千年間雨が降らず、諍いももめごとも別離もないハレの公国。そこに雨を降らすための画家「雨男」がやって来た。秘かに大公妃殿下と想いあう彼に、妃殿下の侍女ナータは叶わない恋をする。季節が初夏から晩秋へと移り変わる中、募りゆく実らない初恋は、次第に殺意さえ孕んでゆき……。切ない味わいの寓意的ファンタジー。
開店休業中の彫刻家、勇武。小遣い稼ぎのバイトで出会ったのは、何か一癖ありそうな、美蘭という少女。 彼女が勇の甥っ子のため、見つけてきた猫は、踊る? 「猫少女縁起」の続編ですが、単独で読んでも大丈夫。
あなたは、その声に応えますか? 古びた学校のトイレに、今も響く幼い女の子の声。 「ねぇ、一緒に遊んで?」 それは、恐ろしい怪談か、それとも――? 好奇心旺盛な小学5年生、琴音。 彼女は友達との度胸試しで、その声に応えてしまう。 しかし、現れた花子は、想像していたような恐ろしい幽霊ではなかった。 ただ、寂しさと悲しみに囚われた、一人の女の子だったのだ。 『トイレの花子さん:忘れられた友情の物語』 この物語は、あなたの知っている「花子さん」とは少し違います。 涙なしでは読めない、切なくも温かい感動の物語。 今、花子さんがあなたを待っています。
お父さんの放浪癖のせいで家族は離散寸前。中学生の鈴香は伯父さんのところに預けられたけれど、そこは寂しい山寺。新しい学校にもなじめないし、変な先客の居候はいるし、もう最低。 居候の名前は仁類。オレンジの髪で、背が高く、すごくぼんやりしている。だって正体は、狸だから。
久しぶりに少年のような心のときめきを感じた。実際にお会いしたら、尚、素敵な人だった。 バレリーナ・佐久間奈緒さんのこと。
「あなたが残るなら、果穂子は百年も、千年も、永遠にまでいきませう──」 司書として働く六花はある日、図書館の大机の裏にびっしり日記が書いてあるのを発見する。その日記の秘密を紐解くとき、ある少女の一生と、命を賭けた美しい仕掛けが動き出す。
小遣い稼ぎの猫探偵亜蘭。今回の依頼人は美少女真柚と非・美少女サバエの高校生姉妹。 妹、サバエからの交際宣言でいきなりのカップル成立と思いきや、彼女の依頼に絡んでいたのは蛇を操る同族の笹目と、自意識過剰なイケメン坊主だった。 「猫少女縁起」「黒煙踊猫始末」の続きですが、単独で読んでも大丈夫。
広大な宇宙の文明から・・「真実とは、理解不可能な可能性に移行する事のテーゼ」。 「不可避な空間」ではなく作成予定の「ニューソング」、何時頃作曲・演奏するかは未定。
五大文学雑誌の賞でいいとこまで行ったが、過去の話さ。おっと、おれが誰だかわかっちまうかもな。お手柔らかに頼むぜ?
ほかのサイトには出せねぇからよ、ここでお蔵だしってわけ。