一平馬鹿か、被害者は平井早紀、二十歳だ」
「まるで、違いますね」
「そうだ、違うのだ」
「今夜はもう蟹はいりませんよ」
「何処にそんな予算が有るのだ」
「美優さんに連絡しないと、今晩も泊めてと」
「一平、ノー天気だな」と笑った。
「何故?長い髪って判ったのでしょうか?」
「写真でも有ったのかも」
二人は電車の到着を待った。
一平が美優に今晩もお願いしますと電話で言ったのは直ぐだった。

平井早紀は浜松のホテルに宿泊していた。
警察官に付き添われて病院で治療を受けてから夜、ホテルに帰っていた。
明日詳しい事情聴取の後、明後日、久美浜に帰る事に成った。

混乱の早紀の話ではホテルのロビーで若い男性に声をかけられて、モデルさんでしょうと、そして一杯コーヒーを飲んだら眠く成って、目覚めたら変な部屋で目隠しをされて乱暴されて、髪を切られたと言うのだ、だから帽子を被って警察にいたのだ。
放心状態で解放されて浜松のスポーツセンター付近で保護されていた。
保護した警官が帽子を与えて、余りにも無残な頭だったからだ。
明日落ち着いたら事情を詳しく聞く事になった。

西山俊樹は困っていた、西山は恭子から「予定していた女の子が事故に遭ったから、無理だって電話が有ったのよ」
「事故って?怪我?」
「よく判らないのだけれどね、昼頃電話で断って来たのよ、時間ないしね、どうしょう?」
「急だから困ったな、新田さんは大丈夫だよね」
「美優は大丈夫よ、来月三日には来るから」
「誰か探すか?美優さんで二日か?、アイデア浮かばないなあ」
「そうですよね、私も探すわ」
西山俊樹はこの大会で優勝して独立したかった。
33歳、自分では腕は良いと自負している。
品川の店舗はこの大会の主催者のチェーン店のひとつで、繁盛店だから、美容師達は必死なのだ。
俊樹は去年漸く本選に出場して最後の30人に入れたが最終には進めずに敗退した。
だから今年はモデル選びから時間をかけていた。
それが締め切り10日前に急遽のリタイアはショックだった。
大会自体は身内の選考会の様なものだが、規模が大きいので最近マスコミにも話題に成ってきたのだ。

夕方、俊樹の常連客の一人で緒方典子43歳が、目の覚める様な美人を伴って店にやって来た。
「こんにちは、奥様、いらっしゃいませ」と丁寧に挨拶をする俊樹は同伴の美人が気に成って仕方がない。
「紹介するわ、私の知り合いの伊藤静香さんよ」
「伊藤です」と会釈を軽くする。
「見とれちゃうでしょう」
「お綺麗な方ですね」
静香は側で微笑んでいる。
「知らないの?静香さんは昔雑誌にも出たのよ」
「モデルの方ですか?女優さん?」
「違うわよ、日本橋にある超有名な和菓子の(雨月)の若奥様よ」
「知りませんでした(雨月)の奥様」
「西山さん上手だからって、嫌がるのを無理矢理連れてきたのよ」
「それは有難うございます」
「とても、子供さんが居る感じでは無いでしょう」
「はい」
「それが、もうすぐ二歳の基ちゃんって可愛い男の子が居るのよ」
「そうなのですか?」
静香は子供が生まれて綺麗に色気もMIXされて、
俊樹が見とれるのも無理はなかった
「旦那様とラブラブよ」と典子が言うと
「恥ずかしいわ、典子さん」と笑うのだった、
俊樹が暫くして待合の二人に
「順番は?」と聞くので
「私、揃えるだけでいいから」と静香が言うので、典子が先にシャンプーに向かった。
すると俊樹が名刺を差し出し「西山俊樹と言うのですが、奥様に折り入ってお願いが有るのですがと、切り出した」
「何でしょう?」
「実は来月末ヘアーコンテストが有るのですが、モデルに成って頂けないでしょうか?」
「えー」静香がびっくり顔に成った。
「無理でしょうか?」
「突然言われましても、返事に困りますわ」
「奥様がモデルに成って頂けたら優勝間違いないと思いまして、厚かましいお願いをしてしまいました」
「正直申しまして、私の考えでは決められませんのよ、隆史さんの許しが出たら考えますけどね」
「隆史さんってご主人様ですか?」
「そうよ」
「考えて下さい、困っているのです」そう言って典子の髪をカットに向かったのだった。

佐山と野平は夕方久美浜に戻った。
知らせを聞いて美優が豊岡まで迎えに来てくれた。
「どうされたのですか?」
「そうですよね、朝早く起こされたら、また逆戻り、」
「警察の仕事ですから仕方ないですよ」佐山が言った。
「何か?事件でも?」美優が興味ありげに尋ねた。
「久美浜って町が小さいから、美優さんも知っているかもですよね」
「何が、ですか?」
「平井早紀さんって方を」
美優が、にこっと、笑って「早紀ちゃん!知っていますよ、可愛い子ですよ」
「どんな女性ですか?」
「近所の女の子よ、最近は会ってないですけれど、確か髪の長い可愛い子で私より五歳程下だったと」美優が言うと
「やはり、髪長いのだ」一平が驚いた。
車に乗ってから「その早紀さんが昨日、保護されましてね」
「?」
「実は浜松で乱暴されて、髪を切られて放心状態でね」
「えー、髪切り魔ですか?」
「すみませんが、豊岡の警察署に行って貰えませんか?」
「事件の資料が、送られているので」一平が付け加えた。
警察署の中に二人が入ってしばらくして、茶色の袋を持って出て来た。
車に乗り込むと「これ見て下さい、酷いですよ」と写真を差し出した。
美優が見て「これは髪を切ると云うより、坊主の手前じゃないですか?」と驚きの表情に成った。
「顔は早紀さんですか?」
「髪無いと人相変わりますね、でも早紀ちゃんに間違いないと思いますよ」
「それから、これは内緒の話ですが、太股にHってマジックで書かれていたらしい」
「何ですか?それHって」
「イニシャルか暗号?」
「エッチしたと書いた」と一平が言ったら「アホか、お前しか考えないわ」佐山が言って美優が大笑いをしたのだった。
「それから、早紀が浜松に行ったのはモデルの仕事らしいですよ」
「モデルか、早紀ちゃん、スタイル良かったからね」と美優が言った。
一平が「浜松ってモデルが多く行くのですかね」と言ったら「それかも知れないな」と佐山が言った。
改めて「新田さん、もう少し詳しく教えて貰えませんか?」と佐山が言うのだった。

二人の美女

  3
「何を、でしょうか?」美優が言うと「貴女が来月行く浜松のコンテストの事です」
「はい、私の知っている範囲なら」そう言って話し出した。
「西山さんが勤めている(美麗グループ)の店舗内のコンテストなのです。でも店舗数が多く、美容師が自分の客とか知り合いにモデルを頼んで、浜松で最終コンテストが有るのですが、最終に残れるのは30名で三日間、競うらしいですよ。西山さんは昨年、初日は通過したのですが、二日目で落ちたらしいです。
優勝すると店のオーナーに成れるから特に繁盛店から参加の人は力が入るらしいですよ、売れない店なら転勤出来て賞金出るから来年また頑張りますよね、最終日は5名ですから難関ですよ。
でも最低最後まで残れるモデルを今月中に登録する必要が有るのです。
モデルの履歴書と写真三枚を運営事務局に登録するのです、すると事務局からモデルの面接が有るのです。
それは美人コンテストではないから、事前に事務局がハンディをつける為だと聞きました。
私は来月三日がその日なのです審査に受かるとモデル代二万貰えるのですよ。
優勝すれば百万です、最終に残ると十万です、だからモデルも悪くないでしょう、交通費もホテル代も出ますからね」
黙って聞いていた佐山が「そんなに大きいのかその美麗って?」と聞いた。
「知りません」と一平が言うと「直ぐに調べるのだ」
「今回の事件と関係でも」
「俺の勘だと、そうだ」
車は民宿に到着して部屋に入って、「明日平井さんの周辺の聞き込みだ」と佐山が言った。
「パソコン借りて、きます」一平がパソコンで美麗を調べ様としていた。

伊藤静香は工場の近くのマンションに引っ越していた。
最近新築された豪華マンションに子供の基と三人で住んでいた。
今夜も三人でお風呂に入って、基が可愛い仕草で静香の乳房を触る。
「こら、お父さんみたいに触っちゃ駄目よ」笑いながら小さな手を持つ目は笑っている。
「あのね、今日緒方さんと行った美容室でね、モデル頼まれちゃった」
「モデル?」
「ヘアーコンテストよ」
「びっくりした、美人コンテストかと思ったよ」
「私が美人コンテストに?」
「優勝は決まりだけどな」
そう言って基の右手を持って挙げるのだった
「どうしょうか?」
「ヘアーコンテストなら、静香の好きにすれば良いよ」
「短く成るかもよ」
「それは?困るかな」そう言いながら湯船で静香の身体を抱き寄せた。
静香が隆史にキスをすると基が湯を二人の顔にかけた。
「こら、基」と隆史が怖い顔をすると基が、静香の陰に隠れる微笑ましい笑いが湯船を包んだ。

一平が「美麗って大きいですね、海外にも店有りますよ、店三百以上は有りますよ、社長は檜山悟55歳、妻弘子50歳、子供は居ませんね、競走馬も持っていますね、地方ですがヒヤマヒカリって先日G1獲りましたよ、北海道に牧場も持っていますね、エステの店も持っていますよ」と次々と読み上げて、佐山は黙って聞いている。
突然「趣味は?」と尋ねた。
「普通にゴルフ、競馬ですね」
「そうか」
佐山は早紀の事件と美麗グループの関連を考えていたが、的が外れたかと残念そうな顔をしていた。

翌日美優が詳しいコンテストの概要を恭子に聞いてFAXを持って来てくれた。
(モデル候補は今月末迄にモデルの予備登録を送って事務局から面接の日取りが届くと面接日時が決まって面接に行く、美容師の一次審査は自分の作品を写真で送り審査されて70名になる。
昨年度30名に入った人は免除らしい、合計100名が二次の戦いを浜松で行う、
来月の20日、この時のモデルは一般公募で抽選に成るらしい、一応公募はもう締め切っていますね。
交通費とお弁当、日当5千円、年齢は18歳から30歳までの女性が対象、応募は多いらしいですね。
最終三日間、22日が30人、24日10人、25日が5人の戦いで優勝が決まる。
優勝した美容師は今、勤めている店のオーナーに成れる。
必要無ければ1千万、五回大会していますが今まで受け取っているのは、賞金が四回でオーナーは一人ですね。)と書いてあった。

「店の経営は難しいからな」
「話題性で会社は人気で、美容師は切磋琢磨する訳だ」
「中々考えたな」
「でも、足の引っ張りも多いのでは?」
「そうですね、モデルを狙う?」
「佐山さん、それですね」
「かも知れないが、誰がモデルか知っている人少ない、事務局の人間?」
「平井早紀も多分、美麗のモデルで間違いないな」佐山が結論付けた。

案の定、平井の聴取でコンテストのモデルで依頼主は西山俊樹だと判明した。
事務局以外には口外しない約束が恭子とされていたから、30人のシードの美容師間の駆け引きが激しいのだった。
70名はそこまで余裕がないから考えないが、過去四回は総てシードの美容師の優勝だったから、だから実態は何名が一次審査に応募しているのか判らないのだった。
二人は早紀の実家から聞き込みを始めて神田恭子に頼まれた事を聞いた。
そして神田恭子は西山俊樹と付き合いが有る事が判ったが、それ以上は収穫が無かった。
翌日二人は早紀本人からもっと詳しく聞く為に帰りを待ったが、しかし早紀は帰っては来なくて、消えて家族にも連絡が無かった。

翌日伊藤静香の携帯に緒方の電話で西山が最終のモデルでお願いしたいと言っていると電話してきた。
詳しく聞くと来月の25日残れば是非お願いしたいと言う、緒方典子は取引先の奥様だから断り難いのも有ったので、一日だけなら、と承諾したのだった。
但しショートと変に染めるのは絶対にお断りと云う条件で、その日の内に緒方は自分の携帯とかアルバムから静香が綺麗に写った写真と簡単な経歴を静香に内緒で西山の元に持って行ったのだ。

翌日、美麗の事務局で「今日は凄い美人がモデルで二人も来たよ」
「見せて」女子事務員が言った。
「この人知っているわ、(雨月)の若奥様よ」事務員が写真を見て言った。
「ああ、それならこの人は?」と異なる写真を見せる。
「少し年齢上だけど綺麗な人ね、社長の好きなタイプね」
「大阪の人ね」
「でも(雨月)の若奥様をよく口説けたわね」
「こんなイベントに出る人じゃないのに」
「品川2号店の西山さんって中々出来るわね」
その書類はその日の内に社長の元に届けられた。
檜山夫妻は悟がニンマリ、弘子は苦虫をつぶした顔をしたのだった。
檜山夫婦は仮面の夫婦、共通の趣味は競馬、競走馬を所有する事だった。
これまで沢山の競走馬を持ったが今年始めてG1を勝ったのだ。
檜山の所有する馬には冠にヒヤマと名付けて
弘子の馬には旧姓のヒメノを冠に付けていた、
檜山の馬の競走成績は悪く一度も重賞競走は勝てなかった。
一方弘子の方は比較的に重賞競走には勝から、去年迄は鼻高々だった。
今年デビューしたヒヤマヒカリが二歳のG1に勝ったので、勢い来年はG1を勝てると意気込んでいた。
悟は下半身も馬並で、お盛んだったのだ。
一方弘子も若い美容師と遊ぶのが趣味だった。
お気に入りは赤坂の店の藤岡伸也で28歳、夫婦二人が一緒なのはイベントの時か、競馬場位で殆ど日常ではお互いが何をしているのか判らないし、無視をしていた。
悟は年に一度の美麗ヘアーコンテストの企画は大いに気に入っていた。
それは美人を美容師達が集めて来るから、その中からつまみ食いをするからだ。
悟も弘子も元は美容師と理容師で結婚当初は仲良く一緒に店を並べて営業していたのだが、悟が27歳の時に転機が訪れた、遺産が転がり込んだのだ。
バブル全盛で田畑を総て売り、それを元手にチェーン展開をそれが成功して今の地位を築いた。
当時坪300万の土地がその後十分の一以下に成ったのだから人間の運は何処に有るか判らないのだった。

ガマガエル

 4
少し前の事だが、平井早紀は浜松のホテルにモデルの面接の為に来た。
久美浜から、浜松のホテルに到着するとフロントで名前を云うだけで部屋の鍵をくれたのだ。
高級ホテルでは無かったがビジネスホテルよりは良かった。
シングルの部屋で約束の時間まで待ってロビーに行くと若い男が「モデルの面接の方ですね」
「はい」
「コーヒーでも飲んでもうしばらくお待ち下さい」コーヒーが来て、飲むと眠く成って眠ってしまった。
気が付いた時は目隠しをされていて、全裸だった。
複数の男が押さえて一人の男が早紀の陰部にペニスを挿入してきたのだ。
その後男が去ると服を着せられて目隠しのまま、後ろで手を縛られて部屋に転がされたしばらくして、また三人入って来て、独特の香水の匂いがして、押さえつけられて髪をハサミで素早く切られた。
そして袋の様な物に入れられて、スポーツセンター付近で放り出されて、袋から出て頭に髪が無くなって、呆然と歩いていたのだった。
それを見た住民が警察に通報保護と成ったのだった。
三日後その早紀は警察の事情聴取の後ホテルに戻って荷物を纏めて出ようとした時、あの髪を切られた時の匂いと同じ匂いを感じたのだった。
そしてその女を尾行してホテルの部屋に、このホテルの最高級の部屋に女は入っていった。
中に何が有るのだろう?と外をうろうろしていたら、若い男性が来て部屋に入っていった。
外で聞き耳を立てていたら、いきなり扉が開いて、早紀は部屋の中に転がり込んだのだ。
「何をしているのだ?」若い男が言う「あなた達でしょう、私の髪をこんなにしたのは」そう言って帽子を脱いだ「あー」と女が驚いた。
そこでいきなり後ろから首を絞められて早紀は倒れたのだった。
それから気が付いたら何処かの地下室に閉じ込められていた。
一日二回の食事が運ばれる以外は誰も来ない、うす汚れた部屋、昔誰かが住んでいた形跡は感じられた。

時間が戻って平井早紀の家族から捜索願が出たのだ。
県警の本部では、警察の事情聴取の後消えたから、緊急に探す指示が署長から出た。
浜松のホテルを出た後で消息が消えていた。
あの姿は目立つのに目撃情報が全くなかったのだ。

東京のホテルの一室では赤坂の店の藤岡伸也と密会をしていた。
「奥様、今回のライバルは品川の西山俊樹と難波店の矢作玲子です、この二人を倒せば僕の優勝です」そう言って弘子の乳房を吸い上げた。
「あーん」
「いいわ、若いわ」三段腹に近いお腹を伸也の下半身にすり寄せる。
「私にまかせてね、だから安心して~入れて」と腰を動かす、こんな婆とするのに薬が無かったら出来ない、と心で思ってグイと弛んだ膣に伸也が挿入する。
「いいーわ」そう言いながら自分でこしを振る弘子だった。
それでもまるで出ない伸也は堅い棒の様、一度終わってもまた乗りかかる。
疲れた伸也は下に成って唯、身体を受け止めるだけ、おい、婆早く終われよと心で叫んでいた。
一時間後には同じ店の泉谷昌子がホテルで待っているのだ。
ようやく満足したのか弘子が伸也から離れた。
「良かったです、奥様」
「伸也君も良かったわ」そう言って水を美味しそうに飲むのだった。
「あのね、先日つぶした西山のモデルだけれど次に大物連れてきたわよ」
「えー」
「それと難波の矢作のモデルも歳はいっているけれど美人よ」
「それは困りますね」
「この二人を内の悟が放っておかないわ、その時に先日の娘の様にしてやるから」
「奥様お願いします」
「可愛い伸也の為だものね、頑張るのよ」そう言いながらまた身体を絡ませようとする。
「トイレに」伸也は逃げた。
何回するのだ!考えろよ、ガマガエル、小太りで店では副社長はガマガエル、社長は細いから柳仮面と云うあだ名だった。
伸也は弘子を利用してのし上がろうとしているのだ。
「こりゃあ美人だな、」難波店の山田由美子の写真を見て悟が言った。
「いゃー、こちらは女優だな」今度は伊藤静香の写真に見とれている。
静香は多分人生で一番綺麗な時だったのだろう、28歳、由美子35歳、悟はどちらにしょうかな?
悩んで、カレンダーを見て「大阪10日、東京14日」と部下指示をした。
悟の秘密の仕事を手伝うのが事務局の安達幸司と高木恒夫、近藤千晶そして暴力団海生会の組長中村富夫とその配下、海生会は弘子とも上手に付き合って夫婦から優遇されていた。
「社長、今、電話しましたが、本人は何も聞いていないと言っていますが」と千晶が言った。
「どちらだ、東京か大阪か」
「東京の伊藤さんです」
「お金目当ての家では有りませんから、(雨月)と言えば有名な老舗ですからね」と高木が言った。
「こんな、美人とSEXした事がない、一度あの顔が見たい」
「品川の西山に言いましょうか?連れて来いと」
「私が行ってもいい」
「社長が?ですか?」高木と話していると、「山田由美子さんは10日大丈夫です」と近藤が言うと「そうか、この子は来るか、楽しみだ」と喜んだのだった。

伸也の望みを叶えるには、西山の三人の内、一人を使えなくする。
登録では伊藤静香、神田恭子、新田美優、平井早紀の四人だが早紀はもう使えないと云うか捕らえてある。
暴力団海生会に処分を頼んでいるのだ。
今日が締め切りだからもうこの三人の内の一人を早紀の様にすれば良い、大阪の矢作玲子も登録は三人だから一人消せば良い、この面接自体何も無かったのだ。
唯、悟が気に入った女を自分のSEXの道具にするだけだったのだ。
眠った意識のない女を襲ったり、暴漢に襲われた様に見せかけたり様々にして楽しんでいたのだ。
早紀の場合も眠らせて暴漢に襲われた迄は良かったのだがその後の事を悟は知らなかった。
その日の郵便で五人目の登録を西山がしたのには流石の弘子も驚いた。
神田恭子が友達の菅野美由紀を口説き落としたのだった。
「ギリギリ間に合ったわ、俊樹さん優勝よ、菅野さん若くて綺麗で、一番は髪が綺麗なのよ!皆さんが出るなら私が補欠でいけるから」
「ありがとう、恭子助かるよ」俊樹は恭子に感謝の言葉を言った。
「俊樹、絶対優勝よ、来週美優来るから、飲みに行きましょう」
「そうだね、是非行こう」電話を切って、静香さんがラストなら確実に勝てると確信するのだった。
翌日、静香に緒方から電話で「ごめんね、貴女に面接の話していなかったのね」
「そうよ、急に14日来て下さいと電話頂いてびっくりしました」
「それでね、社長が折れてね、品川の店まで来るらしいわよ、だからシャンプーでもしてもらってよ、お願いするわ」
「そうなの、良いわ、丁度その日お店休みだから」と承諾したのだった。
弘子は焦っていた。
まさかもう一人美人を連れて来るとは、これなら何もしないで平井早紀の方がまだ伸也に勝ち目が有ったわよ。
可愛い伸也の泣く顔はみられないわ、弘子は携帯で中村に折り入って話が有ると呼び出した。
中村は今も平井早紀を預かって、監禁して、コンテストが終わったら、薬漬けで風俗に売り飛ばすか、配下が作っているビデオにでも出すかと考えていた。
最近は裏ビデオもネットの発達で余程上質の物でないと売れない、演技では裏は売れなかった。
本物志向で、レイプも本物、SMも演技では売れない、こんな女が?と驚きの作品が必要なのだ。
盗撮もやらせでは、売れないのだった。
だから、一度使った女優を何度も使えないのだ。
「困っているのよ」と写真を三枚差し出した。
「先日の平井って女の処分は今、考えていますから、安心して下さい」
「違うのよ、その写真見て」
「中々の美人揃いですな」
「そうなのよ、だから困っているのよ、私の可愛い伸也が負けそうなのよ」
「別に負けても、お姉さんが援助してあげれば」
「駄目よ、伸也プライドが高いのよ、お金では駄目よ」
「それで、私にどの様にして欲しいのですか?」
「そうね、貴方の作っているビデオにでも出演させたら?」
「こんな、美人で作れたら、ヒットしますが」狂った弘子の考えが理解しがたい中村だった。

ビデオの撮影

  5
昨日藤岡伸也は弘子と別れて直ぐに和泉昌子に会いに来ていた。
「ガマガエルとSEXするとお前の若い肉体で口直ししないとな!」
「ガマガエルのあそこに入って直ぐに、私に入れないでよ、気持ち悪いわ」
「大丈夫だ、ゴムしているし、あれは、キャッシュBOXだ」そう言いながら薬で立派に成ったペニスを派手な昌子の顔に押しつけて「フェラしてくれ」と言うのだった。
「うん」と言って伸也の物を咥えて激しく動かす
「いいぞ、いいぞ」と言って口から抜いて、陰部に入れる。
「あーん」
「あうーん」、と声をあげるが薬の影響で中々発射しない。
正常位から、背面位そしてまた正常位とめまぐるしく、「あーん、駄目、いきそう」「ああー」昌子は嗚咽を発して果てる。
ほぼ同時に伸也も発射したのだった。
「ガマガエルの後は伸也燃えるから好きよ」と抱きつく、「俺も苦労しているのだ、ガマガエルとする度に薬を飲んで、な」
「本当に立たないの?いつも元気なのに」
「考えても見ろ、お袋と年齢近い、おまけに不細工だ」
「まあ、酷い体型よね、世の中あの歳でも綺麗な人一杯居るのに」
「お前もラッキーだよね、綺麗に見える」
「それ、どうゆう意味よ」
昌子は細身で茶髪、爪には派手なネイル、陰部は綺麗に手入れをしていて、いかにも遊んでいますと顔に書いて歩いている感じがするのだ。
「西山のモデル写真見たけれど、綺麗の、よ、あんなの三人も良く探すよ」
「そうなの?負ける、じゃん」
「モデルの差はどうしようもないからな」
「そんなに?」
「歳も一番上が28歳、26歳が二人,22歳、だよ」
「まあ、28歳は老けているけれど他は驚異よね」
「何言っているのだ!その28歳が一番の驚異だよ」
「そうなの、お肌曲がっているわよ」
「お前幾つだ?」
「私はまだぴちぴちの20歳だよ、判るでしょう?この肌の張り」
「一度饅頭でも買って実物見て来い、考え変わるから」
「嘘よ、そんなに綺麗な人、女優さんでも少ないわよ」
「まあ、饅頭喉に詰めるなよ」
「何処よ、見て来るわよ、女の目と男の目は違うのだからね」
「和菓子の(雨月)だよ」
「ああ、有名じゃん、行ってくるよ」
伸也は弘子とSEXをすると必ずこの昌子と直ぐにSEXをするのが最近の行動だった。

