『折紙』と呼ばれる職業がある。 何でも屋とも思われるその職業には二種類の人間がいる。 『折士』と呼ばれる、武力を中心とした前衛的な実行者。 『紙士』と呼ばれる、知力を中心とした後援的な補助者。 彼らはチームを組み、仕事をこなしていく。 独特の雰囲気を放つカフェ『迦陵頻伽』には、『折紙』に深くかかわる青少年がいる。 これは彼らの物語。彼らのための物語。
REPLAY第3章! オカルトホラー系サスペンスです! 殺人現場の写真を透視した少年が見たものとは!? 連続猟奇殺人を止めることはできるのか!? 是非読んでください^^
時は幕末。長きに渡り徳河が治めてきた天都国は、動乱の時代を迎えていた。 新撰組に所属する一番隊組長 沖田想司は、変わらぬ日々を送っていた。 しかし、一人の盗人が捕まったことから奇妙な連続殺人が発生する。 そして傍らに現れる狐に妙な縁を感じ、六月五日ーー池田屋事件をきっかけに、沖田の日常はその路を外れることとなる。 出会いと別れの中で”世界”を知っていく彼は、やがて天都国を揺るがす戦へ身を投じる。 真実を知った時、彼が選ぶ道の先にあるのは蒼天か、それともーー。 *この物語は史実を元にした幕末異世界フィクションです。一部残酷な描写がございますのでご注意ください。
透明人間として生まれた主人公が、透明の特性を生かし、私立探偵として客の依頼を解決するに従い、透明だった体を取り戻す話。第七章 ある日の土曜日(最終章)
遥か昔。魔法があたりまえのように存在する時代。人々の生活には魔法が欠かせなかった。そんな時代の中で人々は、誰かのために魔法を使うのか、はたまた己の欲望のために使うのか、世界を守るために使うのか、世界の破滅へ導くのか・・・ これは世界を守ると決めた、ある少年のお話。
最強の神様が現れ、カミヤは最強の神との力量差を大きく感じた…… 人間界最強のカミヤと神様界最弱の運が神様の頂点を目指す。
「おい! 転校生、生きてるか!」 ぼんやりとした頭で酒野が目を覚ますと、目の前に黒髪の美少女の顔が迫っていた。 「へ?」 事態が飲み込めず呆然としている酒野だったが、 「起きろ! 敵が来るぞ!」 と胸倉をつかまれ無理矢理に引き起こされる。 そこでようやく自分たちが横転した送迎車の中にいることを思い出した。 「確かグリーンモスにいきなり正面から衝突されて、それから……」 「話は後だ、とにかく車外へ出るぞ」 やや歪んだ送迎車の左側面のドアが、上に向かって開かれる。 と、そこで酒野は神樹がスカートを穿いていることにふと気づいた。