「しゃべらせてよ、暇なんだから。」 クリスマスは恋人と過ごす、っていうかクリスマスを一緒にすごしたってことは、二人は恋人同士ってこと。出るとこ出て、食べるもの食べて、もらうものもらったら、やることやって、で、しばしのお別れ、年末へなだれ込んでるのよ。これ読んじゃったあなたは、もう駄目。絶対にそうなるから。元旦に年賀状送るね。そろそろ締め切り近いじゃない。筆ペンで。年に一回しか使わない筆ペンで年賀状。そうだ、今日は年賀状かいちゃおう。って、もう夕方じゃん。忙しいってのにまったく
クリスマスらしい作品を書こうということで書いてみればいつもの宗教上の理由シリーズ。何それ? って方も肩ひじ張らずにご一読いただければ作者への大きなプレゼントになります。
しばしば一緒に出掛ける。互いの誕生日は祝い合う。二人だけの秘密もあるし、何ならそれは頻繁に行われるセックスである。 私(アキ)に恋人ができ、その関係が一度は途絶えるのだが……。
「次のデートでは手を繋ぐ」という約束をしたが、現れた彼は手を繋ぐというのに手袋をしていた。そのことに憤る「あたし」と鈍感な「彼」のお話。