世界でふたりぼっちになれたらいいのに
真っ黒な詰襟はわたしにとって喪服といっしょだ
「フラれたよ、昨日」
「先生、先生ってボクのこと好きでしょ?」 「なんでそんなこと分かるんだ?」 「分かるよ、だってボク先生のこと好きだもん」
小さいとき花火が嫌いだった 大人になるって変わることだ
卒業まで待って、なんて漫画みたいに言える大人じゃなくてごめんね
夏休み、天体観測に行かない? 君の目が見えるうちに一緒に色んなものを見たい
僕は言いだせなかった。嫌だという一言が
お兄は何にもできない 俺がいないと駄目なんだ
次に会うときは、ただの知り合い。