美優は明日から浜松「決勝で優勝すれば百万円だよ」と母の加代に言った。
「大盤振る舞いだね」
「優勝したら、此処で祝賀会って約束、恭子としているのよ、勝てそうだったら教えてあげるね」
「当てにしてないよ、いつ帰るの?」
「何度も往復疲れるから、決勝までなら28日には凱旋だね」
「長いね、お金持っているのかい」
「宿泊無料だから」
「そりゃ、いいね」
「階を全部一ヶ月借っていると云う話よ」
「それも凄いね、お父さんと旅行に行きたい気分だよ、もう蟹もピーク過ぎたしね」
「行けば、お母さん達、行かないからね、旅行」
「まあ、気を付けてね」
「明日早いからね」
美優は優勝した気分に成っていた。

「面接の予定は?」と悟が聞いた。
「社長明日3日が久美浜から来る新田美優、6日が金沢の余部美智子、10日が大阪の山田由美子、14日は社長がお店に行かれて伊藤静香です」
「そうか、15日以降は無しなのか」と残念そうに言うのだった。

海生会の傘下と云っても、裏ビデオ制作専門に幻夢企画が有って、中村が陰のオーナーで主に盗撮ビデオが得意、時々獲物が手に入ればSMビデオの制作をするのだった。
盗撮ビデオは都内の産婦人科、内科、整形外科、スポーツジムと提携と云うか半ば脅しで協力させていた。
一度協力すると貸した方の弱みを握るので、多少の無理難題は聞くのだった。
自動でカメラを置き時間の経過で回収に行き、良いのが有れば編集して流すのだった、
しかし実際使える画像は少なく、写っている人物に難点が多いのが実情だ。
月に一カ所で一時間も編集出来ればよしの世界だった。
簡単なのは制作するのだが中々これもモデルが見つからないのだ。
中村が来て「久々に色々撮影出来そうだ」
「マジすか!」幻夢企画の社長棚橋五郎は嬉しそうに言った。
「これが候補者だ、」そう言って写真のコピーを机に置いた。
五郎は手に持って眺めて「本当ですか?上玉ですね、これなんか美人女優ですよ」と静香の写真を手に取って言った。、
「中々難しいが、成功すればヒット間違いないだろう」
「例のコンテスト関係ですか?」
「そうだ、いつでも行ける様に準備しておけ」
「はい、胸が久しぶりに高鳴りますわ」
「人を集めておけよ、」
「今、丁度、ボブが戻っています」
「あのポルノ専門のお化けか?」
「日本の女性は壊れますよ」
「面白いかも知れないな」
「スタッフも集めて置きます、」
「あの、間野の助平親父に協力させろ」
「最近、あそこ、若い良い女、診察に行きませんから、動画有りません」
「評判が悪いのだろう、時々悪戯するらしいから」
「使える事も有るだろう」
久々の仕事にやる気を見せる棚橋五郎だった。
「伸也君、安心しなさい、手は打ったから」
「奥様本当ですか?」
弘子は中村が引き受けてくれたので安心だと思ったのか早速藤岡伸也の携帯に連絡したのだった。
明日の新田美優はどうしょう?と思案するのだった。
多分夫の悟が犯すだろう、その後を狙って髪を切ってしまう?
平井早紀はその様にしたのだが、ホテルで香水の匂いで感づかれてしまって、仕方なく、中村に頼んで監禁していたのだった。
その日から弘子は香水を変えたのだ。

翌日朝早く美優は特急(きのさき)に悪魔の宴が待ち受けるとも知らずに向かった。
平井早紀は監禁部屋から出されて「さあ、移動だよ」棚橋の妻、真希が早紀を連れ出しに、幻夢のスタッフの望月健太を連れてやって来た。
「何処に行くのですか?」
「そんな、中途半端な頭では何も出来ないだろう」
「帰して下さい、私は何も言いません、見ませんでした」
「遅いのだよ、見ては行けない物を見たからな、帰せない」
「私はどうなるのですか」
「スターに成れるのだよ」
「何ですか?それ?」
「とにかく、この頭を何とかしょうで」そう言って中村の部下二人と一緒に車に押し込んだ。
「死にたく無いだろう」
「はい」
「だったら、大人しくするのね、大人しく言う事を聞けば、死なずに気持ち良く成れるのだ」
「どう言う意味?」
しばらくして車は朝早い路地の散髪屋に着いた。
「ここ?」
「この頭をもっと綺麗にするのだよ」
「尼さん役でビデオに出るのだよ」
「何ですか?それ」
「私達はビデオ作って販売しているのよ、貴女にビデオに出演して貰うのよ」
「尼さんなんて、嫌です」
「そうかい、嫌なら駿河湾に沈めるだけだ」
「そんな、」
「諦める事だ、大人しくビデオに出演するのだよ」
暴力団風の男二人に抱えられて店内に、中には照明とカメラと井尻カメラマンが待機していた。
「世の中には変な奴が多いから、お前のビデオを買う奴もいるのだ」
「そんな」
「折角尼に成るから、商売にしなくてはな」
「嫌よ、止めて」
「その頭のまま、海に沈むか」
「みんな、この子、嫌らしいから、海に連れて行こう、ドラム缶にコンクリート流し込んで沈めれば永久に浮いてこないから」
そう言われて早紀の顔が恐怖に成る。
「どうするのだ、はっきりしな」
早紀はか細い声で「尼に成ります」と言った。
「そうか、決心したか、じゃあ椅子に座って」
早紀が恐る恐る椅子に腰を下ろすと店主がカット用クロスを首に巻いて止めた。
「さあ、始めるわよ」
ライトが点灯されてカメラが撮影を開始した。
50代の理容師が電気バリカンを持って短い早紀の頭を額から刈り込んでゆく、先月の中頃までは自慢の髪で背中まで有ったのに、
今その髪が刈りとられてゆく、早紀の目から涙が流れ落ちて、その光景を撮影するのだった。
総ての髪が刈り落とされて、シェイビングカップを泡立てて、刷毛で早紀の頭に塗って、蒸しタオルで蒸らして、再び刷毛で塗り、カミソリで剃り始めていた。
プロでも頭、女性の頭は柔らかいので剃り難いのだった。
やがて青々とした尼さんが出来上がったのだ。
「これで、多少は役に立ったよ、お嬢さん」と上機嫌だった。

拉致されるCA

美優は浜松に昼過ぎに到着した美優が他の女性達と違っていたのは、駅に野平一平が迎えに来ていた事だった.
新幹線の改札で一平は美優を見つけて手を振った.
事務局の近藤千晶が出迎えに来てそのままホテルに面接として連れて行く予定だったから、今回は二人がホテルで見知らぬ男達に
襲われて美優が拉致強姦される事にして悟が強姦をする計画だった。
その為中村の手下が数人ホテルでスタンバイだった。
千晶は知っているが、美優は知らないのに自分に手を振るから、千晶は面食らった。
丁度千晶の後ろに一平が居たのだ。
佐山は平井早紀が気に成ったから、同じ久美浜から来た美優が気に掛かって一平に、「一平!美優さんをガードしてくれ」と頼むと「有り難いお仕事です」と喜び勇んで来たのだった。
改札で美優に「こんにちは、事務局の近藤です、新田さんですね」と一平より先に声を掛けた。
手を振りかけた美優が止めたのは、一平が口に人差し指を当てて「しー」の合図をしたからだった。
「遠いところをご苦労様でした」と千晶が言うと「お迎えありがとうございます」美優が言った。
「車が待って居ますので、行きましょうか」そう言って駅前のローターリーに向かった。
美優が乗り込むと、一平はタクシーに乗って尾行を開始した。
佐山はこの美優の面接に早紀の消息が関連している気がしていたから「佐山さん、ホテルに向かっていますね」
「判った先にホテルに行く」携帯でお互いに話をした。
「美優さん、先程改札で私に手を上げたけれど、知っていたの?」急に聞かれて「いえ、何となく、です」と誤魔化した。
しばらくして車は浜松のホテルに到着して、二人を降ろして車は立ち去った。
後を追うようにタクシーが到着して一平が降りて来る。
ロビーの隅で新聞を読む男が佐山次郎だった。
千晶と美優がエレベーターに乗って何階だろう?一平は止まる階を確認して隣のエレベーターに乗り込んで六階だ!佐山も慌てて次のエレベーターに乗り込んだ。
六階でもう既に千晶が軽く殴られて倒れて、男三人が美優の口を塞いで、連れ去ろうとしていて、一平が猛然と男に飛びかかった。
腕をねじ上げてひっくり返す、後の二人が美優を連れて走る。
佐山も加わって乱闘に、結局美優をその場に残して三人は逃げ去った。
「大丈夫、美優さん」と一平が抱き起こす、美優の鞄が廊下に投げ出されて、これだけの騒ぎにどの部屋から誰も顔を出さなかった。
それは6,7,8を貸し切りにしていたから、佐山は千晶を抱き起こして「大丈夫ですか?」
「ありがとうございます、助かりました」と千晶が言ったが何故?此処に男が二人来るの?の疑問が先に成っていた。
佐山は偶然を装い、一平は友達を装った。
しばらくして佐山はロビーに戻り、一平と美優、千晶の三人は、美優の部屋に入って「新田さん、大丈夫?今から面接だけど」
「大丈夫です、少しびっくりしただけですから」と言った。
「じゃあ、半時間後10階でね1011の部屋に来て」
「はい」千晶は面接の予定なぞなかったのに急遽設定を迫られたのだった。
悟は報告を聞いて「どうなっているのだ?」
「すみません、二人が強くて」
千晶が「平井さんの件で見張っていたのかも知れませんね」と言った。
「何故だ、私が強姦しただけで、あの娘は帰ったのでは?」
「それが、違うのです、警察が聞きに来ました、行方不明だそうです」
「今時の娘が男に強姦されて失踪するか?あの娘そんな柔では無かったが」
「違うらしいです、髪の毛を散切りにされて、スポーツセンター付近で警察に保護されたらしいのです」
「何だ?それは?あの娘綺麗な髪をしていて、そこそこ可愛い娘だったのに」
「誰かに襲われて髪を切られた様です」
「変わった事をするのだな」
「社長、コンテストに関連するのでは?」
「今の私の邪魔をしたのは、刑事か?」
「考えられますね」
「困ったじゃないか、今後に影響するじゃないか」
「社長、新田さんの面接お願いします」
「仕方がない」と怒った表情で向かったのだった。
一平は何か有れば携帯で直ぐに連絡をと言って、ロビーに戻った。
「佐山さんの勘は大当たりでしたね」
「平井早紀は此処で同じく襲われたのでは?」
「先程の感じだったら、間違い無いだろう」
「美優さんまた狙われますかね」
「多分大丈夫だろう、今日は狙わないだろう」
「今、ホテルに聞いたのだが6,7,8階は今月末迄借り切りらしい、美麗グループが」
「だから誰も居なかったのですね」
「美優さん危険にさらされますね」
「そうかも知れないな」
「美麗が犯人ですか?」
「少し違う様な気もするのだが、美麗が関連しているのは間違いないだろう」
「課長に話して、別の刑事に美優さんを監視させよう、我々だと、油断しないからな」
二人の婦人警官が交代で見張る事に成った。
大袈裟に言っていたけれど、たいした事なったたな、面接を終えて自分の部屋に戻ってゆく美優に悟は怒りを露わにするのだった。
棚橋達は管野美由紀の拉致を計画していた。
それは、三人の内で一番警戒されていないのと、仕事がキャビンアテンダントだったから、遅くの応募に成ったので、悟の目に付かなかった、からだった。
長い黒髪を纏めて帽子を被って羽田空港の職員ゲートを出て、「お疲れ様」「お疲れ様」と口々に言って、タクシーに乗り込んだ。
いつも個人タクシーが迎えに来ていて、車のドアが開いて乗り込んだ。
荷物はタクシーの整理の男が積み込んでくれた。
車が発車して「あれ?いつもの叔父さんじゃないの?」と尋ねた宮内タクシーと書かれた個人タクシーだったから「宮内風邪で出られないから管野さんが帰られるから迎えに行って欲しいと頼まれまして、」
「そうなの?連絡貰えたら他のタクシーにしたのに、悪いわね、今日は茅ヶ崎の自宅ね、場所聞いている?」
「はい、宮内さんから聞いています」
普段から宮内の誠実さを管野は知っていた。
病気だから人に頼んで来て貰ったのだと思った。
時差ボケに慣れてはいても、日本に帰ると気分がほっとして気が休まるのだった。
自宅迄少し時間が有るのでいつも美由紀はタクシーで一眠りするのだった。
「叔父さん、眠るわね、着いたら起こして」そう言って眠ってしまって、高速をスイスイと走る。
管野は茅ヶ崎の自宅に向かうのだった。
普段は品川のマンション住まいなのだが、月に一度は自宅に帰るのだ、しかし、僅かの時間でよく調べたものだ。
棚橋は海生会の力を改めて感じたのだった。
高速の海老名SAに車が入った。
眠って居た管野が目をあけて「着いたの」と言うと同時に前の席に真希が後ろに望月が乗り込んで、車が直ぐに発進した。
「何?何なの?貴方達」
「天国の使者かも」真希が後ろに向かって言った。
「宮内さんじゃないわね」
「宮内は今頃ねんねしているよ」運転手の棚橋が言うと「貴方達私を拉致しているのね」
「その通り、流石に頭良いね」
「何処に連れて行く気?」
「気持ち良いところかも、な」
「何言っているの」車は高速を下りた。
望月が管野の身体を逃げないように引き寄せる。
「CAの姿も良いね」
「そうね、そのまま撮影しようか」棚橋と真希が喋る。
「何が目的なの?」
「俺たちのビデオに出演お願いしようと思って」
「何よ、そのビデオって?」
「勿論裏ビデオよ」
「不潔な事考えているのね」
「貴女の悶える顔が見たいわ」
「馬鹿な事言わないで、直ぐに警察に捕まるから」
「いつまで元気かな?」車が止まった。
周りには家が少ない、バラック建ての入り口には小さな看板が幻夢企画撮影所と書かれていた。
中から二人のチンピラが来て「ご苦労様です」と挨拶をした。
「連れて行け」と棚橋が言うと二人が嫌がる。
管野をスタジオの中に両腕を持って連れて入った。

緊縛モデル


「おお、主役の登場ですな」中村が嬉しそうに言った。
「貴方が親分なの?こんな事、して。。」言っている時に目の前に明かりが点灯した。
中央に全裸で青々とした頭の女性が亀甲縛りで柱に縛られていた。
「ああ。。」管野の腰の力が抜けたのだ。
よく見ると身体中の毛が無かった。
「CAさん、声も出ないか?」女は首をうなだれている。
「気持ち良くて気絶しているのだよ」そう言って不気味な笑いをした。
美由紀は顔から血の気が引くのが判った。
「嫌-」と声をあげて、入り口に走った。
「諦めな」棚橋、真希、望月が入って来て管野美由紀の身体を押した。
「板東さんお願いしますよ」
60歳前後の細身の男が手に縄を持って美由紀に近づいてきた。
「嫌、嫌、助けて」と後ずさりをする。
この板東啓太は縄師と呼ばれる男で、時々映画にも出演したベテランである。
いつの間にかカメラマンの井尻もビデオで撮影を始めていた。
「あの女の様に成りたいか?」
美由紀は大きく首を振った。
「社長も来るらしいです」とチンピラが中村に言った。
「今日失敗して、もやもやしているのだろう、楽しませてやろう」
中村は夫婦の望みを同時に叶えてやれると笑うのだった。

美優は夕食を一平と佐山の三人で食べていた。
昼間助けて頂いたお礼にと中華料理を食べていた。
すると美優の携帯に電話が恭子だった。
「どうしたの?」
「美優は大丈夫?」
「大丈夫よ」
「良かったわ」
「早紀今も行方不明でしょう」
「そうね、消えちゃったね」
「うん」
「私の友達今、何度も電話しているのだけれど、出ないのよ、それで美優も心配に成って」
「私なら強い味方がいますから」と言いながら二人を見て笑った。
「何か?」
「神田恭子さんが、自分のお友達と連絡が出来ないから心配に成って掛けて着たの?」
「モデル志願の方ですか?」
「判らないわ」
佐山の頭に一瞬不安が湧いたのだった。

弘子の携帯に管野美由紀を捕らえましたと連絡が有った。
弘子は用心を考えて、髪を切ってよ、必ずと念を押して、直ぐさま伸也に新しい子は使えなく成ったから安心してと連絡したのだった。
昌子に「ガマガエルよく働くよ」と笑って言うと
「見てきたわ、美人ね、びっくりした、可愛い子供抱いていたわ、とても子持ちにはみえなかった」と言ったので伸也の不安はまた大きく成ったのだった。
撮影所で「社長が起こしだ」中村が言って「押さえてくれ、縛りあげよう」板東が言うと望月と棚橋が美由紀の身体を押さえた。
「やめて」と言うまもなく、後ろ手に縛られて乳房の上と下に縄が食い込んだ。
「流石ですね、早い」棚橋が褒めて美由紀は転がされた。
そして布を持って目隠しをされたのだった。
「何するの?」視界を遮られた美由紀が怯えるから、その様子をビデオに撮影するのだった。
悟が入って来て「ご苦労」「ご苦労様です」「ご苦労様です」と口々に挨拶をする。
「この娘か」
「美人でしょう」
「まあまあ、だな」
「CAですよ」
「準備をしてくれ」悟るが言うと、中村が肩を押さえて、片方の足を望月と棚橋が押さえて「嫌、止めて」と言うがお構いなしに、真希がスカートを下ろす、そしてパンストとパンティを一気に下ろして「嫌、嫌、止めて」と叫ぶ、美由紀の頬を真希の平手が飛んだ。
「諦めな、まだ始まりだから、ぎゃあぎゃあ、言うな」真希が言うった。
「気分が乗らないよな」そう言って服の上から乳房を揉んだ。
「嫌、嫌よ」
「大人しくしないと、あの子の様に成るよ」早紀を指さした。
「嫌、あんなのは、嫌、」
「じゃあ、大人しくするのだ」
真希が「足もっと広げて」二人は一杯に左右に広げた。
真希が美由紀の陰部を触って、そして指を膣に入れた。
「この子好きだよ、濡れているよ」そう言って、中を中指でかき混ぜると「あーん」指に媚薬クリームを付けてクリトリスを剥いて塗る。
「気分出て来たね、社長」と声を掛けると、悟がズボンも下着も脱いで、美由紀の膣に挿入した。
「あーん」「うーん」と悟の腰の動きに合わせて声を発するのだった。
「まずまず、だな」悟は美由紀から離れてそう言った。
頭の帽子がとれて、長い髪を団子にしている姿に成った。
ぐったりしている美由紀に、真希が近づいて、団子の髪を触ると、素晴らしく綺麗な黒髪のロングに成った。
「綺麗じゃないか」悟るが髪を見ながら言う、ハサミを持った真希が切ろうとした。
「止めろ」悟るが髪を切るのを止めてしまった。
弘子と約束しているのに、困り顔の棚橋が居て「髪は一級品だな」悟の言葉に何も出来ないのだった。
「そのまま撮影に使おう」
その後全裸にされて、様々に縛られて後ろ手美乳縛り、海老縛り、亀甲縛り、梯子縛りなぞ、緊縛写真のモデルとして美由紀は使われたのだった。
髪の綺麗な美由紀を板東が上手にアレンジして撮影が続けられた。
気が付いた早紀との写真は黒髪と尼と言った感じで中々コントラストが良くて、美由紀の身体から縄が無くなることは無かった。
「こんな女を縛ってみたいだろう」と写真を三枚差し出した、美優、静香、由美子だった。
「これは、過去に無い女です」と静香の写真を手に取って、しばし眺めるのだった。
「この女、縛れるなら、もう縄師辞めても良いです」
「他は、この娘も縛りには向いていますね、この女も顔は良いが、身体が細いから縛りには不向きです」
「今度、この美人を、14日に一緒に見に行くか」
「来るのですか?」
「品川の店に来る予定だ」
「是非、見に行かして下さい」と板東は目を輝かせるのだった。

翌日弘子が「あの女の髪は切ってくれたか」と棚橋に電話を掛けて着た。
「いえ、社長が反対しまして」
「約束が違うじゃないの」
「大丈夫です、撮影所で捕まえていますから」
「そうなのね」
「もう安心して下さい」機嫌の悪い弘子だった。

美優は面接も終わって時間が有れば、伊豆半島の旅を計画していた。
当初の予定通りに面接は受かったので、6日からのんびり一人旅、その後は東京の兄賢一、由佳里夫婦に会いに行く予定だ。
子供も産まれて楽しい家庭を見る為に、「明日から伊豆半島一人旅に行きますからね」と一平に5日の夜電話が携帯に有ったのだ。
その後恭子から「美優大丈夫?」と電話が有った。
「大丈夫よ、どうしたの?」
「モデルを頼んでいた人が二人も消えたの」
「早紀が行方不明は聞いたけれど、今度は誰よ」
「早紀が消えたので、探していて、私の知り合いのCAしている子に無理を言ってお願いしていたの、美由紀っていうのだけれど、羽田に帰ってから消えたの?」
「おかしいわね、私の知り合いの刑事さん紹介するから、会ってみて」
神田恭子が佐山に会いに来たのは6日の夕方だった。
静岡県警の中では堅くなるから、近くの喫茶店に二人は行った。

その頃ホテルでは檜山悟が、金沢の余部美智子を強姦していた。
暴漢に襲われた設定で、ホテルの廊下で拉致をして、別の部屋に連れ込むいつもの方法だった。
悟は強姦が終わると自分の部屋に戻り「上手く行くのに、何故あの時は失敗したのだ」
「社長、あれは、警察ですよ、きっと」
「あの娘にだけガードが付いていたのか?」
「社長、先程の余部、面接に来ていますよ」と慌てて入って来た。
「今、強姦したのに?」
何事も無かった様に余部美智子が10階の社長室に来たのには流石の悟も驚いたのだった。
普通は泣いて帰るだろう?女は怖い、面接では先程の強姦が嘘の様な態度で接したのだった。
県警の近くの喫茶店で「早紀まだ見つかりませんか?」
「探してはいるのですが、中々進みません、すみません」
「早紀も行方不明なのですが?もうひとり私の友達でCAしています、管野美由紀さんも行方不明なのです」
「二人に何か関係でも?」
「実は、早紀が居なくなったので変わりのモデルを探していて、美由紀が引き受けてくれたのです」
「じゃあ、二人共美麗ヘアーコンテストのモデルさんで西山俊樹さんのモデルですか?」
「はい、そうです」佐山は事件の匂いがするなあと感じていたのだ。

