丹田呼吸法の研究

悲しい恋の物語

丹田呼吸法の研究

                

 丹田呼吸法とは丹田を大きく膨らませて吸気し、丹田を凹ませながら息を吐いてゆく呼吸法である。吐気に重点を置く。吐けるだけ吐く。それも長時間かけて吐く。吸気はなるべく急速に鼻より行う。胸を大きく張って大きく吸気した方が良い。
 丹田呼吸法は万病を癒すと言っても過言ではない。
丹田呼吸法は特にうつ病性障害に特異的に効能がある。それは何故か? 未だ、研究は行われていない。
丹田呼吸法は、吐息に重点を置き、できる限りゆっくりと吐けるだけ吐く。吐けるだけ吐けば、自然と吸気する。吸気は鼻腔よりできる限り一気に大きく行う。
怒りは呼吸を浅くする。ゆっくりと吐息をできるようでなければ(ゆっくりと声を出すことをできなければ)丹田呼吸法とは呼べない。
下腹部を膨らむ限り膨らませ鼻腔より一気に吸気する。下腹部から声を出すイメージをもって、できる限りゆっくりと吐息する。胸は大きく張ったまま。次に丹田へのイメージをもって大きく吸気する。更に次に丹田からのイメージをもってゆっくり吐息して(声を出して)ゆく。
力まずにゆっくりと吐息することは難しい。また声を出さずにゆっくりと吐息することは難しい。故に声を出しながら吐息している。1分間に3回ほどの呼吸になっている。
胸を大きく張って行う。胸を大きく張ったまま大きく吸気する。
胸を張って大きな呼吸を。吸気を丹田に落とし込むように。
力んではいけない。疲れると呼吸が力んでしまう傾向がある。故に疲れたらそこで中止する。呼吸法で心を変えることができる。呼吸法で交感神経過緊張状態を改善することができる。
身体の重心は臍下丹田。
腹部の筋肉の攣縮を取り除き、長年の病を癒すことができる。


第1章(呼吸法との出会い)(丹田呼吸法で自律神経失調症を治す)


筆者は昨年の5月に丹田呼吸法を始め、始めたその日に3年来の“うつ病”が寛解した。そのときは、胸を張って大きな呼吸を心懸け、下腹部(丹田)を凹ませて吐気し、下腹部を膨らませて吸気していた。
少なくとも自分にはその方法が合っていたのだろう。
本により(流派により)丹田呼吸法の行い方、考え方が様々である。本を読むよりも実践し、自分に合った丹田呼吸法の行い方を見つけ出す方が良いと思う。また、実践しながら、本を読み(日本で現在、販売されている丹田呼吸法の本は10冊を簡単に越える)、丹田呼吸法の行い方を学んでゆくのが良いと思う。
しかし、共通して述べられていることは『呼気をゆっくりと、できるだけ長く出す』ということである。

吸気のとき下腹部から膨らませ、そのあと(両腕を拡げ、胸部をも膨らませる)という方法を採っていたことがある。しかし(両腕を拡げ、胸部をも膨らませる)は難しく、現在、行っていない。
『吸気のとき、吸気を丹田に落とす感じで吸気する。』これがコツであることが解った。
例え、その自律神経失調が、脊椎の歪みに由来するとしても、丹田呼吸法により自律神経失調を癒すことができる。そのとき呼吸法により頑固な長年の脊椎の歪みが軽度化または解消していることを知ることができる。脊椎の歪みはその一部分の筋肉の攣縮から来ており、呼吸法によりその部分を流れる経絡の流れを円滑化させると、その部分の筋肉の攣縮が解れる。
以前、ある鍼の先生が言った。『歪んだ身体は歪んだままで一つの恒常性を保っている。それを強制的に歪みを正そうとするのは邪道だ。』これは筆者が当時、熱中していたテンプレート療法を指して言われたことと記憶する。筆者は現在、テンプレート療法を否定している(テンプレート療法の先生方、すみません)。しかし、骨を鳴らさない整体は肯定している。
ストレス、疲労は腹部の筋肉を硬くし、丹田呼吸法を行い難くする。丹田呼吸法を行うときはリラックスすることが非常に重要である。例え、ストレス、疲労が有っても、巧く丹田呼吸法を行えるよう練習を積み重ねることが重要である。また、ストレス、疲労を取り除くものが丹田呼吸法でもある。
深層無意識に蓄えられたストレス、心的外傷が腹部の筋肉を硬くする。深層無意識に蓄えられたストレス、心的外傷を昇華するには催眠が最も有効で簡単とされているが、日本には信頼できる催眠療法士が数えるほどしか居ない。しかもどの人が信頼できる催眠療法士かを判断することはインターネットの宣伝では不可能と思う。口コミが信頼できる判断情報と思われる。そして他者催眠は高額である。金銭的に余裕のある人のみに勧める。
自己催眠で深層無意識に蓄えられたストレス、心的外傷を昇華してゆくしかない。または丹田呼吸法によりそのストレス、心的外傷を昇華してゆく。丹田呼吸法は気功と同じである。
深層無意識に蓄えられたストレス、心的外傷を昇華するのに最も有効な方法は丹田呼吸法と思う。
丹田呼吸法に於いて、疲れ切ったにもかかわらず更に丹田呼吸法を行うことは良くない。疲れたら休むか休憩するか睡眠または仮眠を取るべきである。疲れているのに無理に丹田呼吸法を続けると腹部の筋肉が硬くなり丹田呼吸法ではなくなってくる。毎日少しずつ前進、という考えでゆくべきである。丹田呼吸法は気功と同じく無理は良くない。
呼吸で心と身体を支配する。
胸を弛め腹部を弛め意を丹田に沈めることによって自然に下腹部を充実させてゆくこと。

『下腹部を膨らむ限り膨らませ、(そのあと更に胸を張って)吸気する。』この呼吸法を研究中である。これは伝統的な丹田呼吸法とは異なる。(そのあと更に胸を張って)という項目は伝統的な丹田呼吸法には存在しない。これは『丹力』に現在、興味を持ってきた故である。『丹力』ではこの項目がある。
(これらは実際に行ってみて効いたもののみを書いている。理論的には非常に効くように思える方法も、実際行ってみると全く無効なものが良くある。そういうものはこのページに記載していない。)
インターネットで「丹田呼吸法」を検索してみると200あまりヒットし、その100番目ぐらいに「丹田呼吸法」で“うつ病性障害”が簡単に治った例が多数有ることが書かれてある。そこには“うつ病性障害”のみが治り、他の精神疾患は治ってはいないようである。それほど「丹田呼吸法」は“うつ病性障害”に特異的に効果が有るのであろう。
しかし他の精神疾患にあまり効果が無いという記載もあり、それには失望した。
丹田呼吸法は中国医学的にどの経絡に作用して効果を出すのかは未だ研究されてないようである。全ての経絡は連関している故に、どの経絡と断定することはできないようである。
“うつ病性障害”に対し鍼治療によって完全寛解したという報告を時折、鍼の専門誌で見掛ける。その報告で使用した経絡は様々であり、経絡はお互いに連関している故と思われる。また、どの経絡であっても、“気”の滞りは“うつ病性障害”など様々な疾患を生む。
呼吸のときのイメージとして「両足の先から息を吸い、丹田へと持ってゆく。そして両足の先から息を吐く」とある(これは不眠のときに勧められるイメージ呼吸である)。
丹田呼吸法の要点として少しずつ少しずつ吐いてゆく(吐気する)ことである。これには少なくとも初心者の場合は声を出すこと(つまり声帯という吐気の出る場所を細めること)により可能となる。声を出すこと以外に少しずつ少しずつ吐いてゆく(吐気する)ことは難しい。一回の吐気で40秒以上を目指そう。また、このとき、下腹部に力を入れ、喉に力を入れてはいけない。下腹部より発声する感覚で行う。

第2章(丹田呼吸法についての雑記)

『下腹部を膨らむ限り膨らませ吸気する。下腹部から声を出すようにイメージしてゆっくりと吐気する(声を出す)。胸は大きく張ったまま。丹田を中心として大きく息を吸う。丹田からゆっくり息を出してゆく。』(胸を張って大きな呼吸を。)
 中国の気功法では
『意識的に腹圧をかけてゆくのではなく、胸を弛め腹部を弛め意を丹田に沈めることによって自然に下腹部を充実させてゆくこと。
吐息とともに意念や腹圧を力を込めて行えば内臓や自律神経に不調を来すこともある。』と説く。
腕を上げて吸気すると大きく吸気できる。このとき、両手でも片手でも良い。そして腕を振り下げながら、少しずつ少しずつ吐気してゆく。これは『竹刀法』である。
日常生活に於いても、胸を張って大きな呼吸を心懸けるべきである。前屈みになってはいけない。
運動を日頃から心懸け、身体を柔らかくしておき、また身体を丈夫にしておく。すると丹田呼吸法により“うつ病性障害”の劇的な寛解が起こる。
上半身の力を抜くこと。肩、胸、首、背中、それらの力をできる限り抜いて行うこと。すると丹田が充実する。
心を呼吸すなわち丹田でコントロールしようとするのが丹田呼吸法である。心を心でコントロールしようとするのがカウンセリングや催眠療法である。
心を薬物あるいは脳神経外科的手術でコントロールしようとするのが西洋医学である。 
どのような種類の動きを行うときも、上半身が虚になっていないと(上半身の力が抜けていないと)“気”が途中に引っかかり、丹田に力が集まってこない。
気合いを込めようと気負うと、どうしても目に力を入れて前方を睨んでしまう。そうすると上半身が力んでしまう。ゆっくりと目を見開きつつ柔らかい視線を投げかけることができるようになると、肩や背中や胸に滞っていた“気”が丹田に向かって流れ落ちる感覚が得られる。
吸気は吸うのではなく身体を拡げる(胸郭・腹部など)ことによって自然に流れ込むようにすることが基本となっている。
肛門を閉めながら深呼吸を数回すると“気”が下がり冷静になれると書いてある本が数冊ある。
笑うことは呼吸筋をリラックスさせ、自然と大きな吐気を行うことができる。それ故に笑うことは健康に非常に良いのであろう。

カラオケも、詩吟も、笛などの管弦楽器も、自然とゆっくりとした吐気を行わせる故に健康に非常に良い。吐気をできる限り細く長くすることが健康の秘訣である。
龍村修氏は深い呼吸を行うためにヨガを行い、呼吸に関する筋肉を柔らかくすることの重要性を説いておられる。
そして龍村修氏は下腹部のみでなく、肋骨を上下・左右・前後に最大限に拡張・収縮するように呼吸することの重要性を説いておられる。これは筆者と同意見である。
呼吸法は食後直ぐや体調の悪いとき、疲労の激しいときは行わない方が良い。このときは呼吸に関係する筋肉がどうしても硬くなるためである。
しかしストレスが掛かっているときは、筋肉は硬くなっているため、呼吸法を巧く行い難いが、筋肉を柔らかく解すためにも呼吸法を行うべきと信じる。
またストレスが掛かっているとき、筋肉を解すため、運動を行うことが良い。走ることや水泳が良い。
ストレスに対し交感神経が過剰に緊張する。そうして自律神経失調症・不安障害・不眠性障害・肩凝り・背部痛など症状を招くことが多い。
細く長い吐気で副交感神経を刺激し、身体をリラックスさせれば症状を緩和できる。
息は必ず鼻から吸う。口から吸ってはいけない。
吐気のときはどちらから出しても良い。

呼吸に関係する筋肉群の柔軟性を高めることにより深く呼吸ができる。そのためには呼吸法の練習のときに動作を入れる(つまり気功法)ことが大切なようである。
また、簡単な筋肉を柔らかくする方法として(歩く・走る)などの運動を行うことである。(歩く・走る)を行うことにより深い呼吸が容易くできるようになるようである。(歩く・走る)は簡単で修練は必要でない。また(歩く・走る)ときに4吸4呼、5吸5呼などの深い呼吸を心懸けると日常生活でも深い呼吸を行えるようになるようである。
気功や呼吸法で運動が必要なくなるまで上達するには少なくとも数年の修練が必要なようである。そこまで上達するまでは運動は身体を柔らかくし、呼吸を深くするためにも欠かせないようである。
吐気に重点を置く。吐気はできるだけ長く、できるだけ完全に吐ききるよう努力すること。
丹田呼吸法の練習時には下腹部(また胸をも)を締め付けない、ゆったりとした服装が望ましい。それは日常生活時に於いても同様である。
呼吸にも力を入れてはいけない。下腹部を凹ませながら吐けるだけ吐くと自然と吸気する。
気功の呼吸は楽な呼吸が基本と言われている。呼吸に力を入れてはいけない。
気功病というものがある。これは気功を行い過ぎて罹る病気である。すなわち疲労し呼吸に関係する筋肉が硬くなっても気功(呼吸法)を行い続けることにより“気の上衝”を来たし精神的疾患に罹患することを言う。
病気とは「気が病む」ということで、身体内部の気が不足したり気の流れが滞ることに原因があると考えられている。
気功(呼吸法)を行うことにより“気”の過不足が調整され、内臓から全身に至るまで“気”が巡る。“気”が巡ると新陳代謝や自然治癒力が高まり病気は自然と消えてゆくという。更に、気功(呼吸法)中の深いリラックスは心身をくつろがせ自律神経を調和させ精神を安定させる。
ストレス病の人や慢性病を病んでいる人の多くは呼吸が速く浅くなっている。これは首や肩、胸、腹など上半身の緊張が原因で、気が上がり上焦(内臓の上部)に滞っていると考えられる。
胸を弛めゆったりと自然呼吸を続けてゆけば、自然と腹式呼吸になってくる。上肺部での浅い呼吸から下肺部を中心とした横隔膜による深い呼吸になる。息を吸ったときに下腹部が膨らみ、息を吐いたときに下腹部は凹む。徐々に腹部の前後動を大きくし、呼吸を長く深くしてゆく。このときに腹部や呼吸に無理な力を入れないように充分に注意する。内臓は横隔膜による上下運動と腹部の前後運動により柔らかくマッサージされる。これによって血液の循環が盛んになり内臓の蠕動が促進される。
呼吸の落ち着きは精神を深い安静状態へと導いてくれる。劉貴珍の内養功は腹式呼吸に意念を集中しながら心身を深いリラックスへ導いてゆく優れた静功である。
『丹田呼吸法は丹田を凹ませながら息を吐くことにポイントを置き。息を吸うときは息をただ入るに任せる呼吸法』となっている。
しかし筆者の場合は『大きく吸気すると効果が大きい』。これは筆者の腹部の筋肉が非常に硬くなっているためではないかと考える。
また、全身の筋肉を弛めるためには運動することが重要である。「走ること歩くこと」でそれは充分である。運動不足およびストレスは筋肉を硬くする。
また、あらゆる書籍には丹田呼吸法を行うときに胸を張ることは記載されていないようであるが、筆者の場合は胸を張ることが大きな効果を生む。これは筆者が猫背であることに由来すると思われる。
瞑想と呼吸法を一緒に行う方法(瞑想呼吸法)が書籍に多く記載されているが、筆者が唱える(丹田呼吸法を心懸けた勤行唱題)もほとんど同じようなものと思われる。
一日千回、丹田呼吸法を行うと非常に効果が有ったと記載されている書籍があるが、それを行った著者は身体が硬くなかったため、一日にそれだけの回数を行うことができ、また、非常に効果が有ったのであろう。筆者は体が硬いため一日千回(10時間)行うと逆効果を生むようである。
丹田呼吸法を心懸けていると自然とタバコを止めることができると書かれている書籍が多い。その理由については、しかし書かれていない。


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第3章(様々な呼吸法)


(最も勧められるのを7つの☆。☆が少なくなるに連れあまり勧めない。しかし、人によりどの方法が向くかは様々である。呼吸法は個人差が大きい。また、人により、どの方法が行いやすいか、かなり別れる。)
【唸る丹田呼吸法】☆☆☆☆☆☆☆
最も勧めるものの一つ。
『吸えるだけ吸い、できる限りゆっくりと、声を出せるだけ出す』
言葉は何でも良い。『ウ』でも何でも良い。胸を張って上体をできる限り仰け反りながら(上体を仰け反らなくても良い)下腹一杯(そして胸一杯)息を吸う。(そして胸一杯)には異論も有ると思う。
それから、小さな声で『ウー』(どんな言葉でも良い)と声を細く長く出し始める。できる限り、細く長く出す。丹田から声を出すようにイメージして出す。息が続く限り出す。とにかく息が続く限り出す。
個人差があるが、始めは20秒ほどしかできない。毎日行うと2ヶ月で40秒、50秒、60秒出せるようになることも多い。
これは時間も場所も取らない。なるべく毎日行うこと。丹田から声を出すようにイメージして出すこと。
丹田は吐気の始めは最も膨らんでおり、吐気の終了時に最も凹んでいる。
ストップヲッチを片手に行っても良い。時計を見ながら行っても良い。何も見ずに行っても良い。
座位にて、椅子位にて、立位にて、行って良い。しかし、立位は疲れ、呼吸が浅くなる欠点がある。
吐気の終了時に身体が前屈みになるのはやむを得ない。とにかく息が続く限り声を出す。
また、吸気のとき、吸えるまで吸うこと。
これを一日何回も十何回も何十回も行うこと。できる限り毎日行うこと。
『吸えるだけ吸い、できる限りゆっくりと、声を出せるだけ出す』がポイント。
声は鼻から出して良い。筆者はこのとき『声を鼻から非常に小さく出している』。
そのなかでも『できる限りゆっくりと』が最も重要。
筆者は弾力のある椅子の上で始めて行った。非常に巧く行った。

【竹刀法】☆☆☆☆☆☆☆
竹刀を振り下ろす動作を呼吸法とともに行う。竹刀は無くとも竹刀を握ったつもりで(両手を合わせて、または片手で)行えば良い。また、新聞を丸めたものを竹刀代わりにしても良い。
振り上げるときに胸を大きく張って大きく吸気する(または、胸を大きく張って大きく吸気するとともに手を振り上げる)。このとき両腕・上半身の力はできる限り抜いておく。
振り下ろすときに(少しずつ)吐気を行う。その吐気は筆者は鼻から行っている。口から行っても構わない。2回目以降の振り上げるときは吸気は行わない(そのときは止気である)。始めは4回ぐらい振り下ろすのが精一杯である。慣れるに従い、10回、20回と振り下ろすときの吐気を行うことができるようになる。つまり、(少しずつ)(少しずつ)吐気を行う。
 振り下ろすとき、丹田からのイメージで(少しずつ)(少しずつ)吐気してゆく。胸は大きく張ったまま。そして完全に吐気するまで行う。
 以上を繰り返し行う。
 両手でなく、片手で行っても良い(両手で行うと早く疲れるという欠点がある)。
 筆者は両手で行うと早く疲れるので片手で行っている。右手でも左手でも良い。右手が疲れると左手に変え、左手が疲れると右手に変えている。
 掌は力を入れず、半開きが良い。完全に開いたり握り締めると力が入ってしまいがちである。
 筆者は椅子に座ったまま行っている。立位で行うよりも楽であるし、座ったまま竹刀無しで片手にて行うと本を読みながら行える故である。
 簡単で強い効果が有る故、筆者はよく行っている(いつも竹刀無しで、片手で行っている。本を読みながら行っている)。
 これは一つの気功と考えて良い。調和道の村木先生が開発されたものと記憶している。
呼吸法として、最も人に勧めているのが、この竹刀法である。

【走る歩く丹田呼吸法】☆☆☆☆☆☆☆
(筆者の独創では無いようである。他の人がもっと早く唱えられたようである。)
走りながら歩きながら行う。胸を張って大きく吸気する。4吸4呼、5吸5呼、6吸6呼、7吸7呼、それ以上でも良い。また、吸気と吐気の数が一致しなくても良い。吸気と吐気の数はどんな数でも良い。深く大きく呼吸をすることが要点である。女性の場合、高齢者の場合は歩きながら、が良いと思われる。また、この場合、呼気の数が多いほど良い。
ゆっくりと走りながら行う。速歩でも構わない。歩きながらでも構わない。これは体力を付けるという相乗効果がある。
『下腹部を膨らむ限り膨らませ吸気する。下腹部から声を出すようにゆっくりと吐気する。胸は大きく張ったまま。丹田を中心として大きく息を吸う。丹田からゆっくり息を出してゆく。』
この呼吸法を行いながら走ると次第にランナーズハイと呼ばれる状態に入りやすい。特に夜に走るとその状態に入りやすい。過去の様々なことがフラッシュバックのように蘇ってくる。そして精神疾病の軽症化が起こるらしい。
この呼吸法を行わずに走るとランナーズハイと呼ばれる状態に入りにくい。
胸を張って走る・歩くことが大事である。胸を張って大きな呼吸をすることが大事である。
呼吸法のみを行っていると、体力の減退がどうしても起こってしまう。呼吸法の達人にならない限り、運動は必要と思われる。筆者もできる限り、運動を行うことを心懸けている。


【鳩尾(みぞおち)呼吸法】☆☆☆☆☆
正座または座位にて行う。鳩尾(みぞおち)に両手を当て、息をゆっくりと細く吐きながら上体を前方に倒してゆく。これを繰り返す。固い体を柔らかくする効能が大きい。

 
【仰ぐ丹田呼吸法】☆☆☆
(筆者の独創と思う??)
 両手を上方に上げて大きく一気に吸気する。できる限り、胸を大きく張って一気に吸気する。
 吐気は両手をゆっくりと下げながら自然にゆっくりと吐く。
 以上を繰り返し行う。
 丹田をなるべく意識して丹田呼吸法で行うべき。丹田に落とし込むように息を吸う。
 立って行っても座って行っても良い。
 胸を大きく張ることが重要。
 両手の下げ方は個人々々の好みで良い。
 また、両手でなく、片手で行っても良い。筆者は片手で行っている。立ったまま、大きく息を吸いながら行っている。このとき、『竹刀法』の要領で吐気している。

