「運命が変わればいいのに」 「俺が書き換えてやろうか?」 ――バカばっかり。
私の髪に触れた、桜の死骸。 ねえ、髪を撫でたのはあなたでしたか?
街で配られるポケットティッシュばかりが溜まっていくの。
人はあなたの所有物じゃないんだよ?
こころまではきずつけないから ──あなたのことをきずつけてもいいですか?
人肌恋しいのもさ、どうせ秋だからじゃん?
誰かのものでいるって安心するの
ラブレターなんか書かないから。
恋の遺体で焼いた芋は乾いてなくて甘かった。
私はお人形になりきれなかった。