狙われた由美子

 8
「西山さんのモデル候補の名前と連絡先教えて貰えませんか?」佐山は危険を感じたのだった。
「平井早紀さん、管野美由紀さん、新田美優さん、伊藤静香さん、そして私です」
「伊藤静香さんはどちらの方ですか?」
「私はお会いしていないのですが、俊樹の店のお客さんでは?」そう言って西山俊樹の連絡先を佐山に教えたのだった。
恭子と別れた佐山は早速、伊藤静香の連絡先を聞く為に西山の携帯に連絡した。
西山が携帯番号は知りませんが、日本橋の和菓子の(雨月)の若奥様だと教えてくれた。
翌日佐山と一平は一度西山にも会ってみたいと、そして静香にも一度会って、不審な事が無いのか知りたかった。
西山は夕方しか時間が無いと言うので、二人は日本橋に向かった。
「立派な店ですね」一平がびっくり顔で言う、数人のお客が中で買い物をしている。
「こんにちは」一平が元気な声で店に入っていった。
「すみません、伊藤静香さんはいらっしゃいますか?」と佐山が尋ねた。
店員が「若奥様ですか?事務所です」
小声で「警察の者なのですが、少しお伺いしたい事が」
「お待ち下さい」店員が奥に入って、しばらくして佐山と一平が生唾を飲み込んだ。
「あの?何かご用でしょうか?」と静香が着物姿で出て来たのだった。
月に3~4回は着物で店頭に出たりするので、今日がその日だった。
「おい、一平何、口を開けているの?」一平は静香に見とれていたのだ。
「少しお伺いしたくて?」佐山が言うと「こちらに、どうぞ」店の入り口の横の小部屋に案内した。
名刺を受け取った静香が「静岡の警察の方が?」と怪訝な顔で聞いた。
「静岡で開催される、美麗ヘアーコンテストのモデルさんが二名も行方不明に成っているのです」
「はあ」と不思議そうな顔をした。
「伊藤さんもモデルで参加されると聞きまして、何か最近変わった事とか無かったかと思いまして」
「私が頼まれているのがその美麗なのですか?」
「そうですよ、ご存じ無かった」
「はい、お得意先の奥様に頼まれたので、仕方なく」
「はい、西山俊樹さんと云う品川の美容院の方です」
「理解出来ましたが、何も有りませんわ」
「小さな事でも、有りませんか?」一平が言うと、静香は考えて「そうですね、ひとつだけ」
「有りましたか?」
「浜松に面接に来て欲しいと言われましたわ」
「行かれたのですか?」
「いいえ、私何も聞いて無かったのでお断りしました」
「そうですか」
「そうしたら、緒方さんが、緒方さんってお得意様の奥様なのですが、今度たしか14日ですか、品川のお店に先方から来られるそうですよ」
「わざわざですか?」
「たまたま、お店休みなので、行く事にしましたわ」
「何か有りましたら、ご一報下さい、携帯番号書いて置きます」一平が自分の名刺に番号を書いて渡した。
店を出た二人は「本当に綺麗な人でしたね」
「美人だね、和服が似合う」
「上品だし、綺麗、」
「子持ちには見えないな」
「えー、旦那さんってどんな人なのかな?」
二人の前を工場から隆史が店に向かって歩いて行って、背中を丸めて小さくて変形な歩き方だった。
「あの人が旦那さんだったりしてな」と佐山が言うと「冗談でしょう、静香さんより低いし、とても釣り合いませんよ」そう言って一平が大笑いをした。
毎年盆には隆史と静香が豊の墓参りに東京から来るのだが、山岡貴子は一度も東京に行った事がなかった。
子供の春休みに自分の娘で中学生の百合子と剛士を連れて遊びに行くことにしていた。
上の中学生の百合子をディズニーランドに連れて行くのが目的だった。
その為、剛士は静香が数日預かる事に成っていた。
会う度に大きく成る豊の子供に愛しさを感じるのだった。
自分の子供の基も殆ど変わらないから、二人一緒で居ると双子の様に思うのだった。
「今ね、貴子さんから連絡が有って、今月末に東京に来るらしいよ」
「そうなの、また大きく成っているよね、楽しみね、基とどちらが大きいかな?」
「夏は剛士が少し大きかったな」
「ほら、基この頃よく食べるから」とお腹を触る。
「ほんとうだね、勝っているかも知れないな」
父の三郎が微笑ましい三人の姿に目を細めていた。
こんな変な病気の男と結婚して娘は幸せに成れるのだろうか?
そんな心配は全くの取り越し苦労だった事を喜んでいる。
隆史が考案した洋風和菓子は今では(雨月)の定番ヒット商品に成っていた。
従業員の受けも良く、孫も出来て三郎には最高の婿だったのだ。
27歳も離れた弟が居る恥ずかしさと、楽しみが同居していた。
「親父天国からどんな顔して見ているのだろう?自分の子供と息子の子供が同い年なんてね」
「喜んでいると思うわ」
「何日預かる予定だった?」
「二日じゃない?」
「二日間賑やかだな」と隆史が笑った。
10日朝から檜山悟は浮き浮きしていた。
大阪から山田由美子が来るからだ。
写真で見ると自分の好みだったから、強姦よりもっと良い方法はないか?と先日から考えていたのだった。
それを解決したのが、棚橋だった。
悟が「結婚してから少し経過しているのだけれど子供居ないから年齢よりも、若く、見える、だろう」の言葉に「本当は欲しくても出来ないのでは?」
「不妊か?」
棚橋は嘘の情報を流して間野の婦人科に行くようにすれば面白いですよと云ったのだった。
でも東京まで行くか?疑問は有ったが、本当に不妊で悩んでいるのかも確信は無かった。
由美子は矢作玲子の店の客で自分が美容師だったから技術の高さを評価して、行く様に成って二年が経過していた。
最近は歳も近いから、お互いのプライベートも話す良い友達に成っていた。
今回のモデルも即答で引き受けると言ったので、玲子は大いに喜んだ。
由美子が勇二の元に転がり込んでもうすぐ三年に成ろうとしていた。
不思議と勇二とは子供が出来なかった。
妊娠すら無くて、短かった髪も伸びて元の肩に届く、だから内緒の話も玲子にはするのだった。
今まで妊娠の経験が二度有った事、勇二は調べたが大丈夫だった事など、今は看護師も辞めて昆布屋の仕事を夫婦でしているのだった。
勇二の父は昨年亡くなり、母左知代も最近は自宅に居る方が多く成っていた。
左知代の為にも早く子供が欲しいのと玲子にもよく話していた。
不妊で悩む夫婦は多い、その数は年々増加しているのだ、社会環境の影響なのか、食べ物なのか、自然淘汰の原理なのかは判らないのだが、由美子に「内の会社の社長も子供が居ないのだけれど、もう今は歳だから無理なのだけれど、一度だけ奥様が妊娠されたらしいの、結局は流産だったのだけれど」
「そうなの?」
「東京の先生なのだけれど、不妊で人気らしいの、今では紹介が無いと見て貰えないらしいは」
「でも、東京じゃ通院出来ないし」
「それがね、原因を調べてくれるのだって」
「それって?」
「だから、原因が判れば対策が出来るでしょう」
「それはそうだけれど」
「話だと、朝ね、旦那さんとSEXして、病院に行けば良いのだって」
「社長ね、自分が子供居ないから、そんな話には親切なのかもね」
「勇二と相談してみるけれど」それから勇二も左知代の度々の催促に、「それで子供出来たらお袋も喜ぶし」そう言って簡単に承諾したのだった。
悟は棚橋に「お前の悪知恵と勘の良さは最高だな」と褒め称えたのだった。
面接の時間を夕方に設定して悟は東京で由美子と遊んでから浜松に戻る事にしていた。
間野とは棚橋が綿密な打ち合わせをして、勿論撮影の準備もして、久々に良い盗撮作品が出来ると喜んでいた。
九時過ぎの(のぞみ)に乗る為に、朝から起きない勇二に「貴方が行けと云ったのでしょう、子供が欲しいと、早く起きてよ、間に合わないわ」
「眠いよ」由美子はそう言って寝ようとする勇二のパジャマのズボンを無理矢理脱がして、好きでないフェラをするのだった。
「あー」勇二がびっくりして元気になったのだった。

マゾ調教

 9
佐山と一平は静香に会った後品川の西山の店を訪れて、二人の失踪の手がかりは無いか聞いたが全く何も無く静岡に帰っていった.
帰りの新幹線で佐山は「美麗ヘアーコンテストに関連して何かが有ると思うのだが判らない、美優さんは大丈夫か?」
「一応監視は付けていますから」
佐山は次狙われるのは、美優か静香に間違い無いと考えていたのだった。
山田由美子は新幹線にギリギリ間に合って「セーフ」と口走っていた。
そう思えば昔利夫と各地に旅行に行った時もいつもギリギリだったなあ、楽しかったし若かった。
今どうしてるのかな?元気かな?もう70歳手前か、利夫が止めてくれなかったら、今でもデリヘルして、看護師していたよね、多分、海外にも三回も連れてって貰ったなあ、懐かしいな、そんな想いで新幹線の窓の外を眺めていたら、いつの間にか眠って居た。
朝が早かったから、品川のアナウンスで目が覚めたのだった。
由美子は間野産婦人科の前に来て、人気で予約待ちには見えないけれどな?本当なのかな?
そう思っていると一人の女性が「此処だわ、紹介の病院、少し変わっていると云っていたけれど、まあ、有名な先生程そんなものね」
そう独り言を言う女性が入っていったので、そんな噂が有るのだと思って入った。
待合室には先程の女性がひとり、すると受付の女性が由美子の側に来て「予約の方でしょうか?当医院は予約の方しか診察しませんので」と言った。
「紹介で来ました、山田由美子ですが」そう言うと「ああ、聞いております」そう言って受け付けは尿検査しますのでと紙コップを持って来た。
当然盗撮されていたのだ。
しばらくして「先生の問診が有りますので、診察室に」と呼ばれた。
先程の患者さんが見当たらないもう終わって帰ったの?
早いなあと思いながら診察室に看護師が二名と男性医師が一名、そして間野伸介が白髪頭の細身の60歳を超えた感じで長くこの仕事をしている感じがした。
もう一人の医師は間野が忙しいので助手の医師だと紹介したが、眼鏡にマスクで顔がよく判らない。
由美子は部屋にはまだ人の気配がしたが、それ以上は気に成らなかった。
この医師が檜山悟、看護師の一人は真希だった。
壁の向こうにはカメラマン井尻、棚橋、望月が固唾を飲んで撮影をしていた。
「檜山社長の紹介の山田由美子さん」
「はい」
「夫婦間の立ち入った事、SEXに関しての事をお聞きしますが正直に答えて下さい」
「はい」
「今のご主人と一緒に成られて三年と聞いていますが、今までに妊娠は?」
「今の主人とは有りませんが、以前は二度程」
「子供さんは?」
「いえ、最初が堕胎、二度目が流産です」
「ご主人は調べましたか?」
「はい、地元の病院で二人共調べましたが異常は無いと」
「どちらも異常がないのに子供が出来ない、これが一番厄介なのですよ、相性と一言で片づけられますが、理由が有るのですよ」
「そうなのですね」
「ご主人とのSEXで最近、貴女は絶頂を感じますか?」
由美子は考えた、勇二とSEXをして、そんなに絶頂は感じる事は少ないと思った。
「余り無いかと思いますが」と由美子は答えた。
間野はこの答えを待っていたと喜んだ。
「今まで妊娠した時はどうでした?」由美子は思い出していた。
あの忌まわしい記憶をSMホテルで木村に強姦された時、上半身を縄で縛られて犯されて、確かに絶頂に近い感じだった。
もう一回は周のあの厚い胸板に抱かれて燃えていたから勿論絶頂だったなあ、しかし由美子は急に大きく首を振ったので、間野は慌てた。
この話には多分大抵納得するのに変だと思っていたら、「思い出したくもない、ですが多分絶頂だったと思います」と由美子が言ったので間野は、ほっと、したのだった。
「絶頂に成ると精子が泳ぎ易くなって、妊娠しやすくなるのですよ」
「そうなのですか?」
「まあ、個人差が有りますが、調べてみて、お薬を差し上げましょう」
「私、大阪なのですが?」
「大丈夫ですよ、一ヶ月分出しますから、妊娠しますよ」
「えー、そんなに早くですか?」由美子は嬉しく成って声が明るくなった。
「今朝、ご主人とSEXされました?」
「はい」もう時間的には難しいのだが「後でご主人との相性も調べましょう」と言った。
「えー、先生、そんな事が判るのですか?」
「判りますよ、」
「凄いですね」
「でも、今からの検査で、貴女には少し恥ずかしいでしょうが、絶頂に成って貰わないと薬が作れませんから」
「えー、そうなのですか?」と恥ずかしそうにするのだった。
デリヘルで沢山の見知らぬ男性ともSEXしたし、変な薬も沢山飲んで燃えたから、たいした事ないわ、私も歳だし「先生、恥ずかしいですが、大丈夫です」と由美子が言った。
悟がマスクの中で笑っていた。
壁の向こうで流石にベテランの医者だな、上手に騙すなあ、と呆れていた。

浜松のホテルに弘子が来ていた。
矢作玲子のモデルが今日来るのに居ない?
悟の好みだから必ずレイプするから、平井早紀と同じ様に髪を切る為に部下の竹内寛と来ていた。
「社長も居ませんよ」
「おかしいわね、中止に成ったの?矢作玲子のモデルはこの子だけよ、他は髪が長いだけの子が二人よ、伸也の優勝は間違い無い」
「もう少し探してみます」
「頼むよ」

弘子の焦りを他所に伸也は昌子と遊んでいた。
昼間からラブホで「伸也のモデルは?良い子集めたの?」
「ガマガエルが一人、お金でモデルを買ってくれて良い女だよ、後の二人は店の客でさくらと真美で」
「あの二人なら良いじゃないの」
「だろう、でもさ、さくらはマグロだからな」
「伸也、さくらとしたの?」
「少し前だよ、お前とは比べられないよ」
「そうなの?他の女としたら駄目よ」
「じゃあ、ガマガエルはどうするのだ」
「あれは?蛙だから、我慢出来る」そう言って笑って二人は再び抱き合うのだった。

由美子に間野は「此処に居る四人は置物だと思って下さい、ところで、山田さんは自分で感じると思う場所は?」
由美子が少し考えて、もう本心を言わないと駄目だわ
「普通に乳首とクリと中ですね、束縛されて剃毛されたら感じ方が違いました」
「少し、マゾプレーが合っているのでしょうかね?」
伊達の最後のSMホテルを思い出していた。
あの時が最高だったわ「私、変な事言ってしまいました」
「正直に教えて貰うと判りますから」
「そうなのですね、最高に気持良くなったら失神しますね、私」
「そうですか?正確に治療が出来そうですよ」
「本当ですか?」
「束縛も剃毛もしましょう」
『主人変に思いませんか?』
「治療の一環だと言えば、此処は病院ですから」
「はい」
誘導尋問の様な話しに正直に答えてしまった由美子だった。
「じゃあ、リラックス出来る薬を打ちましょう」
「はい」媚薬だな、昔はよく使ったよ、気持ち良くなるのだよね、恵子と峰子の顔を思い出していた。
「腕を出して下さい」看護師が注射器を持って言うと、上着を脱いでカゴに入れて、袖をまくって注射がされた。
間野が悟に目でOKのサインをした。
「それでは、隣の診察台の部屋に行きましょうか?」
凄く明るいわね、と思った。
看護師が「じゃあ、スラックスを脱いで下着も。。」
「いや、胸が感じるらしいから、全裸で、剃毛の準備も」と間野が言う、由美子は既に頭が、ぼー、としていた
「はい」そう言ってカーテンの向こうに看護師が案内して、しばらくしてバスタオルを巻いて由美子が出て来た。
「じゃあ、診察台に」
「はい」
「気分はいかがですか?」
「ぼやーん、としています」
「足を乗せて下さい」と真希と看護師が由美子の足を持って固定した首の所にカーテンが「台が上がりますよ」の看護師の声が遠くに聞こえた。
両腕がパイプに固定されて、バスタオルが外されて「山田さん、剃毛しますね」
「は、は」
陰毛に刷毛でシェイビングクリームを塗ると「あー」と声を出して、剃刀が上の方から剃り出した「ジョリジョリ」と大きな音がして、集音マイクで大きく聞こえるのだ。
クリトリスの周りに成ると
「あーあー」と声が大きくなる膣の周りを剃り、肛門付近に成ると「そこ、そこに」と言い出した。
「マゾの調教を受けていますね」と小声で云う、肛門に小さなバイブを入れると「あーあー駄目」と悶えるのだった。
剃り跡を拭き取って、全裸の大きく足を広げた由美子の身体に電マが両方の乳房、陰部に一斉に当てられた。
「あーん」「あーん」と大きな声が由美子の口から発せられて、「駄目、入れてー」それは絶え間なく続いた。
「社長どうぞ」間野が言う、台の高さを調節して悟が由美子の股間に挿入した。
「うーう」
「いいーわ」
乳房を片方ずつ真希揉んで棚橋が吸い舐めた。
「あーん、だめ、だめ」由美子が頭を仰け反る。
カメラマン井尻が必死で撮影する。
もう一人の望月も撮影している。
悟が果てると棚橋がズボンを脱いで由美子の陰部に挿入する。
再び「あー、あー」と腰の動きに反応する声、悟の後ろに黒人のボブが来て「おお、間に合ったか、早く準備をしてくれ」撮影の為に呼んでいたのに今、到着したのだ。
ボブは素早く服を脱いで、棚橋が果てると「ボブ頼むよ」の声に始めて見た看護師と間野が驚いた顔に成った。
ボブのペニスの大きさに看護師は腰が変に成る気がした。
ぐったりしていた由美子の膣にボブの先が少し入って「あー、あー」と目を見開いて大声を出した。
そこからゆっくりと挿入すると「あーうー」「あーー」と嗚咽をあげる。
ボブがゆっくりと動かし始めると「あーーーーあーーー」と大声を上げて気絶してしまった。
「良い作品が出来ましたよ、ははは」棚橋が大笑いをするのだった。

誘拐計画

  10
仮眠室でようやく目覚めた由美子は下半身に疼きを少し感じた。
「お目覚めですか?」看護師が声をかけた。
「先生、山田さん目が覚めましたよ」
「どうですか?随分絶頂に成られたようで」
由美子は顔を赤らめて「恥ずかしいですわ」
「おかげで、良い調合の薬が出来ましたよ」
「そうですか?ありがとうございます、でも私殆ど覚えていません」
「下腹部に疼きは?」
「少し」
「器具を使いましたから、それから、檜山社長に電話で事情を話したら今回は特別に面接免除でと、だからこのまま大阪にお帰り下さい」
「そうですか?随分長い時間眠っていたのですね」
「薬を飲んで頑張って下さい」
「有難うございました」そう言って由美子は大阪に帰っていった。

浜松のホテルで弘子と竹内が再び来ていた。
「夕方に変更に成ったのに、来ないじゃないか?」
「変ですね、社長も居ません」
「時間が変更に成ったのは本当なのか?」
「本当です、事務局に聞きましたから」
「もう一度聞いて来い」
「判りました」竹内が帰ってきて「急病で帰ったらしいです」
「何?」と言って怒ったのだった。
弘子は電話で「伸也、すまないね、矢作のモデルは急病で帰ってしまったから、無理だ」
「いいですよ、もう勝てますよ、安心して下さい、ガマ。。我慢強く頑張ります」
「そうか、そうか、私は最高点付けるからね」と盛り立てるのだった。

14日の朝、「今日は、ママと一緒に三人で美容院ですよ」と基の小さな手を持って静香が言った。
「その後、遊園地ですよ」と隆史が言う、「ママ、病院?」と基が聞くと「病院じゃないのよ、美容院、これをきれきれいにするのよ」と髪の毛を触ると「ババチイ、ババチイ」
言で喋る基に目を細める二人だった。
縄師の板東と檜山悟は西山俊樹の店に午前中から来ていた。
店長の佐竹に売り上げの状況を聞いたりして、静香の到着を待ったのだった。
板東には本社の次長の名刺を持たせていた。
11時前「ごめんなさいね、社長さんに態々来て頂いて」
「良いのですよ、偶々東京に用事が有ってね、なあ次長」
「はい」目つきの鋭いのに、典子は寒気がする程だった。
「遅いわね、伊藤さん」と緒方が言っていると「すみません、遅く成って」と長い黒髪を後ろで束ねて、ブラウスに薄手のカーディガンとパンツで入って来た。
「洗って貰うから、束ねて来ちゃった」と笑った。
少し遅れて基を抱いた隆史が入って来たて店内に居た人の目が一斉に隆史に注がれた。
背の少し曲がった背の低い男に「こちら、旦那様の隆史さんと息子の基君です」と典子が言ったから、みんながまたびっくりが顔に成った。
一番驚いたのは悟だった「初めまして、今回は奥様にご無理をお願い致しまして」そう言って名刺を差し出した。
「はい、わざわざすみません」
「こちら次長の板東です」
板東がよろしくと名刺を差し出した。
「セットしてから面接で、西山君お願いね」緒方がそう言って、静香がシャンプーの椅子に腰を掛けた。
「西山さん、私ね、最近着物着るから髪伸ばしているのよ、だから切るのは少なくお願いね」と静香が言った。
「奥様の髪型はもう考えています」
「そうなの、じゃあ大丈夫ね」
「はい」
セミロングがロングに成っている。
髪を洗っている後ろから板東が襟足、胸の膨らみを舐める様に鋭く見ていたのだった。
板東は自分が勃起しているのに驚いたのだった。
いつも女性の裸ばかりを見ている板東が勃起するのは久しく無かったからだ。
慌てて目を逸らしてまた見つめるてそんな自分の行動に苦笑した。
しばらくして綺麗に髪を整えると美しく成った静香が「お待たせしました」と待合場所にやって来た。
綺麗に髪をセットして来た静香にまた二人は見とれていた。
その後簡単な話をして面接の真似事程度だったが終わると、三人は出て行った。
「綺麗な女だろう?」
「はい」
それだけ言って帰っていった。
車に乗ると「板東写真とは違うだろう」
「社長のおっしゃる通りです、素晴らしいです、久々に興奮しました」
「何故?あの旦那は?」
「判りませんね」
「益々、縛りたいだろう」
「はい、そりゃあ是非に」
「だがなあ、中々難しいな」
「着物を最近は良く着るらしいですよ」
「尚更良いな、何か方法を考えよう、眠れないわ」そう言って用事もないのに、品川まで来て帰って行った。
だが二人は大いに満足をしていた。

管野美由紀と平井早紀を使って色々な撮影を撮った棚橋はもうこの二人で撮影する物は無い、特にボブと管野のSEXは圧巻だったのだ。
美由紀はボブの虜に成ってしまって、従順に成ってしまったのだった。
何度もSEXで昇天したからかも知れないが、ボブが早紀と絡むと拗ねたりするのだった。
「私も貴方達の仕事手伝わせてよ、もうボブと離れられないから」と言い出すのだった。

15日に一次選考通過の70人が発表されてシードの美容師30人と合計100名が浜松のスポーツセンターに集まり始めたのは17日からだった。
審査員、ガードマン、運営の関係者、が次々と集合して浜松のホテルも6,7,8階が賑やかに成って、いよいよ本番近し、の様相に成って来た。
美優は伊豆半島の旅行から東京の兄に家に行って由佳里とその子供と対面して楽しい一時を過ごしていた。
浜松には何日に帰るかを決める為に恭子に連絡すると、西山俊樹の店に一度顔を出してと言われてその日の午後品川の店に来ていた。
西山はイラストを見せて、美優の髪型をこの様にしたいと見せてくれて、それは大胆な髪型だった。
「夏向きね、凄いですね」
それは刈り上げなのだが上の髪がそれを隠す感じのデザインで髪の多い美優だから出来るのだと西山は説明した。
耳から下は坊主刈りに成っていて「涼しそう」と笑った。
本当は静香にこの髪型をと思ったのだが着物を着るのが多いと言われて無理と思ったから美優に成ったのだ。
「美優さん、これでもいいかな?」
「良いわよ、普通には中々見えないでしょう」
「風が吹けば判るよ」
「びっくりする人居るわよね」
「またすぐ伸びるしいいわ」と承諾したのだった。
22日のモデルは恭子最終まで残れば25日は静香で予定が組まれて、西山はもう残ると決めていた。
板東は撮影所に戻っても静香が頭から離れなかった。
「棚橋さん、どうしても縛ってみたい女が居るのだけれど、何か方法は無いだろうか?」
「社長もお気に入りで板東さんと態々東京まで面接に行った女でしょう」
「そうなのだよ」
「そんなに、良い女なのかい?」
「上品で清楚なのに、色気も有るのだよ」
「身体はどうなのだよ」
「肌の色は透き通る様に白く、胸も有るね、だから出るとこは出ている感じだな、165センチ位有るかな?」
「理想的な体型ですね」
「それでも子持ちですよ」
「子供が居るのですか?、びっくりですね」
「旦那はチビで、あれは多分障害者だな」
「えー、それだけの美人が?障害者と?子持ち?」
「信じられないだろう」
「本当ですね、大金持ちと結婚出来そうじやないですか?」
「二人で子供にべたべただったよ」
「板東さん、その美女の裸拝めて縛れますよ」
「えー、ほんとうか?」
「子供ですよ、」
「子供がどうしたのだ」
「その可愛がっている子供を餌におびき寄せれば、多分来ますよ」
「おお、それは名案かも知れない」
「親は子供の為なら何でもしますからね、まして、べたべたなら、イチコロですよ」
「作戦を考えてくれ、お前のビデオも売れるし、社長に言えば大喜びだ」
ふたりはとんでもない計画を考えるのだった。