【ツボ指圧丹田呼吸法】☆☆☆☆☆
これは筆者の独創と思う。
椅子に座って、坐位にて、臥位にて、どれでも構わない。目を瞑って行った方がこの方法では非常に効果が高い故に立位にて行うのは止めた方が良い。
片方の手首を片方の指で圧迫するときに吐き、弛めるとともに吸う。
このとき、手首の上下方ではなく、手首の側方(両側でなく片側でも構わない。また、手首のどの部分を指で押しても構わない。)を他方の手の指で緩く圧迫しながら吐く(下腹部を凹ませる)、というように行った方が行い易い。
声を出す必要はない。ゆっくりと吐く。弱く指にて圧迫するのみで充分である。
『下腹部を膨らむ限り膨らませ吸気する。下腹部から声を出すようにゆっくりと吐気する。胸は大きく張ったまま。丹田を中心として大きく息を吸う。丹田からゆっくり息を出してゆく。』
部分(ツボ)から指を離す(圧迫を弛めるだけでなく、離した方が効果が高い。)とともに一気に鼻から吸う。
これを繰り返す。つまり圧迫するときに吐く(下腹部を凹ませる)。圧迫を止めるとともに吸う(下腹部を膨らませる)。
片方の指が疲れたら今度はもう片方の指を使う。右が疲れたら左へ、左が疲れたら右へ、というように交代して続ける。
手首から5cmほど肘よりの『外関』、または親指と人差し指の間のツボである『合谷』でも良い。その人その人に合う適当な部分(ツボ)で良い。
目を瞑って行うと次第に催眠状態に入ってゆく。瞑想状態と言っても良いだろう。この状態の時に自己暗示・自己催眠を行うと良い。
自然と眠くなり、眠ってしまうことが頻繁にある。

【伸び上げる丹田呼吸法】☆☆☆
これも筆者の独創と思う。正座位が最も行いやすいが、他の坐位にて、または椅子に座って行っても可。
『下腹部を膨らむ限り膨らませ吸気する。下腹部から声を出すようにゆっくりと吐気する(声を出す)。胸は大きく張ったまま。丹田を中心として大きく息を吸う。丹田からゆっくり息を出してゆく。』
しかし、吸気のとき、下腹部を膨らませるだけでなく、更に頭を後ろに仰け反らせるようにして上半身を伸び上げる。
すなわち、下腹部を膨らませ、更に頭を後ろに仰け反らせるようにして上半身を伸び上げらせ、吸気することになる。丹田に落とすイメージで吸気している。
これは丹田呼吸法の変則型とも言える。このとき、頸部の前面が伸ばされることより、その部分を走る経絡(とくに任脈)の流れが活発化されるという相乗的効果もある。筆者は『丹田呼吸法を心懸けた勤行唱題』のときに行っている。



【ハンドル支え丹田呼吸法】☆☆☆
これは筆者の独創に間違いない、と思う。
筆者はクルマを運転しながらハンドルを支えにして両腕を伸ばし、その伸ばす力で上半身を更に伸ばし胸を張って大きく吸気するという方法を採っている。
『下腹部を膨らむ限り膨らませ吸気する。下腹部から声を出すようにゆっくりと吐気する(声を出す)。胸は大きく張ったまま丹田を中心として大きく息を吸う。丹田からゆっくり息を出してゆく。』
このようにして呼吸を大きくすると自然にゆっくりと運転するようになる。この運転の時には事故を起こすことは考えられない。一時停止点でもゆっくりと完全に停止する。
この呼吸法を行ってクルマを運転するとき、後方の急ぐクルマから『急げ。速く走れ。』と警笛を貰うことが良くある。何度も何度も後方の急ぐクルマ(間違いなく浅い呼吸をしており、交感神経過緊張の状態と思われる)から追い抜きを掛けられた。
ただし、一度、朝5時半頃の未だ暗いとき、信号で停止したとき、後方から来ていたクルマからヤクザっぽい男の人が降りてきて、ドアをいきなり開けられ、『チンタラチンタラ走るな!』と怒鳴られ、暴力を振るわれそうになったことがある。その男は息をハアハアと吐いており、完全に浅い呼吸をしていた(これは怒りが呼吸を浅くしたとも考えられる)。
気が荒い人は呼吸が浅い。呼吸が浅い人は簡単に逆上し、喧嘩を仕掛けてくるものである。
凶暴な人間は呼吸が浅い。丹田呼吸法を学ばせることである。刑務所にて丹田呼吸法を徹底して教えると、その人は社会に出てから凶暴なことは起こさなくなると確信する。自分を見つめ反省する心の余裕を持てるようになる。
凶暴な動物は呼吸が荒く、穏やかな動物(穏やかな人に良く懐いているペット)は呼吸がゆっくりしている。
呼吸がゆっくりとしている人は、心がゆったりとしており、穏やかで争い事は起こさない。
これは呼吸を大きくすると副交感神経が刺激されて副交感神経優位となり、自然とゆっくりと運転するようになるためである。整体院や鍼灸院で治療を施行された帰りは、何故かゆっくりと運転するものである。
つまり、自動車やバイクの免許を取得するとき、および更新するとき、丹田呼吸法を徹底して学ばせると、交通事故は大きく減少すると思われる。どんなに理論で安全交通が大事であることを力説しても、呼吸が浅いと、荒い運転をする。自動車講習の時は丹田呼吸法の専門家を呼び、丹田呼吸法を教え、学ばせるべきである。最低でも丹田呼吸法の本を渡すべきである。
最近は、交通違反を起こしたことがトリガー(きっかけ)となり「うつ病」を発症する人が多い。『モービスうつ病』を何人か見てきた。モービスの強烈な赤い光は運転者の視覚より後頭部の視覚領域を通り深層無意識に刺戟を与え「うつ病」発症を誘発するようである。スピード違反を取り締まることより、丹田呼吸法を普及させることが交通事故を激減させると確信する。

【四股踏み健康法】☆☆☆☆☆☆☆
呼吸は意識しなくとも自然と四股を踏むだけで良い。呼吸は自然とこれに付いてくる。自然と脚を上げるときに呼気し、脚を下げるときに吐気するようになる。踏んだとき、一瞬、吐息を止めるようになる。
これは『“気を下げる”のに極めて効果的』で、これのみで交感神経過緊張(“気”が上がった状態)を解すことが可能である。これのみで様々な不安障害レベルの疾患(不眠障害、各種の恐怖症など“気”が上がった状態)を癒すことができる。
統合失調症にも効果が有る。筆者は入院中の統合失調症(糖尿病を合併した)の患者に糖尿病治療のための“歩く”代わりに四股を踏ませ、抗精神病薬の投与量を大幅に減量できた症例および精神状態が大幅に改善した症例を持つ。精神病院を始めとしたあらゆる病院でこれを行うようにすると入院患者は病気が急激に軽快してゆくと信じる。寛解する患者も続出すると信じる。
これは体力を付けるという相乗効果がある。
非常に優れた競技の指導者は選手にこれを行わせることが多い。また、野球・テニス・モータースポーツなど全ての競技に於いて、この四股踏みを実践するべきである。これにより、実戦に於いて緊張し過ぎることなく最高の力を出せるようになる。
(四股を踏んだ直後に上体を捻り、背骨の歪みを取り除くことを行うと良い。)重要!!!
これによっても交通事故を大幅に減少させることができる。国民は健康になり、国民医療費は半減するだろう。
四股踏みで万病癒える、といっても過言ではないと信じる(とくに自律神経失調症、不眠症の類は癒えてゆくと信じる)。筆者は今夜からジョギングに加えて四股踏みを百回から始め、一日千回へと増やしてゆこうと考えている。場所は雨の日は家にて(布団の上で行うと響くことも少ないと思われる)、天気の良い日は夜の公園にて(昼間は恥ずかしくて行えない)行おうと決意している。そして四股を踏んだ後に上体を捻り、脊椎の歪みを是正するように行う予定である。
雨の日、走れないときに、家で行おうと考えている。

【催眠丹田呼吸法】☆☆☆☆
(筆者の独創と信じる。)
自己催眠状態に於いて、お腹が柔らかい、と暗示すると自然と深い呼吸になる。
眼瞼が柔らかい、目の奥が柔らかい、唇が柔らかい、あごが柔らかい、喉が柔らかい、胸が柔らかい、背中が柔らかい、その次に(お腹が柔らかい)と暗示している。自然と柔らかい大きな呼吸を行うようになる。
他者催眠に於いても用いることができる。
催眠は応用範囲が広く、外傷後ストレス障害:PTSD(Post-traumatic stress disorder)、解離性(転換性)障害:Dissociative(Conversion) Disorders、身体表現性障害:Somatoform Disordersには非常に有効であるとされている。
筆者は持病の背部痛を自己催眠でコントロールしている。このときは、背中が柔らかい、と自己催眠状態に於いて暗示している。どのようなシップやトリガーポイント注射よりも自己催眠状態に於いての、背中が柔らかい、という暗示の方が効果が高い。
自己催眠は夜、寝るときに行っている。自己催眠を行いながら、いつの間にか眠りに就くことが多い。不眠障害にも高い効果が望める。
バスや汽車の中でも行うことができる。注意点として、眼瞼が柔らかい、目の奥が柔らかい、唇が柔らかい、あごが柔らかい、喉が柔らかい、胸が柔らかい、背中が柔らかい、お腹が柔らかい、というように順々に行ってゆくと催眠状態に入りやすい。(この催眠を繰り返している内に条件反射的に催眠状態に入るようになる。)
または、年齢退行を行うと、催眠状態に入りやすい。始めは現在の年齢から1つずつ(始めは1つずつであるが、次第に5つずつなど、または選択的に選んで、と大きくしてゆく)退行してゆく。30、29、28、27、26、25、24、23、22、21、20、19、18、17、16、15、14、13、12、11、10、9、8などと退行してゆく。
 その年齢の時の快い楽しい思い出の情景を思い浮かべながら退行してゆく。
 慣れてくると、無意識のうちに自然とその年齢の時の情景が浮かんでくる。
また、慣れてくると、快い楽しい思い出の情景を幾つか(一つ、二つで充分。一つでも充分。)に限定して早く催眠状態に入れるようになる。
そのあとに、背中が柔らかい、という暗示を与えている。
慣れてくると催眠状態に入らなくとも、自己暗示によって、充分な効果を得ることができるようになる。

【丹田呼吸法を心懸けた勤行唱題】☆☆☆☆☆☆☆
原則として正座位にて行う。
吐気(発声)は丹田(下腹部中央)から声を出すように軽く意識しながら、ゆっくりとできる限り長時間で出す。
軽く意識することが重要。ゆっくりとできるだけ長時間で出すことも重要。
『下腹部を膨らむ限り膨らませ吸気する。下腹部から声を出すようにゆっくりとゆっくりと吐気する(声を出す)。胸は大きく張ったまま。丹田を中心として大きく息を吸う。丹田からゆっくりとゆっくりと息を出してゆく。』
勤行は小さな声で良い。しかし丹田に響かせながら丹田から発声するよう軽く意識すること。(唱題のとき、上半身の力を抜き、僅かずつ吐気することは少なくとも自分には難しかった。しかし、方便品・自我解のとき、上半身の力を抜き、僅かずつ吐気することは少なくとも自分には容易であった。よって自分は方便品・自我解を唱題の代わりに何回も十何回もそして何十回も行っていた時期があった。
ゆっくりと唱えながら吐く。急いで唱えるのは良くない。正しい丹田呼吸法を行えば自然とゆっくりとしか唱えられない。『ゆっくりとしか唱えられない』のでなければその人に合った正しい丹田呼吸法を行っていない証拠である。
吐息は最初20秒ほどしかできない。しかし、上達するにつれ、25秒、30秒、更に40秒以上と延びてゆく人もある。
(筆者は始め、アパートに勤行唱題を行いに来ている男子部と一緒に勤行唱題を行っているとき、その男子部の1.5倍の長さの吐気で行うことができている自分に気づいた。それが1.7倍までは成った。2倍になったとき、自分の24年来の対人恐怖(対人緊張)も治癒すると思った。それほど長吐息が重要である。)
3年来の“うつ病性障害”であった。吐息に重点を置く。吐息(発声)はできるだけ長く、そしてできるだけ完全に吐き切るように努力すること。
両手は胸の前でゆっくりと合掌する。合掌を上に挙げてはいけない。合掌に力を入れてはいけない。
 上半身の力を抜いて行うこと。体を風船と思うこと。
御本尊の前で行うと効果が飛躍的に高まる。顔と目の力を抜いて御本尊をゆっくりと見つめ、胸を張って行うこと。
丹田に落とすイメージで吸気する。
(壮年の大幹部の方の勤行唱題のときの呼吸を見ると、ほとんどの人が丹田呼吸法を行っていることに気が付いた。長年の間、知らず知らずのうちに丹田呼吸法を行って勤行唱題をするようになったものと思われる。)
(筆者の独創と確信する。しかしハワイ在住の学会員から「私も全く同じことを考えていました」というメールを受けたことがある。)
(現在まで2回、筆者自身、この方法によって“うつ病性障害”の寛解を体験した。長くは行わなかった。ただ、胸を張って、顔と目の力を抜いて御本尊をゆっくりと見つめ、上半身の力を抜き、鳩尾(みぞおち)の前で軽く合掌し行った。鳩尾(みぞおち)の前で軽く合掌した手に声が響くような感じで行った。)
 疲れると呼吸が力んでしまう傾向がある。故に疲れるまでは行わない。または休憩する。
 以上、重要なところは繰り返し記載した。

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第4章(様々な問題点と他の治療法)
【運動の重要性】
丹田呼吸法のみ行い、運動を怠っていたとき、体力の減退に気付いた。丹田呼吸法は気功法、運動は体力増強、異なるようである。現在は晩飯前に15分程度、走るよう努力している。
運動を行うと、翌朝、身体が怠く、起床が困難となることが良くある。これを“うつ病性障害”の悪化と捉えるのは間違いである。一億人の内、運動不足でないのは運動クラブに属して激しい練習に励んでいる中学・高校生たち、プロスポーツの選手などであろう。一億人の内、運動不足でないのは10%に過ぎないと思える。
運動を行わないと、翌朝の起床が楽であることが多い。しかし、これは“うつ病性障害”の軽症化を意味しているのではない。現在の“うつ病性障害”の増加は運動不足も一因となっていると思われる。
“うつ病性障害”のとき運動を行う気力はなかなか湧いてこない。しかし敢えて運動することにより身体は活性化し“うつ病性障害”の寛解が起こりやすくなる。
筆者が丹田呼吸法にて一日にして“うつ病性障害”が寛解した要因の一つとして筆者が走ることを習慣化していたことがあると思う。
(april、16、2003)
自分は一昨日も昨日も夜、御飯前に15分から20分ほど走りました。走った次の日は疲労からうつ病が悪化したように感じます。また、走るのを中止すると疲労がないからうつ病が良くなったように感じます。しかし、これは一時的なもので、運動は重要と確信します。運動しないと確実に体力の減退が知らず知らずのうちに起こってきます。

【国民医療費問題】
以前は『玄米党』を結成し参議院選挙に出馬をも考えていたが(実は今も考えている)、『丹田党』結成も最近考えてきた。
しかし最近は一時期のように少数党を結成し参議院選挙に出馬することが極めて困難となってきた。
1)学校給食を玄米100%にする。(または全く精製されていない小麦を使ったパンを使用する。)
2)玄米100%には課税しない。
3)白米には玄米100%の4倍程度の課税をする
4)同じく精製されていない小麦を使ったパン類は無課税とし、精製された小麦を使ったパン類には巨大な課税をする。
それらを公約として出馬を考えていた。この公約を実行すると国民医療費の大幅な削減になると確信する。
白米、精製された小麦を使用したパン類は、反応性低血糖を起こし、精神疾患の増加(特に“うつ病”)、キレル人たちの増加、自動車の運転の乱雑さ凶暴さ、暴力の増加、凶悪犯罪の増加、それらを引き起こした。
また、糖尿病、肥満、高脂血症・高コレステロール血症(これに続発する脳梗塞)などの増加を引き起こした。
現在は『丹田党』を結成し、
1)公立の幼稚園・小学校・中学校・高校に於いて授業の一環として丹田呼吸法を徹底して学ばせる。
 これを公約として出馬することを思考している。
学校に於いて授業の一環として丹田呼吸法を徹底して学ばせると、“虐め”は極めて減少することは確実なことである。また、不登校(登校拒否)も減少する。
以前、“虐め”はほとんどなかった。生徒たちはみんな仲良く助け合っていた。それが現在は殺伐とした学校となっている。これは、国民が裕福になったためか(貧困が無くなったためか)、子供達の呼吸が浅くなったためか、太陽の黒点移動のためなのか、テレビゲームの普及のためか、受験競争の激化による塾の普及のためか、理解に苦しむ。
以前、我々の世代では、学校から帰って来るなり、ランドセルまたはカバンを投げ出して公園へソフトボールなどの遊びに出かけていた。そして夕暮れて辺りが暗くなるまで遊んでいた。そのため、公園は午後や休日は何処も一杯の状態であった。同級生だけでなく、上級生・下級生とも公園で仲良くなり一緒にソフトボールなどをしていた。
 そして“虐め”は存在していなかった。
 ところが現在は、公園で遊んでいる子供達を見ない。
 誰もいない公園は世紀末の様相を思わせる。
特に、丹田呼吸法は“うつ病”に良く効く。現在、非常に増加している“うつ病”は社会問題化している。
そしてまた『四股踏み党』結成をも考える。四股踏みは上記とほぼ同じような作用を持つ。
1)公立の幼稚園・小学校・中学校・高校に於いて毎朝、四股踏みを徹底して行わせる。
これを公約として出馬することを考えてもいる。しかし、四股踏みは格好悪いと誰も投票してくれない気がする。また、四股踏みを行いたくないと登校拒否が増加する気もする。
『玄米党』『丹田党』『四股踏み党』この3党を結成し、連立政権を創り、日本を健康で住み良い国にする。
『四股踏み丹田党』『四股踏み玄米党』『丹田玄米党』『玄米四股踏み党』『丹田四股踏み党』etc.

【催眠療法について】
意識は顕在意識と潜在意識に分けられ、前者が5%、後者が95%を占めると言われる。催眠療法は日頃、我々が意識していない潜在意識に話し掛ける治療法である。
催眠療法では下記のように言われる。
『潜在意識は話し掛けられたことを批判すること無くそのままに受け止める。催眠の深さが深いほど潜在意識は話し掛けられたことを批判すること無くそのままに受け止める。』(これをW1とする)
『催眠中、暗示の言葉に対して、理性的に、良いと思えば従う。良くないと思えば従わない。』(これをW2とする)
『催眠中、暗示の言葉に対し、理性で判断して、答えを選ぶことができる。こう言ったら良くないと思えば言わない、こう言ったら良いと思えば言う。』(これをW3とする)
W2、W3は過去2回、他者催眠を受けてきた筆者が経験してきて正しいことと知っている。W1は深い催眠状態に持ってゆかれたときに生じるものと考える。
現在、日本では催眠中のカタルシス(感情発散)による治療が最も盛んに行われているようである。
しかし、その精神的疾患が起こった原因(心の傷すなわちトラウマ)を催眠により探り出すことができたとしても、それをカタルシス(感情発散)させることは簡単なことも難しいこともあり、患者により様々である。

【自己催眠】
布団に寝ているときに行っている。このとき他者催眠でも同じことだが『負の言葉』は決して使用してはいけない。
例えば、『自分は緊張しない』これは悪い。潜在意識は言葉を文字通りに受け入れる。『緊張』が良くない。『心はゆったり。身体もゆったり。』こういう暗示の言葉にする。
『心はゆったり。身体もゆったり。』を眠るときや朝目が覚めたときに何十回も布団の中で心の中で繰り返す。風呂でとてもゆったりしているときでも良い。催眠は催眠状態のとき(すなわち潜在意識に話し掛けるからである)行わないと効果がほとんど無い。
昨日は他者催眠で『負の言葉』を使われたため、今日は調子が良くない。自己催眠より他者催眠が効果が高い。
悪い例として『苦しい過去を忘れる』『過去の傷が治ってゆく』『今までの厭な思い出が消えてゆく』
これらに於いて悪い言葉は『苦しい』『過去』『傷』『厭な』『思い出』である。過去のトラウマを忘れ去る・解決することに他者催眠の効果がある。過去のトラウマを解消するのは他者催眠に於いて激しい説得が必要となる。自己催眠に於いて過去のトラウマを解消することは難しい。それよりもこれからのこと・未来のみを見つめる姿勢が大切である。
とにかく自己催眠に於いては『心はゆったり、身体もゆったり』これのみを何十回となく心の中で唱えることで少なくとも自分は充分である。これのみで心も体もリラックスし、晴れ晴れとした日々を送ることが出来る。
希望の言葉を暗示文として心の中で唱えることも良い。
『未来は花びらのように美しく輝いている、未来は花びらのように美しく輝いている。』
『輝くように幸せになってゆく、輝くように幸せになってゆく。』
『楽しい、楽しい。未来は花びらのように明るく楽しい。』
『願いは全て輝くように叶えられる、願いは全て輝くように叶えられる。』
『花びらのような美しい妻が歩いてくる、花びらのような美しい妻が歩いてくる。』
『私の心は花が開くように開き、知識を吸い込む。』
など。つまり、このように視覚的なものを加えた方が効果が高い。
 また、成功した幸せな状況を空想することも良い。
『これからは良くなる』これも良くない。何故なら、これは過去が悪かったことを示しているからである。
睡眠前後は暗示の言葉を用いて催眠状態に持ってゆく必要性は少ないが、催眠状態に持ってゆく必要性が有るならば、
『手の力が抜けてゆく』
『肘の力が抜けてゆく』
『掌の力が抜けてゆく』
『指の力が抜けてゆく』
『肩の力が抜けてゆく』
『胸の力が抜けてゆく』
『お腹の力が抜けてゆく』
『背中の力が抜けてゆく』
『腰の力が抜けてゆく』
『脚の力が抜けてゆく』
『膝の力が抜けてゆく』
『足首の力が抜けてゆく』
『脚の指の力が抜けてゆく』
『首の力が抜けてゆく』
『喉の力が抜けてゆく』
『顎の力が抜けてゆく』
『目の奥の力が抜けてゆく』
『全身の力が抜けた』
などというように暗示してゆく。(この順番どおりでなくて良い)これを用いて催眠状態に持ってゆく方法もある。

例えば『自分は立派になってゆく』、この暗示は、現在、立派でないという意味を含んでいるため良くない。『自分は立派である』と暗示すること。
一昨日は『病気が治ってゆく』という暗示の言葉も含まれていたため、昨日、大変調子が悪かった。ただ『心はゆったり、ゆったり。身体もゆったり、ゆったり。』とのみ暗示されるのみであったなら、昨日は調子が良かったはずである。
深層無意識は言葉をそのまま吸い取る。
ショー的催眠と治療的催眠は異なる。

