庭先の赤い薔薇に、霧雨が降っている。サアサアとまとわりつくような雨。パパが死んだ日も、確かこんな雨の日だった。 *** 十歳の少年マアロ。マアロは雨が降ると、決まって屋敷を抜け出しては、探し物を始める。マアロの失ってしまったものと、その在り処。 やわらかな話が書きたくて、したためました。
並行世界でも妹が死んだ。妹を救出するには、時間をかなり遡ってリクと知り合いになる必要がある。RPGを最初からやり直すような気分で乗り気がなかったが、妹のため未来人に時間を戻してもらった。そこで出会ったリクは、トップシークレットの恐るべきプログラマだった。
もともとはひとりぼっち惑星というアプリに投稿しようと書いたのですが、色々面倒になりそのままお蔵入りももったいのでこっちに投稿しました。その影響でひらがながかなり多くなっていますがご了承下さい。
「私」と「私」が依存した君のお話。 一章では「私」。 二章では 君。 角度の違う2人の目線をご覧頂けます。 死んだ「私」と残された君の思いとは? そして、果たして、本当に「私」と君はこれで良かったのだろうか?