レイプされた昌子

11
20日の朝浜松の駅前は人の山、それも若い女性が一杯、観光バスを用意していたので、利用する人が多かったのだ。
勿論タクシー、バスで向かうモデルも居た。
そこに見学の人達関係者が一斉にスポーツセンターに向かう、参加の美容師は入り口で番号札を貰って、指定の椅子に向かう、その椅子には既にモデルが座って待っている。
モデルで応募した人は自分がどの様な髪型にされても文句は言えないのだった。
席に行くと同時に落胆の表情に成る人、喜ぶ人と様々、体育館は満席状態、この日の為に臨時の電気工事で配線を作り、美容師が使う器具のコンセントが無数に用意されていた。
10時に美麗グループの社長の挨拶が始まり、弘子の始めの合図でコンテストは開始された。
いきなり、バリカンで刈る美容師もおれば、パーマをする美容師も、最初から諦める人、考え込む人、それはモデルが自分の考えていた人と異なって応用が出来ないのが原因だった。
優勝候補の西山俊樹のモデルも当たりではなかった。
それは髪がショートだったからアレンジが難しかったのだ。
矢作玲子はまずまず綺麗なモデルが当たって当確を確信していた。
藤岡伸也のモデルも綺麗なロングの女の子が当たっていた。
弘子の計らいが陰で行われていたのは言うまでも無かった。
その弘子は真っ先に伸也の処に来て「頑張るのよ」と声を掛けた。
「ほんとに良いあだ名ね、ぴったり」弘子が去ると直ぐさま昌子が来て伸也にそう言ったのだった。
会場には佐山と野平も見学者を装って紛れ込んでいた。
結局平井も管野も手がかりが無かった。
「このコンテストと関係無いのでは?」一平が言うと「此処しかないよ、二人の失踪に関連が有るのは?」佐山が言った。
「そうですかね」
「一平、西山のモデル悪すぎないか?」
「そうですね、髪は短いし、顔も悪いですね」
「一平、優勝候補は誰か調べて来い」
「判りました」しばらくして「やはり、シードの美容師が優勝候補ですね、NO3,NO5,NO11,NO15,NO22の五名らしいです」、
「よし、順番に見に行こう」
「NO3は矢作玲子ですね」
「腕は判らないが、モデルは悪くないな」
「次はあそこですね、NO5筒井由美」
「まあまあだな」
「NO11が西山だから、15はあそこですね、熊谷俊子」
「これもまあまあだ」
「次がNO22の藤岡伸也ですね」
「おー、このモデルは綺麗な」
「そうですね、五人のモデルの中では抜けていますね」
「一平、顔と名前写真に」
「はい」佐山の勘は鋭かった。
この藤岡もこの事件に関係しているのではないかと考えたのである。
「あれは何処の店だ」
「赤坂ですね」
「本部から赤坂に藤岡の調査を依頼して貰え」
「判りました、手配してきます」
「あの横でべたべたしている女は?誰だ?」佐山が思っていて、同じ光景を見ていたのが弘子だった。
一緒に来ていた弘子の秘書の様な手下土屋真智子に「あの女は誰か直ぐに調べなさい」と指示をしたのだった。
「一平が連絡してきました」と帰ってくると直ぐに「一平悪いな、あの女も誰か聞いてくれ」
「はい」一平が調べに行くと、弘子の元には土屋が「あの女の子は赤坂のバイトの受付で泉谷昌子です」
「判った」そう言ってトイレに向かうと「ごきぶりが一匹居るの、始末して」と中村に連絡した。
細かく内容を聞いた中村が判りましたと行動に移すのは早かった。
三時間の制限時間は充分過ぎる時間だったから終わった美容師はそれぞれの控えに下がって休憩をしている。
勿論余裕の藤岡も時間を持て余していた。
昌子、肝心な時に居ないな、何処に行ったのだと探していた。
佐山も一平からの連絡を聞いていた。
西山の出来具合を見ていて、流石だあのショートを此処まで見せるとは、腕は一流だな。
あの綺麗な静香がモデルならどの様に仕上げるのか楽しみだな。
時間の終了までに、殆どが終わってモデルだけが椅子に座って、審査員十名が廻って点数をつけていく、西山、矢作、藤岡、筒井、熊谷の処では審査員が立ち止まって眺めていた。
結果発表で優勝候補の五人の他二十五人が選ばれて22日からの決勝に進む事に成った。
今夜はホテルに一緒に泊まる予定なのに昌子が居ない。
苛立つ伸也、それを遠くから見つめる弘子、
「ゴキブリは早めに退治しないと増えるからね」と独り言を言ったら隣にいた悟が「何処にゴキブリが居たのだ」
「あー、先程体育館に居たのよ、大きいのが」
「そうなのか、こんな体育館にも居るのか」と言うのだった。
ワンボックスの中にチンピラ数人に押し込まれた昌子は服をはぎ取り、下着を脱がせて、嫌がる昌子に強引に挿入していった。
次々四人にレイプされたのだった。
ぐったりした昌子を全裸にして山奥に置き去りにしてしまってもう帰れないだろう山中に捨てたのだった。
「処分しました」と弘子の携帯に連絡が入ったのは夜の10時を過ぎていた。
馬鹿な女だ!私の可愛い伸也に集るからだ、と笑うのだった。

棚橋から二人に同じ内容の電話が届いた「伊藤静香をビデオに映せます、安心して下さい」悟はあの美人が抱けるのだと微笑み、弘子はこれで伸也の優勝は間違い無いわと勝手な解釈をするのだった。
22日は同じ場所だが24日からは市内の美麗のお店で戦いが行われるのであった。
それは機材もシャンプーも出来るから、どの様な髪型も可能になるからだった。

22日の朝、県警に電話が、ハンターが全裸の若い女性を発見したとの知らせが入ったのだ。
「死んでいるのか?」
「いいえ、生きていますが、衰弱して意識もはっきりしてないらしいです」
「凄い、山奥です」
「市民病院に搬送しています」
「事件だな」
「行ってくれ」
「佐山さん、平井か管野ですよね」
「そうだな、可能性有るな」
二人の他二名が病院に向かった。
病院に到着するのと、搬送されるのが粗、同時で姿を見ないまま集中治療室に運ばれた。
廊下で待つ四人に見つけたハンター達が遅れて、一緒に来ていますと言うので事情を聞く事に、夜明けと同時に狩りに行く為三人の仲間のハンター達は山に入ったら直ぐに草むらに倒れた女性を発見したのだと云う、死んでいると思い携帯で知らせようとすると身体を動かしたので生きて居ると救急車と警察に電話をしたと云って、しかし女は頭が変じゃないか?とハンターが言うのだった。
処置が終わるのを待っていたら、医師が「彼女は沢山の男にレイプされていますね」
「何人ですか?」
「四人最低ですね、違う体液が出ましたから」
「無事なのですか?」
「無事と云うよりショックで狂っていますね、多分丸一日以上山中をさまよったのでしょう、身体中小さな傷が一杯です、だから、名前も住所も判らないでしょう、何も身体的特徴が有りませんから」
「本人に会えますか?捜索願が出ている女性かもしれませんから」
「そうですかそれではどうぞ」案内されて二人が入って顔を見て「あっ、あれは」
「和泉昌子」
「身元が判ったのですね、良かった」
医師は喜んだが、二人は何故だ?と頭を抱えた。
とても藤岡伸也がする筈もない、二人は昨日の雰囲気を見ていたから、じゃあ誰が?何の為に?
殺人未遂事件として捜査本部が設置され、管野美由紀、平井早紀は同じ方法で拉致されてレイプされて山奥に捨てられた。
運良く和泉は見つかったが、他の二人は死んでいるかも知れないから、和泉が見つかった周辺の徹底調査が行われたのだった。
しかし、二日間の捜索で何も判らなかったのだった。
「伸也に会わせるかな?」
「コンテストが終わってからだな、気の毒だ」
佐山は伸也に会わして解決するのだろうかと不安だった。

危機迫る美優

 12
22日の決勝初日は波乱なく優勝候補五人が残って,24日の第二戦に西山は美優がモデルで登場するのだった。
棚橋夫妻は23日24日と二日間日本橋の(雨月)の近くに車を止めて,基の誘拐を実行する為に待って居たがこの二日間まったく,子供の姿さえ見えなかったのだった。
それは基が少し風邪気味だから、静香が外に出さなかったのだった。
「このまま、基の具合が悪かったら、ママは行けませんからね」
「病院いくの?」
「美容院でちゅ」
「ババチイ、ババチイ」
三郎が「良く成ったじゃないか」
「良く成りましたわ、熱出たら本当に行けなくなる処でした」
「沢山の人に迷惑掛かるからな」
「明日はもっと良く成ります、ねえ、基、そうよね」と頭を撫でた。
「今日負ければ明日は行かないけれどね、勝でしょうね」
静香は明日多分浜松に行かなければ成らないだろうと思っていた。
24日浜松の美麗の美容室には異様な空気が漂っていた。
店の駐車場には大形テレビが設置されて椅子が置かれて隣の大きな駐車場も貸し切りでテントが幾つも設営されていた。
此処にも大形ビジョンで中継がされて、浜松の店の立地が良かったからこの場所が大会の店に選ばれていた。
決勝2日目からは優勝候補はそれなりのモデルを用意していた。
美優一人が着物を着て登場したので会場に響めきが起こった。
当初静香用だった髪型だったから和服の似合いそうな静香にぴったりだと西山は思っていたのだ。
モデルは筒井由美、西山俊樹、藤岡伸也がリードしていた。
矢作玲子と熊谷俊子がやや見劣りして、坂上公子が予選会から勝ち上がって決勝第二戦でも素晴らしいモデルが来ていたのに一同が驚いたのだった。
戦いが始まって、西山が美優の髪を逆立てて額に集めて、バリカンで刈りだしたのには、会場から「わー」と声が漏れたのだ。
「奇抜ですね」
「流石、西山だね」
「大丈夫?」
「変じゃない?」とか評価が分かれて注目を集めたのだ。
やがて「凄い刈り上げだよ」
「耳まで刈り上げたよ」とざわついていた。
三時間の戦いの行方を審査員席から祈る様に伸也を応援する弘子、あのモデルと出来たのにと悔しがる悟、狂った夫婦の思いが入り乱れていた。
撮影所では早紀の始末の準備が行われていた。
この前の和泉で成功したと信じていた棚橋、中村達は早紀を今夜山中に放置する様にチンピラ達に命じていた。
早紀はもう半ば性奴隷状態でSEX以外では食べて、寝るだけで、もう用途が無くなっていた。
管野はボブに惚れてしまって、これも撮影が終わっていたので用済み状態だったが、ボブが欲しがるのと語学が堪能な為ボブと海外にと考えられていた。
戦いの結果が出たのは三時過ぎで、最終に残ったのは、奇抜な髪を演出した西山を筆頭に矢作、藤岡、筒井、そして予選から勝ち上がった坂上だった。
熊谷が次点で敗退したのだった。
そして悟が今回審査員特別賞でモデルの新田美優を選んだので、予定にない賞に一同びっくりしたのだった。
美優には賞金三〇万と夕食に招待のおまけが付いた。
着物とその髪型を撮影したいから、夕食にはそのまま来て欲しい、迎えの車を用意して撮影が終わったら、着替えて食事の予定が作られた。
美優も西山も大喜びだったが、当然西山も夕食に招待と思っていたら「明日の決勝の為、ゆっくり休んで鋭気を養ってくれ」と言われて、
拍子抜けの西山だった。
「いよいよ、明日ですね、佐山さん」
「意外な賞を新田君が貰ったね」
「大喜びでしたよ、一時はあの刈り上げは何と!思いましたがね」
「明日また大がかりな山の捜索をするらしいですよ」
「何か見つかれば良いのだが」
「明日の決勝は西山さんの優勝でしょうね」
「そうだろうな、伊藤静香さんがモデルじゃあ、他は難しいだろうな」
「明日も来ましょう」
「宿舎のホテルに行こう、また何か起こるかも知れないから、伊藤さんは直接で助かるよ」
「警戒も良いかもですよ、何度も会えますから」そう言いながらホテルに向かったのだった。
ホテルにはもう明日のモデル達が到着していた。
「あの子もモデルかな?綺麗ですね」言いながら脇見をして外人にぶつかる一平だった。
「アホ、見とれるな」
「すみません」
「何もなさそうですね」
「その様だな」
二人は明日に備えて県警に戻っていった。
ホテルには夕方美容師達も来て、明日の決勝に備えるのだった。
大阪から山田由美子も到着していた「玲子さん、おめでとう」
「ありがとう、明日お願いね」
「はい、頑張りましょう」
「先日はありがとうございました、紹介して頂いて」
「体調は?」
「薬貰ってから、身体が軽くなった気がします」
「子供さん出来ると良いですね」
「はい」
「後で食事でもしましょう」そう言ってお互いの部屋に消えた。
「伸也、よく頑張ったね、明日で終わりだ」
「西山は凄いですね、明日のモデルを考えると勝てる気がしません」
「大丈夫よ、今夜中には終わるわ、明日は西山はモデルが居なくて棄権よ」
「食事に一緒に行きたいけれど、みんなが見ているからね、また大会終わったらね」
そう言って立ち去った弘子に「ガマガエルとメシ食べて美味しいか!馬鹿」と小声で言うのだった。

神田恭子と美優は迎えの車を待っていた。
恭子は美優の着替えを持って「重いわ、普段着ないからね、早く脱ぎたい」
「撮影終わったらね、でも着物に似合っているよ」
「西山さん優勝間違い無いわね」
「そうね、モデルが静香さんだからね」
「でも、髪切れない、染め駄目でしょう、どうするのだろう?」
「まあ、彼の事だからね」車が到着して「お待たせしました」望月が檜舞子とやって来た。
「乗って」と美優を乗せて、恭子が乗ろうとしたら「貴女も一緒?」と嫌そうに言った。
舞子は中村にメールでそれを連絡したのだった。
チンピラ四人の車に乗せられて平井早紀が撮影所を出たのは丁度同じ時刻だった、薄暗くなり始めていた。
管野美由紀に「今からお前の友達の神田恭子が此処に来るから上手に捕まえるのだ、そうしたらボブがお前をアメリカに一緒に連れて行ってくれる」
「ほんとう、嬉しい」
「失敗したら、早紀の様に坊主にする」
「絶対に上手にします」
「美優と言うモデルが一緒に来るがこいつは撮影に使うからな」
「ボブと何をするの?」と嫉妬の目で見る。
「違う、上のお気に入りだ」
「そうなの、ボブじゃないのね、安心したわ」と喜ぶのだった。
早紀は郊外の山中で四人のチンピラにSEXをされて喜んで「好き者だな、こいつ」
「頭、いかれているな」
「SEX以外は無いみたいだ」
「毎日ボブとしていたからな」
「馬鹿にも成るよ、大きすぎだよ、あれは」
「太いし、長い、堅い、半分欲しいよ」四人が終わって、再び山中に車は進んで行った。
「着いたわよ」
「綺麗じゃないわね」恭子が言った。
「そうですね、何か変な撮影所みたい」美優が言うと、向こうから「恭子-」と声を出して管野美由紀がやって来た。
「美由紀じゃないの、此処に居たの?、随分探したのよ」
「ごめんね、大会出られなくて」
「此処で何しているの?」
「彼の撮影のお手伝いよ」
「彼?」
「急に同じ飛行機で日本に来たのよ、まあ中に入って彼を紹介するわ」
「何故?連絡くれなかったの?」
「飛行機で携帯落としたみたいなのよ」
「そうだったの」
二人は美由紀が居た事に安心して撮影所に入っていった。

吊られた

  13
幾ら待っても静香の子供は出て来ない「病気に成っているのでは?」真希が言うと「そうか、風邪にでも成っているのかも」
「無理よ、帰りましょう、良いのが撮影所に来たみたいよ」
「そうなのか?」
「帰りましょう」
「あの奥さん怒るだろうな」
「仕方ないでしょう」
「子供の病気で棄権に成れば良いのだが、な」
「奥様には黙っていましょう」
「そうだな、欠席が有るからな」そう言って二人は撮影所に急いだ。
山中に全裸で放り出された早紀は、山中を彷徨って居るのだった。
暗闇と飢えが狂った早紀を襲うのだった。

撮影所では二人にコーヒーが出されて、美由紀と三人でコンテストの話、彼氏の話と進んだが「疲れたみたい、撮影は?」恭子が聞くと
「私も眠いわ」やがて二人は眠ってしまうのだった。
「薬が効いたわ」
「どう?上手だったでしょう」
「上手く騙した、褒めてやるよ」
「この恭子はどうします?」
「何処かに素裸にして閉じ込めとけ、逃げられないだろう」中村が言うと「余り、虐めないで友達なのだから」
「お前が代わるのか?」
「いいえ」美由紀は直ぐに黙った。
「棚橋が帰るのは八時だな」
「そうです」
「檜山社長は今夜来られないかもと話してた」
「撮影だけ進めるか、板東さんを呼んでくれ」
「はい、判りました」
カメラマン井尻も呼び出されて、撮影の準備に取りかかるのだった。
悟が美優を犯すまでは誰も手を出せないし、もし悟が美優を気に入ればもう誰もおこぼれはなかった。
美優を捕らえた連絡は悟には届いていたが、明日の決勝の事と静香が気に成るのだった。
今日の方法なら上手く静香を拉致出来るのでは?美優で成功した悟はその様に考えていた。
弘子は夜に成っても連絡が無いのにイライラしていて、電話を掛けても電波が届かないと云われる。
どうなっているの?伸也は大丈夫かしら?弘子の心配は高まるのだった。
静香は自宅で「パパとママはお風呂ね、基は今夜もお風呂お休みよ」
「いや、ぼくも」
「駄目でちゅ、基の好きなビデオ見せてあげるね」
テレビにお気に入りの漫画が流れると、食い入る様に見るのだった。
「隆史さん、お風呂今のうちに」
「そうだね」二人はお風呂に入った。
「よくもまあ、同じのを見るね」
「あれだけよ、何も食べないで見るのは」
「そうなの?」
「一人じゃ基も可愛そうよ」そう言って湯船でキスをする静香だった。

綺麗な着物を着て着飾った静香が縄で縛られて、口には日本手拭いが猿轡に後ろ手で結んだ縄を引っ張る。
足首に縄を結び、天井の鴨居に縄を引っかけて、引っ張り上げる歪む静香の美しい顔、徐々に開く足、片足で立つもうすぐ、静香の陰部が見える。
「板東さん、板東さん」と声をかけられて「何だ、夢か、もう少しだったのに、何だ」
「会長がお呼びです」酒を飲んでうたた寝をしていた板東は静香の夢を見ていたのだ。
最近は夢を見ると色々な静香が登場するのだ。
「判った、直ぐ行く、静香でも捕まえたか」
「そうらしいです、会長大喜びです」
「何!」そう言って二階から降りる板東の早さは早かった。
美優を見てがっくりとする板東だった。
「板東さん、この娘で撮影をしたいのだが」
「はい、いいですよ」
「まだ、檜山社長が見てないと言うかこの娘にも興味が有るので行きすぎは駄目だよ」
「判りました、スタッフが揃ったら始めましょう」
落胆はしたが、この娘も良い体をしているから良い絵が出来そうだと気を取り直した板東だった。

その夜の静香と隆史は久しぶりのSEXを楽しんでいた。
「早い時間よね」
「まだ、八時過ぎじゃない?」
「明日早いから、早く寝ましょう」夜はいつも静香がリードするのだった。
「明日ね、終わったら総て断って直ぐに帰るわね、基の病気も心配だから」
そう言いながらキスをする二人だった。
勿論全裸で、その静香の身体が世の男性が羨む程、素晴らしいのか、誰とも体験のなくて、ビデオ位しか知らない隆史に他人と比べる術は無かった。
静香も男性は隆史一人だったから、結婚する前に決めていた様に、身も心も捧げる人だったから、二人は心の底から愛し合っていた。

棚橋が撮影所に戻って「板東さん始めましょうか?」
「今夜は写真中心で、社長の試食の後で動画を撮りますか?」
「現場写真は写そう」
「じゃあ、運んで」
眠った美優を二人の男が運ぶ「可愛い顔していますね」板東が一枚目のポーズを考える。
「真希さん、その子パンツ履いていたら脱がせて、和服に合わないから」
真希が着物の裾を捲って長襦袢、腰巻きを捲って「わあー剛毛だ、履いていませんよ」
「この着物着せた人よく知っている人だね、上手に着せているよ」
身体を二人が支えて着物の上に縄を後ろ手に縛って、天井から吊す準備をする。
「何時頃に目が覚める?」
「もう少し掛かるかと」
「寝ていたら良い写真は撮れないから、待つか」そう言うと着物の前を捲って片方の膝と太股に縄を巻いた。
「手拭いで猿轡をするから、用意しておけ、起きる頃にする」
「この子剛毛ですよ」どんなだ、板東が前を捲って見る。
「ほんとうだ、見えないと怒りそうだな、急遽変更で此処に吊り上げて、動画で剃毛を撮影しよう」
「檜山社長怒りませんか?」
「大丈夫だろう、すっきりしていると喜ぶだろう」そう言うと左足の膝と太股にも縄を巻いたのだった。
そして着物を綺麗にして寝かせた。
しばらくしてチンピラ四人が帰って来た「おお、可愛い娘じゃないですか?」
「山に捨てに行きましょうか?」と一人が言うと「馬鹿者、まだ社長も手を付けてないのだ」と中村が怒った。
捨てに行けば自分達が遊べるからだ。

しばらくして美優の番をしていたチンピラが「目覚めそうです」と言った。
「よし、始めよう」
「ライト、」
「両足が上がるから、高く上げなくても良いから、」
板東が着物の襟を広げていつでも胸が出せる状態にして「道具は揃っているか?」
「今、洗面器にお湯を持って行きます」
「準備oKです」
板東が美優の口に真ん中を結んだ手拭いを咥えさせる。
そして頭の後ろで結ぶ、
この頭?今度は綺麗な髪を束ねて細い紐で括る。
バリカンで刈り上げた地肌が見えて「うーう」
「目が覚めそうだ、吊り上げろ、カメラ?」
「大丈夫です」後ろ手で美優の身体が上がる。
目覚める美優「うぅ」
「お目覚めかな?」丁度足が浮いた処で止まった。
一人が滑車の縄を持って後の二人も縄を持っている。
「さあ、お披露目だ」
板東がそう言って着物の前を捲ると同時に二人が滑車の縄を引っ張った。
見る見る内に足はMの字に広げられて、足が高く成って、黒々とした美優の陰部が見えて、今度は中央が少し下げられて、縄は器具に固定された。
「わー、凄い、格好ね」
「尻の穴までしたから見えるわ」
髪の紐の縄を引っ張ると、バリカン後が総て露呈して無残な姿に成ったのだ。
板東は美優の胸元を大きく広げて両方の乳房を出した。
美優は夢を見ている様な顔だった「うぅー」呻き声だけが、スタジオに響くのだった。
そして腰に手をやって着物を捲り上げて帯に挟んだ。
完全に美優の股間がライトに照らされて、黒々とした陰毛を艶の有る色に変えていた。
真希が鋏を持って左手で陰毛を摘んで切る。
何度も繰り返すと短く切り揃えられて、真希がそこに泡立てたシェイビングクリームを刷毛で塗ると、美優が「うぅ」「うーぅ」と呻き声を上げる。
塗り終わると、美由紀が蒸しタオルを当てて、しばらく当てて持って居る「そろそろ、いいわ」真希が言うと、再び真希が刷毛でクリームを塗る。
「「うぅ」美優は夢だわ、昔有った夢だわ、思っていたがカミソリがいきなり小陰口から剃り始めて、感じる美優だった。
膣の周りを剃るのに「うぅ」集音マイクが近づいて音を拾う「ジョリ、ジョリ」と進む。
板東が乳房を揉む、「あぅ」敏感な美優はもう感じずにはいられなかった。
敏感な部分を何度もカミソリが動く
「あぅ」「うぅ」クリトリスの周りを剃る「ジョリ、ジョリ」、肛門の周りも少ないが有る。
「剛毛で疲れるわ」真希が言っている。
何分掛かったのだろう、ようやく剃り終わると、美由紀がタオルで拭き取った。
「アップで写せ」井尻が近づいて陰部を撮影しろ、真希がそこを後ろから両手で広げると、美優の膣から液体が流れ落ちているのだった。
「美由紀舐めろ、よしと言うまで続けるのだ」
美由紀は美優の綺麗に成った部分を舐め始めた「あぅーう」「うーぅん」延々と続いてしばらく、終われの合図が、舐める方も、舐められた方もぐったりしていた。