【他者催眠】
 催眠を掛ける人(先生)の人格を最重要視すること。
 費用が高い(1回2万円が相場)ので、金銭的に余裕のある人にしか勧められない。
他者催眠はあらゆる方法でもっても寛解傾向のないときに用いる最後の手段としてではなく、解離性(転換性)障害:Dissociative(Conversion) Disorders、身体表現性障害(Somatoform Disorders)、外傷後ストレス障害:PTSD(Post-traumatic stress disorder)に於いては第一選択となる治療法である。

催眠療法・初体験記(1月23日・木曜)        0088
小学低学年の頃、女の教師から暴力を振るわれる情景を見ましたが、それは自分が小学2年の頃の担任が異常性格と診断されるほど厳しい先生だったからです。自分は親が図工やいろいろな授業の用意を手伝ってくれなかったこともあり、自分が一番、その先生から暴力を振るわれていました。ハンカチやちり紙を忘れるのも自分が非常に多かったです。しかし、それらを忘れるのは他にも何人も居ました。自分は目を付けられていて、そして自分が虐待に近い激しい暴力を受けていました。鬼の先生として、その先生は自分たちの小学校に赴任してきて1年で教師を辞めました。何処の学校でも鬼の先生として親たちから強い非難を受けていたに違いありません。
それが退行催眠のとき、出てきた女の教師です。自分は全く忘れていましたが、自分の深層心理には強い傷として残っていたのでしょう。
小学2年の頃ですから背の高い女の先生と自分の目に映ったのも当然と思います。

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第6章(雑記)

【著者の経験】
丹田呼吸法は健康法の頂点に立つものと言っても過言ではない。特に自律神経失調由来の疾患に奏功すると現在、認識している。現代の病は多くが自律神経失調由来の疾患と言っても過言ではない。自律神経失調とは交感神経過緊張と言い換えても良い。交感神経過緊張が現代の病のかなりの部分を造っていると確信する。
丹田呼吸法の素晴らしさは医学生時代、本を読んで知った。幼い頃より病気との闘いを送っていた。丹田呼吸法を行ったが、行い方が良くなかったのだろう。効果を感じることができず、他の健康法へと移った。
それから20年を経ただろう。あらゆる健康法を経たと言っても過言ではなかった。玄米自然食、絶食療法、ヨガ、気功、整体、鍼、灸、尿療法、テンプレート療法、星状神経節ブロック療法、足の裏療法(中国式と日本式)、硬枕、バイオウェ−ブなど、すべて自分の病気を癒すことはできなかった。
病との闘いに疲れ始めていた。仕事も何もすべて終えてからのテンプレートを嵌めてからの夜遅くのランニング。真夜中のため、鎖を解かれた犬に追われたことは数知れない。それらの犬を蹴り一撃で倒せるように訓練した。サンドバックを蹴る音が真夜中の公園から木霊するようになった。瞬間的に吐く息とともに蹴る。それから真夜中の黒い空間に犬の悲鳴が何度、木霊しただろう。玄米菜食、テンプレートを嵌めてからの一日3千回の腕立て伏せ。毎夜3時までの健康法の研究。6時半に起床して朝の勤行を行い、出勤。仕事でのストレス、激務。“うつ病性障害”をも発症した。朝の起床困難が始まった。毎日のような遅刻。しかし真夜中のランニングは続けた。“うつ病性障害”発症3年後、想い出したように丹田呼吸法を行った。仏壇の前で教典(方便品・寿量品)を唱えながら行った。自分を長く覆っていた重苦しい倦怠感の雲がいつの間にか消えた。3年来の“うつ病性障害”は一日にして寛解した。
それからも病との闘いは続いた。自分は中学一年の時からの痙攣性発声障害(疑)と高校三年の時からの対人恐怖(対人緊張・特に若い女性に対し)に苦しんでいた。この2つは根が深く、丹田呼吸法によって軽症化の傾向を見せないでいた。
一日にして寛解状態に達した“うつ病性障害”は4ヶ月後、福岡と長崎を片道3時間半のクルマの運転で行き来する2つの病院掛け持ちの4ヶ月間休み無し、週3回当直の激務とストレスによって再発した。
再発の後、スランプ状態に陥った。丹田呼吸法が自分に合っていない方法に流されていたと思われる。再発の後の“うつ病性障害”は気力の減退まで引き起こしていた。勤行唱題中の丹田呼吸法に少し改良を加え、スランプ状態は軽減した。しかし毎朝4度起きて4度倒れ5度目にやっと着替えてクルマを運転して40分懸かる病院へと向かうことは不変だった。5度倒れたとき、five nock-down-systemにより欠勤となっていた。その欠勤が重なっていた。
3月15日土曜日、自分は起床することができず、この日も仕事を休んだ。夜になってやっと起床できた。解職のピンチと判断した。自分は今までに無い一日3時間半の丹田呼吸法を心懸けた勤行唱題を行った(かなり途中で休憩を取った。休憩の時間も含めると5時間になる)。
翌日3月16日(日曜日)より自分は全く苦労なく起床することができるようになった。自分を覆っていた重苦しい倦怠感と気力減退の雲が消えていた。その日より自分は欠勤・遅刻を全くしなくなった。誰よりも早く職場に着いて勉強する日々を始めた。
【雑記】
丹田は臍下5cm程のところに有るとされる。
現在、自身の経験として、『胸を大きく張り丹田も含め大きく呼吸する』呼吸法の方が、伝統的な丹田呼吸法より効果が有る。
おそらくこれは、自身が猫背であり、俯き加減であることと大きく関係しているようである。
吸気のとき、下腹部に(全身の力を抜き下腹部のみに)力を入れて吸気すると良いことを実践しているうちに解った。
精神疾患に罹患する人は常日頃の呼吸が浅い。常日頃の呼吸を深くすると精神疾患も軽快してゆく。
呼吸により心をコントロールする。現在は薬物により心をコントロールすることが盛んに行われている。薬物による方法は薬物の進歩により心をコントロールすることが容易くできる。しかし薬物によるコントロールの方法は一時抑えであって効果は一時的であることが大部分である。
しかし催眠に於ける治療では一時的でなく永久的なものと言われる。
説得するときは相手の呼吸よりも自分の呼吸を深く長くすること。すると相手は安堵感を抱いて耳を傾ける。
その人が居るだけで落ち着かず何かイライラさせられるというタイプの人は普段から呼吸が浅く乱れている。
相手に気に入られたいと思うならば呼吸を深くして接すること。ゆったりと深い呼吸にしていると相手もリラックスしてくる。
呼吸が浅くなると、相手は反発したり警戒する、のが通常である。
相手を自分の会話のペースに乗せるには呼吸を深くして接すること。
丹田呼吸法とは下腹部を凹ませながら息を吐くことに重点を置き、吸気では息をただ入るに任せる。(下腹部が上腹部となっている大きな流派もある)

古代、中国では心は腹に宿ると言われていた。腹腔神経叢を古代の人は現代の脳のように考えてきた。
『呼吸法で自律神経が整うのは“気”の流れが円滑化するためである。
“気”の流れが円滑化するため免疫力が上昇する。
これは星状神経節ブロック療法と同じ効果である。星状神経節ブロック療法は交感神経過緊張を平常化させ、様々な交感神経過緊張により引き起こされていた病気を寛解させる。
スポーツで勝つためには丹田呼吸法を行うことである。これは受験生にも言える。丹田呼吸法を習慣化すると、物事に驚いたり怖れたりしない気力と胆力が付く。プレッシャー・ストレス・緊張・不安に対し丹田呼吸法を習慣化することにより非常に強くなる。
丹田を鍛えることによって得られるものとして『物事に怖れず臆しない気力、度胸、勇気、平常心、健康、胆力など』が上げられる。
宮本武蔵が巌流島での決闘の時、故意に遅れてきたのは、敵の平常心を失わせるためであった。平常心を失わせると、“気”が丹田から上昇する。つまり丹田に“気”を込めて戦えなくする。丹田に“気”がこもっていないと腕が下のものにも敗れることが多い。これは剣道にも通ずる。野球のバッターにも通ずる。
剣術でも柔術でも、理にかなった動作をするには、上半身をリラックスさせ、下半身を盤石のように備えることが大切である。いわゆる上虚下実である。上半身は広がりをもってゆったりと、下半身は確固としてどっしりとさせる。上虚下実こそあらゆる道を志す人にとって永遠のテーマといえよう。
大リーグの野茂は丹田呼吸を試合中に行っている。とくにランナーを背負ったときに行っている。テレビにはっきりと映っている。野茂はこれをいつ学んだのか? イチローも行っている。何処で学んだのか??

 釈迦の説いたとされる仏典『仏説大安般守意経』に「数息と相随と止と観と還と浄を念じて」との文の次に『吐気をできるだけ長くしなさい』という御文あり。
(本が無いので引用できない)『雑阿含経』(第二十九・第十経、正しい呼吸こそ悟りへの道)
「世尊は、あるとき、祇園精舎に於いて弟子達に語られた。弟子達よ、入息出息を念ずるを実習するが良い。かくするならば、身体は疲れず、目も病まず、観るままにして親しみて住み、あだなる楽しみに染まぬことを覚えるであろう。かように入息出息法を修めるならば、大いなる果と、大いなる果と、大いなる福利を得るであろう。かくて深くて禅定に進みて、慈悲の心を得、迷いを経ち、悟りに入れるであろう。」
(観るままにして楽しみて住み、あだなる楽しみに染まぬことを覚えるであろう。
訳:ものの見方・考え方が深まり、楽しい生活ができ、後で悔いを残すような楽しみに染まらないことを覚えるであろう。)
『天台小止観』(第4章:調和をはかれ)
「一に飲食を調節すること。二に睡眠を調節すること。三に身を整えること。四に気息を調えること。五には心を調えること。」
『天台小止観』(『天台小止観物語』鎌田茂雄著)氣
「氣を吐くの法は、口を開いて氣を放ち、氣を恣(ほしいまま)にして出だし、身分の中の百脈の通ぜざる処をことごとく放ち、氣に従って出づと想え。出だし尽くさば口を閉じ、鼻中より精氣を内れよ」
(訳・身体の中の氣脈を滞らせている邪氣を口を開いてハーッと出しなさい。邪氣が出ていくと想念することで、邪氣は出てゆきます。また吐き切ったら今度は口を閉じて鼻から精氣を取り入れなさい。)
『難教』「臍下腎間の動氣は、人の生命なり。十二経の根本なり」
十二経とは中国医学で言う十二の経絡のことである。中国医学では人間には十二の経絡が流れているとされている。この経絡の流れが阻害されると病気が生じるとされる。

【食養法】
『玄米に少量の野菜と小魚や納豆だけ、など』という昔の日本食の方が健康には遙かに良いとされている。頭脳も冴え、体力も強くなる。女性にとっては皮膚は美しくなり、最高の美容法になる。もちろん、肥満は簡単に治ってゆく。
しかし、この食養法を行うことは現代に於いては至難の業である。美食が巷に溢れている。美食で健康を保つには最低でも運動をしなければならない。玄米菜食を徹底すると運動する必要性はあまり無くなるようである。
欧米の知識階級には肉は食べない菜食主義者(ベジタリアン)が多い。
自分は玄米菜食を徹底すると身体が怠くなってくる。未だ徹底さと修練が足りないのか? 走ることを更に加えると怠さが消えるか? それとも菜食の献立を工夫するべきか? 菜食の献立が悪いのか?
玄米菜食を基本とし、少し(かなり、が実は本当のようである)羽目を外す、自分はこれで妥協している。(実は現在は、肉もかなり食している。家族の中で自分のみ玄米菜食を行うことは難しい故に、玄米100%は頑固に貫きながらも、その他は妥協している。)
 自分は11年前から100%玄米である。
 白米は食べない、玄米100%は頑固として続けている。
なお、玄米は水の中に24時間以上漬けていると発芽玄米になるという。発芽玄米は柔らかく美味いと言われている。しかし自分は面倒だからそのままの玄米を食べている。
始めての人が急に玄米にすると下痢をすることが多いと聞く。そのためにも発芽玄米が初心者には向いている。また『おかゆ』にした玄米から始めるのも良い。
玄米菜食にすると糖尿病に非常に効果が有る。高血圧症にも非常に効果が有る(高血圧症の治療法として“痩せること”が効果が有る)。
ヨガでは「午前中は排泄の時間、故に朝食は摂るべきではない」となっている。ヨガでは一日2食が理想となっている。日本に於いても、江戸時代の中期までは朝食は無く、一日2食であった。それが江戸時代の中期から江戸より一日3食という習慣が始まった。江戸時代の中期とは米の精白が行われ始めた時である。江戸煩いが同時に始まった。
筆者も朝食は摂らない主義である。昼食も摂ることはほとんどない。夜食のみである。しかし、夜食は2回摂っている(お腹が膨れないと自分は眠れない)。朝食・昼食は頑固として摂らない。夜食をたくさん食べると夕方にならないと空腹感を覚えない。(しかし、夜のどか食いという食事法は良くないとされている故に真似はしないこと。)

【簡易鍛錬法(斜腹筋法)】
肥田式強健法(非常に有名な健康法である。肥田式健康法の本を参考にした法が良い。一応、以下に大まかに行い方を書いておく。)28)
 身長の半分くらいの幅に両脚を伸ばして立つ。
 視線は前方に、腕・肩・胸など上半身の力を抜く。
 掌を上に向けて体側から上方に上げていきながら静かに充分に吸気する。
 両手が上がるのに合わせて顔も上方を向く。
 両手を合わせて指を組み、上方を向いた顔の上で掌を上に向ける。
 ここで呼吸を3秒間停止。
 指を組んだまま両腕を伸ばしたまま前方へ下ろしてゆく。
 このとき吐気を下腹部(丹田)に集約するように吐き出す。
 指を組んだ手は臍の前方の高さで止める。このとき顔および視線は前方を向いている。
両腕を下ろすのと同時に膝を曲げていき、膝から下の脚部を垂直にする(膝が前に出ないように、横に開くようにする)。このとき上半身を垂直に沈ませる。ここで呼吸を3秒間停止。
組んでいた指を弾くようにほどき、甲を合わせて胸の前で回転させ両股を叩く。
これを熱心にやって行くと、『ストーッ』と気が上半身を通り抜けて丹田に力の集約される感じが、おぼろげながら掴めてくると言われる。(以上は、本を購入して勉強するしかない。)
筆者は少し前、この健康法に賭けていた。自律神経はゆったりとなる、心もゆったりとなる、不動の心が出来てくる、ということである。
しかし自分には効果がなかった。
現在、肥田式健康法は面倒であり、丹田呼吸法を心懸けた勤行唱題を行っている。宗教的パワーが相乗効果していると確信する。それも御本尊様を前にして勤行唱題を行わないと効果が薄い。御本尊様からパワーが自分に発せられているのを感じる。少なくとも自分には丹田呼吸法を心懸けた勤行唱題が最も合っているのであろう。

【岡田式正座法】
昭和初期(?)、岡田式正座法というものが一世を風靡した。ただ、正座するだけ、というものであったそうだが(?)、その効能は素晴らしかったと聞く。精神疾患に非常に効能があったと聞く。正座をして丹田呼吸法を行っていたのではないかと思われる。
これには宗教的効能(“気”の効能?)も存在していたと推測する。
岡田虎二郎の語録の一部を紹介する。

『手の力も肩の力も抜いて、二六時中、力を下腹にまとめなさい。
丹田の一点の外、力を入れるな。
頭を主にした人が一番下。胸を主にした人(努力の人)は中、下腹を中心とした人が上の人。
すべてのこと腹でせよ。』

第8章(論文集)

【症例報告】
キノコ類の大量摂取が奏功していた“うつ病性障害”の1例
                          
【抄録】
キノコ類の大量摂取が“うつ病性障害”に奏功していた症例を経験した。
症例は自身の病気を慢性疲労症候群と自己診断し、ウイルス全身感染の治癒のためにはキノコ類の大量摂取が最も有効と考え、それを自ら行い、それが奏功していた。
「“うつ病性障害”はウイルス感染である」あるいは「マイタケを代表するキノコ類に“うつ病性障害”に有効な成分が存在する」ことを示唆する貴重な症例と考え、ここに提示する。
“うつ病性障害”の病態像の変遷は“うつ病性障害”を引き起こすウイルスの変遷ではないかと推測する。    
【key words】depressive disorders、 virus、 mushroom、 grifola frondosa、 chronic fatigue syndrome
【はじめに】
精神疾患において少なくとも“統合失調症”“双極性障害”に於いては家系内集積性を示す1、8)。そして“気分障害”に於いて“双極性障害”では高い家系内集積を示すが、“単極性うつ病”に関しては低い家系内集積しか示さない1、8)。
近年、臨床現場に於いて“単極性うつ病”の多発、特に青壮年への多発に気付いているのは筆者のみではないと推測する。これは長引く不況が影響していると推察するが、何かのウイルスの蔓延によるのではないかと筆者は推測している。少なくとも最近多発している“単極性うつ病”は筆者の研究上、家系内集積を認めない。
【症例】39歳、男性。未婚。
頭部CT:特記すべき所見なし
神経学的:特記すべき所見なし
脳波:特記すべき所見なし
免疫学的所見:ヒト免疫不全ウイルス抗体価は基準値以下
単純ヘルペス1型抗体陽性
 単純ヘルペス2型抗体陰性
 帯状ヘルペス抗体陰性
T・B細胞100分率:T細胞84%(基準値;66〜89%)
B細胞 8%(基準値; 4〜13%)
生化学的所見:フェリチン精密44 ng/dl(基準値;24〜286)
β-2 microglobline 1.5 ng/dl(基準値;1.0〜1.9)
(生育歴)正常分娩にて出生。幼少時より内向的傾向有るも、小学生時代より、成績優秀であり、性格も穏和であり、人気者であった。高校3年次に社会不安障害を発症し、大学受験に失敗する。一浪後、現役の時に軽く入れた大学に不本意ながら入学。そのこともあり、大学の授業へあまり出席せず。4年間で卒業できるところを8年懸かって卒業する。
(家族歴)特記すべきことなし。
(性格)真面目。努力家。勤勉。勤勉より努力家の方が強い。根暗なところがややあり。凝り性。素直。趣味はパソコン。物事を非常に真っ直ぐに考える傾向がある。真面目さ・優しさ・素直さが目立ち、性格の障害はほとんど感じられない。
(既往歴)高校3年(18歳)時、社会不安障害を発症。22歳時、精神科受診。以来、bromazepamを主とした抗不安薬を継続服用。
(現病歴)平成11年5月18日本院初診。22歳時より社会不安障害に対し抗不安薬を投与されてきたこと、今まで幾つかの精神科の病院や医院を受診してきたこと、様々な抗不安薬、抗うつ薬、抗精神病薬を試験的に服用してきたことを述べる。bromazepam 20mg/日 の投与にて治療開始。症例はインターネットより日本で近い内に使用開始になるfluvoxamineが社会不安障害に効果があることを知る。5月30日来院時、実際は抑うつ気分は無いが、筆者に抑うつ気分を訴えfluvoxamineの投与を希望する。
平成11年5月30日よりfluvoxamineの追加投与を開始。その頃より激しい倦怠感を自覚し始める。fluvoxamineの服用量を減量した翌日は倦怠感が多少軽い故にfluvoxamineの副作用が考えられた。しかし、職場の人間関係に悩み抜いていたこと、fluvoxamineの服用量を減量しても倦怠感の軽減は僅かであること、肝機能障害は僅かしか存在しないこと、それらより“うつ病性障害”発症による倦怠感も考えられた。
症例はfluvoxamineの副作用の可能性を考えながらも社会不安障害で非常に悩み苦しんでいた故、筆者にその激しい倦怠感を隠し続け、社会不安障害を治したい一心でfluvoxamine 150mg/日 の服用を続ける。症例は肝機能障害には動物性蛋白が必要と考え、毎晩ステーキを大量に食するなどにより、2ヶ月間ほどで体重が65kgから86kgにまで増加した。
fluvoxamineの服用を3ヶ月間続ける。 社会不安障害に対する効果は判然とせず。 倦怠感も不変。fluvoxamine中止後、平成11年8月より筆者には内緒にインターネットよりfluoxetineを個人輸入し、その服用を行う。 しかしこれにても社会不安障害は軽症化の傾向を見せず。倦怠感もほぼ不変。更にsertralineおよびparoxetine をインターネットより個人輸入し、その服用を行う。これにても社会不安障害は軽症化の傾向を見せず。また倦怠感も不変。
社長は症例に対し特別扱い状態であり、症例は出社すると自室のベットにて臥床するという毎日を繰り返していた。外国からの客の来たときのみベットより起き出しネクタイを締め、その外国人客の応対をするという毎日を行っていた。他の部署に症例が顔を出すと厄介者扱いされる状態であった。外部からの外国人客が来たときのみ応対をしてくれれば良いという社長の方針のため会社を休むことを社長は許さなかったが、そのように仕事は非常に楽であった。
また、激しい疲労感のため、通訳の仕事に於いて、および書類作成に於いて、ミスが重なる。
抑うつ気分、希死念慮、罪業観念、物事への興味の減弱など、“うつ病性障害”に相当するものは存在せず、激しい倦怠感が存在しているのみであった。微熱は存在せず、慢性疲労症候群の診断基準は満たさないことを症例自身も理解していた。症例は盛んにインターネットより慢性疲労症候群およびそれに類する文献を多量に読破し、少なくとも慢性疲労症候群およびそれに関連するものに関する知識は極めて豊富であった。
休日はほとんど臥床状態で(週休2日あるいは週休1日が交互という状態であった)あった。
症例の肝機能はfluvoxamineを服用していた最初の2カ月半、GOT、GPTなどが僅かに正常値を超えていたのみで、その後は肝機能値も正常範囲内であり、肝臓から来る倦怠感は考えられなかった。また、その他の検査結果も正常範囲内であった。
平成12年7月、症例は強い倦怠感を克服するため、スーパーよりキノコの1種であるマイタケを買い、それを水炊きし食する。(その量は1パック130円を3パックで比較的大量であった。夜食の半分以上はそれで賄われた。)そのマイタケの大量摂取を2晩続ける。1晩目は劇的に、2晩目もかなり倦怠感が軽快する効果を症例は自覚した。しかし3回目以降は倦怠感の軽減の自覚は減少した。しかしマイタケを水煮して食すると翌日の倦怠感が軽減するのを自覚する故に、夜食はマイタケの大量摂取をできる限り行ない続けた。しかし次第にマイタケを食しても翌日の倦怠感が軽減しなくなるのを自覚し始める。
次にシイタケを食する。初日こそ比較的強い効果を覚えたがマイタケと同じように次第に効果は弱くなってゆく。次にシメジを食する。やはり初日はかなり強い効果を覚えたが次第に効果は弱くなってゆく。次にエノキダケを食する。エノキダケはマイタケとほぼ同じ程度の強い効力があることを知る。しかしエノキダケは簡単な調理法である水煮では美味でなく、一人暮らしである症例は水煮で美味であるマイタケを好んで食し、エノキダケはあまり食しないかった。
その後、この4種類のキノコ類を交互に食することを行い、症例は次のように結論した。
マイタケ・エノキダケが最も効力が強く、次にシメジ、最も効果が弱かったのがシイタケであった。シメジの効力はマイタケ・エノキダケの80%ほど、シイタケの効力はマイタケの40%ほどと症例は結論した。また、マイタケのみ連日食するより、マイタケ・エノキダケ・シメジ・他のキノコ類を交代させながら食する方法が効果が強い、そしてこれは各々のキノコ類の有効成分される多糖類が各々微妙に異なるためと推測される、と症例は結論した。
症例は社会不安障害の治癒を願いSSRIに代わり平成12年6月より服用していたmoclobemideを平成12年10月、服用中止する。同時にキノコ類の大量摂取も、倦怠感の軽快、社会不安障害に無効であること、水煮を行うことの億劫さ、それらの理由で中止する。
平成12年12月中旬、抑うつ気分、希死念慮、罪業観念、物事への興味の減弱など、“うつ病性障害”の診断基準に相当するものを自覚。moclobemideの服用を再開する。しかし、キノコ類の大量摂取は、社会不安障害に効果がないこと、水煮を行うことが億劫であること、数回実施して以前経験した強い効果が感じられなかったこと、それらの理由で数回実施するのみでほとんど行わず。
平成13年1月、正月休暇で故郷に帰省したときの帰り、自動車事故を起こす。症例は真面目な性格である故、自動車運転に於いて安全運転であり、毎日のように自動車の運転を行っていたが少なくとも10年間無事故であった。
この頃より朝の起床困難は更に強くなる。ほぼ毎日の遅刻は30分程度であったのが1時間程度と強くなる。しかし毎夜、午前3時頃までインターネットなどを行うことは不変であった。午前3時就寝のための朝の起床困難とも思われたが、早く就寝しても朝の起床困難は不変であることを繰り返す。そのため症例は今も毎日午前3時までインターネットなどを行っている。そして毎日1時間の遅刻も不変である。
症例は“うつ状態”が強くなると腕立て伏せが僅かしかできなくなり、“うつ状態”が軽いときは腕立て伏せが良くできると言う。
また、抗うつ薬を眠前に服用した翌朝は起床が比較的困難でなく、抗うつ薬を服用しない翌朝は起床が極めて困難であることを繰り返し経験している。しかし症例は抗うつ薬を服用すると倦怠感が惹起されるため、抗うつ薬の服用を好まない。 

