星空文庫星空文庫の作品リスト 960

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閻魔様のみぞ知る

俺は、暗くてジメジメしたトンネルらしき中を、前の人々に続いてビチャ、ビチャと木霊する長くてカビ臭い道を、黙々として歩いていた。 一連の出来事は、訳のわからぬ行進の為に疲労困憊している俺が、勝手に描いた希望だったのか、単なる幻想であったのか? それとも、未来の自分の行動の予知夢かは、神様、否、閻魔様のみぞ知る、である。

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季節と散歩

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寒さのシンボル

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転機予報

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夕風

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地獄の光景

自分の身を襲う悲運を呪って、私は大声で泣き喚いた。だが、かん高い私の悲鳴は、無人の荒れ地に吸い込まれただけだった。そう悟った途端に、四肢がブル、ブル、ブル、ブル……と震えて、長い間、魂の嘆きは止まらなかった。私はその他の様々な恐怖に遭遇する・・・。

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恐怖に満ちた魚釣り

まさか自分の友人に恐ろしい運命≪さだめ≫が待っていようとは、この時には夢想すらしなかった。まさに「悪夢」以外の言葉が見当たらないほど、激甚な恐怖が私を襲った事故で、思いだすだけでも、血も凍るような絶叫が耳朶≪じだ≫を震わせ、心臓が飛びだすような衝撃でガタ、ガタ、ガタ、ガタ……と震え、奈落の底へ落ちて行くような感覚に身が包まれるのだ。

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前世の記憶

殿は、家来に命じ、貧しい農民達に大金を握らせて、幼い子供達を二十人買ってこさせた。 食料が欠乏して、全国のいたる村で、おびただしい数の餓死者を出していた時期だった。くちべらしの為、次男以下の幼い子供達を、自らの手で殺害していた時代だ。農家の跡を継ぐ長男だけを、生かしていたのだ。 銘をすりつぶした「妖刀村正」の試し切りをするために……。 怒気と絶望に覆われて自暴自棄になっていた殿は、家来に命じて、屋敷内にある座敷牢に二十人の幼い子供達を、無理矢理に閉じ込めさせていた。 殿は、妖刀村正をうやうやしく持ち、座敷牢に単身入って行ったのだ。 そして、殿は、座敷牢の中でギヤー、ギヤー、ギヤー、ギヤー……と、悲鳴を上げて逃げ惑う子供達を、村正で手当たり次第に切りつけた。私は牢のすぐ側で見ていた。しかし、とうてい正視出来ず・・・。

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呪われた玉手箱

ふと思いつき、壁に掛けてある額に入れた二人の新婚旅行の写真を、目近で見ようとして、立ち上がった時、突然、異変に気付いた。 羽がなく脚は棘だらけの、体長九センチ以上もある真っ黒なゴキブリが、家中に這い回っていた。壁、畳、天井、……などが隠れてしまう程の無数のゴキブリが、家を占拠しており、私に向かってゾロゾロ集まって来た。外に逃げようとしたが、足から鋭い痛みがはしった。その後も何とかしてゴキブリどもから逃れようとしたが、奴らに徐々に食べられとうとう頭まで来た……。 最後の瞬間、遥か遠くに閃光が私の脳を貫いたようÑØæ●▼。 例の玉手箱の中で手鏡が暴れ回り、低くてかすれた合成された音のような怨念に満ちた声(?)を出した。 【人を呪わば穴二つじゃ、イッヒヒヒヒー……】 だが、手鏡が発した無機質な言葉(?)は、雑音に紛れ周囲に小さく響いただけだった……。

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京都の下宿での怪異

私は、国立K大経済学部に現役でパスしたので京都に下宿し、そこで、奇妙でおぞましい体験をしたのだ。下宿した古い民家で目撃した、信じられないような奇怪な話だ。氷の池に落ちてしまったような冷たい悪寒が、背筋を走る恐怖に満ち満ちた「怪異」そのものと言えるだろう。 まだ高校生気分が抜け切れない時に遭遇した、ショッキングで忌(い)まわしく、寒気を感じさせる心臓も凍てつくような出来事だ。どんなに豪胆な人でも、味わった刹那、意識が凍りつく恐怖談だ。