無理な静香

14
25日の早朝から山の一斉捜索が三度行われた。
しばらくして「見つけたぞ」の大きな声にみんなが色めきだった。
それは身体に木の切り株が刺さった早紀の無残な姿だった。
その日の内に殺人事件として捜査本部が設置されて、早紀は司法解剖に廻されてテレビもラジオも昼のニュースで報道した。
しかし、美麗ヘアーコンテストの最中の人は知らなかった。
訪れていた佐山と野平は知っていたが「佐山さん、こんな処に居たら叱られますよ」
「大丈夫だ、必ず此処が関係しているから」
「そうでしょうか?平井早紀、今度はスキンヘッドに成っていたのですよ」
「管野美由紀もこの近くだ」
「始まりますよ」
店内を映すテレビに伊藤静香が映し出されて「綺麗」「美しい」とあちこちで聞こえる。
驚いたのは藤岡伸也と弘子だった。
話が違うじゃないの、山田由美子が紹介され、伸也のモデルも綺麗だが上品さがなかった。
筒井由美のモデルも良かったが三人には及ばなかった。
坂上公子も此処まで残れるとは思っていなかったのか弾切れ状態の最後のモデルだった。
「西山俊樹の圧勝は明白だな」
「そうですね、勝負ありですね」
西山はそれでも気を緩める事がなかった。
伸也は想定外の事態に動揺が激しく脱落は必死な状態だった。
「素晴らしいね、西山俊樹の腕は」
「当にその通りです、社長」
「例の計画通りに頼むよ」安達事務局長はお任せ下さいと云った感じだった。

司法解剖の結果平井早紀の体内から、和泉昌子と全く同じ四人の体液が採取出来たと報告が有った。
撮影所には二カ所に別れて神田恭子は全裸で美優は着物姿で監禁されていた。
ニュースを見た中村が四人のチンピラに「何故?簡単に見つかるのだ?」と怒りを露わにしていた。
和泉昌子の件が公表されていなかったので、四人には理解しがたい出来事に見えたのだ。
美麗ヘアーコンテストの最終決戦が終了した。
西山は静香の髪を切ることなくソフトクリームの様に仕上げていた。
勿論優勝は西山俊樹の頭上に輝いて、次点は山田由美子をモデルに使った矢作玲子が、三位に筒井由美、四位が藤岡伸也で善戦虚しく最下位が坂上公子、でも公子は晴れ晴れとしていたのが印象的だった。
大会本部から優勝の盾と副賞が西山に授与されて、昨日に続けて審査員特別賞が伊藤静香さんに昨日に続けて出ましたと発表した。
その発表時には刑事はその場に居なかった。
そして撮影会場からお迎えにと云われたが、意外に静香は基の具合を理由に断ったのだった。
西山に事前にお願いしていたのか静香はシャンプー台に座って既に女性に髪を洗って貰っていたのだ。
乾かしてセットもして貰って笑顔で会場を後に東京に帰っていったのだ。
西山と他の四人と関係者で慰労会が行われて、悟はその事実を知らないので上機嫌でビールを注いで廻っていた。
悟にその事実が報告された時、静香は東京駅から自宅に向かうタクシーだったから「何故だ」
「賞金にはまったく興味を示さなかったとか」安達事務長が言うと「作戦変更か仕方がない」と呟いた。
その頃に成ってようやく一平は美優に連絡が出来ない事に気が付いたのだった。
「佐山さん、美優さんと連絡がとれません」
「何?」二人の顔色が変わった。
直ぐさま引き返して浜松のホテルに急行した。
「社長に会いたい」と一平は強引だった。
10階の1011号の部屋に入ると「昨日、審査員特別賞を貰った新田美優さんの居場所を教えて下さい」と恐い表情で言った。
「私は昨日の授賞式から一度も会ってないがどうかしましたか?」
「彼女と連絡が出来ないのです」
「そう言われても、私には判りませんが」
佐山が「それじゃあ、撮影をすると言われて彼女と神田さんの二人は迎えの車に乗って行ったと思うのですが?どちらでしょう?」
「私は本当に何も知らないのだよ、事務局に聞いてくれ」
「判りました、事務局の方は?」
「まだ会場のあと片付けをしていると思うが」
「判りました」そう言って二人はホテルを後にしたが、檜山社長を見張る様にと指示が出ていた。
檜山は撮影所に電話をかけて早急に美優を隠せ、神田恭子も隠せと指示して警察が行くから注意をと言った。
安達には出来るだけ時間を稼げ、そして幻夢企画とは今回の撮影が急だったので仕方なく使った事にして話せと言った。
その時テレビに平井早紀の顔が出て「何?」と驚いた。
悟には髪の長い可愛い女性でこのホテルで強姦したイメージしかなかったから、頭髪が無く全裸で山中に遺体で発見のニュースは何が何だか判らなかった。

「おい、この服に着替えるのだ」美優に望月が言った。
「どうして?また撮影するの?」
「違う此処から出るのだ、その姿は目立ち過ぎだ」
此処から出ると言うから美優はそれならとジーパンにトレーナーに着替えて、望月と真希と舞子が同乗して撮影所を後にした。
恭子には美由紀とチンピラ四人に中村が同行して出て、佐山と野平の到着の15分前だった。
事務長の安達が出来るだけ時間を引き延ばしたのだった。
「此処ですか?」
「怪しい撮影所だな」
「何を撮影しているのだ?」
「ポルノ以外無いでしょう」
「入ろう」事務所に入ると棚橋と井尻の二人が居た。
「昨日此処で撮影をした女性は?」
「井尻カメラマン、昨日撮影なんか有ったか?」
「いいえ、途中で撮影する本人が体調悪く成ってキャンセルしたいと、えーと誰だったかな?」
「電話は女性か?」
「女性です、ああ、思い出しました、神田、神田恭子さんです」
「その時の様子は?」
「タクシーで迎えに来て貰って向かっているのですが、美優のお腹が痛くてとか」
「お腹が痛い?」
「そうです、コンテストで緊張し過ぎて、終わってホッとして、タクシーに乗ったら痛く成ったと」
「何処かに行くとか?」
「そこまでは言いませんでしたね」
「そうですか、スタジオ見せて貰っていいですか?」
「はい、自由にどうぞ、何も有りませんが、気の済むまぜ」
二人はスタジオに入った。
「電気明るくしましょうか?」
「今の明るさでいいです」二人は美優の形跡を捜した。
「何か落ちていますよ」白いスタジオに黒い物が、佐山がハンカチを出して包み込んだ。
「何も無いですね」
「帰るか」そう言って二人は帰って行った。
車で佐山がハンカチを広げて、「髪の毛?陰毛?」独り言の様に言った。
「堅そうだな?頭髪?」運転中の一平が「誰の?」
「判るか!」
「そうですよね、ポルノ撮影スタジオだから、陰毛も頭髪も有るよ、なあ」
「一平、何か思い出さないか?」
二人の記憶に新米刑事が亡くなった日を蘇らせた。
あのアジトで新藤瑞穂が殺されて、薬を注射されて全裸で檻にいた美優を思い出していた。
「美優さんの陰毛は?」
「硬い」
「何かDNA調べる物持ってないか?」
「まだ、ホテルそのままかも?」
「よし、急ごう」
自動車の屋根に赤色灯が廻って、急いだ。
美優さんが危険だが、例え判っても彼らを追求出来ない、追求すれば殺される、二人はそう思っていた。
         

交通事故

15
「幻夢企画と美麗グループの関係を至急調べてくれ」佐山が本部に連絡をする。
ホテルに到着すると、美麗の予約の部屋は総て今日で終わっていた。
「ゴミは?」
「夕方階別に纏めているかと」
「何処です?」
「ゴミの集約場では?」
「一階の端です」二人は走った。
丁度ベットメイキングの叔母さん達が今日の仕事を終えて帰ろうとしていた。
「すみません、警察ですが、美麗グループが借りていた部屋のゴミは?」
「あー、あそこの人達遅かったから今掃除していますよ、残業だと言っていましたが、もう終わる頃です」
二人が行こうとした時二人の叔母さんがビニール袋を二つ下げてやって来た。
「あの人達よ」そう言って帰っていった。
「すみません、警察ですが」
「はい」
「このゴミは美麗グループのでしょうか?」
「これが六階でこれが七階ですよ」
そう言って二人が差し出した、
「燃えるゴミ以外は別ですが?」
「六階だけでいいです」
二人はごみ袋を持って県警に急いだのだった。
美優はその頃浜松の隣の高塚に有るラブホに居た。
このラブホは中村の顔の利くラブホだったから、悟の許しが無いとこの娘の始末は出来ないので、当分監視付で軟禁状態に成った。
一方神田恭子は西山の勝利を知る事も無く途中で、中村達が車から降りて四人のチンピラに連れられて高速を西に走っていた。
今度は失敗するな、そう言われて関西まで行く予定だった。
途中ラブホで恭子を強姦しようと、四人は考えていた。
西山は恭子が突然消えた事に不安を抱いて佐山に電話をしていた。
「実は24日に美優さんと撮影に出掛けてから居なくなったのです」
「知っています、我々も全力で探しています」警察も知っていたのだ。
西山は優勝の喜びも半分だった。
恭子と二人三脚で今の地位まで来たからだった。
本当なら今夜は恭子と祝杯だったのに、と不安が増大するのだった。
時計は八時を過ぎていた。
静香はお風呂で「基君、元気に成って良かったですね」
「うん」
「元気に成ったよ、心配していたのだ、剛士に風邪を感染させないかとね」
「基君の叔父さんが来ますよ」
湯船で静香が基の手を持って言う、
基が片方の手で静香の乳首を摘む
「いやーん、すけべーに成りますよ」
「今日はお疲れだったね、優勝出来て良かったね」と隆史が言うと「疲れて居ないわよ、今夜も頑張りましょう」
「えー」
「だって、基、可愛そうじゃない、今チャンスなのよ」
「何の?」
「判っている癖に、」そう言って隆史の手を持って自分の乳房に乗せると、基が隆史の手を叩いた。
「あれ、焼き餅焼いているよ、基が」と二人が大笑いしたのだった。
その夜も静香は隆史の胸で眠っていた。
透き通る白い肌が隆史の身体で引き立っていた。

恭子は疲れて眠る振りをして、四人のチンピラの隙を見つけて逃走使用と考えていた。
四人は高速では流石にレイプが出来ないから、琵琶湖の近くで高速を下りる予定にしていた。
栗東ICから一般道に出た。
「寝てしまったよ」
「疲れて居るのだ」
「四人を相手にしなければいけないから、休ませておけ」
恭子はレイプする段取りだわ、車が止まったら必至で走ろうと機会を伺っていた。
「煙草きれた」
「飲み物でも買おう」と言って、コンビニに車は止まった。
恭子の右の男がドアを開けたまま、出て行った。
今だ、恭子は脇目も触れずに飛び出した。
「キキキキー」
「ドーン」と云う音と共に車にはね飛ばされてボンネットに乗った。
「おい」
「やばい」
「逃げよう」四人は素早く逃走して行った。
「死んだか?」
「多分」
「ボンネットに跳ね上げられたからな」
「早く逃げよう」しばらくして対向車線を救急車が走って行った。

翌日の昼過ぎ、「佐山さん、一致しました」
「やはりな、」六階の女性用のブラシの髪の毛と佐山が持って来た陰毛が一致したのだ。
「間違い無い、美優さんはあの撮影所で陵辱されたのだ」
「逮捕ですか?」
「監視して油断させて泳がせろ、まだ殺しはしないだろう」
「そうでしょうか?」
「檜山悟が美優さんに接触してないだろう、写真で釣ったのは檜山だから、会う迄は殺さないだろう、檜山の監視を強化」
「はい」浜松のホテルの一室は監視が多く成った事を悟も感じていた。
「当分、あの娘は抱けないな」
「そうですね、監視が多いですから」
「何故?私が監視されるのだ、娘を強姦しただけなのに、あの坊主の女の死亡を私の犯罪だと勘違いしているのか?」
「そうかもしれません」安達事務長が困り顔で云う、
「これでは私はあの美人の顔も見られない」と言ってむくれた。

怒りが頂点に達していたのは、弘子だった。
「あの、女を何とかしなさいよ、赤っ恥をかかせてやらないと、腹の虫が治まらないわ、棚橋貴方の責任よ、捕まえたら良いビデオも作れるでしょう、一千万で買ってあげるから、失敗したら二度と援助はしないわ」
「はい、頑張ります」弘子の剣幕に一方的に言われる棚橋だった。
棚橋は弘子に援助を切られると幻夢企画そのものの存続にかかわるから「やはり、誘拐しておびき寄せるか?」
「でも此処は監視されている」
「間野の病院を使うか?」
「撮影機材入りませんよ」
「じゃあ、間野の病院の近くで倉庫探して準備すれば?」
「早速探します、警察の監視を用心しろ」
「判っています」刑事が交代で監視をしていた。
「何人見張っている?」
「二人ですね」
「それじゃ、囮を使えば運べるな」
「四人が帰ったら美由紀を囮に使って、機材を何処かに移せ」
「ガキの誘拐で静香をおびき寄せたら、奥様が来るだろう、一千万は大きい」棚橋の皮算用が膨らむのだった。

神田恭子は一命を取り留めて栗東の病院に意識不明で収容されていた。
持ち物が無く身元が判る術が無かったのだった。
山岡貴子は娘の百合子中学一年生ともうすぐ二歳の剛士を連れて明日から東京に行く準備をする為に、居酒屋(田山)をいつもより一時間早く帰ろうとしていた。
「楽しんでね」
「土産はいるよ」と繁と好子に送られて店を出た。
前から増田が来て「早いじゃないの?」と声を掛けた。
「明日からディズニーランド行くのよ、子供と」
「下の子も?」
「預かって貰うのよ、お兄さんに」
「あの、美人の旦那さんか」
「そうよ」
「気を付けてね」貴子は自転車で夜の路地を走って行った。
翌朝「あれ?二人共起きたの、凄いね」
「東京に行くから、興奮して眠れなかった」百合子が言うと「僕もお兄ちゃんに会えるから、嬉しくて」可愛い声で言った。
「じゃあ、お父さんに挨拶しておいで」
剛士は走って豊の仏壇に手を合わせるのだった。
「可愛いね、歳とって産んだ子供は、本当に可愛いよ」
「じゃあ、お母さん、私は可愛くないの?」
「お前も可愛いよ、お前には一緒には住んでは居ないけれど、お父さん居るじゃないか、剛士のお父さんは位牌だよ」自分の父親を見たことも無い、我が子を可愛そうだなと涙ぐむ貴子だった。
「お父さんに、お兄ちゃんに会ってくると言って来たよ」言葉の覚えの早い剛士に目を細める貴子だ。
始めて乗る新幹線にはしゃぐ剛士、姉の百合子も東京迄の旅を喜んでいた。
「今日何時に来るの?」
「三時頃じゃないかな」
「基とどちらが大きいかな?」と基に尋ねる静香に「僕」と自分を指さす基だった。

兄弟

    16
「ほら、あれが富士山よ、日本一のお山よ」窓から綺麗な富士山が雪をたたえて、その優雅さを見せていた。
「何度か富士山みたけれど、こんな綺麗な富士山始めてよ」と貴子が簡単の声をあげると「僕も始めて」と剛士が言ったので、百合子が「剛士富士山、見るのも初めてじゃないの」そう言って貴子と笑った。
電車の中で弁当を食べて、三人でガヤガヤと話をしていると、東京駅に到着して「迷子に成るから、手を持って居るのよ」
「ママ、判りました」「タクシーで直ぐらしいからね」こうして初めての貴子親子の東京は始まったのだった。

「警察に問い合わせたか?」
「はい」
「顔は綺麗だから、写真に写して送ってみて」
「はい」栗東の病院では身元の確認に必死だった。
四人のチンピラが幻夢企画に帰って来た。
美由紀が美優らしく変装して、四人が車に押し込んだ。
「見てみろ、女を何処かに連れて行く、よし追跡だ」
「悟られるなよ」
「はい」ワンボックスを二人の刑事は追いかけて行った。
当然本部に連絡されて二台の覆面も追跡に参加した車は高速に西に向かって行った。
佐山と野平は幻夢企画と海生会の繋がりを探る為に海生会に乗り込んでいた。
此処に美優が捕らえられている可能性が有ったから「中村は何処へ行ったのだ」
「社長の番していませんから知りません」
「お前達この女の子を何処に監禁しているのだ」野平が怒りの口調で言う。
「そんなに、叫かれても知りませんよ、好きなだけさがしなさいよ」
「じゃあ、探すよ」一平が事務所の中をウロウロした。
佐山が「電話帳見せてくれるか?」そう言うと顔色が変わった。
机に有った電話帳を隠そうとするのを一平が奪った。
「一平、携帯に写せ」
「はい、判りました」そう言ってページを捲りながら、写したのだった。
「ありがとーよ」そう言って電話帳を放り投げたのだった。
「帰ろう」二人は事務所を出ると本部に手分けして、それらしき処に警察官が向かった。
「此処に行こう」と佐山が指を差したのが、高塚のラブホの番号だった。
「何故?ここなのですか?」
「良く見て見ろ、鉛筆で印が入っているだろう、誰かが番号を確かめながら、無意識で書いたのだ」
「成るほど」
「急ごう」赤色灯が回って緊急車両に変わった。
ラブホでは美優を海生会の連中が車で移動させていた。
佐山が到着の二分前に脱出していた。
「暁スポーツクラブの地下室に行けだと」
「あそこは判らないだろうな」盗撮のスポーツクラブに美優は移動させられていた。

「此処よ、大きいわね、こんにちは」貴子が二人の子供と一緒に日本橋の(雨月)を訪れていた。
中から「遠いのに、おつかれさま、いらっしゃい、剛士君」と静香が剛士に愛嬌を振りまく
「入って、父もお待ちかねよ、基もね」三人は店の奥に入っていった。
「誰か。隆史さんを呼んできて」
「はい」店員が隣の工場に走って行った。

恭子の写真が静岡県警に届いたのはその頃だった。
捜査本部で「これ?行方不明の神田恭子?」
「そうだ、間違い無い」
「誰か、佐山のおっさんに教えてやれ」
「はい」と連絡をするのだった。
「何?神田恭子が事故で、栗東の病院に?」佐山が叫んだ。
まさかそんなに遠くに行っているとは思わなかったから、驚いたのだ。
「意識不明ですか、一応西山さんに連絡しましょうか?」
「そうだな」西山のお店に連絡すると丁度お客で新田由佳里が来ていた。
美優の紹介で初めてセットに来たのだ。
その時に警察から連絡が有ったので、由佳里も美優の失踪を知ってしまったのだ。
夫の賢一は昨日から珍しく海外出張に出掛けて、星野の母が東京に来て一緒にのんびり賢一が帰るのを待つ予定だった。
由佳里は事情を母俊子に話して美優を捜す事にしたのだ。
電話が鳴って、初田希美だった。
由佳里の友達で、由佳里が東京で知り合った25歳美人の小学校の先生だ。
賢一が海外出張の間に母に子守させて遊ぼうと約束していたのだった。
「由佳里、この間の優勝の店に居るのでしょう?」
「そうよ、今から私行くからお願い」それだけ言うと切ってしまった。
西山は仕事が終わると栗東まで行くと、由佳里の髪を切りながら言うのだ。
店に弘子が様子を見に来ていた土屋真智子を連れて「この子、後で髪、してあげて」と西山に言う。
「判りました、奥様」そう言うと由佳里の処に戻った。
そこに初田希美がやって来て、由佳里を見つけて手を振った。
すると由佳里は雑誌を読んでいて、西山が笑顔で会釈したのだ。
由佳里から友達来るからお願いと言われていたからだった。
それを見た弘子が「土屋、新しい西山の彼女だ、写メ撮って棚橋に送れ」
「はい」
「捕まえろと、書いてな」三枚の写真と文章が棚橋に送られた。
「忙しいのに、奥様余程西山を恨んでいるな、逆恨みだよ、まったく、1千万の方に専念させて下さいよ」
「仕方ないですよ、」
「折角東京に良い倉庫見付けたのに、お客さん早すぎ」
野間の紹介で三キロ程離れた処に営業倉庫が有ったのだ。
一軒家で二階が事務所で一階が機械工具を置いていた倉庫の為頑丈な作りで、倉庫は鉄骨が剥きだしだった。
板東には鉄骨で都合が良かったのだ。
縄を直接かけられるから、滑車をセットして、二日を要してスタジオらしく成ったのだった。

貴子は当初の予定を変更して(雨月)に泊まって車で行く事にしていた。
静香と従業員が車で交代に送る事に成っていた。
事前に貴子は知っていたのでホテル代は助かるし、兄弟?仲良く過ごせるし、貴子も静香の優しさが大好きだったから、こんなに嬉しい事は無かった。
「この、設備を一度試してみるのには、丁度良い仕事じゃないですか?」
板東の一言で棚橋は急いで望月とチンピラを連れて西山の店の近くまで来て居た。
由佳里の次に真智子がその次に初田希美が髪を切って貰っていた。
「チャンピオンにして貰えるなんて最高」そう言って大喜び、変わりゆく自分にうっとりするのだ。
真智子の携帯に棚橋から到着の連絡が入った。
「奥様、準備OKです」
「楽しみだ、私も見たいからと、言っておくれ」
「はい」
あれから恥ずかしくて伸也に会えない弘子は、この女とあの優勝の伊藤静香に何とか赤っ恥をかかせてから、伸也にごめんね、復讐はしたからね、機嫌を直してね、と会いたいのだった。
幻夢企画の元スタジオには誰も居なくなった。
警察がまかれて全員何処に隠れたか、美優は何処に連れ去られたのか全く判らない状態になった。
今は海生会の事務所と檜山悟のホテルを見張るしか方法が無くなったのだった。
海生会の組員とか出入りが多くてとても全員の行き先を警察が追う事が不可能だった。
だから中村と内妻の舞子と明らかに変な行動以外は追跡できなかったのだ。
佐山と野平も栗東の恭子の元を訪れて何かないか?と行ったのだが、回復しても記憶が有るか不確かだと医師に言われて、静岡に戻る新幹線の中だった。
「一平、我々は悟と海生会、幻夢企画に絞り過ぎている?」
「確かに」
「何か他にも起こりそうな予感がするのは、俺だけか?」
「何か?とは?」
「それが判らない」
「でも違う何かが起こるのでは?」佐山は胸騒ぎがして、仕方がなかった。