fluvoxamine;平成11年5月30日より服用開始。平成11年8月、服用中止。
仕事上の信じられないようなミスは平成11年5月下旬頃より始まっている。
fluoxetine;平成11年8月より服用開始。 平成12年6月服用中止。
sertraline;平成11年11月より服用開始。 平成12年6月服用中止。
paroxetine;平成12年3月より服用開始。 平成12年6月服用中止。
(これらSSRIは併用して服用していたことが多かった。その量は比較的大量であった。)
RIMA(Reversible Inhibitors of Monoamine oxitase type A)であるmoclobemide ;平成12年6月よりSSRIを一気に中止し、その代用として服用開始。その服用量は比較的大量であった。倦怠感は不変か、やや軽快を示す。
平成12年7月初旬よりキノコ類(特にマイタケ)の大量摂取開始。倦怠感は急激に軽快を示す。しかし軽快のみであり、朝の起床困難は続く。
平成12年12月中旬、希死念慮、悲哀感を自覚し“うつ状態”に有ることを自覚する。朝の起床困難は更に強くなる。
平成13年1月、自動車事故を起こす。
平成13年2月、再び自動車事故を起こす。
【考察】
“うつ病性障害”は精神的また肉体的疲弊を基盤としてよく起こることが知られている2、3、13)。この症例の“うつ病性障害”発症には職場の人間関係不良という精神的疲弊があった。また週末も休みを取らずに大学で研究を行ない、週日は夜遅くまでインターネットや書籍で研究を行う、という肉体的疲弊があった。
症例はfluvoxamineによる倦怠感を疑いながらも社会不安障害を治したい一心でfluvoxamine 150mg/日 の服用を3ヶ月間行った。そしてインターネットより抗うつ薬が個人輸入できることを知ると fluoxetine、sertraline、paroxetineなどを輸入し、これも社会不安障害を治したい一心で、その比較的大量服用を行う。しかし症例の社会不安障害は軽快せず。
症例は自身の対人恐怖のため精神医学および一般医学に関する書籍類を大学時代より多量に読破しており、自身は“うつ病性障害”ではなく“定義の異なる慢性疲労症候群”であると主張し、上記の検査を執拗に求める。検査する必要性は乏しいことを説明するも聞き入れず、上記の検査を行った。
症例には倦怠感を早く治し、大学での研究を再開したい、このままでは落伍してしまう、という焦燥が強く存在していた。
症例は一民間企業に通訳のような存在として勤務していることに強い不満を持っており、論文を書き、大学教授に成るという野心を持っていた。また症例の性格特性として「頑固。執着性。」というものが存在する。
症例は顔面神経麻痺・帯状疱疹を代表するヘルペス属ウイルス感染症が非常に多い地方である九州北部の糸島地方19)に4年前、転勤してきた。転勤2年後の“うつ病性障害”発症であった。ヘルペス属ウイルスは神経親和性ウイルスとして有名である。ヘルペス属ウイルスは神経細胞内に潜伏感染し、ストレスなどにより個体の免疫能が低下したときに増殖し、疾病を起こす9〜12)。症例にこの地方にヘルペス感染症が極めて多いことを伝えると、症例は自身がヘルペス属ウイルス感染を起こし、それによりこの倦怠感が来ているのではないか、と考えるようになったらしい。症例はヘルペス属ウイルス感染症についてもインターネットで詳しく勉強する。
キノコ類に免疫力増強作用が存在することは文献的にも知られている9〜12)。症例の倦怠感は症例のキノコ類の大量摂取が行ったり行わなかったりと徹底してなく、大量摂取を行ったときは軽症化し、大量摂取を行わなかったときは重篤化するという一進一退を続けた。
症例自身が“うつ病性障害”であることを自覚した12月、以前奏功していたキノコ類の大量摂取を再開したが、このときは効果をあまり感じることができず、数回行ったのみで中止した。“うつ病性障害”の重篤化故に男性には面倒なその調理を行う気力が湧かなかったことが関係したとも考えられる。しかし「重篤化した12月には僅かしか効果を感じなかったために数回行ったのみで中止した。」と症例は述べる。ウイルスの神経細胞への感染が重篤化し、キノコ類の大量摂取による免疫力の強化では効果を及ぼすことが困難になったためと考えることができる。
この症例では、ウイルス感染による身体疲弊が引き金となり“うつ病性障害”発症へと導いたと考えることもできる。
【最後に】
キノコ類の大量摂取が社会不安障害には効果が無かったことは社会不安障害はウイルス感染ではないことを示唆していると考えるより、症例の社会不安障害が高校3年時からのものであり、既に罹患歴21年に達しており、平成12年7月の時点に於いて罹患歴1年2ヶ月であった“うつ病性障害”とは比較できないほど慢性化していることを考えるべきである。
そして平成12年12月の“うつ病性障害”の悪化時、キノコ類の大量摂取が僅かしか“うつ病性障害”に効果が無かったことも考え併せると、社会不安障害もまたウイルス感染である可能性を否定できない。ストレス過剰状態に置かれたとき、免疫力が低下し、ある領域の中枢神経細胞内に潜伏感染していたウイルスが増殖し、その領域の神経細胞が過敏状態となり、そして社会不安障害が発症したと考えることもできる。

【文献】
1)赤穂理絵、佐々木司:気分障害の遺伝、最新精神医学11:324-329、 1999
2)Anisman H:Vulnerability to depression: Contribution of stress.Neurology of mood disorders Vol 1、Williams & Wilkins、Baltimore、1984
3)Chrousos G P、 Gold P W:The concepts of stress and stress system disorders: Overview of physical and behavioral homeostasis.JAMA 267:1244、 1992
4)Deresiewicz R L、 Thaler S J、 Hsu L et al:Clinical and neuroradiographic manifestations of eastern equine encephalitis.N Engl J Med:1867-1869、 1997
5)Dunn V、 Bale J F、 Zimmerman R A:MRI in children with postinfectious disseminated encephalomyelitis.Magn Reson Imaging 25:110-114、 1986
6)Johnson R T:The pathogeneses of acute viral encephalitis and post-infectious encephalitis.J Infect Dis 19:359-363、 1987
7)McCullers J A、 Lakeman F D、 Whitley R J:Human herpes-virus 6 is associated with focal encephalitis.Clin Infect Dis 18:571-573、 1995
8)Merikangas K R、 Kupfer D J:Mood disorders、 generic aspect.Comprehensive Textbook of Psychiatry-Ⅵ、Williams &Wilkins、Baltimore、1995
9)Mizuno T:Special issue on mushrooms. bioactive substances and medical utilization.Food Rev 11(1):1-7、 1995
10)Mizuno T:Special issue on mushrooms. breeding and cultivation.Food Rev 13(3):327-331、 1997
11)Mizuno T:The extraction and development of anti-tumor-active polysaccharides from medical mushroom in japan. J of Med Mushrooms 1(1):9-11、 1998
12)Mizuno T:Bioactive substances in yamabushitake、 and its medical utilization.J of Med Mushrooms 1(2):105、 1999
13)Negrao A B、 Gold P W:Major depressive disorder.Encyclopedia of stress Vol 2、Academic Press、San Diego、2000
14)小田垣雄二:塩酸amantadine投与により劇的な改善を示した難治性うつ病の1症例、臨床精神医学11:468-471、 1999
15)Richard T Jhonson:神経系のウイルス感染症、植木幸明訳、金沢光男監訳、西村書店、東京、1988
16)Robert H A:Enteroviral infections of the central nervous system.Clin Infect Dis 91:971-973、 1998
17)七戸満雄:メニエール病に対するアシクロビルの治療効果、医学の歩み169:796-798、 1994
18)七戸満雄:メニエール病に対するアシクロビルの治療効果(第二報)、診療と治療32:1860-1862、 1994
19)高見敏郎:ヘルペス感染症多発地域---糸島地方の研究、(未発表)
20)田中文雅、木村清次、根津敦夫:突発性発疹症に伴う限局性中枢神経障害の2例、脳と発達65:345-349、 1998
21)Tilson H H:Monitoring the safety of antiviral—the example of the acyclovir experience.Am J Med 116:187-189、 1998
22)William L L:Evidence of persistent viral infection on Meniere’s disease.Arch Otolaryngol Head Neck Surg 113:397-399、 1987
:A case of high dose intake of mushrooms effected depressive disorders
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【症例報告】case repport
“ 速歩”により完全寛解した外傷性顔面神経麻痺の一例
                                 
                                 
{要旨}
顔面神経麻痺は特発性(ベル麻痺)であれば放置していても自然寛解する率は高い。しかし外傷性顔面神経麻痺の場合は星状神経節ブロックを繰り返しても寛解へ導くことが困難を極めることがしばしば存在する。
今回、筆者は星状神経節ブロックが無効であった聴神経腫瘍術後顔面神経麻痺の患者に対しπ-water生理食塩水頭皮直注療法を施行。しかしこれも5日ほどの効果しか得られず。“速歩”により完全寛解状態に達し、3年経過した現在も完全寛解状態が持続している症例を経験したのでここに報告する。

{key words} facial palsy、stellate ganglion block、meridian、π-water injection、walking

【始めに】
顔面神経麻痺には特発性と外傷性があり、特発性は放置しておいても自然寛解してゆくことが多いが、外傷性の顔面神経麻痺は極めて難治であり、星状神経節ブロックを繰り返し施行しても寛解へ導くことは困難を極める。始めは耳針を使い、耳の対応点へ皮内鍼を行う方法を用いていた。長さ3mmの皮内鍼を麻痺の存在する側の耳朶の表裏に70本使用したこともあった。皮内鍼は3日ほど留置して置く。しかし皮内鍼のこの病態に対する効果は弱く、麻痺の寛快の見込みは無かった。
【症例】
患者は51歳、女性。聴神経腫瘍の術後であり、筆者が初診したときはその手術から1年8カ月が経過していた。最初は耳の反射療法に従い耳朶に皮内鍼を多数打ち(1回平均20本前後)3日間ほどの軽度の軽快を認めていたが4日目には再燃を繰り返していた。耳朶に皮内鍼を打つこと7カ月、状態は一進一退を繰り返し改善の傾向を見せないため、耳朶への皮内鍼を中止し、星状神経節ブロックを開始。開始後、2回目に理由が不明ながら劇的に奏功し、2年余り味わったことのない顔面麻痺の完全寛解状態を経験したが、それは3日ほど続いたのみで再燃。そして21回に及ぶ星状神経節ブロックを行う。しかし効果はやはり3日ほどであった。
星状神経節ブロック22回目よりにπ-water生理食塩水頭皮直注療法(1回の直注の量は約60ml)の併用を始める。その併用は20回に渡った。その間、星状神経節ブロックが効いているのかπ-water生理食塩水頭皮直注療法が効いているのか判然としない6日間の寛快状態が得られるという状態が続いていた。そのとき同時に星状神経節ブロックの方法を第6頚椎を指標としたものから第7頚椎を指標としたものに変更したため、どちらが効いているのか鑑別が付かなかった。
星状神経節ブロックをいったん中止しπ-water生理食塩水頭皮直注療法のみに変更したところ同じく6日間の寛快状態が得られた。このことから星状神経節ブロックが奏功していたのではなくπ-water生理食塩水頭皮直注療法が奏功していたものと判断し、そののちはπ-water生理食塩水頭皮直注療法のみを続けた。6日間の寛快状態が得られるようになったため注射の施行は週に1回に変更した。
π-water生理食塩水頭皮直注療法のみに変更して32回、患者は一日1時間ほど近所の人と夕刻に“速歩”(近所の人が健康のために行っていた)を開始。“速歩”を開始した日から顔面神経麻痺はほぼ寛快状態となる。時折、“速歩”を中断したとき、顔面神経麻痺が再燃するが、“速歩”を行うと再び寛快状態となる。

【考察】
頭皮直注療法は比較的痛みの少ない方法であるが、患者が頭部に注射されることに恐怖感を抱くという欠点がある。毎回50〜60mlほどの直注を行った。最初の頃はこれに麻酔薬を混注することも行っていた。痛みは軽くなるが効果も弱くなることに気付き、途中からはπ-water生理食塩水のみで行った。12ccの注射器で4〜5回の直注であった。12ccを1カ所にそのまま直注する方法と6ccずつに分けて行う方法の通りの方法を用いたが痛みはどちらも、ほとんど差はないといった感じであった。液体を12cc注入する場合、後半の6ccのとき強い痛みを覚えるが、注射針を頭皮に挿入するときも強い痛みを生じるため、どちらが患者への苦痛が少ないか、差は無いようであった。
頭部を通る経絡として膀胱経、胆経、督脈などがあるが正中線を走る督脈は用いなかった。膀胱経、胆経を主として用いた。右顔面神経麻痺であるため右頭部に集中的に注射した。生理食塩水を注入する部位は顔面に現れないように髪生え際に隠れるよう注意して注射した。
この患者は右聴神経腫瘍であったため、右後頭部への直注は極力避けた。そのためもあり枕を用いると注射し難くあったため枕は用いずに直注した。原因不明の重度の貧血があり、右聴神経腫瘍摘出手術施行1年後に当たる1年前、右後耳介下を切開し排膿手術を行ったこともある。現在も恐らく手術部位からの出血が起こっているものと思われた。現在も少量ながら鉄剤の服用を行っている。鉄剤の服用を行わないと貧血が起こり疲労感・倦怠感などが起こる。
効果的な方法が無く最後の手段としてπ-water生理食塩水というものを用いたが、π-waterとは名古屋大学の山下助手が発明した14)もので、その中では海水魚と淡水魚が一緒に生活できるということで有名である。またその液体を飲用すると難病も治ると言われている。(π-waterの原液を1000分の1に薄めて用いる。1000倍に薄めないと調和反応が起こりにくく効果が無いと言われている。)
π-waterの効果が有ったのか、それともπ-waterの効果は無かったのか、それは比較試験を行っていないため不明である。

【終わりに】
“速歩”は最近ジョギングとともに健康に良いとして広く行われている。右足および右手は浮腫がちであり、左足および左手は浮腫がちになることはなかった。この患者は右側の顔面神経麻痺であり、また右聴神経腫瘍摘出手術後であった。すなわち、この患者は右側の「経絡の流れ」が悪く、左側の「経絡の流れ」は悪くなかった。“速歩”が顔面神経麻痺に効果があることは、右脳または左脳の運動領域の活性化などでは説明不可能であり、経絡の概念でのみ説明可能である。
“速歩”は一つの気功と考えられる。この他にも西洋医学で説明不可能な西洋医学に見放された症例の“速歩”による劇的な完全寛解を幾例か経験してきた。“速歩”を毎日1時間行うことは強い克己心および動機が必要である。克己心の弱いもの、動機の弱いものは途中で中止する。
この患者は仕事が農業であり、運動不足は考えられなかった。農業の仕事が終わってからの1時間の“速歩”は強い克己心と動機が必要であったと思われる。
 
(fast walking for facial palsy)

【参考文献】
1)本間祥白:難経の研究.医道の日本社、東京、1983
2)芹沢勝助:人体ツボの研究.ごま書房、東京、1986
3)李 丁:針灸経穴辞典.東洋学術出版社、東京、1986
4)郭 金凱:鍼灸奇穴辞典.風林書房、東京、1987
5)深沢 要:レーザー鍼と光灸療法.谷口書店、東京、1994
6)柳泰佑:てのひらツボ療法.地湧社、東京、1986
7)小高修司:中国医学の秘密.講談社、東京、1991 
8)神川喜代男:鍼とツボの科学.講談社、東京、1993
9)神川喜代男:レーザー医学の驚異.講談社、東京、1992
10)幡井勉:アーユルヴェーダ健康法.ごま書房、東京、1994
11)首藤傳明:経絡治療のすすめ.医道の日本社、東京、1983
12)張仁:難病の鍼灸治療.緑書房、東京、1996
13)入江正:経別・経筋・奇経療法.医道の日本社、東京、1988
14)山下昭治:生命科学の原点と未来.緑書房、東京、1986

*
【原著】original article
「走ること歩くこと」
----太古の自然に還れ----
                                 

【抄録】
不安障害、気分障害、そして統合失調症の最善の治療法は走ること歩くことである。そして太古の昔に還ることである。できる限り1日1時間以上、そして2日に一度でも1週間に一度でも良い、できる限り長時間走り歩き続けることである。走り歩き続けることによって全身の自律神経は調整され安定化する。その理論的根拠は交感神経過緊張を解消し東洋医学で言う「気の流れの円滑化」に由来すると説明される。
「走ること歩くこと」は身体を「太古の自然」に帰し、これがこれらの疾患の寛解を促すものと確信する。

【key words】running、 walking、 relative hypoglycemia、 anxiety disorders、 affective disorder、 schizophrenia、

【症例】
(症例1)
41歳、男性。小さい頃より著患無し。スポーツは得意であったという。近親者に精神疾患の罹患者はない。
地方においては有名大学の部類に入る大学を留年など無しで卒業後、地方においては大手である会社に就職。40歳時、その会社の中間管理職に昇進するとともにうつ状態発現。“昇進うつ病”の診断のもとmianserin 2ヶ月間投与(最大投与時60mg、 夕食後のみ投与)で効果無し、setiptiline maleate 2ヶ月間投与(最大投与時6mg夕食後のみ投与)で効果無し、 trazodone 2ヶ月間投与(最大投与時200mg夕食後のみ投与)でも効果無し、sulpiride 2ヶ月間投与(最大投与時600mg朝夕投与)でも効果無し、 maprotilineでも効果なし。しかし会社には真面目に通勤していた。うつ状態の出現以来、会社から帰ってくると風呂に入り、簡単に夜食をしてすぐに床に就いていた。休みの日は一日中布団の中に寝ているという状態が続く。
治療開始9ヶ月経過後、患者自身、薬剤による治療に見切りを付け、毎朝、山の頂上まで走って登りこの病気を治すと決意する(これは筆者が元より運動することを勧めてきたことに依る。しかし患者は薬剤で治ると思い、ほとんど運動は行わないできていた。)。
性格は非常に頑固、一徹なところがあり、また真面目でもあった。
そして毎朝、山の頂上まで走り登り始めた。(その山の頂上へ走り登るには1時間半ほど懸かる。降りるのに40分ほど懸かる。かなり負担の懸かるものであったが一度決めたことはやり抜く性格であった。また少なくとも男性の場合はこれほど負担の懸かるものの方が良いと思われる。)仕事が午前12時から午後9時までのため、夜走らず、早朝走ることを行っていた。走り終わった後、風呂に入り仮眠を取って出勤していた。(この患者の場合、午後および夜間は比較的調子が良く、朝の倦怠感が激しかった。しかし、内科的精査上、肝機能は正常、甲状腺ホルモンも正常など全く異常はなかった。)走り始めて1カ月で気分障害(“軽症うつ病”がもっとも適した病名と思われる)完全寛解。
(症例2)32歳、男性。
 少なくとも親兄弟に精神疾患の罹患者はいない。
 彼は小さい頃から健康であり、性格も明るく人気者であった。
高校卒業後、陸上自衛隊に入り4年間何の問題もなく過ごし除隊後、地元の商社に入社。しかし生来の倦き易さのため半年間でそこを辞め、それからいろんな職を転々とすることとなる。やっと居付いたと思われた会社の営業の仕事中クルマを運転中に心臓が早鐘のように打ちすぐ近くにあった内科を受診。そこで自律神経失調症と言われた。それが何回も続けて起こり退社せざるを得なくなった。
彼は「こうなったのは夏、会社の同僚とビアガーデンでビールを飲んでいたとき、近くにいた人が突然倒れ、それを見ていた女性が悲鳴を挙げた。そのためと思う。」と解釈していた。今でも酒を飲もうとするとそのときの情景と女の人の悲鳴が思い出されて来るため酒を飲むことができない。彼はいろんな健康法を渡り歩いた。整骨院にも通ったが椎骨が歪んでいることを指摘されただけで腰も何処も痛くないため通うのを中止した。
彼は走ることを始めた。復職を急いでいたため彼は真剣に毎日走った。一日2時間に達することも有った。
次第次第に彼を覆っていた女性の悲鳴とその恐怖の光景は気にならなくなっていった。酒も少しづつ飲めるようになっていった。心臓が早鐘のように打つこともなくなっていった。4ヶ月後、彼は新しい職場へ就職した。

