朝の日差しは夜との決別。 それは新しい命の誕生に似た、恐怖感。 重い宿命と罪を背負う「紅い魔女」紅我 煽(こうが せん)と、 その使い魔となり「無人の境眼」を通して繋がる影平 流(かげひら ながれ)の戦いや『無人=独り』と言う恐怖からの『二人の愛』の行く末の物語。 人々の情動を揺るがす、奇術師――――。白い感情と、黒い予知。 二人は日常の倦怠を非日常的スリルで融解する。
奴は普段の生活に倦み、料理と言う趣味を見つけて生まれ変わる。それは生半可な料理ではない。我々に想像も及ばないであろう数々の食。これはつまりは食を通して生まれる怪物「Predator」の誕生の物語である。もう、奴を止めるものはいない……止められたかも知らんが、それは知らん。
「劇団東京たっちゃぶるS」を主催していた竹村直久です。長年の夢だった長編小説の第一作がやっと完成しました! 映画の様に主人公と一緒になって事件に巻き込まれ、冒険できる様な小説を書きたかった。
北海道の東部に位置するとある高校。 商業科の数人が検定に向けての補修の為に集まった冬休み初日。 問題なく進められた補修とは逆に天候が荒れ、補修後もひとまず学校で過ごすことに。 しかし瀕死のクラスメイトの最期の言葉を聞き、穏やかだった補修が一変。 犯人は、学校の中にいる。
ネオテック工業甲府工場長が、勤務時間内に工場内で撲殺死体となって発見される。 この工場は、会社全体の赤字のしわ寄せで閉鎖される事になっていて、従業員側と会社側の話し合いが行われている最中だった。 会社側の代表として工場閉鎖の先頭に立っている工場長は社員から恨みを買っている。 容疑者は当日勤務していた三百人!
とあるホテルの一室で不倫カップルの心中遺体が発見された。 最初は単なる心中事件と思われたのだが、捜査が進むにつれ さまざまな不審点が浮かび上がってきた。 殺人? 密室殺人? 犯人は? 犯行方法は? (ストーリーの進行上、情交に関する描写やセリフが出てきます。 良い子の皆さんは読まないようにしてください・・・(笑))
高速道路のサービスエリアで、トラブルに巻き込まれ死んだ老人。 身元を示すものは何一つ無く、どうやってここまで来たのか、足取りも判らない。 しかも、ポケットに入っていたのは帯封の付いた札束。 いったい彼は何者なのか?
ある日、私立探偵 尾田三郎のもとに、谷町五朗警部から持ち込まれた殺人事件。とある編集部の部長が、ナイフで刺殺されたのだ。しかし、その部屋は犯行当時、完全な密室だったのだ。
裕福な家庭のお嬢様ばかりが通う星蘭女子学園。 二年一組に突然現れた凶器を持った黒覆面の男は、女子生徒を閉じ込め 彼女たちに奇妙な要求を次から次へ出すのだった。 男の真の狙いは何なのか? 全ての鍵は一人の女生徒が握っていた!
繁華街のアパートで、ホステスが産んだはずの赤ん坊が忽然と消え、産んだ母親は失血死してしまう。 消えた赤ん坊の謎を追って、捜査に乗り出した刑事の前に、まぼろしの如く現れたものは…? 見るからに風采の上がらないヤボな中年刑事。名前も、年齢も、所属も、一切不明の彼には、ある秘密があった。 それは<人に見えないものが見える事>そんな「やさしい刑事」が織り成す幻想の世界を綴った物語です。