間違われて

    17
「はい、お待たせしました」
「「わあー、素敵」
「お気に召しましたか?」
「勿論」
「由佳里お待たせ、行きましょうか?」
「嬉しそうね、希美」
「レストランでみんなの目が気に成るわ」
「充分綺麗なのに、一段とね」
「優勝のモデルには遠く及ばないけれどね」その会話を聞いていた弘子の顔は鬼の形相に成っていた。
「メールしました」と真智子が言って、二人の後をついて出た。
「あっ、由佳里さん、ハンカチ落ちましたよ」と声を掛けた。
振り返った由佳里が真智子に近づいて「それ、私の物では有りません」と言って振り向いたら、希美が居ない。
「あれ?希美、希美、何処に行ったの?悪戯?」しかし車は既に走り去っていた。
真智子の携帯に「OK」の文字が「奥様が見たいと、場所は?」と返信すると、場所が帰って来た。
口にタオルをねじ込まれて、手を後ろで縛られて希美は二人の男に押さえられていた。
「綺麗な髪も一瞬だ」
「ははは」
「うぅ」
「奥様を怒らせるからだ、気の俗だがな」
「気持ちは良いかも」
「ボブも来ていますしね」初田希美には意味不明の話だったが誘拐されたのは確かだった。
希美の消息が消えた由佳里は仕方なく自宅に戻って、メールの返事を待った。
希美を乗せた車が新しいスタジオに到着した。
中から、真希、美由紀、ボブが出迎えに出て来た。
もう美由紀はボブと離れないから、ボブも美由紀が好きに成っていた。
希美は車から引きずり降ろされて「連れて行け」スタジオには板東、井尻が待って居た。
「中々の上玉だ」そう言ってブラウスに縄を、望月とチンピラが身体を押さえて、後ろ手首上半身襷掛けに縛り上げた。
上半身に首に縄をかけて、両方の乳房が浮き上がる感じに縛った。
乳房の上に縄が三回巻かれて、服の上からでも乳房が判る程きつく縛った。
背中の縄に滑車の縄を引っかけて「少しだけ上げてくれ」と板東が言うライトが照らされ白のブラウスの下のブラの色形がはっきり判った。足が床から離れた処で止まって、ビデオの撮影が続いている。
希美の周りに踏み台が置かれて、背の低い人も頭より少し上まで手が届く、それはもうすぐ来る弘子の為だった。
希美には恐怖だけだった。
やがて、車が止まって真智子と弘子が入って来た。
「おお、良い感じだ」と褒め称えた。
希美は二人を見て、美容院に居た二人だ。
「どうやら、判ったようね」
「うぅ」
「何か言いたいらしい、外して」望月が口のタオルを外した。
「貴女は何者なの?」
「知らないで西山と付き合っているのかい」
「何の話なの?」
「西山に会いたくて来たのだろう」
「そうですが、意味が違います」
「その髪型が気に入らんのよ」
「私に何の恨みが有るのですか?帰して下さい」
「恨み、西山と付き合う女もあのモデルも嫌いだ、懲らしめてやるのだ、覚悟しな」
「何を言ってルのか、私には理解出来ません、私も教師です、判るように説明して下さい」その教師に弘子は苛立ちだした。
勉強が出来なかったから、中学から先生には虐められていたのだと本人は思っていた。
「お前はせんこーか。益々面白い、今夜はトコトン女を教えてやるよ、西山よりもっと良い男根を、な」
「私と西山さんは今日初めて会ったのですよ」
「怖くなったのか?」
「今更、無駄だ、手を振って入って来たのを私は見たのだよ、なあ、真智子」
「はい、西山も合図していました、はっきり見ました」
「何、何、あんた達狂っているわ、警察に逮捕されるわ」
「もう、いい始めなさい」
「はい」板東がゴムで出来た猿轡を手に持って希美に近づいた。
「止めて、間違っているから」そう言いながら今度は口を閉じる。
板東が希美の鼻を摘む、苦しくなって開けた口にゴムのボールがねじ込まれて頭の後ろで留めた。
「うぅ」
「早く、素っ裸にして、赤っ恥をかかせてやれ」弘子が怖い口調で言う。
板東が黒のスカートのホックを外してジッパーを降ろすと、スカートはスルリと床に落ちた。
パンスト姿に上半身白のブラウスで身体が少し揺れているのだった。
ハサミを持って真希が右から美由紀が左から「おお、これは面白い趣向だ」弘子が喜ぶと、希美の顔が恐怖で引きつる。
ハサミをブラウスに真希が切った瞬間「何だ?あれ?」と弘子が大笑いをした。
「おもらしですね」パンストの足の先から小便が滴り落ちた。
「早くしないから、待てなかったのだ」そう言ってまた笑った。
ハサミで容赦なくブラウスを切り刻んで縄から抜き取って、首を振って嫌がる希美のパンストにハサミを入れた。
「汚いから早く脱ぎたいでしょう」真希が一気にパンティにもハサミを入れた。
美由紀も反対側を切ったので足の先のパンストの残骸だけに成った。
それを手で引っ張って取り除くと「臭い」と鼻に持って行った真希が残ったブラを切り取り、縄から抜き取ると、全裸の希美が床上20センチに足を擦りつけて見えない様にしていた。
「この子みんなに見て欲しいらしいよ、西山さん以外の人にも」そう言ってまた弘子が笑う、板東がもう一つの滑車の縄を右足首に巻き付けたのだった。

そのころ、由佳里は古い名刺を探していた。
昔貰った一平の携帯番号の書いてある名刺を「有った」
「何しているの?」
「友達を捜して貰うのよ、あの刑事さん達に」
「ああ、あの時の佐山さんだったかね、良い刑事さんだったよね、今の貴女が居るのもあの方達のお陰だからね」母はしみじみと言うのだった。
孫の顔を見ながら「あの時、話してくれてなかったら、恵美はこの世に居なかったのよね」母の目に涙が滲んだ。
「もしもし、ご無沙汰しています、野平さんですよね」
「はい、野平ですが?どちら様でした、あー由佳里さん元気ですか?」
「実はお願いが有るのですが?」
「何でしょう、美優さんの事ですか?知ってしまったのですか?」
「はい、まだ行方が判らないのでしょうか?」
「はい、でも内の佐山刑事の考えでは美優さんは元気で安全だと話しています」
「実は美優さんの事も心配なのですが、私の友達が今日昼間消えたのです」
「昼間に消えた?」
「一緒に美容院を出た一瞬に」
「それって何処の美容院?」
「先日優勝した美麗の西山さんの丁度その時美優さんの事も知りました」
「えー、明日東京に行きます」
佐山が「友達は西山と関係が有るのか?」
「それは聞きませんでした、聞きますか?」
「聞いてくれ」
「はい」再び電話をかけて確かめた。
「初めて会ったそうです」
「それじゃ、西山は関係無いな」
「西山さん、店終わってから神田さんの処に向かっているはずですよ」
「悟の動きは?」
「昼間二店舗の視察でホテルにこもっているらしいです」
「中村は?」
「海生会の事務所から出ていないそうです」
「今自由なのは幻夢企画の連中だけか?ビデオの撮影に何の関係もない女性を拉致して撮影はしないだろう」
「不思議な事件ですね」
「でも、美麗が関係しているのは事実だ、西山の店だから、和泉の彼氏誰だった」
「藤岡伸也です」
「彼は戦いにも敗れ、彼女があの様な姿に成って見る影もないそうです、窶れて」
「可愛そうだよな、治らんのだろう」
「はい、医師の話では難しいそうです」頭を抱える佐山と一平だった。

足首の縄がドンドン上に上がってゆく、希美の陰部がライトに照らされて「綺麗じゃないか、遊んでないのか?」ピンクの小陰口を見て言う。
「気分が出てないじゃないの」
「はい」
板東が乳房を両方から揉む「うぅ」真希が小型の電マをクリに当てる。
「うぅ」
「おお。良い感じだ、もっと、ボブの物が楽に入る様にしてやれ」弘子が言うと「ボブは駄目よ」美由紀が弘子に向かって言った。
「何、子供みたいな事を言っているのだ、仕事だよ」そう言われて美由紀は涙ぐむ。
ボブが優しく美由紀の肩を抱いたのだった。

罠にはまる

   18
「気分も乗っただろう、気持ちよくしておやり」そう言うと弘子は帰っていった。
帰りに「ボブをしつけるか、美由紀を何とかしないと後で困るよ、あの女は始末!」と棚橋に小声で言った。
床のマッレスに寝かされた希美はボブと、板東、井尻、棚橋以外の男が次々とSEXをして希美は半狂乱に成っていた。
棚橋が美由紀と望月に美優を此処に連れて来る様に指示をした。
それは弘子の指示を実行しないで何とかボブと美由紀を助けたかったから、それに弘子の命令に逆らう気持ちも会ったからだ。
美由紀が出て行くとボブに棚橋が、美由紀を助けたいなら、逆らわないで今まで通りに、言われた事をしろと命じた。
その内アメリカに一緒に行かしてやろう。
ボブは美由紀の見ている前以外ならOKだと返事をするのだった。
元々ポルノ男優が本職なのだから「最後の撮影を続ける」と再びライトが照らされて、輪姦でぐったりの希美にボブが全裸に成って、「ローション」と叫んで希美の陰部と自分のペニスに塗り、希美の足を大きく開いて少し挿入した。
眠って居た希美が大きく目を見開き「うーぅ」と呻いた。
やがて深くボブが入れると、希美は半分意識が薄れた様に成って動かし始めると白目を剥いて気を失った。
「終わったか」
「良い作品になるでしょう」
美由紀は大きいのかボブが調整しているのか、いつもふたりは楽しんでSEXをしているのが、みんなには不思議のひとつだった。
「次は静香の誘拐だな、」棚橋が言うと「楽しみです、夢に見ますから」
「板東さんはご執心だからな」
その時、悟から電話が「私の周りのハエを何とかしてくれ、困っているのだ」
「どんな方法で、あの美優とか云う女を帰してやれ、」
「えー、良いのですか?」
「仕方が無いだろう、私が疑われている以上、だがな警察にも仕返しをしてやれ」
「どの様に美優を」
「ガードしていた刑事を罠にかけて、美優を襲わせるのだ」
「どの様に?元の撮影所に今はもう警察は居ません、そこを使いましょうか?」
「それが面白い、美優と判らない様にしてな」
「判りました」直ぐに望月に連絡をして、元のスタジオに連れて行かせた。
「井尻、カメラを持って撮影してこい」
「はい」
チンピラの吉田の運転で板東と井尻、望月そして真希の四人が幻夢の元のスタジオに向かった美由紀、望月が到着したのは真夜中だった。
トレーナーにジーパンの美優は少し窶れた感じだったが、美由紀がコンビニで食べ物を買ってきて「ごめんね、私も捕まったのだけれど、仲間に成ったから開放されたのよ、貴女も考えた方が楽よ」
「そんな事出来ません、助けに来てくれます」
「この携帯の刑事さんが?」
「はい」
「無理だと思うよ」美優は腰に縄を巻かれて二人は弁当を食べた。
しばらくして板東達が到着して、その夜は眠る事に成った。
明日は出来るだけ遠くに警察をおびき寄せる為、海生会の中村達と連絡がされていた。
大井川鉄道の寸又峡近辺に誘う計画だった。
朝に成って偽の情報を美優の携帯から一平にショートメールが届いたのだ。
(私は無事よ、みんなが変よ)
「佐山さん、これ?何でしょう?」一平が返信しょうとすると「罠の匂いがするかも知れない、次をまってみよう」
しばらくして(若い女の人を捨てに)
「佐山さん、今度はこれ」
「縛られているから、箸か何かで打っているのかも」
「この若い女って、もしかして、初田さん?」
「管野美由紀か?」
「初田さんより管野かも知れないな」
(初田って女の人が、危ない)
「佐山さん、初田さんです」
「捜査本部に云いますか?」
「待て、まだこれが美優さんか、判らない、誰かが美優さんの携帯から送っているかも知れない」
「成るほど」
(管野です、一緒に捕まっています)
「佐山さん、管野さんも一緒みたいですよ」
「これも信用出来ないな」
「慎重ですね」
しばらくして(此処には五人です、もうすぐ出掛けるみたいです)
「これは?どうです?」
「?」
送っている美由紀と真希は「見てないのでしょうか?」
「見ているが返信しないのは?音がするとか?ランプで気が付かれると思っているのさ」
「もうすぐ海生会も動くから」
県警に「海生会に動きがありました、五人程が出て行きました、後一人は残ります」
しばらくして(寸又峡に行く様です)
「これは?」
「手配の必要が有るな?」
海生会の車は西に向かっていますと連絡が有った、数人残って、出発した。
「さあ、花婿のおいでだ、飾ろうか」真希が美優に言った。
「何?の事」
「お前の花婿が、な」
「さあ、着替えようか」
腰の縄のまま、トレーナーにジーパンを脱がした。
板東が縄で後ろ手に縛る乳房の上と下に縄をかけて、パンティ一枚にして柱に括った。
「何をするの?」
「大人しく待っていな、しゃべると猿轡をするからな、」そう言われて黙る美優だった。
「可愛い顔ですね、頂けないのが残念だ」と吉田が言う、これから捕り物だよ。
美由紀が「もしもし、野平さんの携帯ですか?」
「何方です、管野です、手短に話します、私もうすぐ連れて行かれます、美優さん今、隣の部屋に連れて行かれました、身延温泉に連れて行かれて殺されるみたいです、美優さんはボスが気に入っているから、明日まで此処です、寸又峡に何人か行ったので、此処には二人し。。。」切れました。
「誰かが戻って来たのだろう」
「でも今どこから電話だったのだ?」
「判りません」その時海生会の五人が今出て行きました。
追跡しますと連絡が有って、寸又峡に10人が向かい、もうひとつ海生会の連中の応援に三人が西に向かい、今また海生会が何処に?
その時海生会の車は北に向かっています。
「管野さんが危ない」
(管野です、スタジオには二人です、美優さんを)それを最後にメールは切れた。
「県警は大忙しだよ」
「ははは」
「これで、野平が来る確率が高いね」
予想通り「美優さんは、僕が助けに行きます」
「そうか、俺は管野さんを助けに行く、警官二人連れて行け」
「はい、判りました」一平は新富士に警官二人と、覆面パトで向かった。
「海生会の一陣は寸又峡では有りませんね?」
本部の課長が「途中で道を変えるかも知れないから、尾行を続けろ」
気が付けば県警の本部には課長と電話番の女の子だけに成っていた。
美優を綺麗に化粧して「可愛くなった」そう言って真希がパンティを脱がした。
「駄目じゃないか、もうごま塩みたいに、不細工に生えている、綺麗にしないと舐めて貰えないよ」
「何?言っているの?」喋ると猿轡だと言っただろう、井尻がカメラで撮影をしている。
日本手拭いで板東が美優の口を塞いでしまった。
「だから、言ったのに」片足を吊り上げて生えかけた陰毛を剃り始めた。
「ジョリジョリ」
「堅いから早いのね」
「まだ少ないから早いですね、」美由紀が横から言う、中央に台が置かれて美優が寝かされた。
両方の足首に縄が巻かれ布がかけられ、顔には仮面と猿轡、手は台の足に縛られたライトが消されて、腰から下は足が台から下に揃えて降りていた。
これからどうなるのだろう?美優の不安が一層増大した。
現場に一番早く到着したのは一平だった。
警官二人が後に続いて、入り口付近に一人男が立って居る後ろから近づいて口を塞いで倒した。
二人の警官が取り押さえて、口を塞ぎながら車に手錠を賭けて押し込んだ。
中は真っ暗で薄明かりの方向にタオルで猿轡いて縛られた女性が管野美由紀で有る。
外では警官二人が手下に襲われて、反対に手錠を賭けられて車に閉じ込められていた。
拳銃二丁を奪われて、一平が「大丈夫ですか?」猿轡を外しながら言った。
「管野美由紀です、私の代わりに美優さんが」そう言って泣いた。

犯した一平犯された美優

      19
縄を解こうとした時、銃口が一平の頭に突きつけられて、「刑事さん」と泣きそうな声を出す美由紀、マスクをした数人が暗闇の中から明るい室内に現れた。
一人がカメラで撮影を始めた「お前達は誰だ」「聞く前に、拳銃を貰おうか」望月が一平のポケットから拳銃を取り出す、後ろで腕を揃えて手錠をされた。
「刑事も終わりだな」
「外にも警官が居るから直ぐに」
「直ぐに捕まえた、ははは」
「さあ、ショーの始まりだ」
腰に縄を巻かれて、真希が注射器を持って一平に近づく、蹴り上げようとしたが空振りに「大丈夫よ、がんばれる薬だから」そう言って笑う。
もう一人が美由紀の頭に銃を突きつけて「大人しくしないと、死人が出るよ、しかも貴方の銃でね」一平の腕に注射がされた。
「直ぐに効くからね」、一平のズボンのベルトに手をかけると「何をする」
「暴れると、あの子が死ぬよ」
「助けて下さい」と美由紀が言う。
中央の台の近くに一平が連れて行かれて、ズボンを脱がされた。
「何をするのだ」
「楽しませてあげるのだよ」台の上で呻き声が聞こえる。
「うぅ」誰かが寝かされている。
台の前に微かに布の下に足先が見える。
女の足?誰だ?美優は連れ去られたと言った。
あっ初田さんか?一又峡は嘘だったのだ、一平はそう思った。
美由紀が手先だとは思わなかったから、写真で確認しているから間違い無い、腰紐が台の足に繋がれ、手は後ろ手に手錠、真希が一平のトランクスを脱がした。
「まだ、可愛いじゃいの」そう言って目の前の布を取り外した。
仮面に猿轡、手を台の足に縛られて胸には縄が台に結ばれて動けない「誰なのだ?」
仮面の女の身体は美しく、一平の身体に異常が起こりつつあった。
「美由紀を連れていけ、」そう言われて美由紀が縄目のまま一平に近づく「もっと元気にしてやれ」美由紀が一平の股間に顔を埋めて、ペニスを咥える。
「やめろ」と言うが、見る見る薬の効果も手伝って隆起するペニス、仮面の無いのはチンピラ二人と美由紀と一平、板東の合図で美優の足首の縄が左右に上がっていった。
陰毛のない陰部が一平の前に大きく広がって、膣まで見える程広げて止まった。
もう一平には我慢が出来る状態ではなかった。
薬、美由紀のフェラ、目の前の女の綺麗な陰部、望月が右の乳房を揉み、真希が左の乳房を舐めて吸う。
美由紀が一平から離されて頭を持たれて美優の陰部を一平が舐めさせられた。
「うぅ」と嗚咽が猿轡の中からもれる、。
中々止めさせない「もう良いだろう」しばらくたって頭を離されて真希が大きい一平のペニスを美優の濡れた膣に挿入させた。
「うーぅ」二人の嗚咽が、美優は猿轡でかき消されているのに「あーーん」「いーいー」と聞こえる。
井尻が必死でカメラにて撮影をしている。
もう一平は男以外の何者でも無かった。
仮面の女の嗚咽が続く、板東が美優の両手の縄を少し緩めて、全員に退散の合図を送った。
一平は漸く発射して果てた。
薬の影響は時間を長引かせて、美優の腹に顔を埋めて倒れた。
薬の影響で眠って、美優も身体を弄ばれた事は有ったが、男性との激しい、SEXは初めてだった。
股間に出血の跡が生々しい、ぐったりして眠っていた、強烈だったのだ。
携帯の音で目が覚めた「あっ、」女の腹から顔を離して「ごめんなさい」と言ったが女は意識が無い、しかしもう一度勃起してしまいそうな姿の女の股を軽く噛んでみた。
しばらく気が付いた股間に血の跡が?生理?女が右手を外した。
片手でマスクを外して「あー、美優さん」続けて猿轡を外して「野平さんー」そう言って泣き出した。
「ごめん、ごめん」と一平は唯謝るしか術が無かった。
左手も外れて、意外と胸の縄も外れた。
美優は起き上がると、足の縄を外して、漸く開脚スタイルから戻れたのだった。
それは板東が逃げるようにしていたから、手錠の鍵も床に落として逃げたのだった。
悟の命令だったから、ようやくくトレーナーにジーパン、一平も服を着て美優と抱き合うのだった。
「許して、美優さん知らなくて、薬も注射されて」
「良いのです、一平さんで良かったです、他の男でなくて私は寧ろ嬉しいです、」そう言いながら唇を求めたのだった。
余りにも無残な体験で、無きじゃ凝る美優を一平は抱きしめるしか、術がなかった。
何度も鬼畜達に剃毛、浣腸で陵辱された美優だったが、男性のペニスは初めてだったのだ。
お互い望まないSEXだったが、結ばれてしまった二人だった。
外の警察官を助け出して本部に連絡をした。
拳銃が盗まれた失態は大きい失態だったが、一平の銃が何故か台の下に落ちていたのだった。
それは板東が縄を緩める時に置き忘れて逃走していたから、二丁の拳銃しか無いのに気づいたのは新しいアジトに到着してからだった。
「面白いビデオが出来ました」と社長に棚橋が連絡すると「一度見たい、暇だからな」と言うのだった。
結局海生会は浜名湖に釣り、と身延温泉に行っただけで、寸又峡には誰も何も居なかった。
県警の大失態だった、美優は病院に静養で入院、一平は「僕、美優さんと結婚しますから」と急に言って、驚かせたのだった。
それは罪滅ぼしと一平も美優を好きだったから決断していた、「急だな、何か?有ったのか?」「いえ、まあ」と言葉を濁すのが精一杯だった。
日本橋の(雨月)の前に静香が貴子と百合子を乗せて出発していた。
店員に抱かれた剛士が車に手を振っている。
「お兄ちゃんに会いに行く」と隣に有る工場に走って行った。
「チャンスだ」工場の方に車を回して、真希が車から降りて、剛士の戻りを待つ、暫くして剛士が饅頭をひとつ持って出て来た。
向こうから店員が手招きしているその前を車が遮った。
そして車が発進して剛士は消えた。
「剛士ちゃん」と店員が叫びながら工場に走って行く。
居ない「剛士、剛士」工場から隆史も出て来て「剛士。剛士と探す」暫くして店に美由紀が現れて、これ、静香さんに渡してと封筒を預けた。
隆史が店に来て、「剛士が居なくなった」と店員に言った。
全員が探すが見つからない「若社長、先程、若い綺麗な女性がこれを若奥様に渡してと置いて行かれました」と手渡した。
慌てて封筒を開けてみんなに見えない様に「子供は預かった、無事で返して欲しければ、警察に言わずに、次の指示を待て」と書いて有った。
直ぐさま携帯で静香に連絡をした。
静香の顔色が変わったがそのままディズニーランドに送ったのだった。
それは宛名が自分だった事と今貴子に言うと騒ぎ出して剛士が危ないのではと思った咄嗟の判断だった。
静香は二人を降ろすと急いで帰路に「その事実を知っているのは、隆史だけだった」
帰宅すると三郎と三人で「大変な事に成ったな」
「どうする?目的は何だ?」
「貴子さんに教えるべきだろうか?」
「今夜まで、の様子を見てからにしましょう」三者三様の考えが入り乱れたのだった。
「奥様、あの静香の息子を捕らえました」
「そうか、良くやった、跡はおびき寄せていたぶるだけだな、最後はボブに一発やらせて貰えば完了だ」と高笑いをするのだった。
棚橋は同じ事を悟にも言って両方からお礼を貰おうと考えていたのだった。
「おお、そうか、子供を誘拐したか?面白くなったな」そう言って喜んだのだった。
静香の店に昼に成って子供が「これ、おばさんに預かったよ」と封筒を持って来た。
中には携帯のアドレスが書いて有って「再び警告する、警察が動くと子供は殺す」と書いて有った。
(静香です、子供を帰して下さい)と送ったのだった。
(条件は、警察に云わない事、今後の総ての行動は静香がする事)と返信が来た。
「何故?私なの?」
「変だね」
「貴子さんには触れてないね」
「東京の警察は駄目でも、先日会った、静岡の刑事さんに相談しましょうか?」
「総てを話して」
「そうだね、我々だけでは、解決出来ないよ、貴ちゃんが知ったら一気に大騒ぎに成るよ」あの性格だから、剛士の身に危険が及ぶ、隆史の不安が増大するのだった。