(症例3)31歳、男性。
 主訴は将来に対する漠然とした不安感。
小さい頃より著患無し。また親兄弟に精神科の受診歴はない。しかし小さい頃より社交的ではあるが性格が円満でなく独りよがりなところがかなり存在し、周囲から変人扱いされていた。この性格は父親譲りであった。
患者は一浪して入学した一流大学であるはずのW大学教育学部を自分の希望したところではなかったということで2年で辞め、元から入りたかったJ大学英文科を受け直した。しかし勉強をほとんど行わないで受験したためJ大学には落ち、またT外国語大学にも落ち、第3志望にしていたO外国語大学モンゴル語学科に入学した。(彼はモンゴル語に興味があるからということで自ら進んで受けた)
O外国語学科では一年留年するだけで卒業し、大阪の新聞社に新聞記者として就職。そこで3年間働いた。しかし仕事に対する不平不満強く(上司や同僚との不仲があったわけではない)、親元で働きたいという思いもあり、故郷へ帰ってくる。そして実家から自動車で2時間ほどかかるところにある銀行に就職しその銀行のアパートに住み始めた。(彼は独身で、結婚歴はない)
しかしその銀行も一年足らずで辞め、実家に戻ってきた。その後、あるレクレーション施設が開かれたときにそこへ就職した。しかしそこは実家から通うのは困難であり、アパートを借りて生活を始めたが再び3ヶ月あまりで退社。そして今度は実家から自動車で40分あまりにある新聞社に再び新聞記者として入社。そして現在に至る。
二年前、左手の血圧が計れないことを就職のときの健康診断で指摘された。自分でも最近左手の脈が触れず、それに軽い痺れをも感じることに気付いてもいた。そして大学病院にて動脈造影したところ左肩のところに狭窄があり大動脈炎症候群疑いということで手術。しかし手術後、胸郭出口症候群ではないかと整形外科の先生からは言われていた。
彼が訴える将来への漠然とした不安に対し、会社から帰ってきてから週に1度で良いから一回に1時間以上走るよう指導した。
彼は受診の翌日、会社から9時ぐらいに帰ってくると直ぐに運動着に着替え、1時間、歩くことと走ることを繰り返した。彼は一夜にして不眠症が治った。
その後も週に一度であるが、1時間、歩くこと走ることを行っている。
彼の漠然とした精神不安は次第に消えてゆき、3ヶ月後ほぼ寛解した。

(症例4)30歳、女性。
結婚を目前にしている。しかし手掌多汗症があるためそれを苦にして受診。見合い結婚であり、相手方の姑に当たる人と一緒に食事をすることになっている、その一緒に食事をしなければいけないときが目前に迫っているという。彼女は漢方療法など様々な治療法を試したが効果が出なかった。この症状は脳腫瘍に依るものではないかと思案し本脳神経外科受診。
治癒を急ぐため星状神経節ブロック療法を開始。しかし症例には星状神経節ブロックは奏功せず。
alprazolam投与も開始。しかし彼女はalprazolam依存に近くになっていった。筆者は彼女に走る、または歩くことを勧めた。
しかし彼女は走る(歩く)ことを怠っていたため最初の2ヶ月ほどは一進一退であった。そのため彼女自身考え走ることを始めた(一日20分ほどの軽いジョギングであった。毎日に近いほど行っていた。このときは効果は僅かしか認められていなかった。そのため筆者は週に1度か2度ほどで良いから、また歩いて良いから、少なくとも40分、できる限り1時間以上、走る(歩く)ように指示した。)。そしてそれからは一週毎に良くなってゆくのが彼女自身解るようになった。
3ヶ月後、 alprazolamの服用量は一日1.2mgに減っていた。5ヶ月後、一日0.4〜0.8mgまで減っていた。7ヶ月後、一日0.4mgにまで減った。11ヶ月経過した現在、一日0〜0.4mgになっている。

(症例5)33歳、男性
 幼少時、小学校に上がるまで彼は自閉症に近かった。小学一年の終わり頃から慢性副鼻腔炎になった。中学一年の冬に彼は痙攣性発声障害という大きな声が出ないという日本に於いては罹患度の極めて低いとされる疾患に罹患。
 高校一年から吃音を自覚するようになった。それまでも吃音は有ったが軽症であり、ほとんど自覚していなかった。それが国語の本を読むことにも差し支えるようになった。
高校三年の終わり、大学入試の直前、対人緊張が強くなりそのために大学入試に失敗する。これは社会不安障害の発症であるが、筆者はその病名は症例に告げず、「単なる自律神経失調症」と診断名を告げていた。
走ることを始めたところ、それまで毎日整骨院に通っていたがそれを必要としなくなった。彼は走り始めた。一日15分や30分ではあまり効果はなかった。しかし1時間に達すると突然、抗不安薬の必要性が無くなる。今も週に2回程度であるが、1時間走っている。夜の道をただ一人比較的ゆっくりと走っている。

(症例6)40歳、男性。
家族歴として母親が統合失調症の診断のもと通院中である(入院歴もある)。
彼は大型トラックの運転手である。性格は明るく友人も多い。深刻に物事を考えるようなことはしないさっぱりとした性格である。
2年ほど前、休日の日、自家用車の運転中に突然心臓が早鐘のように鳴り出し、救急車を呼ぶというエピソードがある。それ以来、トラックの運転中にもその発作が起こるようになった。内科を受診し心電図・心エコーなどを撮ったが異常なしと言われた。そのため精神科を受診。 alprazolamの投与を受け始めた。
alprazolamの投与量はすぐに一日量3.2mgに達した。しかし14日分の投薬を10日で服用してしまうことが度重なっていた。星状神経節ブロックは頑なに拒否し続けた。
2年近く、そういう状態が続いた。症状は軽快傾向を見せず。しかしalprazolamなしにはトラックの運転が恐くて行えない。整骨院にも行ったが一時的に少し良くなった感じがしただけだと言う。
彼が走ることを始めたのは筆者が担当となってから4ヶ月経過した頃であった。(初診時より走ることを勧めたが彼は不真面目な性格である故、消極的であった。そのため症状は一進一退であった。) alprazolamの服用量は少しずつながら減っていった。しかし10ヶ月経過した時点である今もトラックを運転するときには僅かながらalprazolamを服用し続けている。

(症例7)27歳、男性
 市役所勤務の真面目な青年。真面目一本といった感じ。内向的で友人は少ない。趣味は学生の頃は読書であったが、現在はパソコン。大勢の前で非常に緊張してしまうのが主訴。不眠も有り。市役所勤務で月一回ほど朝礼が有り、それをこなすのが非常に苦痛であるという。その他に対人緊張強く、これにも悩んでいるという。
夜、一人でこの前まで走っていたという。しかし、この前から走るのを中止しているという。それは走るのが疲労となり、自分の症状に悪影響を与えているのではないかという考えからであった。走る時間は一日20分ほどであったという。
走ることを再開するよう指導。1回1時間以上走るよう指示。3日に1度、または週に1度くらいで良く、ゆっくりと走ること、なるべく長時間走ることを指示する。本人も運動のみで治すことを希望する。
2ヶ月後、症例は完全寛解に達する。週に2回、1回1時間余り走っていたという。そして今は週に1回、1時間ほど走っているという。

(症例8)21歳、男性
 昨年11月までトラックの運転手をしていた。
初診は本年6月。7ヶ月間、自宅に閉居の状態。家人が脳腫瘍ができてこうなったのではないかと心配して本脳神経外科に頭部CT撮影のため連れてくる。頭部CT上、特記すべき所見なし。自発性減退強く典型的な破瓜型の統合失調症。やや痩せ型で色白い。色白いのはこの7ヶ月間、ほとんど自宅に閉居していたためとも思われる。
家人の言うことに非常に従順である。母親が毎日健康のために近所の人と近くの公園の回りを夜走っている。そのため無理矢理にでも症例をそのジョギングに連れ出すように指導する。
risperidone 2mg/日 朝夕分2、処方するも、ほとんど服用せず。ただ夜、母親と近所の母親の友人たちとジョギングを行うのみ。症例は若く男性であるため気が向いたときは母親たちが1周するときに2周することも頻繁に行っていた。
自発性減退は弱いながらも依然として存在していたが、9月には笑顔も見られるようになり、10月より仕事に復帰するという。 risperidoneなど抗精神病薬はやはり服用しようとしない。
10月より以前のトラックの運転手の仕事に復帰。10月14日、活動性も出てきており、寛快に近い状態となっている。精神科の薬物は全く服用していない。今もよく母親たちとともにジョギングをしている。

【考察】
運動、および玄米自然食を心掛けることにより、中国医学的に言う「全身の気の流れの円滑化」が起こり、自律神経が安定化してゆく6)。
今までレセプターの過剰によると推定されてきた病態も、また中国医学的に「気の上衝」として捉えられてきたものも、単なる運動不足および不健康な食生活に由来することであることが判明する。
ほとんどの精神的疾患は不安障害のみでなく気分障害・精神統合失調症をも「気の流れの円滑化」を図ることにより寛解または軽快に向かってゆく。
必要とする緩和精神安定剤の量は次第に減って行き、最後には必要でないようになる。世の中には様々な健康法がある。しかし最高の健康法は「走ること歩くこと」である。そしてまた玄米自然食を心掛けることが第2に必要である。
精神科の病気は治らない、一生付き合ってゆく覚悟が必要だ、と一般に言われる。しかしそれは「走ること歩くこと」により寛解する。また玄米自然食を行えば更に寛解しやすくなる3)。それは「全身の気の流れの円滑化」によるものと信じている。
以上の9症例の患者のうち、誰一人も玄米自然食を行おうとはしなかった。玄米自然食を行うことにより、それのみでも血糖値はかなり安定化し「反応性低血糖」によると想定される自律神経および精神状態への悪影響を避けることができる。「反応性低血糖」と呼ばれる症候群が存在すると確信する。それは精製された白米・小麦を摂取することにより起こる現代病である。しかし玄米自然食より「走ること歩くこと」の方が自律神経および血糖値の安定化への寄与は大きいと思われる。
太古の原始時代の生活に戻ると不安障害は激減することは確実なことである。しかし統合失調症は減少することは少ない、と筆者は考えている。それは統合失調症は大脳基底核の先天的な病変に由来するものがほとんどであると筆者は信じているからである。
しかし統合失調症も症例8により走れば軽くなる、また寛解することも有り得る、ことを知った。
この症例8は典型的な破瓜型の統合失調症であった。発症してから7ヶ月の新鮮例ではあった。また親族の精神疾患の遺伝歴は不明であった。
不安障害などが寛解するのは東洋医学的には全身の「気の流れが円滑化するため」と説明される。
歩くか走るかは年齢が45歳以上か45歳以下かでおおよそ決めている。45歳以下でも女性の場合は歩くことから始めることが多かった。男性は45歳以上でも走るものが多かった。
1回の走る時間は40分以上が必要と思われる。短時間で終わらせる者には効果はあまり見られない。そのため、40分以上走る(歩く)ように指導している。
そしてこれは毎日行う必要はない。週に1回から2回で充分と思われる。毎日のように行うと疲弊し、1回の走る時間歩く時間が短くなる傾向がある。1回の走る(歩く)時間が長いこと、これが非常に重要である。週に何回走る(歩く)かは年齢などの要素によって決めて良い。
速く走るものは病態の寛解が遅く、ゆっくりと走るものは病態の寛解が早い傾向がある。これは早く走るものは病態が重くそれ故に早く良くなりたい願望が強い故と以前は考えていた。しかし決してそういうことはなく、病態の重症度に関係はない。
早く走る(歩く)と交感神経が緊張し、ゆっくり走る(歩く)と副交感神経が緊張するからではないかと思われる。ゆっくり走る(歩く)ことにより交感神経過緊張が解消して行くことにより病気が寛解して行くと考えられる。
1回、1時間以上走る(歩く)者は驚くほど早く寛解していっている。小さい頃からの頑固な不安障害さえ、1回1時間以上のジョギングにより寛解していっている。
そのときの状況、状態などにかなり左右されるが、一般に走り(歩き)始めて20分を経過するとランナーズ・ハイの状態になってくる。様々な過去のことが思い浮かんできたりする。そしてそれは何故かその不安障害を起こす以前の出来事に限られる。また走る(歩く)ことにより、全身の交感神経及び副交感神経が調整され、それによって寛解してゆくとも考えられる。
16歳で不安障害を起こした患者は中学時代のことが非常に多く思い浮かんでくると言う。小学校時代や高校時代のことは何故かほとんど思い浮かんでくることはないと言う。
18歳で不安障害を起こした患者もやはり不安障害を起こした以後のことはまず思い浮かんでくることはないと言う。それ以前のことばかりが思い浮かんでくると言う。
走る。その途中で脱落して行く者は多い。それは長距離走(マラソン)のようなものである。走り抜いて病気を克服する者は確かに少ない。筆者の指導に従順に従う者はやがて治ってゆくことが多い。しかし筆者の指導に従わず、走る(歩く)ことを怠り、不安障害が慢性化する者は非常に多い。(統合失調症である症例8は自然寛快していたとは思われない。もし走ることを勧めなかったなら慢性化し、そのまま長期入院となっていたと思われる。)
薬物も何も必要ではない。走る(歩く)ことは“全身の気の流れ”を円滑化し、統合失調症にも効果があるものと思われる。
また、走る(歩く)ことにより“身体中の気の流れ”が良くなり、遷延性うつ病、不安障害などが寛解してゆく。薬物による助けは確かに必要かもしれない。しかし薬物による助けが必要でない症例もうつ病・不安障害には多数存在する。
そして最も問題視しなければならないものに『反応性低血糖』と言える病態がある。過去1カ月または2週間の血糖値の平均を見るヘモグロビンA1cやフルクトサミンなどでは解らない病態であり、またその低血糖も僅かのものであれば見逃されるものである。高血糖の後のインシュリン比較的大量分泌による血糖値であり、その血糖値は全く正常値である。しかし高血糖に慣れたレセプターにとっては低血糖であり、低血糖故の交感神経過緊張をそれ故に来す。この贅沢病は過去には非常に裕福な家庭に於いてのみ見られた。しかし現代に於いてはどの家庭に於いても見られる病態となっている。
運動療法は不安障害、気分障害に対するのと近い効力を統合失調症に対して持ち、今後、外来・入院を問わず、統合失調症に対し積極的に用いて行くべき治療法と確信する。
運動療法とは生体の自律神経を安定化させ、不安障害、気分障害、そして統合失調症への公転性を成り難くさせる方法であると思われる。
【終わりに】
寒い季節になると室外を走る(歩く)のが非常に億劫になる。そのときは防寒着を着るなど耐寒対策を充分にして走る(歩く)という方法がある。
特に手先が冷たくなる。他の部分は走る(歩く)につれて次第に暖かくなってゆく。そのため自動二輪車を運転するときの長いグローブを着用して走る(歩く)と便利である。また室内施設のあるところでは室内施設を積極的に利用するのも良い。その他にも寒い季節には自宅で自転車漕ぎをするのも1つの方法である。また喉頭や気管支の弱い人では寒い季節に室外を走る(歩く)と喉頭や気管支の炎症を起こしてしまうことが非常に頻繁にある。
自宅でのトレーニングは気分転換が不充分になる欠点がある。気分転換が不充分ということは「気の調整」が不充分になり全身の「気の流れの円滑化」が不充分になるということである。そして全身筋肉の硬直化を招きやすい。
また室内での運動ではランナーズハイの状態に成り難い。しかし防寒着を着て走る(歩く)という方法を用いても寒さに億劫になる場合、および室内施設も無い場合、自宅での自転車漕ぎなどは仕方のないことと思われる。その自転車漕ぎはとにかく長時間行うことが重要である。1週間に1度か2度で良いと思われる。不安障害、気分障害、統合失調症の患者の交感神経過緊張状態を改善するためには緩やかに長時間行うことである。
運動療法は太古の自然に還ることを目標とする治療法であり、強い克己心(あるいは家族の協力)が必要であるかもしれない。しかし、習慣性など副作用のない自律神経を整える最良の治療法と思われる。


Running therapy for anxiety disorder、 depression and schizophrenia.

【参考文献】
1)本間祥白:難経の研究.医道の日本社、東京、1983
2)小高修司:中国医学の秘密.講談社、東京、1991 
3)幡井勉:アーユルヴェーダ健康法.ごま書房、東京、1994
4)井本邦昭:整体法.三樹書房、東京、1998
5)前原潔:テンプレート療法.三樹書房、東京、1996
6)郭風郷:中国医療と漢方.毎日新聞社、東京、1994
7)増永静人:経絡と指圧.医道の日本社、東京、1989
8)松又渓:蔵珍要編.医道の日本社、東京、1985

*
第9章(日記)

(sun、may、12、2002)
口唇ヘルペスが治ってきている。少なくともこの2年間は抗ヘルペスウイルス剤であるゾビラックスなしでは過ごされなかった。呼吸法のためか、また、“うつ”が治ったからか? “うつ状態”では免疫力の低下が起こると報告されている。
口唇ヘルペスが酷いため毎月2万はアシクロビル(ゾビラックス)に費やしていた。単純ヘルペスには保険で月5日分しかアシクロビルを出せないが、それではとても足りないため、個人輸入を行っていた。
今日より、呼吸法の本を作るため、この日記を書く。足心呼吸はこの頃、寝ているときに行っているが、なかなかうまくいかない。朝晩の勤行唱題のときの丹田呼吸法のみである。
今、丹田呼吸法を初めて3週間になるだろうか? まだ2週間あまりのような気もする。
抗不安薬の量もかなり減った。以前はあまり効かなかったソラナックスで充分効くようになっている。ロヒプノールやレキソタンは強すぎて必要ないようになっている。
毎日、抗うつ薬を飲まないととても過ごせなかったこの3年間が、1日ほどの丹田呼吸法の実践で治った。7日目頃、“うつ”の再燃の気配も感じたが、抗うつ薬は服用しないで凌げた。
丹田呼吸法はやはり朝晩の勤行唱題のときのみである。

(mon、may、13、2002)
今日は00の病院である。朝、00から3時間20分かけてクルマを運転してきた。午前中の診察のとき、ロヒプノール2mg錠を1錠服用した。久しぶりにロヒプノールを服用した。“うつ病性障害”はほとんど治った。しかし対人恐怖(社会不安障害)は軽くなってきたが未だ存在する。
これから対人恐怖(社会不安障害)も丹田呼吸法で治ってゆくと思う。しかし22年来の疾患である。22年間、自分を苦しめてきた病気である。治すには未だ数ヶ月を要するような気がする。
これは昼休みに打っている。精神科の病院は昼休みが2時間近くある。睡眠をとっている先生も居る。医局で打っている。
朝のクルマの中でほとんどずっと題目や経文を丹田呼吸法で唱えながら来た。でもやはり正座して御本尊様の前で行うのと比べると効果はかなり落ちるような気がする。
クルマの中では勤行・唱題は控えた方がよいだろうか? 少なくとも自分はクルマの中での勤行・唱題は控えた方が良いような、そんな気もする。
丹田呼吸法という古くて新しい医学で難治とされる自分の病気が治ったし治ってきている。丹田呼吸法はずっと以前から自分は健康に非常に良いことを知っていた。そして実践したこともある。しかしあのとき全く効果がなかったのは勤行・唱題中に丹田呼吸法を行わなかったためではないかと思う。少なくとも勤行・唱題中でないとうまく丹田呼吸法をできない。小さく発声しながら行うと丹田呼吸法がうまくできる。
そして宗教的効力がプラスされてその相乗効果で“うつ病性障害”が寛解したし、対人恐怖(社会不安障害)も軽症化しているのではないかと思える。御本尊様の前で行うと強い効果を感じる。パソコンの前で行ってもほとんど効果を感じない。
昨夜、パソコンの前で小さい声で「うー」などと発声しながら丹田呼吸法をかなり行ったが効力を感じなかった。しかし感じなかったのみで実際はある程度、効果があったのだろうと思える。ただ、うまく行えなかった。読経・唱題しながら行うとうまく丹田呼吸法を行える。
少なくとも精神医学に於いて西洋医学は急性期には効くが慢性期にはあまり効かない。精神病はかなりオカルト的な病気であり、宗教的オカルト的思考を持ってしないと説明不可能である。
今は人の顔を見て話せるようになった。22年来の対人恐怖(社会不安障害)がかなり軽症化している。以前はロヒプノールを服用しても人の顔を見て話すのは極めて困難であった。
もう抗不安薬も必要性が少なくなってきている。00に引っ越すと抗不安薬の入手が極めて困難になるが、対人恐怖(社会不安障害)が寛解するまでの抗不安薬のストックは充分ある。
強行突破で00の病院に移ることを今朝クルマの中で思い、今はその決行を行うか思案している。
いつもは食べない昼ご飯を食べたためと、ソラナックスを飲み過ぎたためだろう、午後の診察中、眠くてならなかった。今はソラナックスでこんなにも眠くなるようになっている。
患者さんの顔を見て喋れる。以前には患者さんの顔を見て喋ることができなかった。
宗教は心の支えでもあり医学でもある。丹田呼吸法は古くて新しい医学である。まだあまり認められていない最新の医学である。
そして宗教とは力のあるものである。自分は創価学会を小さい頃から信じてきた。創価学会の宗教的力に簡単に感応できるようになっていると言って良いと思う。宗教で病気が治っていることも実際に有っている。創価学会の信仰は元気になる。社会の底辺で喘いでいた人々の蘇生の力になってきた。
午後6時44分。当直の先生がまだ来ない。当直の先生が来るまで待っているつもりだ。当直の先生は自分が当直と勘違いしているのかもしれない。00まで帰っていて途中で呼び戻されるよりも当直の先生が来るのを待っていようと思う。
丹田呼吸法は勤行・唱題のとき以外はなかなかうまくできない。勤行・唱題は一日2時間近くするから自分は一日2時間近く丹田呼吸法の練習をしていたことになる。本には丹田呼吸法の練習は一日20分で充分と書かれてあるのが多いようだ。
勤行に朝25分、夜15分、そして唱題が50分。一日1時間半、丹田呼吸法を行っていたことになる。もっとしなければならない。早く上達しなければ、と焦っている。
今度から唱題はできるだけ2時間以上するように努力しよう。勤行・唱題以外のときに丹田呼吸法をすると却って調子が悪いような気がする。
今日、夕方、吃りが再発のようになったが、ロヒプノールを飲むとこのようになっていたと記憶する。ロヒプノールは飲まず、最高でもレキソタンに押さえるようにしよう。とにかくしばらくはソラナックスのみでいくようにしよう。
しかし唱題を一日2時間行うのは少し大変だ。でも幾つかの重要な決断を迫られている今日この頃だ。
勤行・唱題していて御本尊様から出る“気”、それが大きいように思える。そして丹田呼吸法と相乗効果しているのだと思う。
夕方、電話で自分の名前を言うときにひどく吃ったことは久しぶりだ。ロヒプノールを長く飲んでいなかったからか最近はこういうことは無くなっていた。最近2年ほどはこういうことは無いようになっていた。“うつ病性障害”が寛解した故か? 