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霊を体験した男

勉が校門を出た所で待っていたのは、髪を吹きすさぶ風に任せている深刻な顔をした司書の吉田さんだった。髪の毛が乱れているのを、全く気にする様子はなかった。一種異様な姿をしていた。 更に、眉間に幾筋も深いシワを寄せているのだ。普段の吉田さんとは、別人のような暗い雰囲気を周囲に漂わせていた。 蔦≪つた≫が我が物顔で伸びて壁全体を覆っている、喫茶店へと勉を誘った。そこは、とても陰気で小さな喫茶店だった。何か重大な話があるような、深刻な顔をした吉田さん。そんな吉田さんの顔を勉が見たのは、この時が初めてであった。 この後、彼が経験するおぞましくも恐怖に満ちた体験とは?

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遊戯担当部長の恐怖体験

なぜ、全く同じ時刻、全く同じ内容のデジャブを体験するのかは、彼には大いなる謎でもあった。地球から百四十七億光年離れているビッグバン時の宇宙の果ては、どうなっているだろう? いくら思考しても、現代の宇宙物理学、宇宙工学等を駆使して専門家が、絶えず研究に励んでいるにもかかわらず,詰る所、循環論に帰結している。 そのように何ら解析ができないように、彼を悩ませるデジャブの真相を探っても、やはり循環論に陥るだけだろう。 しかも、最近、 「ある事をしなければならない」 という強迫観念に苛まれているのだ。深刻な鬱状態に陥ったのかもしれない。 沖縄の青い空、澄んだエメラルドグリーンの海、清々しい潮騒に囲まれれば、きっと、変なデジャブも見なくて済むだろう、と彼は踏んだ。 しかし、そんな甘い考えは、脆くも崩れ去ったのだ。

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竜宮城に行った男

私の母らしき女性が、 「この子の魂と引き換えに、わたしの人生は薔薇色に輝くのね」 と、四度も繰り返し、死に神に念を押すかのように、独り言をつぶやいた。 ここで、映像と音は消えたばかりか、ミニノートパソコン自体も、跡形すらなく雲散霧消して、私を慌てさせた。もっと、続きを見たかったからである。しばらく、胸の動悸は治まらなかったが、沈着冷静な自分を取り戻して考えると、もしも、液晶画面が真実を映しているなら、ここにいる私は、存在していないか、あるいは、偽の自分なのだろうか? つまり、二歳の時から、はかない夢の世界を――本当の世界と思って、暮らしてきただけに過ぎないのだろうか? 異次元にいた女王が、どんなに言おうとも、揺るがない私の歴史観に従えば、過去のある時点で消滅した事象は、永久に復元出来ない。何か異変が起きそうな気配が、私の全身を包んだ。

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霊魂に好かれた男

私も、未だに成仏出来ず、葬儀の仕事をすれば、少しでも前世, 前前世に犯した何の関わりもない十九人を殺してしまった罪滅ぼしに一役買うだろうと、密かに思っていますが、くれぐれも口外しないように……。 ケ、ケ、ケ、ケ、ケ、ケ、ケ、ケ、ケ、ケ、ケ、ケ、ケ、ケ、ケ、ケ、ケ、ケ、ケ、ケ、ケ。 すみません、つい本当の話をあなた様にしてしまった。 実は、私も、浮幽霊の仲間で、今夜あたり、あなた様の御傍に行くことに決めました。 その時は、どうぞお構いなく、ぐっすり眠って頂いて結構ですよ。 眠ることが出来れば、ですが……。

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閻魔様のみぞ知る

閻魔大王と勉との話し合いで、地獄の近代化を推し進めていく。その過程で、勉は様々な提案をし実行していく。

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淘汰

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夢の跡

夢の跡

「もっとゆっくり歩こう」

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詩 4

粕谷栄市氏の詩と町田康氏の詩に憧れています。

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こんな気持ち初めて今ごろ気づいた

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ボーダー

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