静香を一人に

    20
三人の結論は、佐山と野平に連絡で一致していた。
野平は病院で知っている事を聞いていた。
それは刑事の尋問ではなく優しく思い出させる労りの効き方だった。
佐山はお邪魔虫状態に、この二人が何だかの理由で恋愛に発展した事を感じていた。
「審査員特別賞で撮影に神田恭子さんと行ったよね」
「お迎えが来て、あの忌まわしい撮影所に行きました」
「それは、タクシー?」
「いえ、迎えだったと」
「撮影所に到着したら、管野美由紀さんが出て来て」
「管野さんって、捕らえられていた」
「そうです」
「それから、三人でコーヒーを飲んだら、眠くなって」
「それから?」
「話したくありません、怖くって」
「大丈夫だよ、僕しか居ないし、誰にも話さないし、もう二人は一心同体だから、美優さんがどの様な事に成っていても好きだから」そう言って額にキスをした。
安心したのか、美優は話し出した。
「気が付いたら撮影されていて、着物のまま吊り下げられて、陰毛を剃られたの、恥ずかしかったわ」と泣きだした。
「うんうん」やさしくうなずく一平
「それから、スポーツセンターの地下室に閉じ込められて、そこから一平さんに会うまで捕らえられていたの」
「じゃあ、管野美由紀は犯人の一味か脅されて従っているかだな」
「ありがとう、ゆっくり体力を回復して元気に成って、怖かった事は忘れてね」と一平が言うと「気を付けてね」美優が小さな声で言った。
一平が病室を後にして出ると、廊下に佐山が待っていた。
「何か判ったか?」
「どうやら、管野は敵の人間に成った様です」その時電話が鳴った。
「美人から電話ですよ」
「和菓子屋の?」
「大至急来て欲しい人命に関する事だ、但しお二人で内密でお願いします」とても急いでいて緊急の様だった。
「急ごう、突破口かも」緊急灯を廻して東名道を東京に向かった。
「この子か、美由紀遊びに連れて行け、例のスタジオならもう誰も居ないだろう、そこそこ、広いし、子供を遊ばすには最高だ、」
この場所に静香を連れ込んでいたぶるのに、子供が邪魔だったのと、美由紀がいたらボブが仕事をしないからだ。
チンピラ二人と美由紀が剛士を連れて車で新富士に向かって、出発した。
高速で二台は交差していたのだろう。
日本橋の(雨月)に到着したときには、普通の客を装って、別々に入った特に一平は変装をして婦人の刑事田辺順子が同伴で来たのだ。
「こんにちは、」
「お饅頭ですか?」
「嫌、若奥様に」そう言うと何も知らない店員も店の雰囲気の異常さに気が付き、奥に案内したのだった。
三郎の膝の上には基が座っておもちゃを触って遊んでいる。
しばらくくして佐山も入って来た。
「実は、私の弟が誘拐されたのです」
「えー、弟さんが?」一平が、大人の男を?誘拐?まるで自分みたいと思わず失態と美優の裸体を思い出した。
「弟と言っても二歳に成ったところです」
「えー、そんなに離れた」
「はい、母親違うのです」
「お父さんは?」
「あの子が剛士の生まれる前に亡くなりました」
「すみません」
「申し遅れました、婦人警官の田辺順子です」と会釈した。
「誘拐事件なら、もう数人準備しなければ、手が回りません」佐山が言う。
「ここは見張られているかも」
一平が「私も例の事件かと思っていましたので田辺と一緒に来たのです」
「例の事件とは?」
「美麗コンテスト殺人事件です」
「ああ、モデル候補が山中で殺された」
「そうです、私も連中に顔を見られていたので、変装して田辺君に手伝って貰っているのです」
「彼女少年課ですから」
三人はメールを見て、「その後は皆無、ですか?」
「はい」
隆史が「母親の貴子さんが知ったら、騒ぎ出して大変に成ると、」刑事に説明した。
佐山が「このメールの内容には一言も、山岡さんが登場していません、不思議でしょう」
「はい」
「誘拐を間違えた可能性が有ります」
「えー」一同がびっくりした。
「基ちゃんと背格好が似ていたのと、この店とで犯人が間違えて誘拐したのでは?もしも剛士ちゃんを誘拐するなら、何故東京なのですか?」一同が佐山の推理に間違い無いと感心したのだった。
「しかし、もし間違いだと判ると剛士君は殺されます」その言葉に背筋が寒くなった。
「だから、我々は救出まで、剛士君を基君として扱う必要が有ります」
「はい、判りました」しばらくして佐山の推理が正解だと判るメールが届いた。
(お前の子供は元気だ、約束さえ守れば子供は帰す)
「じゃあ、何が欲しいか聞いてみて下さい」
(何を渡せば子供を帰してくれますか?)
(明日の10時迄に1千万用意しろ)
(はい、判りました)
(但し、お前が持って来るのだ、警察の尾行が判ったら、その場で子供は殺す)
「刑事の手配と女の刑事を二名用意しましょう」
「気づかれませんか?」
「その道のプロがいますから、それより貴子さん親子をディズニーランドに閉じ込めて返さない事を考えないと」
「予定では私が夜迎えに行く事に」隆史が言った。
「何か手を打ちましょう」佐山が本部に連絡して対策を講じたのだった。
(雨月)には1千万のお金は何でもない金額だった。
一粒種の誘拐にしては?おかしい?と佐山が考えていた。
佐山は念のために二人の位置を確認できるネックレスを隆史と静香に持たせたのだった。
5千万、一億なら可能性は有るのだが、不思議だ!それが頭から離れなかった。
「びっくりしないでね、今晩もね、明日もね、スイートに泊まれるのだって」大喜びで貴子が電話をしてきた。
「どうしてですか?」隆史が驚いた口振りで聞くと「入場券の番号で当たったのよ、おみやげも一杯よ、だから明後日の夕方までフリーで遊べるのだって」
「えー凄いですね、じゃあ、迎えに行かなくてもいいのですね」
「悪いですけれど明後日帰る時間連絡します、それより剛士居ますか?帰れないと言わないと」
「見てきます」電話を保留にして「どうしよう?」
「お風呂にして」
「今、静香と基と三人はお風呂の中で遊んでいますよ」
「あーそうですか、剛士お風呂好きだから、誰に似たのかね、よろしく伝えて下さい」と電話が切れた。
「ふー」隆史は大きくため息をついた。
もし剛士にもしもの事が有れば父にも貴子にも顔向けが出来ない、隆史が悲痛な顔に成るのだった。
眠れぬ夜が明けて、店員に一人の刑事が、静香のガードに槇章子刑事が加わった。
静香には内密で、男性刑事達は各所に待機をしていたが、メールが来ない。
(お金は用意出来たか?)
(はい)
(次の指示を待て)で切れた。
しばらくして宅急便が静香に届いた。
最初は気にしなかったが、贈り主が美麗で景品と書かれていた。
自宅に戻って着替えも有ったので、どうせ連絡はメールだから誰でも対応が出来た。
宅配の小さな荷物を持って隆史の服、基の服を鞄に詰めて戻るとすると宅配の包みが携帯の着信音が流れた。
何?中身は携帯?急いで包みを開けると、携帯だった。
「もしもし、美麗の方ですか?」
「誘拐犯だよ」
「えー」
「店は警察で一杯だろう」
「。。。」
「今から云う通りにすれば、子供は助けてやる」
「但し、断った、り、警察に云えばその場で子供の命は無い」
「どうすれば?」
「今から、一番良い着物を持って、美容室に行け」
「何故?」
「子供を迎えに着飾って来いと、ボスが言っている」
「そこの、美容室は何も知らないから、単なる着付けとセットだけだ」
「何が目的なの?」
「それはボスに聞け、又連絡する」そこは美麗の日本橋店だった。
何が目的?店は完全に見張られていて、唯一人槇章子が静香をガードしていた。
自宅からでて来ない静香をマンションの外で待って居た。
階段から二、三人の男が暴れて、喧嘩に成った。
携帯を片手に、喧嘩を止めようかと思案していたら、一人が押し倒されて槇の背中に倒れてきた。
「何するの」と携帯を置いて、「止めなさい」と手帳を見せた。
「ヤバイ、警官だ、逃げろ」そう言うと蜘蛛の子を散らす様に、その内の一人が携帯を蹴ってしまった。
そこにバックを持った静香が降りてきて、タクシーに乗り込んだ。
無残にも携帯はタクシーに踏みつぶされて、槇は直ぐ後に来た車を強引に止めて手帳を見せて追わせたのだった。

尾行の刑事

    21
タクシーは美麗日本橋店に、しかし槇は中で何が行われるのか、外では判らない。
通りがかりの人に携帯を借りて、自分の所属の部署に掛けて「今、伊藤さんを尾行しています、日本橋の美容室です」と伝えた。
しかしその連絡は佐山達には届かなかった。
誘拐事件で知っている人間が少なかったから、静香が自宅に帰ったのを忘れるメールが届いていたからだ。
(店の店員二人に五百万を持たせて、もう一台の携帯のアドレスも教えて二人に持たせる)
「頭の良い奴だ、警察が居る事を知っていて、分散させている」
「私と一平以外は全員二手に分かれて尾行しか方法はないでしょう」
「二人も自分の携帯で此処に連絡を」海生会と棚橋連合対警察の対決に成っている事を警察の誰もが知らない。
静香が入って出てこないので、槇も入ってみることに、すると静香は綺麗なアップの髪型にしている。
「シャンプーとセット」
「はい」槇は仕方が無いので様子を見ることに、髪が終わると奥に消えた。
「今の綺麗な人は?」
「あー着物の着付けですよ」
着物?槇のセットと静香の綺麗な着物姿が同時だった。
「綺麗、女優さんね」
「ほんと」鞄を持ってタクシーに、槇も続けてタクシーに何処に行くのだろう。
「警察ですけれど、今向かっている方向を無線で知らせて貰えますか?」
「はい」しばらく走って静香がタクシーを降りた。
尾行を確かめる為に歩かせたのだ。
「ほら?一人付いている」望月がチンピラの吉田に言って携帯で指示を待った。
「尾行の女を捕まえろ」と指示したのだった。
「社長、予定通り、静香が捕らえられそうです」
「そうか?何処で?取り敢えず間野の処で捕まえられそうです」
「何もするな、楽しみは私からだからな」
「はい」
悟は思い出していた夢に迄見た静香がもうすぐ自分の想い通りに成ると思うと興奮していた。
もう一人板東も毎夜夢で緊縛を楽しんでいる静香を本当に縛れる。
そう考えると早く見たいの気持ちが高ぶるのだった。
板東の構図、悟の構図は和服の静香の陵辱、棚橋もそれがビデオとしては高価に売れると考えていた。
ひとり弘子は伸也の復讐の為、静香をボロボロにしたい、しかしその伸也は狂った昌子を見て決意をするのだった。
一路東京に車を走らせていた。
それは昌子をこの様な姿に変えた犯人が多分弘子だろうと目星をつけていたから、弘子も抜かりはなかった。
伸也の行動を竹内に監視させていた。
「奥様、藤岡伸也の様子が変です、病院で昌子を見舞っていたのですが、何か思い詰めた様子で、今高速を東京方面に走っています」「店に帰っているのか?」
「判りません」
「引き続き、尾行を」
伸也はあの不細工な娘に惚れていたのか?弘子の脳裏に嫉妬が沸き起こったのだった。

身代金は成るべく、新しいアジトから離れた場所に運ばせるが目的だったから、一人は新富士の撮影所に、もう一人は浜松のスポーツセンターまで誘導するのだった。
最初から場所を言わないで、刻々と変更する作戦だった。
時間稼ぎが目的だから、浜松のホテルの監視も人手不足と悟の行動が無いので手薄に成っていた。
悟は変装をしてこっそりと抜け出していった。
本部から「佐山さん、藤岡伸也ってご存じですか?」
「ああ、知っている」
「多分高速の自動車からだと思うのですが?」
「西山さんの優勝モデルの事を聞いてきたのです、それも110番で、不審に思って連絡をしたのですが?」
「番号判るか?」
「はい」
「教えてくれ」
弘子の電話に真智子から「和泉昌子が、病院の屋上から飛び降り自殺をしたらしいです」
「何?」弘子の声が変わって、伸也の行動が気掛かりに成ったのだ。
佐山にも昌子の自殺の連絡が届いた。
「藤岡伸也さんですか?」
「そうですが?どなたですか?」
「警察の静岡県警の佐山と言います」
「お聞きしたい事が有るのですが」
「昌子が自殺したのですよ、狂って」その声は半ば泣いていた。
「何処に、向かわれているのですか?」
「どうしても確かめたい事が有るのです、東京に」
「何を確かめに?ガマガエルを。。。」
「もしもし、」そこで電話が切れた。
キャッチが入ったのだ「伸也君、私よ、もうすぐあの西山のモデルに赤っ恥をかかせられる、見に来るのかい」
「僕は奥様に会いたいです」
「昌子の事で」
「忘れな、もう死んだのだろう?」
「。。。。。」電話は切れた。
「竹内、伸也はもう駄目だ、始末して」弘子は先程の電話で藤岡伸也を諦めたのだった。
「ガマガエル?何だろう?」
佐山の脳裏に「ガマガエルが何度も何度も出て来た」
一平が「何を言っているのですか?先程から?ガマガエルとか?」
「伸也に聞いてみれば?」
「いや、もう繋がらない」二人は何かが進んでいる気がしていた。
隆史がようやく静香に気が付いた。
自宅に戻って連絡が無い、携帯は繋がらない、慌てて車で自宅に向かう、携帯の電源を切る様に指示されていた。
切らずにいたら、掛かって来て約束を守らないのなら「子供の命は無い」そう言われて送られてきた携帯だけに電源が入っていた。
洋服を入れた鞄を持ってもう随分歩かされていた。
多分尾行を確かめているのだろう静香はそう思っていた。
槇章子が尾行を続けていて、時々手帳を見せて現在位置を本部に連絡をしていたが佐山の元には届いて無かった。
やがて静香は間野産婦人科に入っていった。
あれ?誘拐とは?関係無いのかしら、でも態々着物を着て産婦人科に行くのに着飾る?
周りに誰も居ない、もしあの鞄に別にお金が入っていたら?槇の不安が?どうしよう?自分は女性だから入っても怪しまれる心配はないが?どうしよう?槇章子29歳決断を迫られていた。
東京に向かう伸也の自動車の前に大形トラックが割り込んだ。
弘子は竹内以外に海生会にも頼んでいたのだ。
「こら、危ないじゃないか」伸也が叫いた、。
その瞬間急ブレーキが「あーーーーー」伸也の車は大型トラックに激突、後方の竹内も危機一髪で難を逃れた。
「奥様、交通事故で藤岡伸也さんが今、亡くなられました」竹内の悲痛な声が、弘子の耳に響いた。
「ゴキブリにはゴキブリの死に方が似合う」と呟いた。
あそこで伸也が優勝していたらこんな事には成らなかったのに、西山が優勝したのが総ての狂いだ。
弘子の憎しみはドンドン増加していった。
しばらくして、槇章子は仕方なく間野産婦人科を訪ねた。
待合室に綺麗な和服の静香が待って居た。
それはメンバーが揃うまでの時間稼ぎが目的で、悟、弘子の到着を待っていたのだ。
もう手の中に入れたのも、同然だから、しかし、この病院が仲間とは知れられては困るのだ。
警察の尾行が有ったから、お腹を押さえて槇は入って来た。
急患を装って、既に静香が子供と引き替えにお金のバックを渡していると思ったから、静香は週刊誌を見ていたのに、槇の計算が大きく狂った。
「どうしましたか?」駆け寄る看護婦「お腹が急に痛く成りまして」
「伊藤さん、急患なので、すみません、もう暫いばらくお待ち下さい」
「静香は次の連絡を待っていた」
看護師と受付に連れられて槇は診察室に入った。
お腹を押さえて、間野には連絡が入って、この女が刑事だと知っていた。
そこの診察台に寝て下さい、ズボンを看護師が緩めて、間野がお腹を押さえた。
「此処ですか?」
「いいえ」
「此処ですか?」
「いいえ」
「ここですか?」
何処でも良いから適当に痛いと言おう「そこが、痛いです」
「此処は、子宮から女性の性器ですね」と医者が言って、しまったと思ったが「内診しましょう」
「えー」
「上着とズボンも下着も脱いで、内寝台に」槇は予想外の展開に戸惑うのだった。
「お待ちの伊藤さん」
「堕胎の手術の方ですね」
「もうしばく待ってもらって」堕胎?槇は理解に苦しんだが「早くして下さい」と看護師に急かされるのだった。

剛士の救出

     22
美由紀とチンピラ二人はスタジオで遊んでいるが「もう帰りたいよ、甥っ子と遊びたいよ」と言ったけれど、美由紀は気にもしなかった。
明日の夜まで面倒を見るのが美由紀の役割だったから、甥っ子って何だったっけ?兄弟の子供だよな?この子は一人っ子だよ?間違えているのだよ。
「早くして下さい」看護師が急がせる。
仕方なく上着を脱いでカゴに入れて、ズボンを脱ぎパンティ姿に、此処が普通の病院なら手帳を見せて協力をなのだが、もし敵のアジトなら子供も、自分も静香も命が無くなる。
槇は絶体絶命の岐路に、そこに真希が看護婦姿で来た。
「あっ、患者さん?」その言葉で槇はここが取引現場でこの医者は本物で今来た女は偽物だ。
手帳はやばい、どうせ健康に決まっているから、すぐ検査は終わるそう思った。
恥ずかしいが、病院は初めてではないから、パンティをゆっくり脱いで台に上がって横たわった。
足が固定されて「まだ、痛いですか?」
「はい、少し」カーテンで仕切られて下半身は見えない。
台が上昇して、看護師が腕を捲って「痛み止め打ちますね」
「はい」
「直ぐに痛みは和らぎますよ」
その声と同時に「はい、力を緩めて」と言われて陰部にクスコが入れられた。
「刑事さん、気分は?」もうその声は槇には聞こえてなかった。
上半身も衣服が脱がされて全裸に「静香を連れて来い」看護師に連れられて静香が入って来た。
「手術中を特別に見せてあげようと思いまして」
「何故です?」
「次は貴女の番に成るかも、です」
「えー、子供を返して貰えるのでは?」
「貴女が、大人しくしてればですが?」
「貴女が犯人なの?」
「違いますよ、私が犯人ならそんなに美しい着物を着せませんよ、この様に全裸専門、特に婦人科ですからね」
「この人は?」
「貴女のガードの刑事ですよ」
「そうなのですか?こんな、むごい事を」
「貴女も最後は此処に、この女の様に横たわりますがね」
「狂っているわ」
「まあ、ゆっくり見学して、時間が来るまでお待ちを」
静香に椅子が用意されて「此処に座るとよく見えるでしょう?」椅子の後ろで手を紐で結ばれてしまった。
「貴女には手荒な事は一切しませんから、御安心をボス達が決めるから」
「誰です?ボスって?」
「見れば判りますよ」
「子供は何処?」
「遠い処で遊んでいますよ」
「見学しやすい様にこれ注射しましょうね」
「嫌、止めて」
「騒がなくても怖い薬じゃないですよ、ボス達の為にね」
後ろに回って着物の袖を巻くって「はい、終わり」
「これでゆっくりね」
「子供が心配で気分が悪いですわ」
真希が「やっぱり、母親ね、子供が心配だとSEXも出来ないか」
「子供が無事なら何でも貴方達にしたがうわ」
「富士山の近くで、若い女の子と遊んでいるから安心しな、ボスが満足したら返してやるよ、子供はな、お前は帰りたくなくなるかも知れないな」その話の後半から静香の鼓動は高鳴りだして薬の効果が現れだしたのだ。
全裸の槇の胸を看護師が揉む、股間に電マが当てられる。
顔を背ける静香の顔を槇が持って見る様にする静香には初めての光景だった。
SEXは隆史としかしたことがない、出産以外で婦人科も行った事はなかった。
それも女医の医者を捜して、まして反対側から女性の陰部を見る事は皆無だった。
佐山は緊急出動の準備をして待機していた。
それは新富士のスタジオで剛士の身柄の確保が最優先だった。
佐山がこの事件はおかしい?身代金の少なさに疑問を持って、狙いが別に有るのだと考えていたから、何か接触が有ると静香、隆史に小型のマイクを持たせていたのだ。
沢山の人間が守ると敵が来ないと考えて、数人だけしかその事実を知らないで行動をしていた。
しかし、確信が有るわけでは無かったから、行動に移せなかったのだ。
しかし、今、子供の居場所が前のスタジオだと判ったから、パトカー、警察が殺到していた。
連絡をされない逮捕しなければ、今度は静香が殺されるから、危険だったのだ。
小型マイクの存在は静香も隆史も教えられていなかった。
居場所の発信器だと教えていたのだ。
もしマイクだと教えると人は危なくなると、それに音を入れ様と手に持って集音しようと行動するから、ネックレス型なので違和感が無かったのだった。
本部からネックレスの会話が届いて「佐山さんの読みが当たりましたね」
「大物が釣れるまで、まだだ」
「大丈夫でしょうか?」
「先程の話の内容なら、大物が来るまでは安全だ」
「僕達は近くで待機します」
「私は内容を逐一連絡するから」会話の無くなった機械に耳を傾けるのだった。
幻夢のスタジオに、素十人の警官が、包囲して突入の機会を待っていた。
「何人?」
「少ない様です」一人が買い物に行くのか出て来た。
「尾行して離れたら逮捕しろ」チンピラの吉田が車で少し走った処で逮捕されて、中に居るのは、女と男が一人だと自白したのだった。
二人なら簡単だ一斉に警官が乱入した。
携帯を手にした管野に警官が飛びついて、連絡を阻止した。
もうひとりのチンピラは銃を持っていて、抵抗したが、余りにも人数の開きに観念した。
女性の刑事が剛士を確保して「佐山さん、子供は無事です、怪我もしていません、女性は管野美由紀です」と報告をした。
「剛士君は此処まで運んでくれ、ご苦労さん、ご苦労さん」と労うのだった。
静香は薬の影響で、普通の女性と異なる症状に成ってしまって、いつの間にか眠ってしまったのだった。
「先生、薬が効きすぎですか?」
「眠ってしまいましたよ」
「じゃあ、仕方が無い、アジトに運ぼう」
全裸の槇にガウンを着せて、静香は男性が抱き抱えて、車に乗せた。
槇がネックレスを見付けて、貰おうと首から外して自分の首に付けてしまった。
車は新しいアジトに向かって、真希は病院に残って二人の荷物を片づけていた。
野間に看護師二人、診察時間は終わっていたが、入り口から警官が乱入してきた。
「大人しくしなさい」
「此処は、包囲されている」、その声に佐山は安心した。
「事件は解決したようです」
集音マイクに沢山の人の声が、その時携帯に一平が「槇刑事と静香さんが居ません」
「マイクに声が」
「女が静香さんから奪ったのです」
「何」佐山の顔色が変わった。
「すぐさま、県警に連絡して、脅しても、何をしても構わない美由紀に新しい隠れ家を聞き出してくれ」と言った。
しばらくして「美由紀を此処に連れてきてくれ」と再び連絡した。
「一平にもそこの連中に隠れ家を自白させろ、私も直ぐに行く、薄暗く成った町にパトカーのサイレンが無数に鳴り響いた。
テレビ、ラジオで一斉に名前を伏せて子供の救出のニュースを流す事にした。
それは、静香に知らせる為に。
スイートの一室で「お母さん、剛士に似た子供が誘拐されていて、無事救出されたって、どのチャンネルも臨時ニュースしているよ、見たかった番組有ったのに」
「いつから?誘拐されていたの?」
「私達が此処に来た日からよ」
「人ごとじゃないね、剛士が誘拐されたら母さん、生きて行けないよ、可愛いからね」
「見て、見て、顔も名前も映ってないけれど、服剛士と同じの着ているよ」
「えー」貴子がテレビをのぞき込んだ時には画面は変わっていた。
「同じ服?同じ?」貴子は不思議に思った。
今日の服は自分の手作りだったから、次々とチャンネルを変える貴子「どうしたのよ」
「百合子、本当に同じ服?」
「胸にアンパンマンの刺繍が有ったわよ」
「それじゃあ、間違い無いわ」貴子は急いで電話をするのだった。
「もしもし、貴子ですが、剛士居ます」
慌てた貴子に「剛士君、ママから」
「ママ、今帰ったよ、面白かったよ」と言ったのだった。
貴子は身体の力が抜けてへたり込んだのだった。