(tue、may、14、2002)
吸気をできるだけ大きくするとゆったりとなる。吐けるだけ吐くことも大事だが、吸気をできるだけ大きくすることも重要な気がする。下腹部だけでなく、胸も大きく膨らました方が効果が高く感じる。
朝、御本尊様の前で勤行・唱題を7時半から8時35分まで行った。題目は40分ほど上げたと思う。大きく息を吸い、吐ききれるところまで吐いて。一息が50秒ほどまでになっていたと思う。
行きのクルマの中でも行ったがクルマの中でするのは効果が上がっているのか疑問である。
朝はレキソタン5mg錠1錠のみ。
今朝、5時45分に目が醒め、トイレへ行ったが、倦怠感強く、再び布団に戻る。何故の倦怠感か? “うつ”が未だ完全には治癒していないのか? 風邪が軽くなりながらも続いている故か? 昨夜、寝たのが夜の1時半だった。結局、布団から出たのが7時15分だった。一時間半、布団の中で足の先、手の先に“気”を集める練習をしていた。倦怠感故に起きられず、かといって眠ることもできなかったからだ。
今日も00の00の精神科の病院。夕方、クルマで還る。眠くならないように還るとき超ブラックを飲んで帰ろう。
午後、ソラナックス(0.4mg)5錠。コーヒーを何杯も飲んでしまった故にソラナックスをそれだけ多量服用した。ソラナックスをそれだけ多量服用したが、コーヒーを何杯も飲んでしまった故に眠くならなかった。
正座して合掌し上体を弓なりに伸ばしながら吸気すると非常に良い。合掌した手は下腹部にその根本を当て、吸気とともに合掌した手の先(指)をやや下の方に倒す。
3時間の帰りのクルマの中、やはり呼吸法を行おうと思う。クルマの中ではハンドルに両手を当てて腕を伸ばし胸を張って吸気する。すると運転もゆっくりとなる。

(wed、may、15、2002)
昨夜、6時半頃、クルマを運転して00へと還る途中、腹痛が始まり、唐津でトイレへ行くと、胃だけでなく大腸までやられていて下痢まであった。今は00の病院。勤務を休むわけには行かず、昨夜は下痢と嘔吐のため一睡もしていないが、勤務先で今打っている。
 抗生物質の静注で下痢は収まったが、嘔吐(胃の痛み)は続いている。
 丹田呼吸法は昨日の夕方からストップ。
 胃は昨日、多量にコーヒーを飲んだためかもしれない。

(fri、may、17、2002)
急性胃腸炎のため呼吸法は中止していたが、今朝から再開。最近、自分の発声が大きな吐気とともに出ているのを知る。そのため特に電話に於いては元気そうに人には聞こえるようだ。
勤行・唱題さえできないほど体力消耗していたが、今朝は勤行・唱題を行って病院へ出勤した。
眉間の辺りに圧迫感を感じる。丹田呼吸法を行うとその途上に於いて、よくこういう現象が起こると言われる。しかし単に体調が未だ芳しくないからかもしれない。
昨夜は食べたものを全て吐いた。体重は3kgは落ちている。脱水にならないように少しづつお茶を摂るようにしている。昨夜も絶食で、その空腹に耐えるため抗不安薬を比較的大量に服用していた。昨夜はそしてその比較的大量の抗不安薬の摂取により3時間半ほど眠ることができた。しかもぐっすりと眠れた。
今日の昼、病院の自室にてお菓子を食べた。2日ぶりに吐くことなく食べることができたようだ。まだ、吐いていない。

(sat、may、18、2002)
呼吸法には気功法と同じく偏差があるようだ。偏差とは副作用のことである。この副作用の強さは人により様々であるようだ。
昨日の夜、まともに食事をとれた。昨夜はそのためぐっすりと良く眠れた。しかし、未だ体は倦怠感がある。
急性胃腸炎になって昨夜初めてまともに食事を摂った。しかし未だ便は出ない。体重は3キロ減で止まっている。
やはりどうしても御本尊様の前で勤行・唱題するとき、うまく丹田呼吸法ができる。当直の時など御本尊様の前で行わないときはあまりうまく丹田呼吸法ができない。
(pm11:45)
もう抗不安薬を服用しなくても吃ることはないが、後背部の凝りは未だ強く強い湿布剤をどうしても必要とする。
今夜、始めて立ったまま勤行唱題そして丹田呼吸法を行った。しかしやはり正座して行う方が少なくとも自分には行いやすい。今夜は当直である。目を瞑り、御本尊様を思い浮かべて唱題と丹田呼吸法を行った。立ったまま勤行唱題を行った3時間後に行った。

(sun、may、19、2002)
この日、5日ぶりに便が出たが下痢状だった。当直の帰りの電車の中で呼吸法を行ったが、うまく行かなかった。

(mon、may、20、2002)
クルマの中で呼吸法を行うにはハンドルに両手を当てそれを支えに胸を大きくするようにする。でもやはりクルマの中で呼吸法を行ってもうまくいかない。

(tue、may、21、2002)
クルマの中で勤行唱題はなるべく行わない方針で行こうと思う。今朝は家で勤行唱題を充分してクルマの中では全く勤行唱題および呼吸法を行わず病院へ来た。呼吸法は勤行唱題のときのみ行うようにしようと思う。御本尊の前で勤行唱題を行うとき呼吸法を行うときとそうでないときでは呼吸法の効果が少なくとも3倍は異なるようだ。
クルマの中では英会話のテープをかけたりして英語の勉強をしたりしようと思う。
でも片道3時間のときは、勤行唱題をその前後に行うこと困難であるので、そのときのみはクルマの中で勤行唱題を行おう。
今日、帰り道、本屋に寄り英会話のテープを買おうか、どうしようか、迷っている。片道3時間の時、勤行を行うのみで、他は英会話のテープを聞いておこうと思う。または英会話のCDか?
日常生活に於いて、胸を張っていること、これが深い呼吸を自然と行わせる。
口唇ヘルペスがほとんど治りかけている。今は全くアシクロビルを服用していない。呼吸法ゆえと考えるしかない。呼吸法により免疫力が上昇したためであろうと考えられる。

(wed、may、22、2002)
呼吸をするとき大きく胸を張ることが大切だ。これは日常生活に於いて常に心懸けるべきことだ。

(thu、may、23、2002)
 日常生活に於いて胸を張り大きく呼吸をすることが大事であることを気付き始めた。

(fri、may、24、2002)
勤行唱題のとき合掌した両手は胸の前より上に挙げるのは良くないと思える。それは気の上衝をもたらすようだ。上半身の力を抜いて勤行唱題を行うことが大事と思える。
合掌した両手は下腹部に当て、合掌した両手先は前方に倒す。合掌に力を入れてはいけない。
吸気とともに合掌した両手先は更に前方に倒す。そうすると丹田呼吸法が行いやすい。しかしこれは自分の場合、であるのかもしれない。
広宣流布のために病気を治すのだ。病気を治さないと広宣流布に役立つことは非常に困難だ。
大きく吸気するとき、上体を後方に引くようにすると比較的大量の吸気を行える。このとき任脈が伸展され任脈の気の流れが円滑化することも考えられる。
歩きながら胸を張って呼吸を大きくすることは重要である。前屈みにならないように心懸けなければならない。
 未だに吐気は30秒しかできない。しかし、以前は20秒しかできなかった。毎日、少しずつ上達していくことを心懸けるべきなようだ。焦って副作用に苦しむことがあってはならないと思う。

(sat、may、25、2002)
昨夜、朝の5時までインターネットやパソコンをしていたためか、朝起き辛く、8時40分にやっと起きた。最近、未だに朝の起床困難が存在するのは“うつ”が軽症化しながら残っている故かとも思えていた。しかしそうではなく体力減退が起こっているためと、朝遅く起床するのが習慣化しているためらしい。昨夜、久しぶりに夜走ると非常に大変だった。“うつ”ではなく運動不足による体力減退らしい。走ったのは1ヶ月ぶりだった。
昨夜、1週間ぶりに学会の会合に出たので安心したのか、今朝は勤行は行わず題目三唱のみだった。昨夜、学会の会合に出たので安心し、朝、起床する根性を出さなかったのか?
 呼吸法と玄米食で充分という考えは甘かった。運動も少し行わねばならない。
 今日も夕方か夜、走ろうと思う。単なる運動不足であった。

(sun、may、26、2002)
本日も夕食前、走った。3日連続で走ったことになる。昨夜は3往復したが、今夜と2日前は1往復だけだった。体調は良くなってきている。
昨夜、4時半までインターネットとパソコンをした後、朝の勤行を行おうとしたが、初座で疲労感のため中止した。2座を行う体力は残ってなかった。一度寝てから朝の勤行は行おうと5時頃、やっと床に着いた。そしてそれから一度小便と軽食に11時頃起きた後、2時半まで再び眠った。それから3時過ぎまでインターネットをして、それから朝の残りの勤行をした。

(mon、may、27、2002)
今、00の病院から書いている。呼吸法が統合失調症に効くだろうか? 00での外来の統合失調症の患者に試してみることを今度から勇気を持って行おう。
呼吸法は交感神経過亢進に効く故に統合失調症に効く可能性もあると思える。今日、朝のクルマの中で3時間半ほど勤行唱題しながら呼吸法を行った。昨夜は夜10時半頃からF1やK1を見ながら1時半頃まで呼吸法を行った。テレビを見ながらは声も鼻から出しながら行った。でも吐気は30秒ほどは続けていたと思う。効くのかどうかは解らない。たしかに多少は効いていた。
背部の凝りは呼吸法を始めて少し軽くなったような感じがする、しかしやはり湿布を一日2回ほど貼り替えないと凝りに耐えきれない。
呼吸法は背部の凝りにはあまり効かないのか? 自分が未だ未熟なのか?
呼吸を背部の脊椎に通すことができるようになるまで、背部の凝りは軽快しないのか? 焦らずに3ヶ月は懸かると思ってのんびりと行くか?
今夜、実家に還る前にTさんのところに寄るため整体の名人だったTさんに背部の脊椎の脇を肘圧で施行して貰うか? 椎骨の亜脱臼は呼吸法で良くすることは不可能なのか?
しかし以前はもっと凝りは激しかったと記憶する。2週間前か1週間前、Tさんのところで背部の凝りも丹田呼吸法で湿布も必要でないほど楽になったと言ったことを記憶している。しかし少なくとも1週間前より湿布を一日2回や3回ほど貼り替えねばならないようになっている。丹田呼吸法の効果が弱くなったのか?
交感神経過亢進は軽くなっている。しかしこの2週間ほど進歩が無いようだ。御本尊様の前で勤行唱題を行いながらの丹田呼吸法をもっと行うことだろうか? 呼気時に腹部を凹ませることを最近は軽視していたようだ。それをもっと重要視することだろうか? これを打ちながらも背部の凝りが激しい。湿布はモーラステープしか自分には効かない。それを一日3枚張り替えている。背部の全く同じ場所に。すると交感神経過亢進も軽くなる。自分の交感神経過亢進の一番の原因は第二胸椎の亜脱臼による星状神経節また胸部交感神経節への過剰刺戟に由来する。
丹田呼吸法にも星状神経節ブロックと同じように限界というものが存在するのか? その人その人に合った治療法というものがやはり有るようだ。星状神経節ブロックでも丹田呼吸法と同じく、ガンをも治すと主張する人たちが存在する。
星状神経節ブロックを始めて受けていたときの劇的な効果は、頑固なヘルペスはもちろん、ガンをも治していただろうというほどだった。
頑固なヘルペスが治癒したことは丹田呼吸法により免疫能の上昇が起こった故である。
自分の呼吸法は宗教色を廃したものである。しかしマンダラの前でマントラを唱えながら行うと効果が飛躍的に高まると主張する故に宗教色を持った呼吸法であろう。クルマの中ではマンダラ無しにマントラを唱えながら丹田呼吸法を行う。
しかし患者さんに渡すパンフレットにはマンダラ・マントラは記載していない。
3日前、夜、走ったとき、丹田を意識しながら走れた。

(tue、may、28、2002)
今日、朝、実家で充分、勤行唱題を行ったので朝の通勤の40分のクルマを運転中、題目を唱えなかった。こういうことは久しぶりのことだ。この10年間はクルマを運転しながらいつも題目を唱えていた。
クルマを運転しながら題目(呪文)を唱えても、御本尊(マンダラ)の前で勤行唱題を行うのと比べて3分の1ぐらいしか効果はない、と思う。学会の人もクルマを運転しながら唱題や勤行を行う人はそんなに多くはないようだ。なるべく御本尊の前で勤行唱題を行った方が良い。
御本尊の前で呼吸法を行うのと御本尊の前でないところで呼吸法を行うのとでは効果が非常に異なる。日曜の真夜中、F1やK1を見ながら3時間ほど呼吸法を行ったが効果はほとんどなかったようだ。マンダラつまり御本尊の前で呼吸法を行わないと効果は非常に弱いと気付いた。
丹田呼吸法は学生時代行ったがほとんど効果がなかった。それは御本尊の前で行わなかったからと思われる。今朝、御本尊の前で朝の勤行を行いながら1時間半、丹田呼吸法を行ったが非常に効果があったように思えた。
実家で学生の頃、聞いていた英会話のテープを3つ持ってきた。それを今朝、クルマの中で聞き続けた。
呼吸法とは現代医学では説明不可能であり、東洋医学をもってしても説明は完全でない。宗教的な部分が存在している。“生命”をもって説明しないと説明不可能である。
吸気のとき背を弓なりに伸ばすと効果が大きい。弓なりに伸ばさなくても手を上腿に当て背を伸ばすと効果が大きい。それをも行わないときは下腹部を膨らます。
正座して行うとき、吸気のとき、背を弓なりに伸ばしたり、手を上腿に当て背を伸ばすと効果が大きいのは、その動作が任脈と督脈を刺激し、任脈と督脈の流れを良くするため、とも考えられる。
 また、それならば丹田呼吸法とは小周天と同じようなものとなる。
 そして足心呼吸は大周天と同じようなものと考えられる。
今日の00への帰りは3時間半ほど懸かるため、帰宅してから勤行唱題を行うこと困難であるのでクルマを運転しながら勤行唱題を呼吸法を行いながら行おうと思う。クルマを運転しながら唱題を行ってもマントラを唱えながらである故、テレビを見ながら行った日曜の真夜中とは異なり、効果は3分の1に減弱するが有る。
そして宗教はお祈りも必要であるが、一番大事なのは“一念”である。
今朝のように家で充分、勤行唱題を行ったときは生命が充分躍動しておりクルマを運転しながら唱題する必要性は非常に少なかった、それ故、今朝、クルマを運転しながら唱題を行わなかった。英会話のテープを聞いていた。
昨夜、Tさんから背部を肘圧してもらったため背部の凝りは今日は劇的に消えている。しかし今朝の呼吸法を行いながらの勤行唱題が効いたのかもしれない。でもやはりTさんから背部を肘圧してもらったため背部の凝りが消えているのだろう。
一般の人にこの呼吸法を教えるとき、自分がマンダラにならなければならない。また、それだけ自分を高めなければならない。今からは広布に命を懸ける強い一念を持ち続けなければならない。そして人間革命だ。
緊張を解くためには腹を凹ませて10秒以上そのまま保つこと。
 
(wed、may、29、2002)
“丹田呼吸法の注意事項”の中に書いていた“広宣流布のために治すという自覚を持つことが重要である。”というところを一般向けにするために削除する。しかしこの日記は一般向けなどに拘らず、そのまま書いてゆく。
日常生活に於いて、息をできるだけ吐き、下腹部をできるだけ凹ませ、10秒以上、できるだけ長く、そのまま保持する。これを時間があるとき、できるだけ頻回に行う。

(thu、may、30、2002)
 眉間と顎の力を抜くだけでも全身の緊張が適度にほぐれる。
 顔は緊張させない。舌を上顎に当てて歯と歯の間は少し空ける。
 喉の力を抜く。丹田から声を出すつもりで。
 吐気時に肛門を閉める。
 腹筋を絞って息をゆっくりと吐いてゆくときに肛門を閉める。

(mon、jun、3、2002)
00の精神科の病院で書いている。昨日も一昨日も走った。呼吸法で自律神経は安定するが、運動を怠ると体力の減退が起こる。ジョギングのとき呼吸が長くなり以前のように途中で歩くということが無くなった。4吸4呼で走れるようになっている。しかしかなり早く走ったときはやはり呼吸は速くなり2吸2呼、1吸1呼になることもある。
ゆっくり走っているところもある。しかし後半が早いためタイムはむしろ早くなっている。
呼吸法はやはり勤行唱題のときのみである。クルマを運転しながら勤行唱題を行うとき、やはり御本尊の前で行うときより効果が落ちるようである。“うつ”はほとんど完全に治っている。しかし対人恐怖および交感神経過亢進の改善はまだ半分のところで足踏み状態である。最近進歩がないような気がする。
眠れないとき、足芯呼吸を試みるがうまくいかない。
抗不安薬は以前の3分の1であるが未だ飲み続けている。自分は吸気のとき、拳を上腿に当てて身体を伸ばして吸っている(丹田呼吸法はいつも勤行唱題のとき、つまり正座して行っている)。それも良いが、丹田を膨らますことをもっと重要視すべき気がする。
丹田呼吸法は交感神経過亢進の改善には効果的ということは理解できるが、自分の“うつ”が一日で寛解したのは何故か? “うつ”には交感神経過亢進の方が理論的には良いことになる。何故、丹田呼吸法を始めて一日で治ったのか? 同時に、御本尊への感謝を祈った故か?
“うつ”は未だ完全には寛解していないのではないだろうか? 勤行唱題は45分続けて行うと限界に近くなる。体力の低下故とも思われ、走ることも再開している。気力の減退故とも考えられる。その気力の減退は年齢故のものか? たしかに今でも右か左かの選択のときには題目は自然とあがる。
勤行唱題を行うには気力と体力が必要である。30歳前半の頃は題目をたくさん挙げることが平気だった。30歳後半で大変になって来て、40歳の今、題目を長時間挙げるのは大変である。
今朝もだったがクルマを運転中、最初の30分、英会話のテープを流し、題目を唱えなかった。
 昨日もパソコンの部品をクロネコヤマトまで運ぶとき、行きも帰りも題目を唱えず英会話のテープを聞いていた。性格がおっとりとなってきたのか? これは丹田呼吸法により交感神経過亢進の是正が起こり性格がおっとりとしてきたためと考えられる。
こういうことは星状神経節ブロックや整体の後に起こっていた。それ以外に於いて、昨日や今朝のようなのんびりとした気分は少なくとも30歳になってからはない。
交感神経過亢進の是正はジョギングにも影響を与えている。それが4吸4呼という今までの自分には考えられない呼吸を行うことに結びついている。
背部の凝りは交感神経過亢進で強くなり、交感神経過亢進の是正により軽くなる。よって丹田呼吸法でたしかに軽くなってはいる。脊椎の矯正やシップなどを必要としないように丹田呼吸法をもっと行うべきと思える。丹田呼吸法を行う時間が一日1時間半であるから、もっと丹田呼吸法に関する本を読み、もっと効率的にできるよう理論の面からも丹田呼吸法を理解してゆこう。
自分の“うつ”が一日にして寛解したのは、丹田呼吸法を行ったためと、御本尊への感謝の祈りのためと、この2つの相乗作用ではないかと思う。丹田呼吸法も御本尊の前で行わないとあまり効果はない。いや、ほとんど効果はない、と言っても良い。
丹田呼吸法を始めて1ヶ月半。自分が“うつ”よりも苦しみ悩んできた対人恐怖は最初の1週間で3分の1になった後、あまり進歩が見られない。“うつ”は3年来、対人恐怖は22年来である。根の深さが非常に異なる。
もし、御本尊の前で勤行唱題を行いながら丹田呼吸法を行わなかったなら“うつ”はそのままだったと思える。また、対人恐怖もそのままだったと思える。学生時代、自分はすでに丹田呼吸法の有用性を本を読んで知っており、丹田呼吸法を行った。しかし全く効かず、行わなくなった。それはそのときはテレビを見ながらや瞑想をしながら丹田呼吸法を行った故であると思われる。そのとき、御本尊の前で丹田呼吸法を行っていたら自分は今まで対人恐怖でこれほど苦しまなくても良かったと思う。そして現在のような苦境に立たされることはなかったはずである。また、現在40歳までの苦しみを受けることはなかった。
御本尊の前で勤行唱題を行いながら丹田呼吸法を行うと生命が躍動するし、丹田呼吸法の効果がとても強く発現するように思われる。

