僕のうつ病が消えて無くなった時に気分屋さんはやってきた。 頭の隅の方にあるはずもない四畳半ほどの入り隅に綺麗な体育座りをして、聞こえるか聞こえないかで文句を垂れてくる。 大抵が「暑い」「うるさい」と耳を澄ましてあげた僕の良心を返してほしくなる。 しかし、時折居候のくせに妙に的を得て、僕の怒りを収めてくれる。
全ての始まりたる所以の究極的な真理を『神のレゾンデートル』と呼ぶことにする。以降、リグ・ヴェーダ賛歌『宇宙開闢の歌』やウパニシャッド哲学をはじめ、幾つかの文献を参考にしつつ、『神のレゾンデートル』を追求する。
本論文の目的は、なぜ科学の栄えた現代で哲学や形而上学、宗教などの非科学的な方法での真理の考究が求められるのかを示すことにある。
本論文の目的は、数々の思想的または科学的な文献や事実を援用しつつ、ポオが最晩年に書いた著書『ユリイカ』とウパニシャッド哲学を比較することで、真理とは何かを明らかにすることにある。