ボブの一物は凶器

  23
車に乗せられてから、しばらくして静香は気が付いた。
「何処に連れて行くの」その時ラジオが誘拐事件のニュースを流していて、あっ剛士君無事救助されたのだ良かったわ、もう私がどうなっても責任は果たせた。
「おい、失敗した様だ」
「本当だ」
「真希さん達大丈夫か?」
「アジトに急ごう」
真希と間野達は警察に連行されたが、黙秘を決め込んでいた。
佐山は静香の身が危ないと早く美由紀が来るのを警察署で待って居た。
その時交通事故で藤岡伸也が亡くなったと知らせが入った。
遺品の中に伸也と弘子の関係を示す携帯記録が見つかったと連絡が入った。
「一平、一連の事件が読めてきたぞ」と佐山が言う
「判ったのですか?」
「これは悪人共がそれぞれの思惑で集合したのだよ、だから判らなかったのだよ」
「どう云う意味でしょうか?」
「檜山悟と弘子夫婦はもう醒めた関係だったのだよ」
「そりゃあ、もう歳ですしね」
「美麗のコンテストは会社のPRと自分の趣味を叶える場に利用したのだよ、だから美優さんが襲われて、平井さんが襲われたのだよ、多分他にも沢山襲われていると思うが、例えば睡眠薬で眠らせて強姦もしているだろう」
「凄い奴ですね、でも平井さんは坊主にされて殺されましたよ」
「それは、犯人が違うのだよ、」
「えー」
「高速で事故死した藤岡と弘子は恋愛関係に有ったのだよ」
「まさか?」
「一方的な弘子の恋愛だが、な」
「平井は伸也の恋人?」
「いや、今度のコンテストのモデル、それも伸也のライバルの西山の」
「それで、髪を切った」
「そうだ」
「でも何故?坊主にされて殺されるのですか?」
「早紀も昌子も同一人物四人にレイプされて、同じ場所で放置されている、これは又別の犯人だと思う」
「じゃあ、三つのグループの犯行なのですか」
「平井は何らかの理由で弘子の秘密を知ったから、殺された」
「海生会と幻夢は?」
「これは云いたくないのだが、幻夢企画は裏ビデオの制作が仕事だ、海生会は暴力団だ、お互いの利益の為に悟と弘子の両方の仕事を手伝っているのだよ」
「よく判りましたね」
「今日まで繋がらなかったのだが、伸也の携帯記録で繋がったのだよ」
「和泉は伸也といちゃついているのを弘子に見られたのだよ」
「静香さんは?二人の共通の獲物と言うか幻夢も入れたら三組の共通の餌ですね、早く助けないと」
「アジトが判らない、発信器をあの真希が静香さんから奪ってしまった」
「静香さんの身が危険だ、陵辱されますよ」
「それより、もうあれだけマスコミで放送したから、犯人も静香さんも剛士君の無事は確認したと思うから、静香さんの性格なら、陵辱される前に自殺の心配が有るのだよ」
「えー、それは、大変じゃ」
「頼りは美由紀の良心だよ」
アジトの部屋には全裸の初田希美、槇章子、そして着物を着た静香が居た。
男は中村、棚橋、井尻、望月、板東、ボブ、檜舞子、
「社長も、奥様も来ないわね、一度連絡してみろ」
「例の誘拐事件で混乱しているのかも」
予想通り警察が二人の処に来て出られなかったのだが、今から出るから静香には指一本触れるなと悟が念を押したのだ。
一方弘子は静香には私が赤っ恥をかかせるから、触るなとこれも同じ事を言うのだった。
しかし、二人には警察の尾行が付いていたから、悟は気が付いて、尾行を巻こうと必死になった。
途中で車を乗り換えて、弘子は知らないで高速をスイスイと東京に向かっていた。
(雨月)では隆史達が連絡を待っていた。
捜査の係二名が警察本部からの連絡を待っている。
隆史は静香の性格からして辱められる事が有れば多分彼女は死を選ぶだろうと思っていたからだ。
日頃から私は隆史さんだけの女性で一生を過ごすのよ、だから私より長生きしなければ、駄目よ、基と私の為にね、と口癖の様に話していたのが、気に掛かっていた。
隆史も基が居なかったたら、一緒に死んでも悔いはないと迄考えていた。
悲壮な顔が「お父さん、怖い顔」と基が笑うのだった。
「剛士君と遊んでおいで」そう言うのが、やっとだった。
三郎も、心配で食事も忘れる程、緊迫していた。
アジトでは「まだ、中々来ないから、そこの刑事で遊ぼうか?」
「連れ出せ、」
「静香さんよ、今からこの刑事がお前の見本で色々するから、よく見ておけ、」
後ろ手に縛られて猿轡をされて、全裸の槇章子が連れ出されて「そんな事、止めてあげて」静香が言った。
「黙って見てないと、そこに寝ている女も痛い目にあうからな」
隣の檻に、寝たままの初田が居て、静香が来てから一度も起きてない。
余程の責めに有ったのだろう、髪だけが意外と綺麗な感じだった。
板東は槇の乳房の上と下に縄を巻き首に縄を巻いて上下の縄に結んだ小さな乳房が大きく見えて槇の顔が苦痛に歪む、天井の滑車の縄に結びつけると、ライトが点灯されて、槇の身体が浮き上がる。
膝に縄が巻かれて片足が徐々に上がる。
「この子、薄いから、よく見えるよ」と舞子が指をさす。
「静香さんは、濃いのかい?」「。。。。」静香は何も言わないもう覚悟を決めている様子が見て取れる。
「安心しな、お前の処刑は親分達が来ないと指一本触れられないのさ、残念だけれどね、その綺麗な顔が喘ぐ姿が早く見たいのだけれどね」
「真希さんが来ませんね」
「そうだな、電話をかけてみろ」
しばらくして「繋がりません」
「適当に道具と荷物を持って来るだけなのに」
「間野病院はもう時間外だから誰もいないだろう」
「そのうち、来るだろう」
吊り上げられた槇の胸を中村が揉む「小さいから揉んでもなあ」そう言って台の上に寝かせて中村がズボンを脱いで槇の股間に入れようとするが「おい、濡らしてやれ」電マを持って望月が乳房に当てる。
身体にオイルを付けて舞子がマッサージを始める。
「この子、マグロ気味よ」
「注射してやれ」特製の媚薬が打たれた。
「これで少しは良く成るよ」
しばらくして薬の効果で中村のペニスをくわえ込んで、喘ぎはじめた。
望月が、井尻が交代で槇の股間に挿入してゆく「獣だわ」静香が顔を背けると、「ちゃんと、見るのだよ、お前もあの様に成るのだ、もうあの刑事のあそこは壊れるよ、意味が判らなかったがボブが裸に成って、槇に襲いかかって「アー、何」と静香が言った。
余りにもデカイ長い、黒いペニスがゆっくりと槇の陰部に少し入る。
のけぞる槇、ボブがぐいと押し込むと槇は気を失ってしまった。
その次々の光景を間近に見た静香の股間はもう濡れていたのが自分で判ったのだ。
この様な事を見るのが始めてだったから刺激が強すぎていた。
「奥様、顔が赤いわよ、」
「。。。」
「もう、濡れているでしょう、調べてあげましょうか?」
そう言うと板東が「止めろ、触るな」と凄い形相で叱りつけたのだった。

美由紀が到着したのは深夜だった。
「貴女も被害者だ、今警察に協力すれば、罪は軽くなる神田恭子、平井早紀、和泉昌子、新田美優さん他に初田希美、槇章子それに子供の誘拐、これだけ悪事をすれば死刑は確実だ、今、協力しなければ同罪に成る、」
「。。。。」美由紀はしばらく黙って重い口を開いたのだった。
「はっきり場所は判りませんが、近くに行けば、それからボブを助けて欲しいのです、彼は悪くありません、ポルノの俳優で日本に来ているだけです」
「判った、貴女の協力次第で考えましょう」そう言って車に乗り込んだ。
昼間でも判らないのに、夜の場所探しは大変だったのだ。
宴は終わって満足したのか、アジトの連中は仮眠をして悟と弘子が来ないからだ。
それは舞子が真希と連絡が出来なくなっていると言ったから、慎重に成ってホテルに宿泊してしまったから、同じく悟も危険を感じて異なるホテルに宿泊してしまった。
衝撃のプレイを見せられた静香も眠ろうとするが中々眠れない、仮眠程度でウトウトするだけだった。

まかれた警察

   24
「ホテルの外で張り込みは辛いですね」
「まあ、文句を言わずに交代で眠ろう」
弘子は竹内寛と土屋真智子と一緒に宿泊していた。
「竹内、車でその辺り一回りしてきて、尾行の刑事を眠らせるな」
「はい」
「帰ったら今度は真智子がな、私は眠るから」。
「おい、出発したぞ」
「えー、今頃?」車は暗闇の中に走って行った。
「何人乗っていた?」
「よく見えなかった」
「兎に角尾行だ」一時間程で元のホテルに戻った。
「何しに、行ったのだ?買い物でしたね」深夜スーパーに行って帰ったのだった。
「じゃあ、眠るわ」
しばらくして「おい、また車が出た」
「尾行をする」そう言って真智子の車を追った。
「眠いなあ」大きく欠伸をするのだった。
また深夜スーパーで買い物、尾行の刑事は一睡も出来ずにホテルに戻った。
早朝車はホテルを出たが二人はウトウトとして眠っていたのだった。
車の手配が一斉にされたが、ホテルから数キロ離れた駐車場で見つかったのだった。
中村の手配の車でアジトに向かう弘子達は誰も気が付かなかった。
佐山と一平は夜が明けたので美由紀の記憶を頼りに間野産婦人科の近くに来て居た。
「ここから近いと思います」
本部に連絡をしてこの辺りの倉庫を調べる事に成った。
そして引き続き美由紀を乗せて走り回ったのだった。
アジトに到着した弘子は「この女ね、伸也を殺させたのは」
「何の話なの?」
「お前がコンテストに出なければ何も無かった」
「あっ、貴女は美麗の」
「そうよ、専務の弘子よ」
「何故私が、貴女の邪魔をしたのですか?」
「もう、教えても良いだろう、私の伸也の優勝を西山とお前が邪魔をしたのだ、伸也は死んでしまった」
自分が殺したのだが「その綺麗な顔と髪がいけないのよ」
「そんな、私の責任では有りませんわ」
「もうどでも良いのだ、今からお前に赤っ恥をかかせてやるのだよ」
「無理ですわ、」
「何故だ」
「恥をかかされる前に死にますわ」
「何?」
「快楽を与えてやるのに、死ぬのか?」
「はい」静香はけろりとした顔で云う
「そんな簡単に死ねるか?」
「ほら、此処に、薬を持って居ますから」と帯を触った。
板東が「この女は本気ですよ、まだ社長が来ていませんし」
「そうだな」そして板東が耳打ちした。
「隙を見てそこの女を椅子に座らせろ、私の美容師の腕を見せてやろう、静香の髪も私が綺麗にしてやるよ」と笑った。
初田希美は昨日弄ばれて最後にボブに犯されて気絶してようやく元気が戻ったのに、引きずり出されて椅子に座らされた。
「この頭は西山がしたのだ、私がしたら」そう言っていきなりハサミで切り出した。
「ほら?綺麗だろう」それは唯短く切り刻んでいるだけだった。
希美はうなだれてもう逆らう気力も無かった。
ボブのSEXが身体の芯に残って「ボブ、この子、頭も綺麗に成ったから、あの奥様の間近でもう一度見せてあげなさい、腰が疼いて違う死に方を望むかも」そう言って高笑いをする。
静香の檻の目の前にマットレスが敷かれて、希美の全裸のぐったりした身体を横たえた。
舞子がローションをたっぷり希美の股間に塗る。
指で中にも殆ど希美の反応が無い「舞子ボブの元気が無いじゃないの」弘子が言うので手で一生懸命すごく
「旦那が見ているから遠慮しているのかい」
「舐めてやれ」流石に口には、顎がおかしくなる。
「奥様、フェラするかい?その口じゃあ、無理だよな」また高笑いをする。
「貴女は狂っていますわね」静香が言うと「何?」怒りの形相に成って「引きずり出せ、我慢成らん」
「奥様慌てなくても、これで」と板東が縄を弘子に見せる。
「そうか、あの様な女には恥ずかしさが一番だ」
ボブのペニスを舞子が仕方なく舐める。
大きく隆起するペニス「あの女に、もっと近くで見せてやれ」静香の檻の柵に押しつけて見せるのだった。
「どうだ、腰が疼くか?」静香が昨日は遠くだったが間近で見るボブのペニスは異様な大きさ、長さだった。
あんな物が入ると壊れてしまいそうだわ、と想いながらも見てしまう静香だった。
この後どうなるのだろう?不安が増大するのだった。
「お待ちどう、警察を翻弄するのに時間が掛かったよ」そう言って悟が安達と近藤千晶を伴って入って来た。
丁度ボブが希美とSEXをするところだった。
希美は横たわって、ボブが大きく足を広げて大きく成った自分のペニスを挿入した。
「あーあーー」眠った様な希美の口から大声がはっせられた。
近くで見ていた千晶が「きゃー」と自分の股間を押さえた。
「どうした、お前も欲しいのか?」
「いいえ、あんなのは入りません」
「そうか?やってみないと判らんぞ」
「したいだろうが」
「いいえ、そんな事有りません」
「安達、千晶に教えてやれ」
「近藤さん、貴女、警察に資料渡したでしょう」
「それは社長の行動を聞かれたのと、昔のコンテストの。。。」
佐山達は最初一連の事件は悟がしていると思って調査をしていたから、近藤は何も知らずに提出していたのだった。
「私は、警察に言われるまま、その後は警察には協力していません、裏切る行為は一切していません」
「だが、お前のお陰で私は常に警察にマークされていたのだ」
「そうなの?この子が良くないのね」弘子が言うと「どうです、静香さん綺麗でしょう」と板東が話を変えて檻の中の静香を指さした。
「あんなに美人でも、お腹減るし、トイレも行く、ちゃんと世話しているか?」
「綺麗からトイレも食事もしないのかと思いました」舞子が笑う
「綺麗なままでSEXがしたいから、食事もトイレも世話しなさい」そう言われて舞子が渋々パンと牛乳を差し入れた。
「どうせ、逃げられない、トイレも自由に、」檻の鍵も開けて自由にしたのだった。
それは悟が静香とSEXを楽しみたかったのと板東が薬を持って居るから、油断させないと上手く行かないと言ったからだった。
他の連中は知らないから、不満タラタラに成っていた。
「板東さん、裏切りはどうなるか、教えないといけませんな」
千晶が逃げようとする望月、棚橋、チンピラが千晶を取り囲む床に気絶した初田希美、縛られて放心状態の刑事槇章子、檜山悟、弘子、安達事務長、土屋真智子、竹内寛、カメラマン井尻、中村富夫、檜舞子、チンピラ田所、片山そして静香がこのアジトに居るのだ。

「夕方、お迎え何時かな?」貴子が隆史に電話をしてきた。
今、隆史の気持ちは静香の安否で頭が一杯だったが「六時には従業員に迎えに行かすよ、楽しかった?」
「ホテルもサービスも最高だった、じゃあ、待って居ますね」隆史は貴子には良かったと思っていた。
静香が今風前の灯火だが、これが剛士だったら、親父にも貴子さんにも死んでもお詫び出来ないと思うのだった。
もしもどんな姿で静香が帰って来ても暖かく迎えようと心に決めていた。
それはどんな辱めを受けても命だけはと云う思いだった。
静香は逆だった辱めを受けるなら死んだ方がましだわ、こんな狂った人達に弄ばれると考えただけでも背筋が凍るのだった。
何が美容チェーンよ、変態集団じゃないの、あたかも薬を持って服毒自殺をする様な気持ちだけは持ち続け様と思っていた。
「この辺り走った気がします」美由紀が景色を見て話した。
本部にこの辺りの倉庫を調べる様に指示したが、大がかりに動くと拳銃を持っているので、最低でも二名から三名の命の危険が有るから秘密の内に近づかなければならなかった。
千晶は捕まって衣服をはぎ取られて下着姿で、静香の檻に放り込まれた。

静香の危機

   25
「大丈夫?」静香が千晶に優しく声をかけた。
「私これから、どうなるのかしら?あの人達の様に乱暴されて殺されるのかしら」
隣の檻には二人の全裸の槇は猿轡に後ろ手で縛られ、乳房の上と下には縄がその縄を首から通して締め上げてある。
もう一人はボブに再び犯されてぐったりしたまま寝ているだけで、身動きがない、何の関係もない、唯、西山の美容室に来ただけの初田希美は弘子に西山の彼女に間違われて、綺麗な髪はズタズタに切り取られて身体は複数の男に乱暴され最後は二度もボブの巨根に犯されてもう意識も朦朧となっていたのだ。
全員が食事だと云って二階に上がってチンピラの田所と片山が入り口近くで警備をしている。
隣の二人を指さして「私もあの様になるのなら、死にたいわ」
「貴女の気持ち判るわ」
「薬持っているのでしょう?」
「はい」
「私のも少し分けてくれない?青酸カリ?それとも何か他の薬?」
静香が小声で「実は嘘なの?薬持ってないのよ、貴女も私から貰ったって言えば?」
「駄目よ、私なら、勝手に死ねって云われるわ、貴女とは違うから」
「そうかしら?」
「裸だから、冷えるわ」と千晶は身体を動かす
「ちょっと、お兄さん、トイレ行きたいのだけれど」
「五月蠅いなあ」
「此処ででちゃうと、この女の人の着物汚れるけれど社長に叱られない?」
「仕方が無い」腰に縄を巻いて千晶が出て行った。
しばらくして「すっきりした」と嬉しそうだった。
食事が終わったのか全員が出て来た。
ライトが照らされて井尻がカメラを望月もカメラを「さあ、出るのだ、二人共」
「さあ、別嬪さんのショーの始まりだ」
「何をする気」
「着物のまま縛り上げて、お前の陰部をみんなで見物するのだよ、よく見えるように剃りあげて、大股開いて、美人のマンコを調べて、全裸で社長の味見、奥様がその綺麗な髪を綺麗に散髪したいそうだ。上も下もつるつるにしてもらって、最後はボブの巨根でダウンだ。その様子はビデオに撮影して販売してやるから、楽しみに、な」と悟と弘子が大笑いをする。
「残念ね、この薬で先に死ぬわ」
「死ねぬなら死んでみろ」
「薬は嘘だろう?」
「舌を噛むわ」そう言った時、後ろにいた千晶が丸めたハンカチを静香の口にねじ込んだ。
同時に板東が手拭いでハンカチの上から縛って、猿轡に成ってしまった。
「残念だったね、千晶の芝居に騙されたね、」悟が言った。
「綺麗な着物も良いけれど、裸も綺麗だろう」男性達が涎を流す程に目が輝いていた。
「まあ、皆さん前半は私の縛りで楽しんでください」そう言って後ろに座るように言った。
「カメラは二台井尻さんと望月君、滑車は安達さんと片山君、剃毛の準備は千晶さんと舞子さん、後で弘子奥様がカットするから、お湯も沸かして準備して下さい」
板東と田所が静香を押さえている。
板東が片山と変わるとよく使った縄を持って来て、静香の腕を後ろ手に縛った。
何度夢に見たかこの瞬間を、板東の股間が勃起してきて縄を胸の上下に巻き締め上げた「うぅ」静香はもう観念するしかなかった。
チャンスが有れば死のう、それしかもう道はない、しかし、どうすれば?この獣たちに陵辱される悲しみは計り知れなかった。
「これでは、気分でないでしょうよ」
舞子が「これ注射してあげましょうよ、二日位は効くわよ」
「媚薬か?」
「そうよ、芸能人がよく使うものよ」
「そうか、私も人形を抱くよりそれがいい」
「何処に打つかな」と見ながら「おお、乳房の膨らみが見える」そう言って腋から静香の胸に注射をするのだった。
強ばる眼「怖い顔ね」
「もうすぐ、気持ち良くしてあげるからね、待って居るのよ」
しばらく待って滑車の縄に後ろ手と胸の縄を結ぶと「よし、少し上げてくれ」静香の足が少し浮く、左足の足首に板東が縄を巻き付ける。
「安達さん、縄を引っ張って」
「はい」
「ゆっくりと」
「はい」男共が生唾を飲んで見守る。
静香は目を閉じて覚悟をしている。
少しずつ左足が上がって長襦袢が見える。
隣の男の生唾の音が聞こえるくらい、板東はいつもこの夢は見ていた。
その時「そこまでだ」入り口で大声がした。
拳銃を構える一平と佐山「ボブ静香を押さえろ」その声にボブが静香を押さえて「動くとあの女を殺す」
「無駄な事は止めろ、もうすでに此処は包囲される」
佐山の横にいた美由紀が「ボブー、止めて、止めて今なら罪は軽いわ、止めて、」と叫んだ。
「美由紀、美由紀」そう言うとボブは、静香を支えていた縄を安達と一緒に引っ張った。
後ろ手の縄を解いて静香を抱いて走って来たのだった。
静香は何が起こったのか美由紀の処にきて猿轡を外して「大丈夫?」と美由紀が尋ねても放心状態だった。
警官が大勢入って来て全員が取り押さえられた。
全裸の二人には毛布が、救急車が到着して二人を運ぶ
「静香さんも病院に行きますか?」
「いいえ、早く剛士君の顔が見たいです」
「そうですか、送りましょう」
疲れた顔の静香だったが、早く隆史と基に会いたいが本音だった。
一瞬で取り押さえられていた、数十人の警官が乱入してきたからだ。

夜「楽しかったわ、最高級の部屋に泊まれるなんてもう二度とないわよね」と貴子が言うと隆史が「もう二度と泊まれないよ」と疲れた様にいう「今夜は此処に泊まって明日ゆっくり帰って下さい」
「どうしたの?身体悪いの?大丈夫?」と貴子が心配そうに言うと、疲れた様子の隆史が「静香、基帰ろう」そう言って車に乗って帰って行った。

「静香、疲れたね、お風呂入ろう、そしてゆっくり休もう」と隆史が言うと「帯緩めて、苦しくて」と甘えた様に言うのだった。
帯を緩めると「見てこれ」と左の足首をみせて「縄で縛られていたのよ、もう半時間遅かったら、どうなっていたと思う?」
疲れた様に隆史が「判らない」と言うと目が輝いて「私ね、縄師とか云う人に縛られていたの、着物の上から胸の上下を縛られて後ろ手にね、それで吊り下げられていたの、この足首にね、縄を巻かれてね、引っ張り上げられようとしたのよ、凄い、格好よ、死のうと思ったけれど猿轡されて舌も噛めないでしょう、もう駄目かと覚悟したわ」と言って「お風呂入りましょうか?」と甘えたように言った。
「基、疲れて寝ている?起こすか?」口に人差し指を当てて「良いの、今夜は」、着物を脱ぎながら「悪い奴らね、縄で私を吊り下げてね、足を広げてね、」そう言って隆史の手を持って「此処を剃ろうとしたのよ」そう言って裸に成って隆史を引っ張って風呂場に行くのだった。
「隆史、一度剃ってみる?」と甘える。
「私意外と感じるかもよ」
「えー、静香今夜変だよ」
「変じゃないの?」舞子の注射の効果が静香に出ていた。
その夜の静香は完全に隆史を圧倒して、隆史に陰毛を剃らせた。
「意外と感じるわ」
「ジョリ、ジョリ」と剃りながら隆史も静香も燃えていた。
自分の願望を隠す事をしなかった。
そしてSEXも燃えた。
次の日、基がお風呂で「ママ僕と一緒だね、子供に成ったの?」と言うのだった。
「そうよ、パパが子供にしてくれたのよ」
「僕は妹が良いな」と言ったから三人は笑った。
平和が戻った静香に笑顔が、伊藤家も(雨月)も普通に戻った。

竹内と真智子の証言で伸也の殺人も弘子が犯人となり、悟が殺人はしていないが強姦、監禁等の罪を、折角手に入れた西山の店も結局は泡と消えた。
「もう一度一から出直しです」、と西山が言った。
一平は美優を送って久美浜に一緒に行った。
それは美優の両親に結婚を許して貰う為に、山田由美子は待望の妊娠をしていた。
あの先生は名医ねと玲子に電話すると迷医かも知れないわ、全国の美麗の看板が無くなったのはその後直ぐだった。
美優と一平は秋には結婚式で話がまとまった。
「新婚旅行は北海道よ、お願いね」と美優が甘えて一平に言うのだった。


                         完

                      2014、07、03

殺人の構図

殺人の構図

この作品は冬の雷を主体に佐山と一平の活躍にデリヘル、居酒屋の親父のキャラが物語の終了後の設定で登場しますので、ご了承下さい。 全国チェーンの美容院、美麗の社長悟、妻弘子は別々に楽しんでいた。 全国のチェーンの店の美容師を対象にヘアーコンテストを浜松で毎年行う。 モデルは美容師が探してくるのだが、美人が当然有利に成る。 そのモデル達の中から悟が気に入った女性を強姦していた。 弘子は自分のお気に入りの美容師の男性と遊ぶが優勝をさせようと、必死に他のモデル達に妨害を加える。 暴力団、AVビデオの制作者、縄師達が美人モデルを巡っての争いに、そして殺人事件に発展していく。 強姦、裏ビデオ撮影、誘拐、盗撮協力場所の婦人科、スポーツセンター、他、エロと殺人と欲の混乱作品、 全国から集合する構図と過去のキャラの集合の構図

  • 小説
  • 長編
  • 成人向け
  • 強い性的表現
更新日
登録日
2015-08-03

Copyrighted
著作権法内での利用のみを許可します。

Copyrighted
  1. 再会
  2. 髪切り魔
  3. 二人の美女
  4. ガマガエル
  5. ビデオの撮影
  6. 拉致されるCA
  7. 緊縛モデル
  8. 狙われた由美子
  9. マゾ調教
  10. 誘拐計画
  11. レイプされた昌子
  12. 危機迫る美優
  13. 吊られた
  14. 無理な静香
  15. 交通事故
  16. 兄弟
  17. 間違われて
  18. 罠にはまる
  19. 犯した一平犯された美優
  20. 静香を一人に
  21. 尾行の刑事
  22. 剛士の救出
  23. ボブの一物は凶器
  24. まかれた警察
  25. 静香の危機