人間は、天使と悪魔から産まれた子なのかもしれない
「お姉さんどうしたんですかー? 具合でも悪いの?」 「私もね、ここで座っていたら猫になれる気がしていたの」
「大きな魚が居たんだけどね、最近やっと死んでくれたの。お祖父さんがお魚好きで買ってきたんだけど、魚より先に死んじゃうものだからねぇ」
でも、セックス以外は何も楽しくないの
あんなだから、だよ。お姉ちゃんさ、知ってしまったんだ。吹奏楽の楽しさを
ああ、うるさい。 誰も心臓を動かさないでくれないか?
気付くとは傷付くことだ恋なんて欲を丸めた糖衣錠だ
社長に買われただけの、美しいだけの僕
緑の香りというものがこんなに芳しいのだとシャルと呼ばれた少年、愛実は知った 部屋の窓を開け放つと麗らかな陽気に照らされた庭の草木が輝いている
「大体、ロープ持って行ったって真琴は縛り方知らんだろ?」 「ううん、僕が縛る方」 「真琴もとんでもないのに惚れちまったな」