(tue、jun、4、2002)
正座して右の拳を右大腿に当てて身体を伸ばすようにして吸気している。しかし、これよりも、合掌した手の根本を下腹部に当て、それを中心点として上体を弓なりに伸ばす方が良いと思う。その方が丹田を膨らますことができる。
前者の方法では身体を伸ばすことができ吸気の量が多くなるが、丹田は膨らまない。その吸気の量が多くなるのは胸を大きく拡げる故である。後者の方法では、なかなか吸気の量を多くすることは難しいが、これが丹田呼吸法である。
対人恐怖は2分の1になっただけである。丹田呼吸法を始めて1ヶ月半が経とうとしている。丹田呼吸法の他にも抗うつ薬の助けを借りるか、整体にできるだけ通うようにするか、できるだけ毎日走るようにするか、丹田呼吸法の方法を工夫したり長時間行ったりするか?
朝の起床困難が多少存在していたが、走るようになってから消えた。コーラやコーヒーを多飲すると筋肉の緊張度が高くなり背部の凝りが強くなる。モーラステープの塗布は一日3回も行うことが非常に頻繁にある。丹田呼吸法で背部の凝りは軽くはなるが軽くなるだけである。
丹田呼吸法の工夫のみでなく、ジョギングを行うこと、モーラステープの塗布、ヨガか整体を行うこと、硬枕、これらを追加して行うしかないようだ。
気功を組み入れるか? いや、気功は自分には効かない。整体は保険が利かないところでは料金がとても高い。モーラステープで行こう。そしてできるだけ毎日走ることを行おう。玄米菜食を徹底するか? 今の食事は肉が多すぎる。
抗うつ薬は用いるとして手持ちのmoclobemideを無くなるまで毎日少量ずつ服用するか?
自分の対人恐怖を寛解するための方法の順番は
1)丹田呼吸法、そしてその工夫
2)ジョギング(当直で無い日、および雨でない日はできるだけ毎日)
3)モーラステープ(一日2回ほど張り替える)
4)硬枕
5)整体(近くの通い慣れた整体院で充分。しかし通う時間がない。整体院に行くと丹田呼吸法やジョギングを行う時間が非常に厳しくなる。Tさんにもして貰おう。)
6)抗うつ薬(moclobemideよりアモキサンなどが自分には合うようだ。しかしアモキサンには前立腺肥大の副作用がある。デジレルで行くか? 副作用の全くないmoclobemideが無難か?)
7)玄米菜食の徹底(これは難しい)
効果は始めて受けたときの星状神経節ブロックより弱い。しかし自分でできるという利点がある。おそらく星状神経節ブロックにも抗うつ作用は強く存在するのではないか、とも思える。しかし今までその報告は聞かない。
結婚して以来、整体院にも行けない、玄米菜食に徹することもできない。ジョギングする時間も勤行唱題する時間も限られている。

(mon、jun、10、2002)
最近、呼吸法の進歩がない。呼吸法に費やす時間が短い。これは勤行唱題を行う時間が短い故だ。
今朝は6時ちょうどにアパートを発ち、9時10分に病院に着いた。クルマに乗る前にコーラを飲んだため身体が堅くなっており呼吸法があまり巧くできなかった。
最近は玄米ばかり食べることが多くなった。昨夜は玄米しか食べなかった。おかずはそのままにして玄米ばかりを食べた。最近はおかずをそのままにして玄米を食べることが多い。
硬枕も慣れてしまった。硬枕に違和感を抱かないようになった。先週、金曜・土曜と半年ぶりぐらいに整骨院に行った。結婚してから行く暇がなかった。結婚してから全く行ってないなら9ヶ月間行ってないことになる。それまでは良く行っていた。
2日続けて行くと背中の凝りが驚くほど軽くなった。整体に行くと身体がフラフラになるため走ること(ジョギング)は金曜から行っていない。
肉類を摂らず、かなり玄米食に徹している。
“うつ病性障害”が一日にして寛解したのは呼吸法のためもあるだろうが、祈り方を一時的ながらも感謝の題目へと変更したことが大きく作用したような気がする。
先週はジョギングをしたのが水曜のみだったと思う。火曜日は夜10時頃、3時間半ほどクルマを運転して帰宅したので行わなかったと思う。
呼吸法を始めたのは5月頃、水曜から土曜まで夜9時から壮年部・男子部合同で勤行会を行っているときだった。00の病院に移るかどうか判断に迷っていて、結婚以来、遠慮していた夜9時からの会合への参加を、遠慮するどころではないと参加し始めたときだった。その勤行会は3週間続いたが、最初の1週間は顔を上げることがなかなかできなかった。2週間目、顔を上げて中心者の顔を見ることができて驚いた。それが呼吸法を始めたときと一致している。3週間目は完全に顔を上げて中心者の顔を見ることができるようになっていた。
今は慣れてしまったし、呼吸法の限界を知ってしまった。抗うつ薬は服用すると身体が怠くなる。抗うつ薬は服用したら却って体の調子が悪くなるようになってしまった。
朝、起床するときの倦怠感は今は全く無い。“うつ病性障害”は寛解している。ジョギングを再開して体力が戻ったことも作用していると思う。
勤行は今までは朝5座、夜3座だったのが、先週木曜日当直しているとき、創価学会は1座で良いということを聞き、朝も夜も1座のみに変更してから勤行唱題に費やす時間が減った。しかしその分、唱題を余計に上げるべきだが上げきれないでいる。
勤行唱題はなるべく人と一緒に行うべきだ。人と一緒に行うと巧く呼吸法ができる。一人ではなかなか巧くできない。
下腹部を膨らませるのみより、胸も大きく膨らませる方がより大きな呼吸ができるためか、ゆっくりと題目を唱えることができる。しかしこれは正式な丹田呼吸法とは異なる。腹式呼吸と胸式呼吸を合わせた呼吸法である。
とにかく呼吸を大きくすることが重要ではないのかと思える。丹田呼吸法はその次に来るのではないかと思える。
丹田呼吸法を始めたためか病的な暑がりが軽くなってきている。

御本尊のまえで勤行唱題を行いながら呼吸法を行うと効果は非常に強い。御本尊のまえでなくて勤行唱題を行いながら呼吸法をすると効果は30%に落ちる。
更に御本尊のまえでもなく勤行唱題を行わずに呼吸法をすると効果は15%になる。魂への作用、また“気”の作用を考える。
(tue、jun、11、2002)
呼吸法がうまくいかない。進歩がない。しかしゆっくりと治してゆく姿勢が必要なようだ。
自分の頑固なヘルペスが完治した。呼吸法は免疫力を向上させる。エイズにもガンにも効くはずである。
勤行唱題を行いながらでないと効果が極めて弱い、ということは自分の呼吸法は宗教的な呼吸法となる。
今朝も朝、全く疲労感など無く起床することができた。“うつ病性障害”は完全に寛解している。
対人恐怖が2分の1で止まっている。自分の対人恐怖は交感神経過亢進に因っている。交感神経過亢進を正常にするには呼吸法が適していることは常識的に考えられる。
木・金・土と整骨院に行かれるので行こう。今週、火曜しか走れない。夜10時半頃、3時間半ほどクルマを運転して帰ってきた後であるが、走ろうと思っている。
勤行唱題を行いながらでないと、また御本尊の前でないと、効果は非常に弱い。御本尊の前で勤行唱題を行うと非常に効果がある。 
宗教的気功なのか、自分のには宗教色がある。『御本尊の前で勤行唱題を行いながら行わないと効果は非常に弱い』『御本尊の前で勤行唱題を行いながら行うと飛躍的に効果が高まる』と主張する故、宗教的気功と言わざるを得ない。
マンダラ(御本尊)との“気”の感応がある。それが強く、それ故に自分の“うつ病性障害”が一日にして寛解したと考えることもできる。
これならば、ガンやエイズなどの難病も御本尊の前で勤行唱題を丹田呼吸法を行いながら行えば寛解するのではないか?
“うつ病性障害”はウイルス感染であったのだ。
“うつ病性障害”はウイルス感染であり、それを寛解させるのは困難を極める。しかし、身体の免疫力を付けたら良いのである。免疫力を強化するには丹田呼吸法を行うことだ。
何故、丹田呼吸法を行うと免疫力が上昇するのか未だ説明不可能である。
それは任脈・督脈(また他の経絡も関与すると考えられる)の流れが良くなることにより免疫力が上昇すると考えることもできる。
また交感神経過亢進が是正されることにより免疫力が上昇すると考えることもできる。星状神経節ブロックで免疫力が上昇する。

(sun、jun、16、2002)
本日は午後より00の病院で当直。最近は呼吸法があまり進歩しないでいる。勤行唱題の時間は最初の頃より少し少なくなっている。呼吸法はやはり勤行唱題のときのみ、といって良い。
最近は玄米食が徹底している。この1週間は夜に玄米を2合半ほど食べて他は何も食べないという徹底した玄米食だった。妻が実家に帰っている為もある。疲労感が強い。朝の目覚めは良いが、目が覚めてトイレに行ってから再び疲労感のため床に着くことを繰り返している。
徹底した玄米食のためか、しかし性欲が強くなっている。体重は多少減っている。午後になると疲労感のため診察台に寝ている。しかしこの時期を乗り越えると完全玄米食に慣れた身体になると考える。
この1週間、走らなかった。木・金・土と走れる時間があったが疲労感のためと徹底した玄米食の時は運動しなくても良いという考えからだった。
以前と異なり、異常な暑がりがかなり和らいでいる。呼吸法が主な理由で、次に徹底した玄米食のためだろう。

(mon、jun、17、2002)
疲労感のため勤行唱題があまりできない。背部第二胸椎左横へいつも貼っているモーラステープを持ってくるのを忘れたための疲労感かもしれない。その部の凝り故の疲労感かもしれない。“うつ”の軽い再発の可能性もあるし、先週、全く走っていない運動不足のためかもしれない。
決めなければならない幾つかの課題もあるので勤行唱題をもっと行わなければならないが疲労感のためあまりできない。
『吐気時に肛門を閉める。腹筋を絞って息をゆっくりと吐いてゆくときに肛門を閉める。』これはあまり行っていない。
“うつ病性障害”が一日にして寛解したのはマントラ式丹田呼吸法の故ではないかと思える。一般的な丹田呼吸法では自律神経失調症には効果があるだろうが“うつ病性障害”には効果はあまり無いはずだ。
疲労感はいつもコーヒーやコーラを飲み過ぎているために、その反動としての疲労感も考えられる。
勤行唱題は実家の御本尊の前であれば疲労感は感じなく、爽快感を覚える。勤行唱題を終えた後は歓喜に包まれる。御本尊の前であれば疲労感に襲われることは少ない。少なくとも実家の御本尊の前であれば疲労感は全く感じない。
実家の御本尊は自分が幼い頃から一生懸命勤行唱題を行ってきた御本尊であるため生命の感応が強いのだろうと思う。
自分は正座すると巧く丹田呼吸法をできる。ベットに腰掛けて今朝、行いかけたが、うまく行かず、医局に移り、比較的堅いソファーの上で正座して勤行唱題・呼吸法を行った。昨夜もこのソファーの上で正座して勤行唱題・呼吸法を行った。
進歩がない。最近、進歩がない。勤行唱題を御本尊の前でもっと行うべきだろう。また、信仰活動も行うべきだろう。こうなると自分の呼吸法は宗教的呼吸法である。また宗教的気功法である。
 生命とは、宿業とは、そして病気とは何か?

宗教 集団無意識

(tue、jun、18、2002)
 信仰に燃えること。信仰活動を熱心にすること。それが気功となる。
御本尊のまえで勤行唱題を行いながら呼吸法を行うと効果は非常に強い。御本尊のまえでなくて勤行唱題を行いながら呼吸法をすると効果は50%に落ちる。
信仰活動により免疫力が上昇するということがある、と確信する。
口唇ヘルペスの再発の予兆は昨夜、Tさんを救急病院まで送っていったなどの信仰活動により今日は劇的に寛解している。
信仰活動を積極的に行おう。すると対人恐怖も感じなくなる。離婚問題もうまくいくと思う。信仰活動を行うことにより“気”というものが働くものと確信する。

nov、23、1994

あのときの歓喜はどのように説明して良いのか、題目もあまり上げてなかった。勤行も欠かしがちだった。題目を上げる時間的余裕が少なかった。
集団の“気”というものの存在をそのとき思った。宗教の“気”は集団の“気”でもあると思う。そのとき、11月23日のアジア大文化祭へ向けてみんなが一生懸命だった。そのみんなの意気は11月23日に向けてどんどんと上昇していった。文化祭が終わっても1週間は燃える生命のエネルギーは続いた。自分は無茶とも思えることを幾つも行ったし、それを行う元気“生命力”が題目を少ししか唱えていないのに有った。論文も次々と書けた。
11月23日のアジア文化祭へ向けてのバスの中で、しかし自分は対人緊張で苦しんだ。生命力は燃えていても対人緊張はそのままで苦しんだ。信仰の歓喜も対人緊張を和らげることはできなかった。そのことを知り、自分は少し失望した。
11月23日は祭日だった。練習は1ヶ月半前から始まっていた。最後の方では実際に行われる00球場で2回ほど行った。
11月23日は午前10時、佐賀バスターミナル、集合だったと思う。その頃は珍しかった携帯電話で集合状況の連絡を取り合った。自分のアパートは佐賀バスターミナルの近くだったから歩いていったと思う。

(mon、jun、24、2002)
もう00の病院に来ることを本決めにしなければならない。丹田呼吸法での統合失調症への挑戦を行うことができる。全身の“気”の流れを良くすると統合失調症などの精神的疾患が寛解すると思う。星状神経節ブロックでは抵抗が大きい。整体も受け入られ難い。丹田呼吸法では抵抗は少ないと思う。誓いを果たさなければ。24歳頃誓った誓いを果たさなければ。
甲田式食養法は身体が疲労感に襲われる。慣れたら良いのだろうけど、その慣れるまでが大変だ。甲田式食養法はギブアップした。森下敬一式食養法で行こう。
統合失調症は大脳基底核の先天的な奇形がその素因になっていることが大部分を占めると自分は考える。その奇形が脳のメカニズムを狂わせ統合失調症を発症させる。しかし統合失調症も呼吸法で寛解させることが可能である。少なくとも軽症化させることができる。呼吸法は“気”の流れ、すなわちメカニズムを正常化させることができると考えられる。そしてこれは“不安障害”や“うつ病性障害”に於いても同じである。
呼吸法により免疫力の上昇が起こると考えられるが、それをデータ的に出すのは難しい。
“うつ病性障害”が一日にして寛解したのは免疫力のみでは説明しがたい。やはり中国医学的“気”の概念を持って説明しないと難しい。

(tue、jun、25、2002)
何故、呼吸法で免疫力が強くなるのかを解明しなければならない。そうして呼吸法を普及しなければならない。
呼吸法を始めて異常な暑がりが消え、暑がりでも寒がりでもない普通になった。以前は交感神経過亢進のために異常な暑がりだった。
 交感神経過亢進は免疫力を下げ、あれほど口唇ヘルペスが酷かったのか?
 丹田呼吸法はガンをも治す。
今は朝・勤行唱題するのは楽で、夜・勤行唱題をするのが疲労感のためあまりできない。“うつ病性障害”の頃とは逆だ。
対人緊張は依然として最初の2週間から不変である。現在も抗不安薬の服用量は呼吸法を始めた最初の2週間と同じ量である。
呼吸法は中国医学的“気”の概念を持ってしか説明は不可能であろう。しかしそれを西洋医学的に説明できる方法を見つけなければならない。
『呼吸法で自律神経が整うのは“気”の流れが円滑化するためである。
“気”の流れが円滑化するため免疫力が上昇する。』

(mon、jul、1、2002)
丹田呼吸法を始めて2ヶ月半が経つ。最初の2週間で劇的に良くなり、その後はあまり進展がない。
玄米・菜食に徹底しすぎると身体が疲労感に包まれる。それを克服するためには走ることが一番のようだ。走ると身体が活性化する。疲労感とは無縁になる。
しかし、今、自分は、徹底した玄米・菜食で身体は疲労感に包まれるため徹底するのを中止した。たしかに白飯は食べない。100%玄米は続けている。
疲労感を軽くするため昨週は2回夜走った。
最近、勤行唱題のときの丹田呼吸法への徹し方が弱いことを反省する。
運動をしないと体力の減退が起こる。走るとき、最近は4吸4呼で走っている。走るときに丹田呼吸法を行っているので、走ることはできるだけ良く行うべきだ。

(tue、jul、2、2002)
最近、朝は勤行唱題を1時間半している。夜は30分ぐらいだ。一日2時間、呼吸法を行っていることになるが、呼吸法の進歩は感じられない。
自分には宿業としての魔が競う。学会に迷惑を掛けず、広布に役立ってゆくよう努力するべきだ。例え広布の役に立たなかったとしても、その努力は行うべきだ。
4吸4呼、走りながらの丹田呼吸法、できるだけ毎日行うべきだ。それもできるだけ長時間。

(tue、jul、23、2002)
久しぶりに書く。自律神経を乱す何かが有るのか? 交感神経過亢進を起こす何かが有るのか? 呼吸法が進歩しない。つまり社会不安障害はそのままで足踏み状態である。
自分の自律神経失調は背骨から来ている故、整体に通うべきか? ヨガを本当に本格的に行うべきか?
下腹部を膨らませることを重要視していなかったことを反省している。しかし確かに身体を伸ばして吸気すると効果がある。でも教科書的な丹田呼吸法を行っても効果がある。体が固くなっているときは身体を伸ばす丹田呼吸法が効果的なのだと思う。


自分は00にて医者をしている者です。中学・高校のご飯は『100%発芽玄米』にするべきです。『100%玄米』であれば抵抗があると思います。しかし『100%発芽玄米』なら抵抗は無いと確信します。100%発芽玄米』は柔らかく美味しいです。
水の中に玄米を24時間漬けると自然に発芽玄米になるということです。自分は100%玄米10年ですから発芽玄米は数回しか食べたことはありません。今まで玄米を食べたことのない人が急に玄米を食べると下痢することが良くあると聞きます。それで柔らかい『100%発芽玄米』が良いと思います。
これは中学・高校の学生の健康を考えてのことです。また全創価学会員がこうするべきと確信します。
玄米は無農薬である必要性はありません。玄米の繊維分に農薬を吸着し排出させる作用があるからです。つまりこのことより玄米には農薬が着いているので良くないという意見は間違っています。
つまり用いる玄米は無農薬や減農薬のような高価な物ではなく、全く普通の精米されていない米で良いのです。
白米が始まったのは江戸時代中期からとなっています。それから江戸煩いが流行しました。

(mon、jul、29、2002)
呼吸法の進展がない。対人恐怖は良くならないで居る。呼吸法はやはりほとんど勤行唱題のときのみである。クルマの運転中にも呼吸法を行っているが、クルマを運転中は巧く行えないのか?
とにかく、『吐ききれるまで吐くこと、吸気は吐ききれるまで吐いたその反動として行う。』
『下腹を凹ませるまで吐くこと。』
勤行唱題のとき、他の人の2倍近く時間を掛けて吐気をできるようになってはいる。------------------------------------------------------------
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007こと00事務長へ
なかなか、携帯が繋がらないのでFAXにします。
あの悲しい10月24日(木曜日)の朝、壊れていると思っていた大村の国道34号線上の速度計測装置がパッと光った瞬間、壊れていると、侮っていましたが、一週間以上経った土曜日の日、34kmオーバーという悲しい通知状が来ました。午前5時57分、00へ走っているときでした。
007こと00事務長へ
先日は本当に申し訳有りません。水曜、朝、立てないことを知り、病院を休みました。一日寝ていたら体調復調すると思っていましたが木曜の朝も立てませんでした。立とう、立とうと努力しましたが、どうしても立つこと出来ませんでした。
来週21日(木曜日)は裁判(P.M. 2:00から)ですので00へ来ること極めて困難です。20日(水曜日)も当直です。昨日も当直でした。実家のアパートに余り帰らないので妻の不満も極限に溜まっています。
こういう状況であります。もはや気力と体力の限界との戦いに疲れ果てています。自動車運転するのが怖いです。疲れ切っています。せめて週に一日は休み(せめて半日でも)を貰いたいです。
家に還ると倒れ伏す毎日です。倦怠感、激しいです。これは慢性疲労症候群(疑)ではなく、“うつ病性障害”と思います。
ここは朝夜の通勤に50分ほど取られます。帰りはいつも9時です。朝も9時までに来なければなりません。ここは怖いおばちゃんは居ないのでその点、楽ですが精神的に非常に疲れてしまいます。00に戻りたい、00の友達から電話が掛かってこなかったら良かったのに、と後悔する日々です。
00敏郎より 

