女子高生爪剥ぎ事件。 約一ヶ月前の事だった。あるひとりの女生徒が夜、暗く人通りの少ない帰り道を歩いている途中。後ろから金槌か何かで、後頭部を殴られて気絶させられた。右手に走る激痛に目を覚ますと、辺りには誰もおらず、右手の親指の爪が剥がされていたそうだ。
掃除時間はきまって体育倉庫に逃げ込む。誰も来ないここは俺の安息の地だったが、その日だけは違った。夏なのに冬服を纏う女子、雪島がいたからだ。それから、雪島は毎日体育倉庫に来るようになり、体育倉庫だけでしか会話しない俺たちの変な関係が始まった。
その日一日の日記と短編集をおいていきます。毎日はできないかもしれませんが、今後ともよろしくお願いします。
2作品目の作り直しです。 私立陵命高等学校。三年生5人組のお話となっています。すこし2作品とは年が変わりましたが、よろしくお願いします。
高校生の赤谷桃子と秋野文人、そして、大学を中退してフリーターをしている雪元螢次の三人は幼い頃からの知り合いであった。 幼馴染とはいえ、今では互いに微妙な距離のある三人は、日常の中でのささやかな交流を通して少しずつ相手への印象を変化させていく。 季節の変わり目と人間関係の境界が交じり合いつつ、淡い青春が展開する。
僕はいつも空を眺めていた。 自由な魂に、ひたすらに憧れて。 ※「小説家になろう」にも同内容の小説を投稿しています。