時は西暦2230年。日本社会は表面上、単性化を成し遂げていた。単性化社会とは即ち、男がすべて追放された、女性のみによる社会であり、それは同時に”性”の消失をも意味していた。 そんな世界で少年と少女は出会った。出会ってしまった。 この出会いは一体、何を生むのだろうか…?
午前零時を過ぎて、僕は動き出す。中学生の僕が週末の午前零時を過ぎて向かうのはどこなのか、何のためなのか。