風に吹かれて
出してしまった年賀状
涙が一粒

(sat、nov、16、2002)
久しぶりに書く。朝、パキシル80mg。昼、パキシル60mg。昨日も一日にパキシルを140mg/日摂取した。パキシルはこれだけたくさん服用しても副作用は僅かな倦怠感があるだけである。一昨日もパキシルを一日に100mg/日服用した。疲れていた。休み無しで毎週00と00を一回往復しなければいけないこと、元から存在するうつ病性障害、それが完全に再発している。
御本尊様の前で丹田呼吸法を行いながらうつ病性障害と対人緊張に挑戦してゆかなければならないのだけど、それを行う時間的余裕と体力的余裕がない。運動をほとんど行っていない。今の自分には最低でも余裕、できれば休暇が必要だ。
11月21日は34kmオーバーで裁判所に行かなければならない。
丹田呼吸法を行わなければならないのだけど、身体が疲れ切っていて出来ないでいる。
パキシルをこれだけ多量に服用しているが、パキシルは効果が無く、guanava(ephedrineを含む)の方が行動療法的に対人緊張を軽くするのに役立つようだ。
SSRIは自分の対人緊張を軽くするのに役立たないのか? 自分の対人緊張は交感神経過緊張から来ている。
(P.M.1:14)
パキシルを更に40mg服用した。これで本日はパキシルを180mg服用していることになる。副作用はほとんど感じない。パキシルを服用始めに存在した倦怠感はもはや感じない。慣れたのだと思われる。
(なお、このような大量服用は女性は絶対にするべきではありません。身体の頑健な男性のみに許されることです。)
----少しスランプ脱出!!----
(tue、dec、10、2002)
急な坂を一気に駆け上ることを最近行っている。急激に倦怠感が弱くなってきた。どん底から脱した感じだ。ビルの20階ぐらいはある急な坂(東望坂)を最近毎日のように駆け上っている。またはTさんのアパートの12階までの非常階段を2回駆け上っている。
最近のスランプは運動不足だったような気がする。今は寒く、平地を走るのが寒い。そのため、この寒い季節はアパ−トの階段あるいは東望坂の一気駆け上りで行こう。暖かくなっても時間節約になるし、この一気駆け上りを行おうと思う。それにこの一気駆け上りではあまり汗をかかないで済むという利点がある。
----スランプ脱出!!!----
(mon、dec、30、2002)
長かったスランプから五座三座の勤行を復活することで脱出した。唱題の代わりに方便品・自我解を幾回となく唱えることを始めた。最初の一日目は方便品・自我解を20回は行っただろう。激しい倦怠感のため仕事を休んだ日、気付いた。効果は一日にして劇的に現れた。この呼吸法を始めた頃は五座三座の勤行を行っていた。スランプの始まりは大幹部の人から『これから創価学会は方便品・自我解の勤行で行く。』と言われたときからだ。それは8月頃の時だったと思う。当直しているとき、大幹部の人が来て医局でそう言われた。それから自分は五座三座の勤行を止め、方便品・自我解の勤行唱題を始めた。もともと唱題が好きで読経が嫌いだった。とくに長行は嫌いだった。未だ『これから創価学会は方便品・自我解の勤行で行く。』という方針が発表されていない頃だった。
今、クルマの中で方便品・自我解を幾回となく唱えている。方便品・自我解は3分か4分ほどで済むので一日クルマの中で10何回ぐらい唱えているだろう。行き帰りのクルマの時間が1時間半近くだから20回ぐらい唱えているだろう。クルマの中で五座三座の勤行を行っている。
唱題のとき、弱い吐息で行うことは難しいが、読経のとき、弱い吐息で行うことは易しいことを知った。
長吐息を唱題のとき行うのは難しいが、方便品・自我解のとき行うのは容易いことを知った。
2日に1回は夜の勤行を一緒に行っている闘病中のブロック長も『題目を丹田呼吸法で行うのは、かなりの時間と修練が必要だ。少なくとも10年は掛かる。』と言われた。
仕事を休んでいた金曜日に気付いたと思うから今日で4日目になる。一時間の唱題の代わりに方便品・自我解を一日15回唱えること、にする。行き帰りのクルマの中で時間が1時間20分ほど有る故、一日20回唱えることになる。
朝は未だ早く起床することが難しく、御本尊様の前に座って題目三唱だけだ。しかし、朝の激しい倦怠感は未だ4日目だが無くなっている。
広宣流布のために病気を治すためだ。根底に先生への帰命と広宣流布への帰命が有れば、あとは枝葉末節のことと思う。
2日に1回は夜の勤行を一緒に行っている闘病中のブロック長であるTさんとは方便品・自我解の勤行のみである。3座の勤行は自分にもTさんにも辛い。長行は暗記していないためクルマの中では長行は行なっていない。

(sun、jan、12、2003)
方便品・自我解を唱題の代わりに十何回も二十何回も行うことを始め、調子は良くなっている。題目・唱題を呼気を僅かずつ行うことは少なくとも自分には困難である。方便品・自我解のとき、呼気を僅かずつ行うことは少なくとも自分には容易である。
今回も『効果は一日にして劇的に現れた』。しかし、去年の5月の時のように『一日にして寛解』までは至らなかった。その理由は、今回の肉体的疲労が非常に強かったこと、前回のように呼吸法の開始とは異なり方法を一部変更しただけであったこと、去年の5月の時には壮年部とともに毎晩20人ほど集まって勤行会を行っていたこと、などが考えられる。
口部ヘルペスも軽快している。しかし去年の5月の時は1週間ほどで口部ヘルペスは全快に近くなり、10日間でほぼ全快状態となった。
今回はターボチャージを一日に3錠ほども服用していることが大きな理由かもしれない。仕事の日にはターボチャージ無しには過ごされない現在だ。昨日も本日もターボチャージを一日に3錠服用している。ターボチャージは一日2錠までに抑えておくように書かれている。
リタリンを服用することを考えるとターボチャージの方がずっと悪くないという考えからだ。リタリンは最近はほとんど服用していない。
昨日も今日も当直。昨日も今日も一日中働いた感じだ。しかし3分の2はパソコンをしている。明日も夜まで自分一人でこの入院患者350人の内科も含めた精神病棟を守らねばならない。精神科だけなら何でもないが内科があるため困難となっている。昨夜は一睡もしていない。今夜は眠れるだろうか。
昨夜一睡もしてないが口部ヘルペスは非常に軽くなっている。昨日も今日も方便品・自我解を10数回唱えた。五座三座の勤行は今朝は疲労感のため出来なかったが、今夜は行った。もちろん、長行抜かしの五座三座の勤行であるが。

(mon、jan、13、2003)
今、朝5時40分。昨夜、2時間、寝ただろうか? 睡眠薬を強く服用したが、それでもそれだけしか眠れなかった。ターボチャージの飲み過ぎで、ターボチャージがまだ効いているものらしい。空腹感はほとんどなく、昨日はほとんど何も食べていない。土曜日も僅かしか摂取していない。ターボチャージの故だ。
今、疲労感が僅かだが有る。それ故、方便品・自我解が難しい。
今までの経験上、睡眠を多く取ると口部ヘルペスが軽快する。眠らないと免疫力が落ち、口部ヘルペスが悪化する。鏡で見るとやはり口部ヘルペスがやや悪化している。
今夜7時頃、当直交代の先生は来るだろう。しかし5時過ぎには帰ろうと思う。いつも月曜日の夜の当直の先生は8時近くになってやっと来ている。すぐ近くに住んでいるのだが、何か有ったらすぐ来れるから、と言っている。5時過ぎに帰らないと火曜日の朝が心配である。
昨夜、久しぶりに聖教新聞を読んだ。そして池田先生の切り抜きが今、自分の胸ポケットに有る。
肩凝りなど激しく、疲労は極限に達しており、明日(火曜日)は休むことを当直日誌に貼っておく予定である。今からターボチャージを飲み、今日の活力を付ける。しかし、過労の限界である。

(mon、jan、20、2003)
今、調子はとても良い。昨日も一昨日もTさんのアパートから夜の勤行をしたあと帰ってきてから、2時間ぐらい、アパートで一人で勤行唱題をした。この2日間で丹田呼吸法がかなり上達したように思える。口部ヘルペスもかなり軽くなっている。吸気時、下腹を膨らますということが自然と出来るようになっている。
今朝は4ヶ月ぶりぐらい、朝の五座の勤行を御本尊様の前で行った。御本尊様の前でするのと御本尊様の前でしないのとでは効果が3倍ぐらい異なる。

(sat、jan、25、2003)
催眠療法・初体験記(1月23日・木曜)     00敏郎

小学低学年の頃、女の教師から暴力を振るわれる情景を見ましたが、それは自分が小学2年の頃の担任が異常性格と診断されるほど厳しい先生だったからです。自分は親が図工やいろいろな授業の用意を手伝ってくれなかったこともあり、自分が一番、その先生から暴力を振るわれていました。ハンカチやちり紙を忘れるのも自分が非常に多かったです。しかし、それらを忘れるのは他にも何人も居ました。自分は目を付けられていて、そして自分が虐待に近い激しい暴力を受けていました。鬼の先生として、その先生は自分たちの小学校に赴任してきて1年で教師を辞めました。何処の学校でも鬼の先生として親たちから強い非難を受けていたに違いありません。
それが退行催眠のとき、出てきた女の教師です。自分は全く忘れていましたが、自分の深層心理には強い傷として残っていたのでしょう。
小学2年の頃ですから背の高い女の先生と自分の目に映ったのも当然と思います。
妻は自分が催眠療法を行ってゆこうと思います。
次回よりオーデオテープに催眠中のことを録音し、何回も繰り返し聞き、自己催眠として応用してゆこうと思います。2日経過した現在、自分の病状は不変または軽度軽快と判定しています。
〒851-0134 00市田99町
00敏郎 tel:095-8
gcc01471@nifty.com
ホームページを造っています。
http://nagasaki.cool.ne.jp/mmm232323/
この度はどうもありがとうございました。00まで行くのは少し大変であります。できれば今回のように東00のアパートで行って貰いたいです。次回からは催眠のみで結構です。妻は催眠にかからないようです。妻は自分が催眠療法を行ってゆこうと思います。

(tue、jan、28、2003)
Tさんは催眠を一度実演しただけで自分をうまく催眠した。自分は非常に催眠にかかりやすいのだろう。またこれは気功を日頃から行っている故と思う。
自己催眠
布団に寝ているときに行っている。このとき他者催眠でも同じことだが『負の言葉』は決して使用してはいけない。
例えば、『自分は緊張しない』これは悪い。潜在意識は言葉を文字通りに受け入れる。『緊張』が良くない。『心はゆったり。身体もゆったり。』『おっとり。自分はおっとり。』こういう暗示の言葉にする。
『心はゆったり。身体もゆったり。』『おっとり。自分はおっとり。』を眠るときや朝目が覚めたときに何十回も布団の中で繰り返す。
自己催眠を検索して勉強すること。

月、週3回当直、週4回真夜中および明け方の片道3時間半のクルマの運転、の激務勤行唱題するという修行僧のような生活を続けていた。デプロメールやルボックスが発売された当時で、その説明書に社会不安障害(Social phobia)にも効くことが書かれてあった。英語の説明書だったと思うが何度も繰り返し読んだ。高校3年の時より苦しんできた社会不安障害(Social phobia)が治るものなら、とデプロメールの過量服用で倦怠感により仕事中も診察室のベットに横になり、患者さんが来ると起きて診察するという生活を半年ほど続けた。それほど社会不安障害(Social phobia)を治したかった。
デプロメールの過量服用を数ヶ月も続けたためのうつ病発症かもしれない。人間関係不良はそれまでにもずっと有った。それほど社会不安障害(Social phobia)を治したか
自分の“うつ病性障害発症”を看護婦は全く理解しなかった。院長・副院長はストレス故と完全でないにしても理解していた。

気力が湧かなくて勤行唱題ができない。しかし、クルマを運転中は精神的に緊張している故か勤行唱題ができる。その他の時はほとんど題目三唱のみしかできない。でも題目三唱のみだけでも続けることは素晴らしいことと思う。自分は以前、一生懸命、信仰して退転した。一生懸命、信仰して、行き詰まって退転した。
信仰は一生涯続けることが大切だ。題目三唱のみだけでも続けることは素晴らしい。
週に半分は拠点になっている壮年部ブロック長(Tさん)のところに行って一緒に勤行唱題などをしているではないか。“うつ病性障害”なのに充分、信仰活動していると思う。
あれほど鉄骨の信仰のTさん。父親が亡くなったことに対し池田先生からメッセージまで戴いている。本当なら今頃は壮年部本部長などとして活躍しているはずのTさん。そのTさんにTさんが“うつ病性障害”であることを半分ながらも認識させることが出来た。そして“うつ病性障害”克服への道を開かせることが出来た。それだけでも充分活動していることになる。この信仰は元気になるため、“うつ病性障害”の診断基準はなかなか満たされなく、“うつ病性障害”に気付かれないことが多いようだ。特にTさんは鉄骨の信仰であったため心は落ち込まず、“うつ病性障害”に気付かれなかった。  おっとりとした性格になるためには、勤行唱題中の姿そして姿勢が日常の姿そして姿勢に反映される、という指導がありますから、勤行唱題は自分はおっとりと行うようにしています。決して、勤行唱題中、力んだり、力を入れたりしないようにしています。おっとりとした自分になるよう、自分は苦肉の策としてそういう方法を13年前ぐらいから採っています。18の頃より苦しみ抜いている自分の対人緊張のためです。
 ある副会長からはもう15年ぐらい前、次のように指導されました。『御本尊様、自分をおっとりとした自分にしてください、と祈るのだ。』と。 しかし、なかなか巧くいかなくて苦しんでいる現状です。

(mon、mar、17、2003)
土曜の夜に何が起こったのか? 日曜の朝、そして今日の朝、連続して全く苦労なく起床することができた。
金曜日に起こったのかもしれない。土曜日の朝、起床できなかったのはwellbutrinのためだった。
土曜の夜よりインターネットでの同志の誤解でかなりストレスが来ている。それなのに“うつ病性障害”劇的寛解した。
(fri、mar、22、2003)
書こうか書くまいか迷いました。今も、あまりポストする気はありません。
同志が誤解により争うことは良くないことです。

(wed、mar、27、2003)
自分は去年の5月に丹田呼吸法を始め、始めたその日に3年来の“うつ病性障害”が完全寛解した。あのときは胸を大きく張り、下腹部(丹田)を引っ込めて吐気し、下腹部を膨らませて吸気していた。

(tue、april、16、2003)
自分は一昨日も昨日も夜、御飯前に15分から20分ほど走りました。走った次の日は疲労からうつ病が悪化したように感じます。また、走るのを中止すると疲労がないからうつ病が良くなったように感じます。しかし、これは一時的なもので、運動は重要と確信します。運動しないと確実に体力の減退が知らず知らずのうちに起こってきます。

(sun、april、20、2003)
>>不調だったのですが、40分、歩いてきました。
 不眠症には運動して身体を疲れさせるのが一番となっています。
 薬も何も要らない。運動して太古の自然に帰れば神経症、うつ病はものすごく少なくなるはずです。
 男性には自衛隊に入るという方法があります。
 運動の効果は素晴らしいというか、日本人の90%は運動不足です。
 00さんの病気は歩くことを毎日のように行うことだけで治ってゆくと信じます。でも、そうしたら医者は儲かりません(^。^)。
 糖尿病と不眠症を代表とする神経性の疾患には、歩くことだけでほとんど寛解状態に達した症例を幾つも経験してきました。
 糖尿病の人は本当によく歩きます。毎日、2時間歩いている人もたくさんいます。糖尿病には運動することが一番の治療法であるからです。
 長野に鍼や整体など東洋医学のみで精神疾患を治すところがありますが、そこも朝、2時間(?)、朝食前に歩かせるそうです。
 でも40分で充分と思います。持続が大事です。自分も福岡にいるとき、真夜中に走るときは45分ぐらいのコースでした。今はとても走れません。
 今は15分で限界です(でも走ります。歩きません。)。毎日、続けるとなると、(一人で行うとなると)なかなか出来ないのが普通です。
 40分歩くだけで充分と思います。慣れない内は大変でしょうけど、慣れたら大丈夫になるはずです。まだ00さんは41歳です。50歳を越した女性が一日50分、自転車漕ぎをしていたなど、たくさんあります。
 自分の親父は糖尿病で一日1時間半、歩いています。

(mon、april、21、2003)
 女の人、サフランを飲んだら眠くなって困る、と言う人が多かったのですが。
 それでサフランは眠前のみにすることが多かったです。
 昼間、サフランを飲んだら眠くてたまらなくなって、仕事ができない、と文句を言われ
 自分、00さんの病態には haloperidol 0.75mg/day の投与を試みる価値があると確信します。Haloperidol は抗うつ薬ではなく古くから使用されている一錠7円という抗精神病薬ですが、不安・焦燥など交感神経過緊張状態を副作用をほとんど感じることなく抑えます。0.75mg/dayではパーキンソンニズムを予防するための抗コリン剤の投与は必要ありません。その他の種類の抗精神病薬は副作用を感じてしまい服用できないと思います。でももちろん、主治医と相談の上で決めて下さい。一度、試してみる価値はあると思います。(よく考えてみると他にもhaloperidol の代わりになる抗精神病薬は幾つか有ります。)
 それより、『竹刀法』だけでも行ったら良いと思います。一日5分で充分です。自分はどの抗うつ薬も一時的にしか効きませんでした。そして4年ほどと長引きました。でも、丹田呼吸法で一日でした。
 00さんがそれほど抗うつ薬などに副作用を起こした要因の一つとして「体力が弱っていたため」も考えられます。
 手元の元大学精神科教授の書いた本には『うつ親和性性格は優れた性格である』と書かれてあり、うつ病に悩み苦しんだ過去の偉人が列挙されています。

(一問一答)
(問い)私は、丹田呼吸法で発声するとき、どうしても丹田からでなく、喉から発声するようです。これが私が丹田呼吸法に効果が得られない理由でしょうか?
(答え)丹田から発声することはとても重要です。また、長く発声しながら吐気をすること、(ながーく)吐く、(時間を掛けて、ながーく)吐く、これも重要です。
上半身の力を抜いて、発声しながら(ながーく)吐く、(ながーく)吐く、これを繰り返すこと、これが重要です。
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第7章(後記)
 少なくとも日本には呼吸法を気功と切り離して行っている団体が存在する。その団体は丹田呼吸法を健康法として宗教的色彩を一切排除して行っている。そして丹田呼吸法で万病が治ると主張している。
筆者は自身の病気を治すため様々な治療法・健康法を受け行ってきた。対人恐怖(対人緊張)は若い女性に対して強かった(特に美しい女性)。男性に対してはほとんどない。お爺ちゃん・お婆ちゃんに対してもほとんどない。ただ、年頃の自分として、若い女性と向かったとき、緊張は強く、非常に悩み苦しんだ。
歯の噛み合わせで病気を治すというテンプレート療法、自分はこれに途中から我流に走ってしまったが、そのテンプレートを装着しての毎日3千回の腕立て伏せ、ランニング、サンドバック殴り、を2年半続けた。テンプレート療法ではそのテンプレートを嵌めて運動をするとその噛み合わせに合った骨格に変化してゆくと説く。できる限り激しい運動が効果的であると自分は考えた。しかし治らなかった。身体は非常に鍛えられた。現在はテンプレート療法に対して、材質をもっと柔らかいもの(割り箸を重ねたものなど)にするべきという見解に達している。『割り箸健康法』を書こうと思っていたぐらいである。しかし、テンプレート療法の先生方は非常に良い先生方で非常にお世話になりました。(しかし、人には勧めない、いや、否定するという立場を取らせて貰います。すみません。)
そして、鍼の先生が言った『歪んだ身体は歪んだままで一つの恒常性を保っている。それを無理矢理に矯正しようとするのは邪道だ。』という言葉を支持している。故に割り箸療法に対しても人には勧めない、方針である。気功を勧める。
中国医学は様々な治療法が淘汰されて現在に至っている。一時的には良く効くが、長い目で見ると良くない治療法は排除されてきた。中国整体では骨を鳴らすことは腰椎以外には行わない。腰椎にも行わない流派も多いようである。
100%玄米は体調が良くなるため貫く。
なお現在、丹田呼吸法を行う気力があまり湧かない「軽いうつ状態」である。過労とストレス故である。推敲もほとんど行っていない。敢えて、推敲無しで出版する。

(平成16年6月1日記す)
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(参考文献)勧められる順に☆☆☆☆☆が多い。

有田秀穂、高橋玄朴:セロトニン呼吸法、地湧社、 東京、2002.
幡井勉:アーユルヴェーダ、ごま書房、東京、1994.
鎌田茂雄、帯津良一:心と身体の鍛錬法、春秋社、1999.☆☆
干永昌:気の養生法、春秋社、東京、1998.
小高修司:中国医学の秘密、講談社、東京、1991.
佐々木一介:驚くべき気功法、講談社、東京、1987.☆☆☆
帯津良一:究極の調和道呼吸法、祥伝社、東京、1996.☆☆
帯津良一:現代養生訓、春秋社、東京、1997.
帯津良一:命の場と医療、春秋社、東京、1998.
帯津良一:気と呼吸法、春秋社、東京、1999.☆☆
龍村修:深い呼吸でからだが変わる、草思社、東京、2001.☆☆☆☆☆
田中成明:瞑想と呼吸法、朱鷺書房、東京、1991.
津田優:超呼吸法、ごま書房、東京、1996.
成瀬雅春:ヨーガ奥義書<第2巻>呼吸法の極意、出帆新社、東京、1992.
西野皓三:人生は呼吸で決まる、実業之日本社、東京、1998.
春木豊、本間生夫:息のしかた、朝日新聞社、東京、1996.
藤田霊斎:調和道丹田呼吸法、調和道協会、東京、1998.
ファーリD:自分の息をつかまえる、河出書房新社、東京、1998.
村木弘昌:健心健体呼吸法、祥伝社、東京、1995.
村木弘昌:丹田呼吸健康法、創元社、東京、1997.
村木弘昌:釈尊の呼吸法、春秋社、東京、1998.
村木弘昌:丹田呼吸法、春秋社、東京、2001.
ローゼンバーグL:呼吸による癒し、井上ウィマラ訳、春秋社、東京、1997.
鈴木光弥:丹田を創る呼吸法、BABジャパン出版局、東京、1998.
大和祥訓:だれにでもできる丹田呼吸法、大泉出版、東京、1994.☆☆☆☆☆
楊名時:太極拳による深長呼吸法の神髄、海竜社、東京、1980.

(推薦の言葉)パニックとうつ病のT
 氏は日本人の90%が慢性的な運動不足状態であることを杞憂され、国民に運動を奨励されている。自宅閉居の状態である私の元を頻繁に訪れ、私にパソコンを譲り、パソコンを教え、私にインターネットをさせた。自宅閉居で外界が解らなくなっていた私にとってインターネットは社会との繋がりを取り戻させる唯一の道具となった。
 氏は今もしばしば丘の上の私のアパートまで30分近く掛けてジョギングで訪れる。そして帰りには12階までの私のアパートの非常階段を駆け上っている。このように私に運動の重要性を理解させようと懸命である。日本人の90%が慢性的な運動不足状態であることをこの本を借りて訴えようとされていると私は察している。
 「走ること歩くこと」は最も簡単な健康法である。私も訪問看護の人が若い頑強な男性に代わったこともあり、最近は訪問看護の人が来る度に一緒に散歩をしている。一回一回と歩く距離は伸びている。パニックの発作を怖れ、歩くことをも中止していた私にとって、今、再生のときが訪れようとしている。


(筆者の略歴)
本名:00敏郎(上の方は国家機密)
ペンネーム:00敏郎(00敏郎さん、すみません。僕は、生まれたとき、祖父が「00敏郎のような、よか男になるように」と、敏郎と役所に届けました。ですから、よく、00敏郎と名乗っています。名刺もアパートの表札も00敏郎だったりしたことがあります。自分の小物には、ほとんど00敏郎という名が書いてあったり貼ってあったりします。間違って、名前を“00敏郎”として論文を医学雑誌に投稿したこともあります。でもボツになりました。
よく考えてみて、ペンネームはドクター三船にする。
略歴:国家機密
出版したいです!!!

(余録)
http://homepage2.nifty.com/mmm23232/2975.html

丹田呼吸法の研究

悲しい恋の物語

丹田呼吸法の研究

悲しい恋の物語

  • 小説
  • 中編
  • ファンタジー
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2012-12-06

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原著作者の表示・非営利の条件で、作品の利用を許可します。

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